おいしい宇宙を召し上がれ♪ 宇宙教育センタースタッフブログへようこそ!
未来を担う子どもたちのため、全国各地を日々飛び回る宇宙教育センターの活動風景や雑感をお届けします。 おいしい宇宙って


2009年05月21日

STS

こんばんはー、中村です。
 
宇宙用語の基礎知識、今日は「STS」です。
 
スペースシャトルの打ち上げで見聞きすることがあると思います。
 
「STS-125」とかと表記されますが、これは「Space Transportation System」の略で、後の数字はミッションの順番を表す数字です。
なので、この場合を日本語に訳すと「宇宙輸送システムで125番目のミッション」という意味になります。
 
数々の偉業を残して、来年には惜しまれつつ引退する予定のスペースシャトル
たぶん、こんなにカッコイイロケットはしばらく登場しないと思いますので、今のうちにその雄姿を眼に焼き付けておきましょう。
 
今回は、そんなスペースシャトルの珍しい映像を2つほど。
2本目は、「サンダーバード」そのまんまって感じですね。
アメリカ人の発想の豊かさというか、大胆さを感じます。
 

▲ STS 125 SRB Camera Replay
 

▲ 【HD】Endeavour Flies Back On Boing

2009年05月15日

VAB

こんにちはー、中村です。
 
今回の宇宙用語の基礎知識は、「VAB」です。
 
VABは、「Vehicle Assembly Building」の略で、日本語だと「(大型)ロケット組立棟」と訳します。
 
ロケットは、「Rocket」だと思っていますが、「Launch Vehicle(打ち上がる乗り物)」とも言うので、「なんでVehicle?」と思った人もいると思います。「Assembly(組み立てる)」「Building(建物)」ですね。
 
ロケットの整備棟は、たとえば、スペースシャトルの整備棟もVABです。
 
種子島宇宙センターの整備棟もVABといわれますが、こちらはH-IIAを2機同時に整備可能な大きな建物で、実際に以前H-IIAの8号機と9号機が同時整備されたこともありました。

建物にある組み立てたロケットを射点へ出すための大きな2枚の扉は、1枚あたり高さ 67.46m、幅 26.95m、厚さ 2.5m、重量 400 トンもある超巨大なもので、世界最大の一枚扉ということでギネスブックにも登録されているです。


▲種子島宇宙センターVABとその扉
 
 
<関連リンク>
略語集(宇宙情報センター)

2009年05月13日

HST

こんばんはー、中村です。
 
先日のOISに続き、不定期連載「宇宙用語の基礎知識」のコーナーがやってまいりました。
 
今日は、「HST」です。
 
最近↓のとおり、最後の修理ミッションにシャトルが向かっている、「ハッブル宇宙望遠鏡」"Hubble Space Telescope"の略です。
 
 

▲ 【HD】ハッブル宇宙望遠鏡の修理ミッションを行う
  スペースシャトル(STS-125)の打上げ映像
 
 
「ハッブル」とは何か。
エドウィン・ハッブルという米国の天文学者の名前からとられています。
ハッブルは、今から70年ほど前に望遠鏡による観測によって「宇宙が膨張し、そのスピードは地球から遠ざかるほど速いスピードで膨張いている」ということを発見・証明したことで大変有名で、人類の天文観測史上大きな発見として輝いています。
 
その名前をとった「HST」。
名に恥じず、空気のゆらぎに左右されない宇宙空間からの超鮮明な数々の観測画像は、天文学者ハッブルの発見に匹敵する大変な出来事でした。
 
 

▲ Hubble's Science Legacy
 
 
来年には、打ち上げ20周年を迎えるHST。
まだまだたくさんの宝物を僕たちに届けてくれることでしょう。
 
↓関連リンクに載せた、HubbleSite Showcase Entire Cllection、
英語がわからなくても、次々に出てくるHSTが捉えた美しい画像にため息が出るのとともに、何か身近に思うことがあるかもしれません。
それはやはり、星々の素材と、我々生物の素材が同じものからできている証拠なのかもしれません。 
 
 
<関連リンク>
− ハッブル望遠鏡
− エドウィン・ハッブル
− 宇宙略語集
− HubbleSite Showcase Entire Cllection(英語)

2009年04月15日

OIS
−宇宙用語の基礎知識−

こんにちはー、中村です。
 
宇宙って、なんとなくとっつきにくくて、難しいイメージがありますよね。
その要因のひとつに、「略語がいっぱい!!」ってことがあると思います。
 
そこで、不定期ですが、気になる宇宙の略語について解説してみたいと思います。
 
初回の今日は、“OIS”です。
 

▲ STS-124クルーの「きぼう」船内実験室入室時の運用管制室(飛行5日目)
 
上の写真の皆さんがつけているヘッドセットと、それらがつながっていて複数人が同時会話できる電話のような会話システムのことで、operational inter-communication systemの略です。
写真は「きぼう」の管制室ですが、ロケットの打ち上げでも、種子島宇宙センターや内之浦宇宙空間観測所の管制室で同じ格好をしたエンジニアがパソコンのデータを眺めながらやりとりしたり、右往左往しています。
 
そんなOISでのやりとりを行っている管制室のようすの例として、「きぼう」の管制室については、こちらで動画の解説付で出ていますので、管制室がどうなっているのか、何をやっているのか、是非見てみてください。打ち上がるロケットや軌道上の宇宙飛行士ばかりが目立ちますが、地上の管制室も興味深いことが満載です。
 
そのほかの、宇宙の略語集は、ここからどうぞ。
次回がいつになるかわかりませんが、次回の宇宙用語の基礎知識もお楽しみに。