2014年03月03日

大空の向こうに

皆さん、お久しぶりです。石川です。
昨年、SEEC2013の報告をして以来なので1年以上ぶりですね。


今回は先週お手伝いしてきた「ホンモノ体験プログラム 一日宇宙記者」についてご報告します。

「一日宇宙記者」は、全国から応募のあった学生の中から何人かを選抜し、ロケットの打ち上げ見学や関係者の方へインタビューを行い、記事を書いて自分たちだけの新聞を作ってもらうという体験プログラムです。
実は毎回、ロケット打ち上げの時に募集を行っているのですが、皆さんご存じでしょうか?
ちなみに、今回は深夜の打ち上げということもあり、高校生のみを対象として募集し、5人が選抜されました。

今回、鹿児島の種子島宇宙センターから打ち上げられたロケットはHⅡ-Aロケットの23号機で、中に積まれた人工衛星はJAXAとNASAが共同開発した「全球降水観測計画主衛星(GPM主衛星)」と7つの大学がそれぞれ開発した小型衛星7基です。

参考URL http://www.satnavi.jaxa.jp/gpmdpr_special/


打ち上げ予定時刻は午前3時37分。打ち上げの10分前にヘルメットを装着して外に出てみると、真っ暗な中にライトアップされた発射台とロケットが浮かび上がっていました。私たちが見学した場所は発射台から3km以上離れた場所ですが、しっかりとその姿を見ることができました。

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発射台で打ち上がる時を待っているHⅡ-A23号機


打ち上げを見られるという実感のないままカウントダウンはどんどん進み、1分をきったところでロケットの方からゴウンという音が聞こえ、その時に「いよいよか!!」と実感がわいてきました。
ロケットが打ち上がると、まぶしい光とゴホオォォォバリバリという轟音に圧倒されている間に、あっという間にロケットは小さくなっていきました。
この日は快晴で、しかも前日に降った雨のおかげで空気はよく澄んでおり、星がたくさん見えました。ロケットは瞬く間に小さくなり、この星々と見分けられないくらい小さくなり、でも、しっかりと光輝いていました。燃料が燃え尽きる6分以上の間、しっかりとその姿を見ることができました。

圧倒された数分間、一生の思い出です。


さて、その余韻に浸るのもつかの間で、一日宇宙記者の子供たちはこれからが本番です。
記者として記事を書くために、GPM/DPRのプロジェクトマネージャーである小嶋正弘さんやJAXAの奥村理事長などにインタビューするべく、質問の準備や記事のイメージなどを皆で一生懸命話し合っていました。
打ち上げ後すぐに公式な記者会見があるので、その後に一日宇宙記者さん達は取材を行います。そのため、打ち上げ後、3時間以上はひたすら待ちました。
そして夜が明けて外が明るくなってから、小嶋プロジェクトマネージャーと奥村理事長に、無事インタビューすることができました。

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奥村理事長(右)とインタビューする5名の一日宇宙記者さん(左)です

一日宇宙記者さん達が書いた記事を見ていただきたいので、どんな話を聞いたかは、ここではふせておきますね。3月終わりから4月はじめ頃に当センターのWEBサイトで公開できる予定ですので、もう少しお待ちください。


私は今回初めてロケットの打ち上げを見ました。打ち上がる圧倒的な姿も印象的ですが、それを陰で支える多くのスタッフたちの姿も心に残りました。
私が見ることができたのはほんの一部の現場だけでしたが、徹夜でも忙しく、懸命に働く方々がいてこそできることなのだなと、改めて思いました。

このブログを見てくださった皆さんも、毎日いろいろな仕事ややらなければいけないことがあり、なかなか打ち上げに来ることは難しいかと思います。でも、是非、機会を見つけて一度でも見ていただきたいです。
大空の向こうに飛んでいくロケットの姿は、きっと忘れられない思い出になると思います!