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未来を担う子どもたちのため、全国各地を日々飛び回る宇宙教育センターの活動風景や雑感をお届けします。 おいしい宇宙って


2014年12月18日

1日宇宙記者「はやぶさ2」打ち上げレポート☆彡

interview1.jpgこんにちは。宇宙教育センターの宮田です。小惑星探査機「はやぶさ2」/H-ⅡA26号機打ち上げの現場を全国の皆さんへレポートするため、2014年11月29日(土)~12月1日(月)の3日間、種子島にて1日宇宙記者「はやぶさ2」が開催されました。全国から集まった中学1年生~高校3年生までの10名の宇宙記者たち。今回は打ち上げ延期により、残念ながら種子島で打ち上げを見ることはできなかったけれど、現場で活躍する人々との出会いによって宇宙記者たちの心に多くの気づきが生まれた様子。
今回はその内容を紹介します。

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【講義1】宇宙記者の心得(講師:JAXA宇宙教育センター宮田)

 11月29日(土)打ち上げ延期の決定に複雑な気持ちを抱きつつも、全国から集まってくれた宇宙記者のみんな。

haya2-007.jpg 
 まずは『宇宙記者』としての基礎を身につけるべく、
 インタビューのコツや記事の書き方について学びました。

  (この講義は、南日本新聞社編集局の
     ご指導・ご協力のもと実施されました。)
 
 それでは、いざインタビュー取材へ!


  
【取材】打ち上げ関係者へインタビュー取材

 宇宙記者たちは、ロケットの打ち上げに携わる「人」に焦点を当てて、インタビュー取材にチャレンジしました。

interview.jpg 取材1:JAXA射場安全課   
     山本さん(担当:射場の安全管理)

 取材2:JAXA射場技術開発室 
     田仲さん(担当:打ち上げ用燃料の取扱い)

 取材3:JAXA広報      
     三宅さん(担当:打ち上げ英語アナウンス)

 取材4:三菱重工業株式会社       
     門脇さん(担当:ロケットの設計)

 ☆宇宙記者の記事はこちらへ
  https://edu.jaxa.jp/news/20141225.html


【講義2】小惑星探査機「はやぶさ2」について(講師:JAXA宇宙教育センター清水さん)

 この講義は、小惑星探査機「はやぶさ2」の記者ブリーフィング(説明会)という設定で実施されました。
 ホンモノの記者として説明会に臨み、積極的に質問をする宇宙記者たちの姿がありました。

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【種子島宇宙センター施設見学】

 はやぶさ2の打ち上げ準備が着々と進む中、種子島宇宙センター内の施設各所を見学しました。
 いつでも取材の姿勢は忘れません。

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【演習】インタビュー記事の作成

 ロケットの打ち上げに携わる様々な分野の人たちに取材を行い、たくさんの気づきを得た宇宙記者たち。
 彼らの記事の中に、その熱い思いがあふれていました。☆宇宙記者の記事はコチラへ(準備中)

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☆1日宇宙記者を終えての感想☆

 今回、1日宇宙記者になり、はやぶさの後継機〝はやぶさ2〟の開発に携わったJAXAの人にインタビューをしまし た。彼らが共通して持っていたのは、1つの武器。つまり、誰にも負けない心です。射場安全課の人ならメンテナンス、ロケット設計士の人なら軌道の計算など、一つの事に込める思いがすごく伝わってきました。
 はやぶさプロジェクトへの取り組みによって、様々な研究分野が刺激されてきました。多くの人の思いを乗せて飛び 立つはやぶさ2が東京オリンピックの年、2020年に帰って来て再び多くの人に感動を届けてもらいたいです。

(依田くん・中2・長野県)


 1日宇宙記者、それは他人の夢、仕事を選んだきっかけや仕事への思いを知り、自分自身を見つめ直すには最高の機会でした。インタビューをさせてくださった方の共通点、それは、これだけは負けないという強みを持っていること。私もこれから自分の中で譲れない「何か」を見つけてやるという強い思いが込み上げました。

(関さん・高3・神奈川県)


 取材を通して新しい自分の考えが持てた。とくにJAXA広報の三宅さんのお話は、宇宙関連の仕事に就くことをどこかであきらめていた私を変えた。私は、宇宙は理系でないと携われないと思っていた。ばりばりの文系である私はあきらめていたが、三宅さんは、「文系でも関われる仕事だから、とにかくいろんな方法でずっと宇宙が好きでいて。」とおっしゃった。一度あきらめた夢も、もう一度視野に入れて進路を決めていこうと思った。本当に来て良かったと感じた。

(清水さん・中2・熊本県)


 2日間を通して、4人の方に取材をすることができた。全く違う仕事をされている方々でありながら、仕事をする上で心掛けていることは同じだった。「強い思いを持ち続ける」こと。この思いを「はやぶさ2」に関わるすべての人が持っていたからこそ、「はやぶさ2」が宇宙へ旅立てるのだと思う。
 「はやぶさ2」は國中プロジェクトリーダーを始め、多くの技術者の方々、JAXA職員、全国民の思いを原動力に旅立つ。「はやぶさ2」の設備は、これまでの観測機の中で最高といわれている。しかし、宇宙に行ったら何が起きるかわからない。初代、「はやぶさ」に比べ多くのミッションをかかえた「はやぶさ2」。無事にミッションを終え、6年後、地球にカプセルを届けてくれることを祈っている。

(佐藤さん・中3・東京都)


 今回は打上げの延期が二回もつづき、ショックの連続でしたがそれへの対応の早さにおどろき、JAXA職員の皆さんや奥村理事長の気持ちには感動しました。こんなにたくさんのすばらしい方々と出会えて私は今、人生で一番幸せです。取材させてくださった方々がおっしゃった「出会いを大切に、人とのつながりを大切に。」という言葉を忘れずに、出会いに感謝して生きていきます。

(嶋田くん・高2・徳島県)


 今回の一番の目的である打ち上げは見られなかったけど、全国の中から集まった自分を含む10人に会えてとてもうれしかったです。今回の経験は、逆にめったにない経験をしたと思います。選ばれて種子島につけた事じたい自分にとっては一大ニュースであり、島での生活も初めてで、少し不安な面もあったけど、なんとかやりくりする事もいい経験になりました。なのでこのいい経験を学校生活にも活かしていきたいと思います。

(伊藤くん・中1・神奈川県)


 正直ここに来るまでは、自分の宇宙に対する知識量はそこまで劣っていないだろうと思っていたけど、みんなと会って話しているうちに、他の人の知識量の多さに正直とても驚いた。でもそれと同時に、自分を含むそこに集まった全員の共通点をみつけた。それは宇宙に対する思いの強さだった。住んでいる地域や年齢、それぞれの性格も全く違う10人なのに、思っていることはみな同じだった。この10人で本当に良かったと思えた瞬間だった。
 そしてこのプログラムで受けた6つの講義、それからインタビュー。これらの話を通して私は色々な事を感じたが、その中でも特に印象に残った言葉。それはJAXA広報課の三宅麻美さんの〝継続は力なり〟だ。子供の頃から何回も聞いた言葉である。いや、むしろその根本にあった〝上達に近道はない〟という言葉の方が心に響いたのかもしれない。将来の輝かしい未来の為に今からでも地道に勉強などを頑張って行こうと心に決めた。

(須貝くん・高1・新潟県)


 改めて、自分が宇宙について知っている量は少ないんだと思いました。まわりの人の方が知っていることが多くてびっくりしたし、何よりも、今までツアーを楽しいと思ったことがなかったけど、今回のホンモノ体験ですごく楽しいものだと知りました。今回の経験を今後の生活の力にしたいと思います。また、今回出会った友達も会えてうれしかったです。次にあるときもまた、ぜひ参加して、いろいろな経験をしたいです。

(石堂さん・中2・種子島)


 今回取材させていただいた中で、共通してでてきたのは「チームワークの大切さ」です。一人でできる仕事はなかなかありません。自分の意見はもちろん大事だけど、相手の意見や考えも聞く。これはどの職業においても大事だとうかがう事ができました。自分たちはまだ中学生ですが、チームワークというのは普段の生活、集団生活、部活動で生かしていけると思うので、この言葉をこれからに生かしていきたいです。
 最後に、この体験活動に参加しなければ出会う事のなかったみんなといい思い出を作る事が出来て、写真を撮ったり、連絡先を交換したりと、本当に今回参加して良かったと思います。打ち上げを見学する事はできなかったけれど、みんなと情報交換し、またいつかみんなで打ち上げを見学できるといいなあと思います。

(日髙さん・中2・種子島)


 この二日間、ロケット打ち上げに関わる人々に話を伺った。一人ひとり分野は違えどその仕事に誇りと熱意を持って取り組んでいるのが見て取れた。そしてその仕事のどれ一つが欠けても、ロケットの打ち上げは成功しないのである。
 将来宇宙開発を目指す中高生にアドバイスを求めると、全員が口を揃えて、誰にも負けない専門分野を持つこと、勉強する姿勢を持ち続けることの二つを挙げた。日進月歩の宇宙開発現場だが、元々宇宙を目指して勉強してきた人間ばかりがいるわけではない。異なる各分野の最先端技術が集結してこそ、探査機を打ち上げることができるのだ。
 はやぶさ2が地球にカプセルを持ち帰る予定の2020年には、きっと私たちの世代が若い研究者として日本の宇宙開発を担っていることだろう。その時は私も、誰にも負けない専門分野と、学び続ける姿勢を持った人間になりたいと思う。はやぶさ2の航海も、私の人生も、まだスタート地点に立ったばかりだ。

(篠原さん・高3・千葉県)

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【関連情報】

1日宇宙記者「はやぶさ2」の活動の様子や講義の内容は、2014年12月19日(金)配信の「宇宙教育テレビ」で見ることができるよ。「はやぶさ2」プロジェクトマネージャー國中先生のお話も聞けるよ。さっそくチェックしてみよう!

【第129回】「はやぶさ2 」特集
 http://fanfun.jaxa.jp/jaxatv/detail/3544.html


【小惑星探査機「はやぶさ2」特設サイト】
 ~挑戦が力を生み、継続が力を深める。~
 http://fanfun.jaxa.jp/countdown/hayabusa2/