2014年10月22日

1日宇宙記者「ひまわり8号」(1)静止気象衛星「ひまわり8号」について

「人工衛星」
人工衛星。こう聞いて何を思い浮かべますか。宇宙に漂うかっこいいフォルムの機体、こんな感じでしょうか。でもそれだと、なんだか自分とは関係のない遠い存在のように思えてしまいます。私達の生活と密接に関わっている人工衛星は、実はたくさんあるのです。
今回ロケットに搭載された「ひまわり8号」は有名な人工衛星のひとつです。ニュースの終わりの天気予報などでよく見かける雲の画像は、この「ひまわり」が観測してくれたものです。また、「ひまわり」は観測だけでなく、各地のデータを集め、中継して伝えるつなぎのような役目もあります。気象データ以外では、例えば震度データなど、地震で地上のネットワークが使えなくなった場合にも衛星を使うことで伝達する、などということができます。このようにして「ひまわり」は今までもよく働いてくれていましたが、今度の8号機ではまた更にパワーアップして画像の種類が増えたり観測する頻度が高くなったりしました。
 今回打ち上げた「ひまわり」もそうですが、テレビを見る、カーナビを使う、など、ありふれた暮らしの中でも人工衛星は私たちの役に立っています。今度天気予報を見るとき、少し想像してみてください。人工衛星の姿を、寿命がつきるまで、休むことなく働き続けるその姿を。

(小早川静香・中2)


「静止気象衛星ひまわりについて」
 静止気象衛星ひまわりは、わたしたちが生活していく上で欠かせない人工衛星です。主な役割としては、雲の画像を習得するため、東アジア、オセアニア、西太平洋地域を365日観測しています。8年以上もこの仕事をするそうです。
 ひまわりは、地球から3万6千㎞ 離れたところで仕事をします。国際宇宙ステーションが4百㎞ なので、それより遥か遠くに行くわけです。そんな遠くから観測できるのかと思う人もいると思います。しかし、遠くの方がきれいに観測できるそうなんです。ここで観測したデータは、気象庁に送信され、送信された情報に基づいて警告などを出しています。
 また、今回打ち上げられた8 号と、2016年に打ち上げ予定の9号には、以前のひまわりとは違うところが大きく分けて7 つあります。その中でも印象的だったのは、世界で初めて搭載された「可視赤外放射計(AHI*)」です。それによって、水平分解能を2倍に強化し、今まで1時間に30分を2回だった観測を1回10分に短縮、画像の種類が増えたことです。他にもたくさんありますが、ひまわり8号・9号の1番の特徴だと思います。
 この世界最先端の技術が使われたひまわり8号の活躍を期待したいと思います。
注)*可視赤外放射計(AHI(アヒ):Advanced Himawari Imager)

(坂之上春菜・中1)

「日本の天気よ、咲け!」
 今回の「1日宇宙記者」は、ひまわり8号を中心とする内容だったので、ひまわり8号がどれだけすごいかを紹介したいと思います。
 今回打ち上げられたひまわり8号は、主に2つの特徴があります。一つ目は、画像の種類が増加したことです。観測範囲をカラーで見ることができ、観測時間を短くすることもできました。二つ目は、データー収集機能というもので、防災や地球観測に役立つ技術です。これらの特徴により、日本の気象をより詳細に見ることができるそうです。
 これらを学び、私は毎日テレビで見る天気予報を興味を持って見ることができると思います。2016年には、ひまわり9号も打ち上げられる予定なので期待したいです。

(大出玲旺・中3)


「静止気象衛星ひまわり」
 「ひまわり」とは、東アジア、オセアニア、西太平洋域の雲の様子を24時間365日観測している静止気象衛星です。
 「ひまわり」の画像の種類は3種類。「可視画像」と呼ばれるものは、雲に反射した太陽の光で白黒写真とほぼ同じです。「赤外画像」は、雲が出す赤外線で雲頂の温度(高さ)がわかるものです。「水蒸気画像」というのは、赤外線の一種で、上空の水蒸気の多い/少ないがわかります。また、上空の大気の流れ(気圧の谷など)がわかるものです。それぞれの特徴をいかして、場面を使い分けて天気予報で使っているそうです。
 また、ひまわりは世界気象機関(WMO)が展開する「世界気象衛星観測網」の一翼を担っています。
 このように、ひまわりは日本や世界で活躍しています。天気予報の画像も使い分けていたり、世界の気象を観測したりしていることがよくわかりました。この「1日宇宙記者」を通して、とてもよい経験ができました。この経験を将来に生かしていきたいです。

(川内田妃美・中1)


「人工衛星ひまわり」
 今、地球の周りには、人工衛星が飛びかっている。人工衛星とは、雲の様子などを観測したり、データの収集などを行う衛星だ。そのうちのひとつが、今回打ち上げた「ひまわり8号」である。ひまわり8号は、7号よりも性能が高くなっている部分がいくつかある。
 まず一つ目は、水平分解能が2倍に強化されたことだ。これにより、以前より鮮明に観測できるため、雲の形や大きさなどを正確に捉えることが可能になる。二つ目は、1回の観測時間を10分に短縮。これによって、1時間に2回しかできなかった観測を6回に増やすことが可能になった。3つ目は、画像の種類の増加だ。種類が増え、カラー画像の撮影が出来るようになるため、雲や黄砂、噴煙などを見分けることが期待される。これらのことなどから、ひまわり8号によって、私たちの生活がより便利になることが期待される。

(髙橋 歩・中2)


「ひまわり新時代へ」
 現在気象データは、私達の生活になくてはならないものとなっている。今回は、その気象データを送ってくれる静止気象衛星「ひまわり8号」を紹介しようと思う。
 2014年10月7日に種子島宇宙センターから打ち上げられた「ひまわり」は、静止衛星と呼ばれている。赤道上空で地球の自転と同じ回転速度で動いているため、地表から見ると常に同じ位置に静止しているように見えるのである。
 ひまわりは純国産の人工衛星であり、世界で初めて画像をカラーで送ってくる。7号と比べても近赤外が3バンド、赤外が10バンドに増えたことにより、大気の流れや気圧の谷、雲の発達、海面水温、火山灰の検出などもよりくわしく知ることができるようになる。
 そして、水平分解能が2倍になり、観測時間が3分の1になるなど、観測機能も向上している。
 ひまわり8号は、東経140度の赤道直上高度約3万6千㎞ の静止軌道上から観測しており、東アジア、オセアニア、西太平洋の40ヶ国をカバーしている。また、世界気象機関(WMO)の世界気象監視(WWW)計画の一翼を担っている。
 ひまわり8号は、衛星本体の寿命は15年以上ミッションは8年以上というふうになっており、その後は、2年後に打ち上げられるひまわり9号に仕事がひきつがれる。
 8号は、世界の最先端の技術がつめこまれているので、今後の活躍に期待したいところである。

(下中晴矢・中2)


「人工衛星で日本とつながる」
 2014年10月7日、ワァーという歓声と共に一台の人工衛星が宇宙へと旅立った。静止気象衛星ひまわり8号である。
 天気予報でお馴染みの「ひまわり」がパワーアップして種子島宇宙センターより打ち上がった。改良内容は、可視赤外放射計(目で見るように宇宙から雲を見る、観測する方法)が新しく取りつけられたり、日本周辺を観測する速さが1時間に2回から6回と速くなったりなど様々だ。これらの機能が「ひまわり8号」に載せられることにより、観測が難しかった黄砂(中国からの砂漠の砂)やゲリラ豪雨の雲の発達など飛躍的に天気予報の感度が向上する。また、データ取集機能(地震が発生したときに震源地の震度やマグニチュードが「ひまわり」を経由して気象庁へ通達されること)が載せられている。地震大国日本ならではなのかも知れない。
 一方、世界へ目を向けると発展途上国には日本の様な精度の高い天気予報は難しい。そのため、日本を観測する際に東南アジアなどのデータを各国へ公開している。この情報公開は発展途上国だけではなく、日本同様衛星を打ち上げている国とも行い、違いを見つけ、その原因究明に役立てられている。
宇宙開発には莫大な費用がかかるため、国際的に協力・理解をしていくことが重要である。各国が手をつないで、宇宙に「花」が咲いたらいいとこの機会を通じて私は願った。

(金村真奈美・中3)

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「宇宙に咲くひまわり」
 10月7日14時16分、静止気象衛星ひまわり8号を載せたH-ⅡAロケット25号機は、壮絶な爆音と共に、空に見事なロケットロードを描いた。
 ひまわり8号は、世界最先端の観測能力を有する可視赤外放射計(AHI)を搭載した最新の静止気象衛星であり、他国に先駆けて運用を開始するため、国際的にも注目されている。静止気象衛星とは、赤道上空3万6千㎞ に軌道をもつことにより、地球の自転速度と衛星の公転速度が等しくなるため、常に同じ位置から気象観測ができる衛星である。ひまわり8号では日本を中心とした合計約40ヶ国を観測する。また、可視赤外放射計を搭載することにより従来のものよりも観測の時間短縮、詳細化、そしてカラー画像の作成が可能になった。これによりデータ利用は高度化し、積乱雲の早期検知や黄砂の検出など、気象観測の他、地球環境の対策が期待される。
 設計開始から打ち上げまでにかかった年月は約5年、費用は数十億円にも上る。時間や費用だけでなく今回の打ち上げに携わった人の数もまた膨大である。
 私は今回初めて自分の目で実施に打ち上げを見て、ロケットはたくさんの人の想いで宇宙へ打ち上げられるのだと思った。打ち上げまでのたくさんの苦労、そして願いが集結することで大きな力を生み出しているのだと感じた。私は打ち上げ時、鳴り響く爆音、地響き、爆風など身体全体で打ち上げを感じ取ることができ、私はその見事な姿にただただ感動し、目で追い続けるばかりであった。天気にも恵まれ、肉眼で固体ロケットブースターの分離も確認できた。青い海の上、青い空の果てへと打ち上がる様子は、まさに「世界で最も美しい発射場」であった。宇宙で大きな花を咲かせたひまわり8号は、これから私たちにとって最も身近な衛星になるだろう。

(屋敷かおり・高2)


「研究者という職業」
私がこの1日宇宙記者で実際にお会いした研究者の方々は全員同じ瞳をしていました。それぞれ研究している分野は違うものの、未知のこと、いまだできていないことを解明したいという少年のような瞳でした。
ひまわり8号の開発に携わってこられた三菱電機の田中さんに講義をしていただきました。ひまわり8号には世界最高性能の可視赤外放射計、AHIが搭載されています。私はまだその詳しい仕組みを知らず、すごく興味を感じました。
自分の興味のある分野をとことん追求していくこと、それが研究者としての一番大切な心構えだと知りました。また、世界の中で認められることをするという心を持つことや、人より前にいく気持ちを持つことが重要となります。
研究者だけの苦しみ、迷いがあるとは思いますが、自分の研究内容を語るときのあの瞳を見ると、とてもやりがいのある職業なのだと気付かされました。自分もあの瞳を持った研究者になれるよう、日々努力していきたいと感じました。

(森本祐生・高2)


「ひまわり8号」
ひまわり8号は、初めて国産化された気象衛星ひまわり7号の後継機として、三菱電機が開発・製造を行った。ひまわり8号は静止気象衛星といって、日本の領域を24時間365日、常に観測することができる。今回からひまわり8号に搭載されたAHI(アヒ)と呼ばれる世界最高性能のシステムは、水平分解能を2倍に強化し、より細かいものまで観測できるようになり、画像の種類と呼ばれるバンド数が増加して、カラー画像を見ることができるようになった。そのため、これまでは難しいとされていた黄砂と雲の判別などができるようになった。来年の夏ごろには運用が開始され、気象予報の精度が大きく向上すると考えられている。
ひまわり8号は、打ち上げられる前と後にたくさんの試験を受ける。試験の内容も様々あるが、私は「電機性能試験」だけ4回もあることに気がついた。気象衛星などの電気的な部分が重要な衛星は何度も試験をして、その性能をより確かなものにするのだ。このようなシステムを作ることはもちろん簡単なことではない。しかし、時間が経つと、どんどん新しい技術やそれを試験するシステムが誕生して、さらに性能のよいものとなる。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の奥村理事長は、「技術は宇宙と同じように終わりはない。」とおっしゃっていた。私の目指す職業でもある技術者たちが、さらに新しい技術を追い求め、応用し、その技術が人々の生活の中に取り入れられていくことを願っている。そして、私たちの暮らしがよりよいものになってほしいと「ひまわり8号」について学ぶことで考えることができた。

(和知祐作・高専1)


「世界の先を行く日本の科学技術」
 2014年10月7日、「ひまわり8号」が種子島宇宙センターから打ち上げられた。この衛星は、静止気象衛星といって、地球の自転の速さと同じ速度で動いている為、地球から3万6千㎞ はなれたところから地上の同じ場所をずっと観測するために作られたものだ。また、世界最先端の観測能力の可視赤外放射計を搭載した新しい気象衛星だ。他国よりも先に運用するため、国際的にも注目が集まっている。ちなみに「ひまわり9号」も作られており、2年後に打ち上げ予定だ。
 「ひまわり8号」が観測する画像はおおまかに3つある。1つ目は、可視画像。これは、雲に反射した太陽の光を観測する。白黒写真とほぼ同じだ。2つ目は、赤外画像。これは、雲が出す微量の赤外線を観測する。これにより、雲頂の温度(高さ)がわかる。3つ目は、水蒸気画像。この画像は、上空の水蒸気の多い/少ないが分かるのと、上空の大気の流れ(気圧の谷)などがわかる。
 「ひまわり8号」は日本の衛星だが、日本だけの情報を得ているだけではない。アジアやオセアニアの約40の国々の気象も観測している。「ひまわり」は、世界気象機関(WMO)が展開する「世界気象衛星観測網」の一翼を担っている。この観測網には、中国やインド、アメリカなどの気象衛星も含まれている。日本が観測している範囲に中国が含まれているが、中国も衛星をもっている。その場合、誤差がないか観測結果を比べている。
 そのような「ひまわり8号」には知られざる機能がある。まず1つ目がデータ収集機能。これは、離島や船舶で観測された気象データ、潮位データなどを「ひまわり」経由で収集するシステムで、得られたデータは気象庁や気象機関で利用される。2つ目は潮位データの収集。これは、南鳥島に設置されている潮位計から「ひまわり」経由で気象庁へ行き、データに基づく津波情報を発表する。3つ目は、震度データの収集。これは、地震が起きた際、計測震度観測施設のアンテナが故障し気象庁に直接データを送れない場合に、「ひまわり」にデータをいったん送り、「ひまわり」から気象庁へ送る仕組みだ。
 次に、「ひまわり8号、9号」についての特徴を紹介したいと思う。今回打ち上げられた「ひまわり8号」には今までにはなかった「可視赤外放射計」略してAHIというものがとりつけてある。このAHIがあることにより、3つの観測機能の向上がある。1つ目は、水平分解能が2倍に強化されたことだ。これは、可視1㎞、赤外4㎞ だったものが、可視0.5㎞、赤外2㎞ となり、より画像が正確に分かることだ。2つ目は、観測時間を10分間に短縮したことだ。以前までは、1時間に2回観測していたが、今回からは1時間に6回観測することができ、雲や大気の流れなどがよりはっきり分かることになる。3つ目は、画像の種類(バンド数)が増加したことだ。これは以前よりもより多くの情報を得ることができるということだ。以前までは合計5種類だったが、今回からは16種類と3倍以上に増えている。
 このようにすばらしい変化をとげてる「ひまわり」だが、問題もある。それは、試用期間を過ぎ使用されなくなった人工衛星たちによる「スペースデブリ」と呼ばれている宇宙ゴミだ。使用されなくなった人工衛星は、多くのものは地球には戻ってこず、残りの燃料で地球からもっと離れた場所に行き、永遠にさまよい続ける。これは、「ひまわり」だけの問題ではないが、一刻も早く解決すべき問題である。
 このように、技術が日々進歩していき、たくさんの衛星を作り出していく中、使用されなくなった衛星をどのように処理するか、というのも課題である。

(法堂可奈子・高1)