2008年10月19日

8ヶ月ぶりの鹿児島へ

こんばんはー、中村です。
久しぶりに遠方へ出張しました。
今、鹿児島→羽田の機内です。

行き先は、今や篤姫ブーム真っ盛りの鹿児島。
鹿児島市科学館さんと、今年度は4回もコズミックカレッジを開催する予定で、今回はその1回目でした。8ヶ月ぶりの訪問です。科学館さんのことや、前の鹿児島訪問のことは、ココココで。
今年度、科学館さんとは、宇宙教育指導者セミナーも来月開催する予定です。(鹿児島は、2月にも霧島市にある第一工業大学でセミナーを開催していました)
種子島宇宙センターや内之浦宇宙空間観測所があり、いうなれば“ご当地”なわけですが、それが教育面にも活かされているかというと、そうとも言い切れません。


▲ 鹿児島市内を走る路面電車
  最近レールの部分に芝がはられました
  見た目にも緑が心を癒しますが
  夏場などはアスファルトよりも20度近く温度が低く
  街の環境の改善にも一役かってくれているようです


たしかに、種子島や内之浦で打上げが近づくと、テレビの地方局や、新聞の地方欄には、打上げの記事が他県よりは多少多めに踊ります。
ですが、この程度です。
もし、種子島や内之浦が鹿児島市内にあれば、教育面でもかなり活用されるのではないかと思ってしまいますが、どちらも便の悪い場所にあり(打上げ場は、そもそもそういうところにしかできにくいのですが)、どれだけの県民が現地に行ったことがあるのか、というところです。

東京の人が東京タワーに行ったことがなかったりするのに若干似ていますが、近くにあることで安心してしまっているというところでしょうか。


▲ 鹿児島市科学館
  今回のチラシも、もちろん掲示されていました


今回は、コズミックカレッジのファンダメンタルコースということで、中学生の皆さん十数名との教室でした。
今回の講師の先生は、主に地球観測衛星のデータ解析でJAXAとも研究を進めているRESTECの研究員の方と、鹿児島市内の中学校の先生方が先生でした。
RESTECの方が来たこともあり、テーマは、衛星の種類や役割といったところの基礎知識のお勉強と、“だいち”が撮像した鹿児島市上空700kmからの画像データをもとにした画像解析のお勉強でした。


▲ 館内のカップ飲料の自動販売機の横には
  スケルトンの自販機モデルが
  科学館らしいです


“ご当地”なのですが、こういった点でも教育面で比例していないところがあります。ロケットのことはテレビ・新聞でよく見かけていても、肝心の宇宙に行って活躍する衛星のことはあまり知らないのです。

今回の教室で、少しその辺の穴が埋まればいいなぁ、と思いました。
今回初回だった鹿児島でのコズミック、あと3回でも子どもたちの学びを刺激する内容になると思います。

前日は、科学館の館長さんや次長さん、講師の先生方とお話できました。
宇宙教育センターの活動は、「地域で育む地域の子ども」をスローガンにしているので、地域に根付く宇宙教育となるよう、必ずその地域の中でパートナーとなる相手を見つけて、連携した活動を継続して行うことを活動の最も重要なコンセプトとしています。
なので、われわれの教育にかける情熱も大事ですが、相手先の情熱も熱いものがなければいけません。
鹿児島の方々は、その点まったく心配いらない感じです。
学校関係者も、社会教育の関係者も、情熱にあふれた人たちばかりです。
科学館の職員の方からは「来年度は、もっと忙しくなりますね。でも、やりましょう。(笑)」と温かく心強い言葉をもらいました。



▲ 今回のコズミックカレッジのようす

これまでも、鹿児島の活動が学校教育・社会教育両面での実績はありますが、2月のブログでも書いたとおり、そろそろ戦略的に、一人でも多くの子どもたちと子どもたちを支える大人の皆さんの活動の機会の創出を考えていかないといけないな、そんなことを思いつつ、帰途についています。