2010年03月15日
2月5日。最初の授業の日です。
早めに昼食を済ませ教室で準備していると、待ちきれないかのようにちらほら参加者がのぞきに来ます。
申込者が多かった日本のセッションには、ネット中継用のTVカメラも入って、緊張感が高まります。
12時45分。
教室に入りきらない人が集まるほど満員御礼の中、いよいよ授業の始まりです。はじめに宇宙教育センターの室長からJAXAでの宇宙教育の取り組みについて説明があって、続いて先生方の発表。
一人目は、北海道の宮の森中学校から参加された森山先生。
太陽に見立てたライトと地球儀を使って、地上からみた太陽の日周運動の実験です。地球儀の上に観測者の「ピカチユー」を置くと、みんな大喜び。雰囲気も一気に和みます。
次に参加者が地球儀の好きな場所を選んで、太陽の見える方向を透明半球の上にシールで貼っていきます。場所によって太陽の動きが違うのに、透明半球を平面地図の上に置き、地図をグーっと曲げて見せると、シールの列はすべて平行に。太陽の日周運動を理解するために良く考えられた授業に参加者たちも感心していました。
森山先生(宮の森中学校)の太陽の見え方の実演
二人目は、東京の九段中等教育学校から参加された安川先生。
出発当日の授業でヒューストンに行くことをはじめて生徒たちに明かしたという先生は、着物など日本の文化も紹介しながら、玉ねぎの皮を再利用した染色の実験をしました。
玉ねぎの皮とクエン酸を入れた容器に熱湯を注ぎ、輪ゴムを使って日本の伝統美「しぼり」の細工を施した布を浸して、待つこと3分。お湯から取り出した布を今度は水が入ったバケツで洗います。広げてみると、きれいな花模様に。参加者たちも、自分が染めた柄の布を、大切そうに持ち帰っていました。
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安川先生(九段中等教育学校)の玉ねぎの皮を使った染色の実演
三人目は、三重の城東中学校から参加された藤山先生。
地元伊賀の伝統工芸の技術「くみひも」を授業に取り入れているという先生は、ご自身もくみひもと繭の糸取りの名人。
映像で自ら糸取りをしているところを紹介すると、生徒たちが作ったくみひも台を配って、参加者たちがくみひもの実演です。意外にも器用に編んでいくアメリカの先生たちにはびっくりです。短い時間に10cm近くの長さにまでなっている人もいました。参加した先生たちは日本の伝統工芸の技術をどのように授業に活用しているのか、興味津々だったようです。
セッションに参加した方々には、宇宙教育センターの紹介資料や野口宇宙飛行士と山崎宇宙飛行士のミッションパッチだけでなく、くみひもの小物と染色に使うミョウバンもお土産に。授業にすぐ使える実験に、みなさん満足そうにみえました。
では、続き(NASAツアー見学など)については、次回のブログでご紹介します☆
【関連リンク】
=宇宙教育センターブログ=
日本の先生たちヒューストンで大活躍-NASAの拠点に世界の先生たちが集合-【SEEC2010 ご報告1】
http://edu.jaxa.jp/blog/2010/03/12/seec20101.html
日本の先生たちヒューストンで大活躍-いよいよ発表当日-【SEEC2010 ご報告2】
http://edu.jaxa.jp/blog/2010/03/15/seec20102.html
日本の先生たちヒューストンで大活躍-来年に向けて-【SEEC2010 ご報告3】
http://edu.jaxa.jp/blog/2010/09/08/seec2010.html
=宇宙教育センターWEBサイト=
宇宙を教育に利用するためのワークショップ(SEEC)教員関係者派遣プログラム
http://edu.jaxa.jp/education/international/SEEC/
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