2015年02月19日

SEEC2015~最終日編~

皆さん、こんにちは、小島です。いよいよ、SEEC最終日のレポートです。
長い時間をかけ、準備と練習を重ねてきた発表も、今日で最後。振り返ると、早かったような、やっぱり長かったような。
先生方も思い残すことがないよう、ご自身の出身地について参加者へ質問を投げかけたり、自分が何故、教師になったのかというバックグラウンドを話したり(皆がうんうん、と深く頷きながら聞いているのが印象的でした)冗談を言い合ったり、スムーズに授業を展開されていました。
何より驚いたのは、朝一番のセッションにも関わらず、次から次へと参加者が増え、最後は20人を超える満員御礼となりました。
「JAXAのセッションにどうしても参加したかったの!」
と、SEEC運営側のSCHスタッフも、運営の合間を縫って参加してくれました。

まずは、柴田先生の落下実験の様子。皆、自分が撮影した実験映像に釘付けです。

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先生から上手に落とすコツも伝授され、2日目まで生き残ったカメラ達は皆、無事でした!

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次は市橋先生の鏡の世界。オリジナルの"はてるまTシャツ"もご紹介。(モチーフは星空とヤギ。)

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参加者と一緒に、先生も万華鏡作りに参加。

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「その万華鏡、どうなっているの?」という質問があちこちから飛び、「実は簡単な仕組みなんですよ」と丁寧に説明されていました。

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締めくくりは、市橋先生の三線(さんしん)に合わせ、会場全体が一体となって踊り出し、素晴らしいフィナーレとなりました!!

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セッション後、参加者達は
「16年間SEECに出続けているけれど、最も素晴らしいセッションだった!」
「同僚にも資料をちょうだい」
「また来年も必ず来るわ」
と興奮さめやらぬ状態で、JAXA一行と写真撮影や意見交換をしばし行いました。

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これにて、JAXAセッションは終了しました。

その後は各自興味のあるセッションを受講。私が取った"MARSBOUND"について少し紹介したいと思います。
これは、アメリカのいくつかの学校で授業に使用している教材です。大きなシートに「打上げ」「搭載機器」「追加の機能」など項目が書かれ、その周りにカードが置かれます。カードにはそれぞれの搭載機器や輸送機の【値段】【質量】【パワー】が記載されています。

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火星に行くミッションを具体的に決め、そのために必要な機器類を買い揃えていくのですが、これがとても大変。先生から予算を与えられ、その中でやりくりしなくてはいけません。火星に生命がいるか探査したいけれど、それにはローバーが必要。ローバーを着陸させるにはパラシュートも必要。火星の表面は高低差が激しいのでしっかりしたタイヤのローバーを選択しよう。など、皆で意見を出し合いながらカードを選択して行きます。この過程で、生徒達は火星の環境やローバーの役割について調べ、学んで行きます。
しかし、理想通りに組み立てると・・あっという間に予算オーバー。ではどこを削れるのか、電卓(携帯電話)を片手に知恵を出し合います。先生曰く、これがまさに火星探査を試みるエンジニア達が悩みながらプランを組み立てていく過程だと仰っていました。


セッションが全て終了し、最後は最終講演と大抽選会です。
SEEC参加者全員の名札が入ったBOXを運営事務局が次々引いては名前を読み上げて行きます。
JAXA一行も当たるかな?とドキドキしていました。
"Hideo Shibata!"
十人目ぐらいで、落下実験の柴田先生が当選されました。景品は可愛い宇宙飛行士のついたUSB。
その後も次々と景品が用意され、名前が読み上げられていきましたが、一向に私達の名前が呼ばれません。確率から見ると2-3人は当たってもよさそうなのですが。。
"The last one!"(最後の一枚よ!)
と司会者が手に掲げた景品は・・・最新型のタブレットPC!!何という事でしょう。SEECの景品に脱帽です。会場の盛り上がりは最高潮。ここで名札を引いた司会者が驚いた表情を見せ
"Hmmm, interesting"(あら、面白いわ)
と言いました。何が面白いのかな?と思っていると、
「名前がKの人、立って!」
と、突然の指令。戸惑いながら、JAXA一行からも2名、起立。
「苗字がIの人立ったままでいて」
と次の指令。

すると・・・

市橋先生だけが、残りました。

おめでとうございます!一等賞です!!
SEEC2015に選ばれたお二人の先生共に見事当選し、こうして今年のSEECは幕を閉じました。

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米国、ヨーロッパ、日本と世界各国から教育関係者が集まり、実にユニークで楽しい数々の授業(セッション)が展開され、その中でも、JAXAの授業は高評価を頂きました。
先生方が準備と練習を重ね、一生懸命作り上げてくれたこの授業は、宝物です。
SEECで参加した他の授業も、意見を言う生徒に対しチョコレートを投げてきたりという日本とは違った授業スタイルを体験し、内容のみならず学び多き日々となりました。

何より、月面着陸を成功させた、アポロのミッションコントロールセンターのあるジョンソン宇宙センターで「宇宙」を題材にした授業が出来た事は、先生方にとっても、一生忘れられない経験になったのではないでしょうか。
ここで得た学びと、世界各国の先生方との繋がりを、今後の日本における宇宙教育に活かして行きたいと思います。


来年は、一体どんな物語が待っているのでしょうか。
日本全国の先生方、是非一緒にSEEC2016へ挑戦しましょう!!