おいしい宇宙を召し上がれ♪ 宇宙教育センタースタッフブログへようこそ!
未来を担う子どもたちのため、全国各地を日々飛び回る宇宙教育センターの活動風景や雑感をお届けします。 おいしい宇宙って


2008年11月22日

たけしの日本教育白書

再びこんばんはー、中村です。
飛行機が遅れて、羽田で1時間ほど待たされましたが、無事秋田に着きました。
 
ホテルについてテレビをつけると、たけしの日本教育白書をやっていました。
もう第4弾になるんですね、途中からでしたが、終わりまで見てしまいました。
 
共感できて印象に残ったのは、東国原宮崎県知事の言葉で、
まず家庭と、次に学校、そして地域の教育が三位一体にならないといけないが、今は地域の教育がほとんどない、ということでした。
そして、石原東京都知事の、親子三代が同じ屋根の下に住まわなくなった、これがあまり良くない、ということでした。
 
明日、あさっても行うコズミックカレッジ、そして宇宙教育センターの活動全体が「地域で育む地域の子ども」をスローガンに活動しています。
 
ご覧になった方も多いと思いますし、共感できる内容とそうでない内容、長い放送時間の中でさまざま感じたことと思います。
皆さんはどんなことを思ったでしょうか。
 
そういえば、最近近所のコワイおじさん、なんていなくなってしまいましたね。
 

▲ 到着して、明日とあさっての会場に向かったら、会場に大きな垂れ幕がかかっていました
秋田の関係者の皆さんありがとうございます!そして明日への気合が入った夜なのでした

2008年11月20日

「いぶき」の認定証が届いたよ!
〜長野・菅平小中学校からのおたより〜

 先日の愛媛・済美高校からのおたよりに続き、
 長野県の菅平小中学校から、うれしいおたよりが届きましたので、
 ご紹介しますね。

--- 菅平小中学校からのメール -----------------------------

  ゴーサット(GOSAT)の授業では大変お世話になりました。
  さて愛称が「いぶき」になったと新聞報道で知りましたが、
  偶然にも、本校の生徒が同じ名前で応募しておりました。

  JAXAから認定書が届いたと言って、本人が喜んで学校に持ってきました。
  まさか選ばれるとは、私も思っていませんでした。
  立派な認定書でクラスの生徒もびっくりしていました。

  とてもいい機会を与えてくださり、心から感謝します。 
  打ち上げが無事成功することをお祈りしております。   

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  ▲温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」の名付け親になってくださった、
    630名の方々に送られた認定証とハーブ栽培缶


  菅平小中学校は、エネルギー環境教育実践校として、地球温暖化問題や、
  エネルギー問題について学習をしています。

  自分たちにできることを考えさせると、省エネ活動に落ち着くけれど、
  もっと大きな、地球規模で考えさせたい、という先生のご要望を受け、
  この夏は、中学3年生をメインターゲットに、JAXAとの連携授業が行われました。

  ★長野県・菅平小中学校との連携プログラム
  
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     ▲緑豊かな高原の学校。 窓からはこんな爽やかな景色が望めます。

  9月8日の授業では、GOSATプロジェクトチームの三浦さんが講師となって、
  軌道上で大活躍中の「だいち」をはじめとした地球観測衛星の話や、
  「いぶき」(GOSAT)の役割、開発の経緯や打上げまでにクリアしなければいけない
  様々な試験の様子などについて話をしてくれました。


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     ▲GOSATプロジェクトチームの三浦さん。 開発の最前線にいる一人です。
       実は三浦さんは長野のご出身。 プロジェクトチームが粋な計らいをしてくれました。


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     ▲授業の中では、モバイルCo2測定器を使って、呼気の中の二酸化炭素濃度を測る
       実験もやってみました。 (実際の「いぶき」の観測方法とは異なります)


  そして、授業の最後には、みんなで愛称募集キャンペーンに応募しました。

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     ▲それぞれに思いや願いを込めて。

  たくさんの愛称を考えてくれていたけれど、その中に「いぶき」もあったんですね!
  「いぶき」と名付けてくれた人も、他の名前を考えてくれた人も、みんなどうもありがとう。

  みんなの応援を受けて、「いぶき」は来年、種子島宇宙センターから
  大事な役割を担って宇宙へと旅立ちます。
  どうかその活躍ぶりを、これからも見守り、応援してくださいね。

  <関連リンク>

    ★温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」(GOSAT)

    ★サテライトナビゲーター:「いぶき」

    ★「いぶき」打ち上げ特設サイト    

    ★プロジェクト息吹
    (様々なかたちで「いぶき」のプロジェクトに関わる人たちを紹介。
     三浦さんもそのうち登場するのかな!?)

    ★応援メッセージ 応募フォーム
    (「いぶき」とプロジェクトメンバーへの応援メッセージや画像をお寄せください!)

2008年11月14日

SEECとカフェと水ロケット
〜愛媛・済美高校秋便り〜

 今日、プレスリリースが出たとおり、
 来年2月にアメリカ・ヒューストンで開催される
 「宇宙を教育に利用するためのワークショップ(SEEC)」
 発表いただく先生方が決まりました。

 ★プレスリリースはコチラからどうぞ

 今年は、募集期間が短かったにも関わらず、
 ご応募いただいた先生方、本当にどうもありがとうございました。

 そして、現地への派遣が決まった先生方、これから年末・年始にかけて
 発表に向けての準備で忙しくなると思いますが、どうぞよろしくお願いいたします!

 そして、そして、異国の地で英語と格闘しながら?海外の教育関係者に向けて
 教材紹介や発表を行う先生方のことを、皆さんどうぞ応援してあげてくださいね!


 さて今日は、前回のSEECで発表された、済美高校(愛媛県)の岡先生から
 "宇宙な"秋便り(近況報告)が届きましたので、ご紹介します。

 ☆彡「Space Cafe」オープン!

   10月31日に開催された今年の済美高校文化祭では、
   「Space Cafe」と名付けられた喫茶店がオープンしたそうです。

   お便りには、「星や天の川模様のかわいいケーキを作ってもらいました」と
   ありますね。

   見てみたい!と思ったら、ちゃーんと写真も付いてました。

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    ▲か、かわいい〜♪ まさに「おいしい宇宙」じゃないですか!食べてみたいっ!
   
   カフェの店内には、JAXAのサイトからダウンロードした
   ペーパークラフトのサッカーボール型惑星(水星〜海王星)と月を制作して吊るし、
   その中には、密かに「かぐや」と「はやぶさ」と「しんかい6500」が浮かんでいたのだそう。

   ん、「『きぼう』と『スペースシャトル』と『ハッブル宇宙望遠鏡』は挫折してしまいました」・・・?
   ちょっと複雑で難しかったですかね(>_<)

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             ▲喫茶店の看板もスペースシャトル、と宇宙シテマス


 ☆彡愛媛エコハウスに国際水ロケット大会出場者が参加!

   愛媛・済美高校といえば、インドで開催された前回のAPRSAF-14
   国際水ロケット大会で見事優勝したんです!
   ★そのときの記事はコチラ

   そのメンバーが、今週末、11月16日(日)に愛媛県体験型環境学習センター
   (愛媛エコハウス)で開催される『青い地球に感謝祭』で、この水ロケットの
   実演を見せてくれるそうです。

   他にもいろんな催し物があるみたいですよ。
   お近くの方は、ぜひ足を運んでみてくださいね。

   ★愛媛エコハウス 「青い地球に感謝祭」   
   
 
☆彡愛媛県教育研究大会で岡先生が発表!

   12月に行われる愛媛県の教育研究大会で、
   「SEECでの経験を発表してほしい」と頼まれ、岡先生が
   発表することになったそうです!

   これまでの宇宙教育センターとの連携活動のことも交えながら
   発表をしてくださるとのこと。ありがたい限りです。

   受験シーズンに突入し、いつも以上に忙しい時期だとは思うのですが、
   岡先生、頑張ってくださいね! 相模原から応援しています!

   ★前回SEECでの岡先生の発表のようす


さて、済美高校からの秋便り、いかがでしたか?

スイーツと宇宙のコラボレーション、国際水ロケットやSEECでの活動を
別の機会でも紹介など、ここ数日で寒さがぐっと増してきたこの時期、
なんだか心がほっこり、あったかくなってきますよね。

岡先生、お便りどうもありがとうございました。

みなさんも、「こんなことありましたよ」「今度、こんなことやりますよ」といった、
身近な宇宙の話題やお便り、ぜひ聞かせてくださいね。

2008年06月05日

夢の実現 〜浜松・展示会場にて〜

宇宙飛行士が色紙などにサインをするとき、
ご自身の名前と一緒にしたためる言葉があります。

たとえば若田宇宙飛行士の場合は、
「地球人の世紀へ」です。

「夢の実現」
その人は、この一言を書き添えます。


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浜松のISTS国際宇宙展示会の会場、
限られた時間なんだからいっぱい見なきゃ損だよね、といわんばかりに、
大抵の子どもたちが会場のあちらこちらを慌しく歩き回っている間、
その少年は、魅入られたように「きぼう」日本実験棟のパネルの前に
座り込み、熱心にメモをとっていました。


しばらくはお友達も付き合っていたのですが、やがて一人に。
ここ読めない、という漢字の読み仮名と意味を教えつつ、
彼に聞いてみました。
「大きくなったら宇宙飛行士になって、宇宙に行ってみたい?」と。

彼は、その瞬間、メモをとる手を止め、ちょっとだけ照れくさそうに、
でもしっかりとこちらを見つめて「うんっ!」と力強くうなずいてくれました。
(とってもいい目をしてたなあ)

「夢の実現」

少年の頃からの夢を実現させたその人 −星出彰彦宇宙飛行士−は、
少年のような笑顔と輝く瞳で、今日、未来に続く「きぼう」の扉を開きました。

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▲「きぼう」日本実験棟 船内保管室への入室(画像提供:NASA)


浜松で、私は未来の宇宙飛行士に出会ったのかもしれません。
星出さんのように、いつか、その夢を実現させようね。

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    ▲がんばれ、星出さん!(画像提供:NASA)

<関連リンク>

  ★星出宇宙飛行士搭乗 1Jミッション(STS−124)

  ★「きぼう」船内保管室への入室の様子は、ぜひ動画でご覧下さい
   (たくさんの宇宙飛行士たちが、広々とした空間を楽しんでいます。
    よ〜く見ると、「ヤンキース・マツイ」のTシャツを着た宇宙飛行士もいますよ♪)

  ★星出彰彦宇宙飛行士への応援メッセージはこちらへ

  ★ミッション実況生中継

  ★NASA TV

  ★星出宇宙飛行士ジャーナル

2008年05月01日

皐月は輝く笑顔の月

5月になりましたね。
今年は、この5月がくるのを楽しみに待っていました。

どうしてでしょう?
JAXAカレンダーをお持ちの方は、5月を開いてみてくださいね〜。

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今年のJAXAカレンダー、5月は宇宙教育センターの活動が
取り上げられたんです!

人工衛星やロケットなど、ハードウェアを中心とした画像が多い
JAXAカレンダーの中で、ここだけは日本と世界の子どもたちが主役。
いや〜うれしいです♪ 

宇宙教育センターの活動も、各ラインでそれぞれに忙しくなってきました。

国際活動を担当しているスタッフは、今週末からUNESCOと連携した
宇宙教育ワークショップのため、タンザニアへと旅立ちます。

今年のコズミックカレッジも、間もなく開始、
全国各地から開催希望の声が届いているそうです。

下旬にはプレスリリースでもお知らせがあったとおり、
北海道・苫小牧で子ども宇宙サミットが開催されます。

学校連携活動は既に九段と八王子で始まっていますが、
それ以外の学校との実施に向けた打合せの予定が
どんどん入ってきてます。

ほんとに、各スタッフのカレンダーは
次々に予定で埋まっていってます。

なんでも「皐月」の「皐」という漢字は、
白い光を放出する様子を表したものなのだそう。

若葉の季節、まさにきらきらと輝く子どもたちの笑顔にぴったりな月かも。

5月のカレンダーのきらきら笑顔に元気をもらいつつ、
これから先も、もっともっとたくさんの笑顔に出会い、
たくさんの子どもたちが笑顔になれるよう、
スタッフ一同がんばっていきますよー!

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2008年02月13日

日本代表先生チーム奮闘記
宇宙を教育に利用するためのワークショップ
セッション発表編①

大変長らくお待たせしました・・・スミマセン。

スペースセンター・ヒューストンで開催された
「宇宙を教育に利用するためのワークショップ」(SEEC)での
日本の先生方の奮闘記、
続編としてJAXAセッションでの発表の模様を
順にご紹介していきますね。
(続編っていうか、これが大事な本編なのですが・・・)

まずは、先生方の発表の前にJAXAスタッフから
冒頭のご挨拶とJAXAの事業概要や教育活動について
紹介を行いました。

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▲旬の話題ということで、「きぼう」「かぐや」も紹介。
  日本らしいお土産にと、「かぐや」の手ぬぐいをプレゼントです。
  (「かぐや」プロジェクトの皆さん、ご提供ありがとうございます!)


そしていよいよ先生方の発表です。
今回の記事では、済美高等学校(愛媛県)の岡先生の発表風景をお届けします。

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▲岡先生の発表風景。こうやって見ると、「意外とこじんまりなのね」と思ったりしません?


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▲ところがどっこい、実はこんなに大勢(約30人)の方々に囲まれているんです!
 ガンバレ、岡先生!


岡先生は生物の先生で、済美高等学校では宇宙教育センターも支援している
SSP(済美サイエンスプロジェクト)で、生徒の皆さんとともに頑張っておられます。

このSSPでは、「スペースサイエンス −宇宙・地球・生命−」を大テーマに、
宇宙の誕生、地球環境、生命科学、科学技術など、様々な分野から
主体的に研究テーマを設定し、課題研究・探求作業を行っています。

 ★済美サイエンスプロジェクトとの連携プログラムはコチラをご覧ください
探求テーマの中には、「(木星の衛星)エウロパに生命は存在するのか?」といった
ユニークなものもあるのですが、岡先生は、このテーマと関連した実験を
交えながら発表をしてくださいました。

で、登場したのがホタル!
ん、蛍?宇宙にホタル??

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▲確かにスライドには蛍の写真が登場してますね


ご存知のとおり、蛍といえば、その幻想的な発光に魅せられますよね。
ホタルの発光の仕組みには、「ルシフェリン」と「ルシフェラーゼ」、そして
「ATP」の3つが大きく関わっています。

ルシフェリン(luciferin)はホタルのお尻にある透明な発光細胞で
生成される発光物質で、
ルシフェラーゼ(luciferase)は、ホタルが生成可能な酵素。
そして、ATPとはアデノシン3リン酸(Adenosine Tri Phosphate)の略で、
生物の細胞中に必ず存在する、すべての生命活動をつかさどる
重要な化学物質なのだそうです。

ちなみにルシフェリンの語源は「明けの明星」を意味する「ルシファー」なのだとか。
(何気にここでも宇宙つながり?)

ルシフェリンとルシフェラーゼの反応によって引き起こされるホタルの発光。
そこに欠かせないのがATP。
逆に言えば、発光が起これば、そこには生命の存在を示すATPがあるということで、

他の星に生命体が存在するかどうか確かめる際、そして
地球から他の星に探査機を送り込む場合に
その環境を汚さないために地球の微生物などを持ち込まないよう
事前に検査する際にも有効な手法と考えられます。

・・・とホタルと宇宙の意外な?関係を発表してくださいました。


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▲真剣な眼差しで聞き入っている参加者のみなさん。
  実験は思いっきり楽しみ、発表には真摯に耳を傾けてくれ、「うんうん、分かるよ」と
  うなずいて、発表の先生方を励ましてくれます。
 「ATP」のことも、ご存知の方が多くてビックリ!(私は今回の発表まで知らなかった・・・)


海外の先生たちは、実験が大好き。
プレゼンの合間には、ホタルと同じように発光物質を持っている
ウミホタルを使っての発光実験が行われました。

ウミホタルは「ウミ」の名のとおり、海にすんでいる3mmほどの小さな生物です。
日本ではよく採取できるのですが、アメリカではなかなか採取できないのだそう。
中にはこの場で実験をせず、「自分の学校に持ち帰って生徒たちに見せるよ」と
大事に持って帰る方もいらっしゃいました。


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▲ちっちゃなちっちゃなウミホタルに興味津々


さらに、エンターテイナー岡先生の本領発揮!?
ゲストを前に呼び寄せ、グラスを渡します。


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▲いったい何が始まるの?

続きは、以下の動画をご覧ください。(画面をクリックすると映像がスタートします)


▲途中で画面が暗くなりますが、ご心配なく。
  参加者の皆さんの楽しげな声も入っていますから、ぜひ音声も聞いてみてくださいね。

このイリュージョン(!?)は、ホタルの発光実験を簡単に再現できる
「ホタライト」という試薬を使った実験でした。

小さな生き物たちが見せてくれる不思議な現象と宇宙とのつながり。
いかがでしたか?

元村先生と馬屋原先生の発表も、後日(なるべく早く!)ご紹介しますので、
どうぞお楽しみに。

<関連リンク>

  ★宇宙を教育に利用するためのワークショップ

2008年02月01日

日本代表先生チーム奮闘記
宇宙を教育に利用するためのワークショップ
現地レポ②

日本はすでに2月1日の夜を迎えていると思いますが、
ここヒューストンは、これから2月1日の朝がやってくるところです。

さて、今回はヒューストン2日目(1月31日)の模様をお届けします。

朝9時半。宿泊先を出た一行を襲ったのは、土砂降りどころではない、
まさに「豪雨」でした。

もう〜せっかくヒューストンまで来たのに、なんでこんな雨になっちゃうのー、
しかも雷までゴロゴロいってるし。。。

それでも仕方なく車を走らせていたのですが、雨は弱まるどころか、
いよいよ激しさを増すばかり。
そのうち、車の両側に激しい水しぶき(水柱といってもいいくらい)が
できるほどに。
まるで水陸両用自動車か、どこかのテーマパークの乗り物みたいでした(^^;)

やっとの思いで会場のスペースセンター・ヒューストンに到着。
しばらく車の中で待機していると、ようやく小降りになり、
昼前からは見事な青空が広がりました。
(いや〜よかったよかった)

この日は、まずワークショップの受付からスタートです。

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 ▲受付風景(左)  受付を済ませると、こんなにたくさんの資料がいきなりもらえます(右)

先生方の発表は翌日からですが、到着日は会場の下見だけで終わったので、
まずはどんな雰囲気なのかをつかんでいただくのも大事ですし、
様々な宇宙関連情報・展示に触れていただくこと、米国をはじめ
海外の教育関係者との交流を深めていただき、帰国後の教育活動に
活かしてもらうのもSEECの大事なミッション。

ということで、スペースセンター・ヒューストンを満喫しましょう!

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▲一歩中に足を踏み入れると、こんな光景が待ってます。

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▲「ニホンノセンセイガタ、ヨウコソヒューストンヘ。コンニチハ、ロボノートデス。」
  (って、しゃべったりはしませんが・・・)
  ロボノート(Robonaut)は、危険が伴う船外活動を宇宙飛行士に代わって行うために
  研究が進められています。

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▲すっかり意気投合して、今や3姉妹状態になっている女性陣。いったい何を始めたのかな?
  ヒントは右の写真。ホントは全部お見せしたいのですが、きっとまずは各学校の子どもたちに
  思い出話と一緒に一番に見せてあげたいと思うので、ココまでということで。

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▲「元村先生、何をされてるんですか?」と声をかけると、
  「絵葉書を生徒に送ろうと思って。」とハニカミながら教えてくださいました。優しいですね。
  スペースセンター・ヒューストンの消印が押されたハガキが、海を越えて長崎に届きます。

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▲「日本から?」と話しかけてきたのは、ミズーリの高校の先生。
  福岡にいたことがあるのだそうです。先生方、しっかり名刺交換されてました。
  これからも情報交換できるといいですね。

午後からは、隣のNASAジョンソン宇宙センターの敷地内に展示してある、
サターンロケットを見学しました。

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▲アポロ計画で人類を月に送ったロケット。その大きさにただただ圧倒されます。

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▲第1段の巨大なエンジンたち。 人の大きさと比べると、あらためて驚かされます。

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夜には、ウェルカムレセプションが開催されました。
先生方は、物怖じすることなく、相席になった方々と積極的に交流をされてました。

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▲すっかり打ち解けて、仲良くなってますね♪

初日の写真と比べると、緊張感が和らいで、楽しんでいる様子が見てとれますよね。
この調子でリラックスして、みんなで力を合わせてセッション発表乗り切っていきましょう!

---本日のおまけ---

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▲見事な青空。テキサスは空もでっかいなー、と思っていると、
  こちらをじ〜っと見るウシさんが。
  ・・・テキサスは、牛も大きかったデス。

2008年01月31日

日本代表先生チーム奮闘記
宇宙を教育に利用するためのワークショップ
現地レポ①

日本時間1月30日午後3:00。
成田空港 第一ターミナル 北ウィング4階。

愛媛、長崎、東京の利島、東大阪、そして広島からと、
日本各地から5人の先生方が集結しました。

目指すは一路アメリカへ!

追い風に乗って予定よりも1時間も早く到着したその地は、
テキサス州のヒューストン。

最近の話題だと、メジャーリーガー松井稼頭夫選手が
移籍したヒューストン・アストロズの本拠地でもあり、

米国航空宇宙局(NASA)ジョンソン宇宙センター
ある場所としても知られる場所です。

(余談ですが、松井選手は先日ジョンソン宇宙センターで
 日本人宇宙飛行士たちとご対面。
 そのときの様子は、野口宇宙飛行士が自らブログで
 レポートされていますので、こちらもご覧ください。)

先生方がやってきた目的、それは
NASAジョンソン宇宙センターの公式ビジターセンターである
スペースセンター・ヒューストンを会場に開催される
宇宙を教育に利用するためのワークショップ
(Space Exploration Educators Conference:SEEC)」に
参加するためです。
しかも、そのうち3人の先生は、セッションでの発表も行います!!
(もちろん英語で、ですよ〜)

ということで、前置きが少々長くなってしまいましたが、
SEEC派遣として選ばれた日本代表チームの先生方の奮闘ぶりを
採りたて(撮りたてかな?)新鮮の現地レポとしてお届けします。

現地時間1月30日に到着した一行は、まず空港から1時間ほど
かけて会場のあるクリアレイク地区へと移動しました。

そして宿泊先でチェックイン後、ほとんど休む間もなく、
スペースセンター・ヒューストンへと会場下見に出かけました。

SEECでは、全米各地から集まった先生方により、100以上もの
セッションが発表されるので、スペースセンター・ヒューストンの中には
あちこち発表用の会場が設けられています。

今回、日本代表チームの発表会場として事務局が用意してくれたのは、
なんと1週間前に出来上がった(らしい)という、仮設の教室のひとつ。
過去2回の発表場所とは変更になりました。

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▲あっ、あそこだ〜!  出来立てほやほや、木の香りもまだ残る教室です。


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▲広さや機材、設備などを確認中。


会場が変更になった理由ですが、毎年日本の先生方の発表は
SEECでも評価が高く、参加希望者が多いのだそう。
過去2回の発表会場では少々手狭だったので、今年は広めの場所を
用意してくれたのだそうです。
決して外に追い出されたわけではありません・・・(^^;)

会場変更に伴い、セッションの定員も増やしたということが
実は出発直前に判明し、慌てて資料や配布物を増やしたという
うれしいハプニングもありました。

日本からやってきた先生方を温かく迎えてくれる現地の方々、
そしてこのうれしい報せをもたらしたのは、何より過去2回の
開催で発表いただいた先生方の努力の賜物。
ありがとうございます!!

会場下見の後は、JAXAのヒューストン駐在員事務所に移動し、
事前に送っておいた配布物のセットや実演に使う実験材料の準備、
発表の進め方についての確認作業などを行いました。

作業の合間には、若田宇宙飛行士をはじめ、野口宇宙飛行士・
古川宇宙飛行士・星出宇宙飛行士・山崎宇宙飛行士が、
先生方の激励に顔をのぞかせてくれる場面も。

訓練であちこち飛び回っている宇宙飛行士たちに
1日でこんなに会えるとは!
先生方のテンションがめちゃめちゃ↑↑↑となったのは
言うまでもありません(^^)

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▲発表の先生はもちろん、参加のみの先生方も一緒になっての準備作業。


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▲物品関連の準備が一段落したところで、プレゼン内容の再確認が行われました。

さあ、SEECはいよいよ明日1月31日から始まります!
そして日本代表チームのセッション発表は、2月1日と2日の2回です。
みなさん、ぜひ応援してくださいね!

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▲ガンバレ、ニッポン代表チーム!!(会場のスペースセンター・ヒューストン前で)


---おまけ---

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夕食後、日用品を買出しに行った際に発見。
大きさといい色使いといい、いかにもアメリカです。

2007年12月26日

教員研修打合せ

教育現場連携プログラムでは、学校での先生方の授業プログラムの
サポートはもちろんのこと、各地の教育委員会や総合教育センター、
教育研究所の方々と連携した、教員研修のサポートも行っています。


今時分は来年度の研修計画が検討される時期。
先日も、とある地域の総合教育センターと教育研究所、
2箇所の方々から教員研修連携に関するご連絡をいただき、
初回の打合せを行ってきました。


どちらも新規の連携問合せ。
大変ありがたい反面、ついつい不躾とは思いながらも聞いてしまうことが。
「あの〜、いったい何がきっかけで宇宙教育センターのことを
ご存知になられましたか?」と。
(だってまだまだ知名度低いですから・・・)


きっかけは「かぐや」の活躍だったり、知り合いの方がJAXAにいるからだったりと、
様々だったのですが、今回打合せをさせていただいたご担当者の方々には
ある共通点がありました。


それは、
「学校現場と宇宙教育センターをつなぎたい。
 それが私たちの役目だと思ってます。」という熱い思いでした。


■宇宙を含めた最先端の科学に関する話を聞きたい、
 授業に活かしたいと現場の先生方が希望しても、管理職の理解が得られていないのが現状。
 これを何とか打破したい。
 だから、まずは管理職をターゲットにした新規の研修講座立ち上げを計画しているので、
 そこに宇宙教育センターの協力を得られないだろうか。


■うちの地域は、昨年、学校の先生向けに土曜講座を開設した。
 これは悉皆(参加が義務付けられている)研修ではなく、あくまでも自主参加型。
 参加する先生にとっては出張(公務)扱いにもならないのだが、
 定員を上回る講座も出るなど、熱心な先生方がたくさん集まってくれた。
 来年は、ぜひ宇宙教育センターと連携した講座を設け、子どもの好奇心を
 かりたてるような教材や授業例の紹介をしてほしい。


学校の先生や教育機関の方々とお話をしていると、
少なからず教育現場の実情や、先生方の抱える悩みなどを耳にします。


「何とかしたい」
その強い熱意に、私たちも出来る限りの形で応えていきたい、
応えていかなければ、と思っています。


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▲福井県の教員研修の模様

  教員研修では、実験ベースのものや、最先端の宇宙開発・宇宙科学に関する講義、
  宇宙の素材を授業に活用する方法や実践例・素材の紹介など、
  ご要望に合わせて様々な形式のプログラムを実施しています。
  詳しくは、下記の教育委員会との連携プログラムをご参照ください。

<関連リンク>
  ★教育委員会との連携プログラム(2007年度)
  ★教育委員会との連携プログラム(2006年度)
  ★教育現場連携プログラム

 

2007年12月20日

カラフルかなざわレシピ

今週、とってもカラフルでかわいいレシピが届きました。

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金時草に五郎島金時に・・・金箔入りべっこう飴!!

中身が気になりますね。開いてみましょう。

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いったいどれを注文しようかな、と迷ってしまうくらい
目にも楽しく、おいしそう。
どれも力作揃いですね。

金沢大学教育学部附属小学校の6年生が考えてくれた
金沢の食材を使った宇宙食メニューです。
12月18日には、このレシピにそって実際に調理し、
宇宙教育センターのスタッフが試食と講評を行いました。

いったいどんな料理がテーブルに並んだのでしょうか。
それはまた近いうちにご紹介したいと思います。

<関連リンク>
   ★金沢大学教育学部附属小学校との連携プログラム
   ★学校との連携プログラム

2007年10月11日

11月10日 「JAXAタウンミーティング in いわき」に
的川先生が登壇します

JAXAでは、日本の宇宙航空開発について、理事長はじめJAXAの役職員が、
市民の皆さまと直接お話をしながらご意見を交換する、「タウンミーティング」を
全国各地で開催しています。


第19回にあたる「JAXAタウンミーティング in いわき」(11月10日開催)では、
JAXA立川理事長に加え、宇宙教育センター長の的川先生が登壇し、
「宇宙が子どもの心に火をつける」と題し、宇宙と子ども・教育に関しての
話題を提供させていただきます。


日時・会場・プログラムなどは以下のとおりです。

日時: 平成19年11月10日(土)13:30〜16:00
会場: いわき産業創造館(「ラトブ」(いわき駅前再開発ビル)6階)
    (いわき市平字田町120番地)
対象: 高校生以上(定員200名)/事前申込制
参加費: 無料


<プログラム>(予定) :

13:30 開演・開催挨拶
13:40 JAXAの概要説明
13:50 第一部 話題提供者 立川理事長
    ・「日本の宇宙開発」
       日本の宇宙開発の歴史
       宇宙利用の拡大
       宇宙科学の推進 等
    討議

14:40 第二部 話題提供者 的川宇宙教育センター長
    ・「宇宙がこどもの心に火をつける」
       子どもが宇宙に惹かれるわけ
       宇宙素材に潜む魅力とJAXAの取り組み
       家庭と学校と地域での宇宙教育のすすめ
    討議


16:00 閉会

参加者の皆さま一人一人のご意見が、タウンミーティングを
作り上げていく大事な要素となります。
また、今回は、宇宙と教育が話題として投げかけられますので、
宇宙教育センターの活動に対するご意見やご感想・今後への期待など、
お聞かせいただければと思います。

たくさんの方々のご参加をお待ちしています。


<参加申込方法>

  申込先: いわき市行政経営部行政経営課
  住所 〒970-8686 
     福島県いわき市平字梅本21番地
     いわき市行政経営部行政経営課宛
     TEL:0246-22-7410
     FAX:0246-24-4300
     e-mail gyoseikeiei@city.iwaki.fukushima.jp
  申込方法: 住所・氏名・電話番号を明記の上、上記の宛て先まで電話、
          はがき、FAX、又はEメールにてお申込みください
  申込期限: 11月2日(金)必着
  *応募者多数の場合は、抽選とさせていただきます。

<関連リンク>

  ★「JAXAタウンミーティング in いわき」の開催について(プレスリリース)
  ★いわき産業創造館
  ★JAXAタウンミーティングホームページ  


2007年09月16日

米国・ヒューストンで海外の教育関係者と
交流を深めてみませんか?
「宇宙を教育に利用するためのワークショップ」ご案内

7月31日付けのプレスリリースでも既にお知らせがあったところですが、
現在、JAXAでは来年1月末〜2月にかけ、アメリカ・ヒューストンで開催される
「宇宙を教育に利用するためのワークショップ」(Space Exploration Educators
Conference:略してSEEC)へ参加もしくは発表をしていただける教育関係者の
方々を募集中です。


応募締め切りの10月1日(月)が近づいてきましたので、
今回はこのSEECについてご紹介したいと思います。


「宇宙を教育に利用するためのワークショップ」という言葉だけを聞くと、
むむっ何やらお堅い学会なのか???と構えてしまうかもしれませんが、
まーったくそんなことはありません。


100以上のセッションから成っており、それぞれが小さな教室を見立てるような形で、
発表者は各自ご自慢!?の教材や指導法を「どうよ!」と言わんばかりに披露していますし、
参加する側も「これは明日からでもすぐに授業に使ってみよう!」という熱気に満ちているので、
ワイワイ・ガヤガヤ、なんだか夏祭りの出店がたくさん並んでいるような雰囲気です。


全米各地はもとより、アジア諸国なども含めた教育関係者が数百人集い、
活発な情報交換が行われていますし、現地の方々は皆さんフレンドリーで、
はるばる日本からやって来たと知るや、本当に温かく迎えてくれます。
これまでに参加された先生方の中には、「互いの学校で交流授業をしたいね」と
いった話で盛り上がった方もいらっしゃいます。


そして前々回(第12回)からは、日本の先生・教育関係者の方々にも
セッションで発表の場が設けられました。
では、どんな雰囲気だったのか少し見てみましょうか。


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こちらは、東京から参加してくださった遠藤先生です。
コズミックカレッジでも定番メニューとなっている「飛ぶ科学」について
自作の簡易風洞装置を使った実験を披露してくださいました。


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そういえば、この風洞装置を使った「飛ぶ種の不思議」、
アフリカの先生方の間でも好評でしたね。


続いては、香川から参加してくださった川村先生。
火星表面の画像を高校地学の授業に用いている例のほか、
ペットボトルロケットの紹介も。

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「どなたかやってみませんか?」「はい、ご協力ありがとうございます。」
「危ないですから(!?)ちゃんとヘルメットかぶってくださいよー。
 そうそう、心臓はお強いですか?保険には入ってます?」
なーんて、ジョークも交えながら楽しんでいらっしゃいます。


そして、沖縄から参加してくださった喜友名先生です。

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ストローや綿棒(またはマッチ)といった、身近に手に入る材料で行える
とってもユニークな加速度の実験を披露してくださいました。

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他のセッションなどを見ていても、身近な材料を使い、明日の授業からでも
すぐにやってみることができそうな実験は、現地でも大変好評で、
あちこちのセッションに参加すると、かなりたくさんのお土産(教材)を
ゲットすることができますよ。
(参加・発表の先生方にはVIPパスが発行されるので、どのセッションにも
 参加することができます。事前のセッション参加登録をしなくてもOKです)


発表の機会は期間中に2度ありましたが、初めはやや緊張を隠せなかった先生方も
アメリカの先生方のノリのよさにも後押しされ、次第に緊張もほぐれ、参加者と
ともにその時間を楽しんでいらっしゃいました。参加者による評価も非常に高く、
この経験は、各先生方にとっても大きな自信と収穫になったようです。


発表は英語で行っていただくのですが、流暢じゃなくったって問題ありません。
英語が母国語じゃないということは現地の参加者だって承知のことですから。


さあいかがでしょうか。ヒューストンに行ってみませんか?
「発表まではちょっと・・・。まずは参加してみたい」という方も大歓迎。
発表者枠のほか、参加者枠もありますので、関心のある先生方、教育関係者の方は、
ぜひ応募要領をご確認の上、奮ってご応募ください。お待ちしています。


<関連リンク>

 ★ プレスリリース:「宇宙を教育に利用するためのワークショップ」
   参加者及び発表者募集のお知らせ

 ★ ワークショップへの「参加者」募集要項(pdfファイル)

 ★ ワークショップでの「発表者」募集要項(pdfファイル)

 ★ 宇宙を教育に利用するためのワークショップ
   
 ★ 前回(第13回)開催の様子(現地の写真がたくさん載ってます)

 ★ スペースセンターヒューストン(会場)※英語です

 ★ 宇宙を教育に利用するためのワークショップ案内 ※英語です

2007年09月05日

T.A.が振り返る「きみっしょん」

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 ▲まったくの初対面だった高校生たちが、ここまで気持ちをひとつにできるのも
   たくさんのT.A.による、手厚いサポートがあってこそ。
  (画像は、第6回 きみっしょんブログより)


相模原キャンパスで最先端の宇宙科学に従事している研究者たちによる、
笑いと涙の、いえいえ、汗と涙と喜びに満ちた生の声をお届けしている
宇宙科学研究本部発行の「ISASメールマガジン」ですが、


8月28日号では、「第6回 君が作る宇宙ミッション」(通称:きみっしょん)で
事務局長という大役を果たした南部陽介さんが
『大学院生にとってのきみっしょん』と題して、寄稿してくださっています。


全国から集まってくれた高校生たちが主役の「きみっしょん」ですが、
その影には、T.A.(ティーチング・アシスタント)と呼ばれる数多くの
大学院生たちによる献身的なサポートがあります。


大学院生から見つめた「きみっしょん」の意義、
南部さんが熱く、熱く、とーっても熱く語ってくれていますので、
ぜひご一読ください。

★ ISASメールマガジン 第154号(H19.8.28発行)


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 ▲随分と大きなT.A.が登場!? 的川先生も応援にかけつけてくれました。
  (画像は、第6回 きみっしょんブログより)


<関連リンク>

 ★ 君が作る宇宙ミッション (宇宙教育センター 青少年・教育者参加プログラム)
 ★ 君が作る宇宙ミッション 公式サイト
 ★  きみっしょんブログ


2007年07月29日

おいしい宇宙教育レシピ
- ストローロケットの作り方 -

八ヶ岳の合宿、楽しい思い出がたくさんできたみたいですね。
私も週明けの報告が楽しみです。


さて、先日ご紹介したストローロケット教室では、
「おうちに持って帰って、もう一回やってみようか」と言って
大事そうにロケットを持ち帰る姿がたくさん見られました。


記事をご覧になって、「これなら簡単にできそう」と
思われた方も多いのではないでしょうか。


ここでは、ストローロケットのレシピ(作り方)をご紹介します。
まずは、材料としてストローをご用意ください。
あまり細すぎず、管に通すので、やや太めのものがオススメです。
最近は、首の曲がるタイプのものが多いのですが、
ひっかかってしまうので、カットしましょう。

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せっかくなので、ストローの長さも色々変えてみましょう。
どんな組み合わせが一番飛ぶか、考えながら作る楽しみが増えます。
継ぎ足す際は、セロテープで貼り付けていきます。

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それから、粘土を用意してください。
これは、ロケットのフェアリング、つまり頭の部分になります。

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ストローを組み合わせて、長さが決まったら、粘土を「片方だけに」つけましょう。
丸いままでもいいですし、ロケットらしく、先端をトンガリ帽子にしてもいいですよ。

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▲これはトンガリタイプです。

粘土をつける分量(大きさ)も、工夫してみるポイントです。

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▲張り切ることはいいことですが、これはデカすぎ。ほどほどにしましょう。


ブースターなんかも付けてみて、自分らしいロケットに仕上げましょう。

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▲SRB(ストロー・ロケット・ブースター)装着タイプ。


以上でストローロケットは出来上がりです。簡単でしょ?
一般公開に来てくださったお父さんの中には、発射台を見て
「うん、これならうちでも作れるぞ!」とおっしゃってくださった方も。


ということで、発射台はこちら。

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こちらも作りはいたってシンプル。
3つの管から構成されています。
内側の筒を引っ張り上げて空気を入れ、押し出された空気が
一番細い管を通って、ストローを発射させる、というものです。


ちなみに今回使った発射台では、角度調節機能も付いていました。

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さあ、準備が出来たら、ストローロケットを発射台にセットしましょう。

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内側の筒を引っ張り上げて、空気を入れまーす。

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力を込めて、勢いよく押しましょう!ロケット発射!
力加減で飛び具合も変化しますよ。

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いかがですか?
日曜大工の腕に自信のあるお父さん、今度の休みに作ってみませんか?


おうちで、学校で、PTAや地域の集まりで・・・と、
いろんな機会にストローロケット楽しんでみてくださいね。


あ、そうそう結構すごい勢いで飛ぶので、周りの人にぶつけないように
気をつけてくださいね。
障子なんかは、簡単に突き破っちゃうと思いますので、これにも気をつけて(^^;)


2007年07月25日

工夫する心、粘り強い心
〜 一般公開、ストローロケット教室にて 〜

先週土曜日(21日)の相模原キャンパス一般公開
毎年のことながら、ほんっとにたくさんの方々に
ご来場いただき、ありがとうございました!


おかげで教育センターのブース以外、ほとんど何も見ることが
できなかったのですが、それもまたうれしい嘆き?ということで。


既にWEB担当の中村さんがホームページでUPしてくれていますが、
今年、宇宙教育センターのブースでは「ストローロケット教室」と、
本邦初公開!の「宇宙紙芝居上演」の2つを実施しました。


今日はまず、ストローロケット教室のお話を。

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      ▲目指すは遥かかなたのお月様なのだ!


奥まった場所ではあるものの、本館1階にあるということで、
開場と同時にたくさんのちびっ子たちが遊びに来てくれました。


作りはとってもシンプルなストローロケット、
そして相手は何といってもイマドキのお子さまたち。


うまく飛ばなかったりしたら、「けっ、つまんない。次に行こっ」と
すぐにプイっとそっぽを向かれるんじゃなかろーか、と
実は正直心の奥では少々不安に思ったりしてました。


・・・が、そんな心配どこ吹く風、いざ蓋を開けてみると、
みんなめちゃめちゃ楽しんでくれるじゃないですか!

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   ▲おかげさまで発射台は長蛇の列!


飛距離や高さが足りなかったとき、「どうしたらもっと
飛んでくれると思う?長さかな、重さかな、押す力かな?
まだまだ打ち上げできるから、工夫してみようよ。」と言うと、


「うん!」と頷くやいなや、ささーっと作業スペースに戻って
作りなおす子あり、お母さまの心にも火がついたのでしょうか、
親子でああでもない、こうでもないと言いながら作る姿あり、

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   ▲お父さんもお母さんも、真剣な眼差しで作っております


「飛ばな〜い」と、ちょっぴり甘えた目で助けを求めたお子さんに
「どうして飛ばなかったのか、ちゃんと『自分で』よーく考えてみなさい」と
厳しくも優しく諭すお父さんの姿あり、


うわっ、こりゃ釣竿みたいだ、というほど何本もストローをつなげて
発射台に持ってくる子あり、


「あのねー今度はね、ロケットみたいに頭のところをトンガリにしてみた」
「ロケットっぽく、まわりにもいっぱいつけてみた」と、ご自慢のロケットを
嬉しそうに見せてくれる子あり、

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   ▲ブースターをたくさんつけてみたよ

「アムロ、いきまーすっ!」と発射台でガンダムの世界に入りきっちゃった子あり、


3度目か4度目でようやく目標のお月様に届き、拍手喝さいの中で
万歳と満面の笑顔を見せてくれた子あり、


と、みんなあきらめずに何度も工夫して月を目指すロケットを考えてくれました。

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   ▲よし、父さんと勝負だ!親子で別々のロケットを作りました


たぶん、この日の夜、たくさんの子どもたちの夢の中で
オリジナルのロケットが月に向かって飛んでいったんじゃないかな、と思います。


かわいいロケットエンジニアたちに芽生えた「工夫する心」「粘り強い心」、
これからもずっと大事に持ち続けてね。

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   ▲たくさん遊びに来てくれて、ありがとう!

2007年07月03日

その手に伝わるもの

「お届けものは・・・」の記事で「金沢にいます」と言ったっきり、
何の音沙汰もないと、こいつそのまま帰ってきてないんじゃ
ないかと思われそうですが(^^;)、戻ってきてます。


ここ3週間、金沢→九段(東京)→前橋(群馬)→天満橋(大阪)→
九段→筑波、と出張・外勤が続き、その合間に相模原で
打合せや各種調整・・・と慌しい日々を過ごしていました。


もちろん他の仲間も、小松(石川)や愛媛、福井、高崎(群馬)と、
あちこちに飛び回っています。


さて、今回金沢にお出かけした宇宙食もそうですが、
機会があれば、私たちは授業や教育プログラムのテーマに沿った形の
実物やレプリカを持って行って、できるだけ多くの子どもたちが
「ホンモノ体験」をできるようにしています。


今年連携授業が始まった金沢大学教育学部附属小学校でも
宇宙食サンプルは大人気!


休憩時間には、どどどーっとみんなが集まって宇宙食を取り囲み、
交互に手にとっては、講師の渡辺さんに質問を投げかけていました。
また、中には間近に宇宙食を見つめながら、熱心にノートに書き記して
いる子たちもいて、持っていってよかったー!とうれしくなりました。


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「宇宙食見せてー!」 大変な人気ぶりです。(金沢大学教育学部附属小にて)


これから総合的な学習と家庭科の時間で金沢の食材を使った
オリジナルの宇宙食メニュー考案にチャレンジする子どもたちにとって、
具体的なイメージ作りに役立ってくれるといいな、と思ってます。
(開けて食べられないのが残念だけど・・・)


そしてときには、こんな貴重品(!?)も我々と一緒にお出かけします。

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ペンシルロケットのレプリカ。 実際にペンシルと並べるとその小ささが分かりますね。


「これ、何だと思う?」と子どもたちに聞くと、
「ミサイルー!」「ペン?」と、冗談も交えた答えが返ってくるのですが、
「これはね、日本で最初のロケットのレプリカ(複製品)だよ。
だから本物とおんなじ大きさ。ちっちゃいでしょう。
でももし、50数年前、この小さなロケットが生まれてなかったら、
今の日本は、M-VやH-IIAのような大きなロケットを打ち上げて
ないかもしれないんだよ。」と言いながら
そっと手渡すと、結構ずっしりとした手ごたえがあるんですよね。
受け取る側も思わず神妙な面持ちになっているのが、かわいらしかったりします。

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ペンシルロケットと糸川博士(左) ペンシルロケット水平発射実験の様子(右)
これが日本の宇宙開発の始まり。


きっと、子どもなりに歴史の重みや、糸川博士たちの熱意や努力を
無意識のうちに、その手に、その心に感じ取っているのでしょうね。


とはいえ中にはやっぱり?ペンのように持って、
ノートに書く真似をするツワモノもいたりして、
それはそれで楽しい光景です(^^)


資料や写真を見て得られるものもたくさんありますが、
その手に直に触れることで伝わるものも大事にしていきたいなと
思う今日この頃です。


宇宙食のサンプルは、JAXAの広報部が外部への貸し出しを
行っていますので、「うちの学校でも」と思われた先生は、
ぜひ活用してみてくださいね。


東京のJAXAiでは、日本の味を宇宙へ、ということで
宇宙日本食の展示を行っています。お近くにお越しの際は
ぜひお立ち寄りください。


「いいや、見て触れるだけじゃつまんない、食べたいっ!」と
思った方には大チャンスがありますよ。
来週、7月10日に開催される
「JAXAシンポジウム2007〜探る宇宙、食べる宇宙〜」へどうぞ。
開発されたばかりの宇宙日本食の試食体験ができるそうですよ。
ぜひ「おいしい宇宙」を体験してみてくださいね。
お申し込みはお早めに!


<関連リンク>

  ★ JAXAシンポジウム2007(7月10日)のご案内
  ★ 展示品貸し出しのご案内
    (ご利用案内に従って、申請手続き等をお願いします)
  ★ 「宇宙で食す日本食」展 (JAXAi)

  ★ 金沢大学教育学部附属小学校との連携プログラム

2007年04月06日

- 宇宙といのち -
神奈川県SPP成果発表会での
的川先生講演ダイジェスト

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先日ご案内したとおり、3月10日(土)に神奈川総合産業高校で
「理科大好きフェスティバル 〜未知の世界に挑んだ高校生たち〜」と
題した神奈川県下の高校生たちによるSPP成果発表会が行われました。
(SPP : サイエンス・パートナーシップ・プロジェクト)


的川先生が 『宇宙といのち』 と題した基調講演を行ったのですが、
後日 取材の関係でこのときの講演内容を先生が
ダイジェスト版としてまとめてくださいました。
しかし、結局は紙面の都合でさらに縮小した内容を掲載することに。。。


ということで、もったいないのでここでご紹介します。
1時間半近くある中身を凝縮したものですし、本当はやはり先生の生の
講演を聴いていただくのが一番ですが、少しでもここに込められた思いが
伝われば何よりです。


「今」という時代を生きる高校生、いや全ての人に向けたメッセージとして、
お読みいただけると幸いです。
(なお画像については、実際の講演で使用されたものとは異なります。)


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- 宇宙といのち -   JAXA宇宙教育センター長 的川泰宣


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   ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた銀河(NASA/ESA)


 「宇宙」という言葉から誰もが連想するのは、満天の星空であろう。
その一角に私たちの銀河系があり、そのまた片隅に太陽系がある。
しかし、何といっても最も私たちが興味を抱いているのは故郷の惑星・地球である。
そこには 飛んだり、泳いだり、土を掘ったり、さまざまな生き物が生を謳歌している。


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DNAの二重らせん構造


 その地球は、かつては17世紀にアイルランドのアッシャー大主教の計算により、
BC4004年10月22日(土)午後6時にできたと考えられていた。
しかし確固とした証拠がそろい、今では 「進化」 という考え方が受け入れられている。
人類の「サルと共通の先祖からの枝分かれ」も、クリック、ワトソンがその構造を解析した
DNAの研究によって、非常に詳しく調べられている。
ワトソンが数学や有機化学が苦手だったにもかかわらず大好きなDNAの勉強に固執し、
やがてノーベル賞を受賞するほどの科学者になったことは、若いときに内発的な動機を
持つことの大切さを教えてくれる。


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小惑星の地球衝突イメージ(NASA)


 1700万年前から分化を開始した類人猿からヒトの系統が枝分かれを始めたのは
500万〜700万年前であることが判明している。
さかのぼれば6500万年前には、おそらくは小惑星のメキシコ衝突によって、
全盛だった恐竜の絶滅が決定的になったが、その魅力ある説はイタリアの地層に
KT境界層が発見されたことがきっかけだった。
アルバレス父子が そのKT層を見つけたときの喜びは想像するに余りある。
人類史上誰も見たことのないものを自分の目で確認することは、
科学者たちの至福の幸せだろう。


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太陽系の仲間たち(NASA/JPL)


 5億年前ごろには、オゾン層の形成とデボン紀の旱魃を背景にして、
海にいた生物の一部が陸に進出した。ユーステノプテロンというサカナと
イクティオステガという原始的な両生類は、私たちの祖先と考えられる。
 さらに最近の100年間の宇宙科学と生命科学の分野の科学者の苦闘によって、
宇宙の誕生(137億年前)から太陽系と地球の誕生(46億年前)から
私たちの命に至るまでの壮大な歴史が、非常に筋の通った一貫した
ストーリーとして描かれている。
宇宙と地球の誕生は、BC4004年ではなかったのである。


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アインシュタインとハッブル(JAXA宇宙情報センターより)


 この百数十億年のシナリオを描くにあたって、アインシュタイン、ハッブル、
ヴェーゲナーを始めとする無数の科学者たちの粘り強い努力は、
たゆまぬ好奇心と冒険心と匠の心に支えられてきたものであった。
そうした奮闘が明らかにした宇宙と生命の進化の物語が力強く主張しているのは、
気の遠くなるような自然と生き物のトーナメントを勝ち抜き 生き延びてきた、
ほかならぬ「いのちの尊さ」である。


 会場にいる高校生諸君には、ぜひともそれぞれの人生を輝かせてほしい。
しかし好むと好まざるとにかかわらず、みんなの一人一人の向こうに
日本と世界と人類の未来があることを忘れないでほしい。


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アポロ17号が撮影した地球(NASA)

2007年04月03日

鶴の舞う学校

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         釧路といえば、丹頂鶴。
たんちょう釧路空港では、このように鶴が出迎えてくれます。


早いものでもう4月。


新学期となり、それぞれの学校が新入生を迎えて
新たなスタートを切っていることと思います。


そんな中、新しい学校として再スタートするところもあります。
今日は、釧路で出会った素敵な1シーンをお届けします。


昨年度(平成18年度)、宇宙教育センターとの連携授業を行った
北海道釧路市の旭小学校は、生徒数減少により、
同じく宇宙教育センターと連携授業を行った市内の寿小学校と合併して、
この春から「中央小学校」として生まれ変わります。


それは、旭小学校として最後の春でもありました。


先月、打合せで釧路に伺った際、旭小学校の先生が、
「旭小最後の卒業式に向けて、先生方が体育館に鶴を飾っているんです。
 もしよかったら見ていきませんか?」とおっしゃいました。


大きな鶴のイラストでも描かれたのかしらん、くらいの安易な気持ちで
体育館に一歩足を踏み入れた私たちは、息を呑む光景を目にしました。

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そこには、美しい釧路湿原に広がる澄み切った青空を
力強く突き進むかのごとく、たくさんの、たくさんの鶴たちが舞っていました。


すべて、先生方の手によって、一羽一羽、丹念に丹念に作られたのだそうです。
よく見れば、まさに鶴の羽ばたきを再現せんと、羽の広げ方や
翼のしなり具合が微妙に異なっているのです。

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旭小の先生方は、きっと一人一人の個性の違いを鶴に託しながら
作られたのでしょうね。
「どの子にも、これから先の人生を力強く羽ばたいてほしい」
そんな先生方の願いを見たような気がしました。


こんな素敵なプレゼントをもらえる生徒さんたちって、幸せものですね。
先生と子どもたちの絆の強さを思い、涙腺の弱い私はちょっとウルっとしてしまいました。


3月の釧路、まだまだ肌寒かったのですが、心はほんわかあったかくなりました。
旭の子も、寿の子も、4月から新しい学校で、元気にがんばってね。

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2007年03月28日

開催案内:日本天文学会
第9回 ジュニアセッション

本日から下記のとおり、日本天文学会の主催による
「第9回 ジュニアセッション」が開催されます。


ジュニアセッションとは、日本天文学会の年会時に 中学生や高校生が
天文学に関係する研究発表を行うものです。


中には、昨年の夏 「君が作る宇宙ミッション」(通称:きみっしょん)に
参加した高校生たちによる発表もありますよ。

------------------------------------------------
◆第9回ジュニアセッション◆
    場所:東海大学(神奈川県平塚市)    
    日時:日本天文学会 2007年春季年会にて
        2007年3月28日(水)から30日(金)
        -口頭発表………2007年3月28日(水)
        -ポスター発表…年会会期中
------------------------------------------------

※ジュニアセッションのみ参加の場合は無料です。
※生徒さんはジュニアセッション以外の講演を聞きに行っても無料ですが、
  一般(大学生以上)の方が、ジュニアセッション以外の年会講演を聴講
  される場合には、通常の参加費が必要となります。


ちょっと都合がつかない、という方は インターネット中継も
あるそうですから、そちらをどうぞ。


   ★ 日本天文学会 ジュニアセッション ホームページ
  インターネット中継の案内は、トップページから。
  ジュニアセッションのプログラムは、「第9回 ジュニアセッション」のページに
  掲載されています。


プロの天文学者たちが集う年会の場で奮闘する高校生たちを
ぜひ応援してください。


<関連リンク>
   ★ 君が作る宇宙ミッション (きみっしょん)

2007年03月08日

開催案内:理科大好きフェスティバル
−高校生によるSPP発表会−

今週末、神奈川総合産業高校で「理科大好きフェスティバル
〜未知の世界に挑んだ高校生たち〜」と題した
神奈川県内の高校生によるSPPの成果発表会が開かれます。


  日時:平成19年3月10日(土) 13:00〜16:00
  会場:神奈川県立 神奈川総合産業高校 視聴覚教室
     (会場へのアクセスはこちらをご参照ください)
  主催:神奈川県教育委員会・神奈川県立高等学校長会 

  
当日は的川先生の講演のほか、天文学・遺伝子工学・環境・医学など、
様々な探求テーマに取り組んだ高校生たちの発表・ポスターセッションが
予定されています。


今年度宇宙教育センターとの連携により実施した
CanSatプログラムに関する報告もありますよ。


一般公開形式ですので、興味のある方はぜひご参加ください。
(事前の申し込みは不要です)


プログラムの詳細等については、下記をご覧ください。
 ★ 理科大好きフェスティバルご案内 (神奈川県教育委員会HPより)


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写真は、昨年11月に北九州で行われた宇宙科学連合講演会で展示したCanSatです。


<関連リンク>

  ★ 横浜桜陽・金井・舞岡高校との連携プログラム(CanSat)
  ★ CanSatを通して学ぶ宇宙開発 (宇宙教育プログラムレポートより)
  ★ 小さな空き缶に大きな夢を載せて (過去のBlog記事より)
  ★ 学校との連携プログラム一覧 (宇宙教育センターHPより)

2007年03月02日

内之浦小・岸良小・中平小の3つの小学校が
合同交流会を行いました

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ご存知のとおり鹿児島県にはJAXAのロケット打上げ基地(発射場)が
2箇所(内之浦宇宙空間観測所と種子島宇宙センター)あるのですが、
今日は、自分たちの故郷にロケット発射場を持つ3つの小学校が
インターネットを利用した会議システムを使って合同交流会を行いました。


参加してくれたのは、内之浦小学校と岸良(きしら)小学校、そして
種子島にある中平小学校の生徒さんたちです。


それぞれの学校が、今年度 宇宙教育センターとの連携による授業を行ったのですが、
「せっかくなんだから、お互いの学校で学んだことや、ふるさとの紹介をやってみようよ」
ということになり、肝付町役場の方や各学校の先生方が中心となって準備を進めて
いただき、今日の交流会開催となりました。(先生方、おつかれさまでした!)


3つの小学校に、相模原の宇宙教育センターを加えた4箇所を接続し、いざ開始!
パソコンに映る各地点の様子に、みんな興味津々。
代わる代わるウェブカメラを覗き込んでみたり、マイクに向かって話しかけたり。


kouryukai_2.JPG
    宇宙教育センターからは、こんな感じで参加。
    あたたか〜く交流会の様子を見守っております。


「こんにちはー。こちらは内之浦小学校です。聞こえますかー?」
「はーい。こちらは種子島の中平小学校です。ちゃんと聞こえまーす。」
「岸良小学校も、よく聞こえてまーす。」
「JAXAも大丈夫。ちゃんと聞こえてるよー。」
こんな感じでワイワイ楽しく始まった交流会ですが、それぞれの学校から
実に多彩な内容が紹介・発表されました。


 岸良小学校からは、日本初の人工衛星「おおすみ」を打ち上げた
 内之浦宇宙空間観測所の紹介や、ふるさとの「棒踊り」などが披露されました。


 内之浦小学校は、学習発表会でも披露した「太陽」に関する発表や、
 実際にミニソーラーカーにライトを当てて走らせるといった実験を見せてくれました。


 中平小学校は、総合学習で「環境」について勉強したこと、種子島宇宙センターや
 ロケットのこと、火縄銃やサツマイモ・赤米など郷土の名物を紹介してくれました。


kouryukai_4.JPG
 手に持って見せてくれているのが、種子島の「赤米」です。


そうそう、ご当地クイズも出してくれました。 試しにみなさんもチャレンジしてみてください。
(答えは最後に書きますね)

 <もんだい1> 黒米は、炊くと何色になる? 次の中から選んでください。
           1ばん: 黒色   2ばん: 紫色    3ばん: 白色
 

 <もんだい2> サトウキビの絞り汁を煮詰めてできた固まりは何色?
           1ばん: 白色   2ばん: ピンク色  3ばん: 黒色


意外なスペシャルゲストも登場です。

kouryukai_5.JPG
   えっ、もしかして ワタクシのことかしらん?


そうですよ、インギー鶏さん。
明治時代、イギリスの帆船「ドラメルタン」号が暴風雨によって種子島に漂着しました。
助けてくれた御礼にと、船員たちはその中で飼育されていた鶏をあげたのだそうです。
そのイギリス人たちのことを地元の言葉で「インギー」と呼んでいたことから、
その鶏は「インギー鶏」として名付けられ、現在まで大切に飼育されているとのこと。


中平小のみんなが大事に抱え上げ、オス・メス各1羽のインギー鶏が紹介されました。

kouryukai_6.JPG
  みなさんこんにちは、インギー鶏です。 しっかりカメラ目線での出演です。


こんな感じで終始なごやかに進んだ交流会、最後に感想を聞いてみると、
   「楽しかったでーす!!」
   「勉強になりましたー!!」と、
とーーーーーーーっても元気な声で答えてくれました。


技術が発展し、インターネットで遠く離れたお友達とも交流ができる便利な時代になったけど、
いちばん大切なのは「伝えたい」「分かってもらいたい」という気持ちと、そのための努力。
3つの小学校のみんなが一生懸命に準備して交流会に臨んだこと、
よーく伝わりました。 
準備期間は短かったはずなのに、みんなよくがんばったね。


どうやらこの3つの学校、「いつかまた一緒に交流会やりましょう」と、
すでに約束が交わされたとか。
次回の交流会では、どんなことを披露してくれるのでしょうか、楽しみです。


それでは最後に、ご当地クイズの答えです:
  もんだい1の答えは 「2ばん:紫色」  もんだい2の答えは 「3ばん:黒色」でした。


<関連リンク>

  ★ 鹿児島県 肝付町立 内之浦小学校との連携プログラム
  ★ 鹿児島県 肝付町立 岸良小学校との連携プログラム
  ★ 鹿児島県 南種子町立 中平小学校との連携プログラム
  ★ JAXA 内之浦宇宙空間観測所
  ★ JAXA 種子島宇宙センター

2007年03月01日

新着情報:学校との連携プログラムに
寿小学校(釧路市)の情報を追加しました

宇宙教育センターでは全国各地の学校や教育委員会と連携し、
様々な教育プログラム作りを行っています。


学校現場の先生方との協働作業によって誕生した、
これらのプログラムについては、貴重な成果物として
順次宇宙教育センターのホームページ上にて
紹介させていただいています。


昨日は、新たに北海道・釧路市にある寿小学校の情報が
追加されましたので、ぜひご覧いただき、
参考にしていただけると幸いです。


 ★ 北海道・釧路市立寿小学校の構成表

 ★ 寿小学校の授業記録シート


釧路市内の学校との連携にあたっては、非常に頼もしい助っ人がいるんです。


それは「釧路市こども遊学館」。


平成17年度にオープンしたばかりですが、館内の活動にとどまらず、
市内の小中学校の授業の一環として生徒さんたちが遊学館を訪問したり、
コズミックカレッジ等に参加して技術・知識にさらに磨きをかけた遊学館のスタッフが
小学校との連携授業の講師として学校に訪問してくれたり、と
その施設と人材が有効活用されています。


我々宇宙教育センターのマンパワーにも当然限界がありますから、
こういった形で一緒に活動してくださる方々がいるのは大変ありがたいことですし、
地域全体で子どもたちを見守り、育てていく、といった点からも、
このように全国各地で宇宙教育の拠点となる場所が増えていくといいな、と
思っています。


釧路市こども遊学館のみなさん、これからもどうぞよろしくお願いします!
一緒にがんばっていきましょうね!


yuugakukan.JPG
   遊学館での科学実験教室の模様。 
   この日は、宇宙教育センターが製作した簡易落下装置を使って行われました。


<関連リンク>

 ★ 釧路市こども遊学館 
 ★ その他の学校との連携プログラムはこちらからどうぞ 
 ★ 教育委員会との連携プログラムはこちらから
   

2007年02月13日

岩手に来ています

    CIMG3258.JPG


新幹線「はやて」と「やまびこ」を乗り継いで、
岩手県は水沢江刺にやってきました。


なんといっても今は2月、
刺すような寒風と一面の雪景色を想像していたのですが、
根雪にもならないほど雪もなく、凍えるような寒さでも
ありませんでした。暖冬なんですね。


今日は教育委員会や高校にお邪魔させてもらい、
宇宙教育センターの活動理念や実践例の紹介、
今後の連携と地域拠点への期待などについて
話をさせていただきました。


その後、地元の方の御厚意により、手料理をいただきました。
やわらかく煮込んだ肉じゃが、水菜のサラダ、しゃきしゃきのきんぴらごぼう、
そして一足早い春の味として菜の花のおひたし・・・


どれも決して奇をてらった料理ではないけれど、
新鮮なものを、やさしい味付けで仕上げてあって、
ほんとにおいしかったです。


みんなが笑顔で炬燵を囲みながらいただく、こんな食卓こそが
「ほんとのご馳走」なのかもしれないなあ、としみじみ思いました。


そして、いよいよ明日は幼稚園での連携プログラムが待っています。
もちろん、宇宙教育センターと幼稚園の連携は初めてのこと。
親子ペアで総勢100人近くになるそうです。
はたしてどうなりますやら。


おいしいお料理で、心も身体も元気で満たされたので、
明日は園児たちのパワーに押されないように楽しんできます!


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  明日は傘袋ロケットを作って打ち上げま〜す

2007年02月09日

白くまvs黒ぶた
鹿児島食材対決の結果やいかに!?
続きはJAXAキッズへGo!

      sirokumadome.jpg
                       白くまって、この白くまかな?


「山下小学校の宇宙キッチンKagoshimaの記事、持ってる?」


そんなメールが飛び込んできたのが、昨年12月のこと。


「JAXAキッズで取り上げようと思うんだよね。子どもたちの表情がすごくいい」
「ほんとですかー!ありがとうございます!ぜひぜひ!!」


そんなやりとりから約2ヶ月。


関係者の間の密かな準備作業が実り、
「白くまvs黒ぶた、勝つのはどっち?」と題したかわいらしいニュースが完成、
2月8日付けのJAXAキッズページ 「週間スペースニュース」にて、
ついにお披露目と相成りました。


鹿児島の地元紙面にしか掲載されていなかった新聞記事を、
今回新聞社から特別のご厚意を賜り、ホームページで見ることができるようになってます。


山下小学校の6年生が、みんなで知恵を出し合い、力を合わせ、
大きな目標に向かって頑張る姿は、


学校の先生も、取材に来てくれた人たちも、
周りで支えてくれたお父さん・お母さん・地元の方々も、
応援メッセージをくれた山崎直子宇宙飛行士も、
そして私たち宇宙教育センターのメンバーも、
みーんなを笑顔でいっぱいにしてくれました。


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                           みんな、よくがんばりました!


かわいらしいシェフたちの奮闘ぶりを、
そしてとびっきりの輝く笑顔をどうぞ見てあげてください。


ということで、続きはJAXAキッズ 週間スペースニュースへGO!


  ★ JAXAキッズ 「白くまvs黒ぶた、勝つのはどっち?」   

  ★ 特集・宇宙キッチン at 山下小学校  


 なお、今回の記事掲載にあたっては、朝日新聞鹿児島総局の皆さまの
全面協力をいただきました。この場をお借りして御礼申し上げます。
 また、素敵な記事に仕上げてくださったキッズページのスタッフの
みなさんにも大感謝です!


<関連リンク>

  ★ 鹿児島市立山下小学校 総合学習 「宇宙キッチンKagoshima」 構成表
    (日付の部分が青くなっているところをクリックすると、その日の授業構成を
     さらに詳しく見ることができます)

  ★ 「宇宙キッチンKagoshima」スタート! (過去のBlog記事より)


shirokuma.JPG
   <おまけ>  これは、私が勝手に「物書きの師匠」と決めて
          ココロの中で尊敬している方からもらった白くまくんの写真。
          旭山動物園で「目が合っちゃったんだ」そうです。
  

2007年02月08日

“大地”を“だいち”で見る、そして学ぶ
-衛星データ(リモートセンシングデータ)を学校の授業に活用!!-

 こんにちはー、宇宙教育センターウェブサイト担当の中村です。

 今日は、学校の先生が授業の中で宇宙を使っていらっしゃる一例をご紹介したいと思います!!

 今回は、東京の国分寺市立第二小学校、安部徹先生の授業風景です。
大地のダイナミックな様子やその変化を、JAXAの地球観測衛星“だいち”の眼でとらえたデータも使いながら、子どもたちにより理解や興味関心を深めてもらおう、というものです。
詳しくは、先生がおつくりになった学習指導案を見てみてください。


  −学習指導案はこちらをクリック−(Adobe pdf)


 実は、この授業ができることになった経緯は、去年の夏にさかのぼります。
宇宙教育センターと国分寺市教育委員会で連携して実施した連携プログラム、
研究推進委員研修会              
『こどもが意欲的に学習に取り組む授業改善の視点』
がきっかけでした。


  −研修の詳しい内容はこちらをクリック−(教育現場連携プログラム)


 研究推進委員会は、国分寺市公立小中学校の校内研究推進担当教諭で構成されていて、市教育委員会の事業として年4回実施される内の1回目の研修でした。各学校の研究課題は「意欲的に取り組む児童」「自ら考える生徒」など、こどもが学習に主体的にかかわるよう授業改善を行い、確かな学力の定着を図ろうとするものが多く、「学習意欲を喚起する授業改善の視点」について、宇宙を教育に利用する具体的な事例を挙げ、各校の研究推進に資することをねらいとして実施されました。
このときの対象は、国分寺市の市立小学校、中学校の教員(研修主任)の方々22名で、その中に安部先生もいらっしゃって、その研修後の成果として、今回ご紹介のものが出来上がったのです。


 授業の中では、“だいち”のデータを使ってJAXAがつくった“とびだすだいち”という教材を授業の中で使っていただきました。
教材は、赤と青のフィルムでつくられたメガネをつかった“両眼視差”で大地の凸凹した様子を見てもらうものです。


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▲ “とびだすだいち”と“とびだすだいち2”
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▲ 画像は、米国の国立公園(世界遺産)のグランド・キャニオン(メガネでみると相当ダイナミックです)


普段、人間の目線では自分の周りの土地の様子しか見ることができませんが、“だいち”のデータによって、子どもたちはダイナミックな地球の姿と、大地がどのように変化して山や川になっていくのかを理解するきっかけになるのです。


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▲ “とびだすだいち”で大地の立体的な様子を見る子どもたち。夢中です。


僕自身もこの学習指導案と教材をみて「なるほど〜」とまたひとつ勉強になったのでした。
自分の講演でも使ってみよっと。

2007年02月02日

” とあに ”幸あれ 〜星の子どもたちへ〜

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    青い海・青い空・・・母なる地球に見送られ、ロケットは宇宙へと旅立っていきます。(写真提供:JAXA)


あっという間に1月も終わり、また新しい月が始まりました。
(1年の12分の1を消化しちゃったんですね・・・早いなぁ。)


さて今日は、新たな年を祝う年賀状の中に見つけた
新たな命の誕生にまつわる、うれしいお話を。


年賀状って、新年の挨拶はもちろんのこと、
日頃なかなか会えない方々の近況を、写真やメッセージで
垣間見ることができる機会ですよね。


中には家族を築いた結婚報告あり、もうすぐ新しい命に出会えるという
オメデタ報告あり、そして新しい家族が増えた出産報告あり、と
喜びに満ちた年賀状も多く、読む側の表情も自然とほころんできます。


そんな「しあわせおすそわけ」年賀状の中に、
今年は こんな1枚がありました。


   --------------------------------------------------
      昨年は我が家にとって、幸せの年となりました。
       次男「飛明(とあ)」の誕生です。
    --------------------------------------------------

「飛ぶ」に「明るい」で「とあ」くん?
これはいったいどういう由来かしらん、と読み進めると、
そこにはこう書いてありました。

   ---------------------------------------------------
       「宇宙に高く飛び立つ ロケットのように成長し、
         星のように 明るく輝いてほしい」

      そんな思いから命名しました。

     家族共々どうぞよろしくお願いいたします。
    ---------------------------------------------------

差出人はロケット基地の島、種子島の先生からです。


いや〜びっくりしました。そしてすごくうれしくなりました。


名前には、名付けた人たちの思いが、願いが込められます。
そこに宇宙にまつわるものを使っていただいた。


いま、少なからず宇宙に携わる者として、
それは大変光栄なことでもあると同時に、
それだけの期待に応えられるだけの存在でなければ、と
ぐっと責任感で身が引き締まる思いにもさせられます。


飛明くんも、いつかお父さん・お母さんに自分の名前のことを
聞いてみる日がくるのでしょう。
そして、飛明くん自身が父親になったとき、今度は自分の子どもに
語ってきかせるのかもしれません。


「お父さんはね、ロケットとお星さまから名前をもらったんだよ」と。


そして飛明くんは、今度はどんな願いを子どもに託すのでしょうか。


   --------------------------------------------------------------
      宇宙では、この瞬間も、たくさんの星が生まれ、
      たくさんの星が死んでいきます。


         ・・・(中略)


      宇宙空間にかえっていった”星のかけら”は、
      長い長い時間をかけて ふたたび集まり、新しい星を作ります。


      太陽も、そして地球も、こうして生まれました。
      宇宙にあるものはすべて、
      そう、わたしたち生命も、”星のかけら”から生まれたのです。


                       JAXA発行:「星の子どもたちへ」より
   ---------------------------------------------------------------


「いのちのリレー」は続きます。
この星の大切な大切な子どもたち全てに、”永久(とわ)に”幸あれ。


washi_seiun.JPG
  これは、ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた地球から7000光年の彼方にある、
  へび座のわし星雲の中にある「グロビュール」と呼ばれる場所。
  「星の卵」たちが密集しているのだそうです。
  Credit: NASA, ESA, STScI, J. Hester and P. Scowen (Arizona State University)

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  「星の幼子たち」。これもハッブル宇宙望遠鏡がとらえた画像です。
  Credit: NASA, ESA, and the Hubble Heritage Team (STScI/AURA) - ESA/Hubble Collaboration


<関連リンク>

 ★「星の子どもたちへ」 全文はこちらからどうぞ
 ★ハッブル宇宙望遠鏡ホームページ ギャラリー
   銀河・星雲・星々の奏でるたくさんの画像が収められています。まさにハッブル宇宙美術館!
   「IMAGE TOURS」もオススメですよ。癒されます!

2007年01月10日

先生方も始動です!
〜国分寺市教員研修〜

週末からの三連休も終わり、宇宙教育センターも今週から本格的に
業務が始まったところです。


ここ数日は出張や外勤がないためか、
事務所には久しぶりにたくさんのメンバーが集い、
随分と賑やかになっています。


さて、今日は一足早く始動された先生方の話題をお届けします。


先週金曜1月5日、国分寺市で「授業改善」をテーマとした公立小中学校
教員研修の全体会があり、市内の小学校の先生方による研究発表のほか、
的川先生による 『 子どもの心に火をつける −宇宙と教育− 』 と題した
講演が行われました。


市内全ての公立小中学校の先生方が対象とあって、参加者は約350名。
会場のいずみホールも満員で、大変な熱気に包まれていました。

kokubunji0105a.JPG
                    <会場の様子>


的川先生の講演、一言二言ではとても書き切れないほど
濃い中身だったのですが、いくつかをご紹介すると、


  ◆宇宙には他にはない非日常性や既存の視点を大きく転換させる力など
    様々な魅力にあふれている


  ◆子どもは、その心にいったん火がつけば、大人が手助けせずとも自らその探究心を
    駆使して知識や経験の輪を広げていくもの
   
  それぞれの子どもの中に内在しているはずの「好奇心」や「冒険心」・「匠の心」といった
    ロケットでいえば「燃料」に火をつけ、目覚めさせる「酸化剤」(きっかけ作り)の
   ひとつとして宇宙も非常に大きな力を発揮できるはず


 ◆そしてこれらの心は決して個々にあるべきものではなく、
   その礎に「いのちの大切さ」があってこそ、これからの国づくり・未来を担う
   大きな力となっていくのではないか


 ◆私たちは非常に豊かな自然を持つ惑星・地球に生き、魅力ある無数の生き物たちと
    一緒にこの星の今の時代を築きつつある

  古来、日本人には あらゆるものに「いのち」を感じる感性があり、
   その素晴らしい感性を生かした国づくりをしていきたい

   今は宇宙から地球を見る時代、もはや日本の子、という意識だけではなく、
   「地球の子」としての視点を持ってもらいたい


 ◆宇宙を様々な場で活用してもらうためにも、一人でも多くの先生方と一緒に
   力を合わせて子どもたちの育成に取り組んでいきたい


といったことが、 
的川先生のこれまでの半生、昨年のリスボン・ロカ岬での思い、
宇宙教育にかける決意など、ご自身の経験やお気持ちを隋所に織り交ぜ、
数々の画像とともに進みます。


中でも国際宇宙ステーションから撮影された地球に映る月の影
(つまり、日食をいつもとは違う視点から見たものです)の写真や
コズミックカレンダー(※1)の話題など様々な場面で、
聴衆の先生方の「おおーっ」という感嘆の声が聞こえてきました。


年の初めって、何だか気持ちも清々しく、「今年はこんなことを頑張るぞ!」とか
いろいろ考えたくなりますよね。
ちょうどそんなタイミングで的川先生のお話を聞くことができたことで、
受講された先生方も、それぞれに「教師としての一年の計」や「新たな決意」を立てる
いい機会になったのかもしれません。
どうやら的川先生が火をつけたのは、子どもの心、だけではなかったようです。


心に赤々と火のついた先生方が、今年も子どもたちのために大活躍してくれますように。
私たちも、一人でも多くの先生方と手を携え、支援していこうと思っています。

kokubunji0105b.JPG matogawa0105.JPG
        的川先生って福々しいお顔をしてるなぁって、思いません?
        新年早々なんだか福の神に会えたようです(^^)


※1 <コズミックカレンダーとは・・・>

     137億年前の宇宙の始まり(ビッグバン)から現在まで、その壮大な宇宙の
     歴史を1年(365日)の枠に換算してカレンダーに当てはめてみたもの。


     地球の誕生、生命の誕生、人類の登場など、主要な項目の時期は1年の
     暦の中では果たして何月何日何時何分(何秒!?)の出来事になるでしょうか。
     学校で、ご家庭で、チャレンジしてみてください。 
 
  
ISS012E21343.JPG
                             (写真提供:NASA)

       これは、的川先生が講演の中で紹介した写真のひとつ。
       2006年3月、軌道上の国際宇宙ステーションに滞在中の宇宙飛行士が
       皆既日食中に撮影した地球に映る月の影です。


       このような写真が撮れたのは、それぞれの位置関係が
       「地球〜宇宙ステーション〜月〜太陽」の順に並んでいたからこそ。
       今は、「宇宙から地球を見る」時代なんですね。


<関連リンク>

★宇宙教育にかける思い、それは宇宙教育センター設立の時から
  今に至るまで変わらぬ強い決意です。

★的川先生は、ユーラシア大陸最西端の地「ロカ岬」で一体何を思ったのか---
 続きはYMコラム2006年10月13日号をご覧ください。

★「地球に映る月の影」大きな画像をご希望の方はNASAのサイトからどうぞ
(※ご利用の際は、NASAの写真使用ガイドラインに従ってください)

2006年12月06日

小さな親善大使たち

今週、インドネシアのジャカルタでは
「第13回 アジア太平洋地域宇宙機関会議(APRSAF-13)」
開催されています。


日本やインドネシアをはじめとする約20カ国のアジア太平洋諸国から、
政府関係者や宇宙関係機関、防災機関などの利用機関、
その他産業界などから約100名が集まり、
アジア太平洋地域でもっと宇宙活動の成果を使っていこう、
そのための具体的な協力関係作りを進めていこう、と
各国の活動報告や情報交換などを交えた議論が行われています。


宇宙教育センターからも、現在3名が出張中。
宇宙教育普及分科会やUNESCOも交えた宇宙教育セミナーに出席して、
活動紹介や意見交換などを行います。


そして、このAPRSAF開催期間中に行われるのが、
「第2回 国際水ロケット大会」です。
インド、オーストラリア、シンガポール、韓国、ベトナム・・・など
アジア太平洋地域13の国からそれぞれ選ばれた12歳から18歳までの
子どもたちが一同に会し、水ロケット大会を行うのです。


もちろん、日本からも参加しますよ。
国内予選を経て選ばれた中学生8人が、いよいよ明日現地に向けて出発します。


今日、成田で行われたオリエンテーションでは、
みんな期待に胸をふくらませた、とびきりの笑顔を見せてくれたそうです。


一体、現地ではどんな出会いが待っているのでしょうね。
ぜひいい意味で互いに競い合ってきてほしいな、と思います。


それは、互いに優劣をつけたり、否定しあうことではなく、
自らの持てる知恵と技術を最大限に発揮して、まさに「切磋琢磨」し、
悔いの残らぬよう全身全霊で向かい合い、
その結果、相手の素晴らしい点を互いに認め合い、
讃えあうことなのかもしれません。


言葉や文化の壁を越え、今回の大会を通じて育まれたこの小さな出会いの芽が、
やがて大人になったとき、何よりも替えがたい大きな友情となって、
未来の地球を支えあう大切なパートナーとなってくれることを、
そして水ロケットがそのための架け橋となることを心から願っています。


今の大人たちが簡単にできそうでなかなかできないことを、
この子たちがやり遂げてくれるかもしれません。
形にはできない大切な思い出を、たくさんたくさんお土産として
持って帰ってきてほしいものです。
がんばれ、小さな親善大使たち!
                         (宇宙教育センター きし)

<関連リンク>
  ★アジア太平洋宇宙機関会議

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 上の写真は、昨年10月 福岡県北九州市で行われた「第1回 国際水ロケット大会」の模様です。


2006年11月30日

鹿児島からの封書

すみません、随分と間が空いてしまいました。
出張、出張また出張、の旅がらす生活も少し落ち着きを見せ、
ようやくブログも何とか?自力でUPできるようになりました(^^;)
(WEB担当の中村さんとは違い、なにせ機械音痴なもので。。。
 こんな素人な私にマニュアルを作ってくれたWEBチームのみなさん、
 ほんとにありがとうございます。)


それでは今日の本題に。


先日、鹿児島から一通の分厚い封書が届きました。
地元新聞社の記者の方からです。
今年、山下小学校で行われた総合学習「宇宙キッチンKagoshima」の推移を
この数ヶ月にわたってずっと追いかけ、数回に分けて特集記事を組んでくださったのです。
とはいえ、記事は地方面の掲載となるので、普段神奈川の相模原にいる
私たちは、目にすることができません。
そこで記者の方は、私たちにもぜひ読んでほしいと「この取材は子供たちの元気にも
助けられ、楽しんで取材することができました。」と手紙を添えて、
ご丁寧に掲載紙を送ってくれたのです。
(ありがとうございます!うれしかったです!)


そこには毎回山下小のみんなの輝く笑顔がたくさん詰まっていました。
楽しい授業の内容が、読み手もわくわくする文章で綴られていました。
今でも読み返すたびに、あの元気で頑張りやの生徒さんたちのことを思い出し、
とても温かい気持ちになれます。


でも、その同じ新聞をめくると、どの日もどの日も
「いじめ」や「自殺」「教育問題」といった文字が否応なく目に入ります。
そのあまりにも対照的な記事に、しばらく言葉を失うしかありませんでした。


今、どれくらいの子どもたちが、先生方が、親御さんたちが
悩み、苦しんでいるのでしょうか。


このあまりにも異常な事態に、私たちが今できることは何なのか、
宇宙教育センター設立に際しての「決意」や「願い」
今一度きちんと胸に刻み込み、思いを共にする方々と一緒に
考えていけたらと思います。

  
みんなが、山下小の子どもたちのように、きらきらと輝く笑顔で
毎日を過ごせますように。
宇宙の持つ豊富な素材や人材が、そのために最大限の力を発揮できるよう、
私たちも日々の業務に精進していきます。 

                              (宇宙教育センター きし)

2006年11月20日

種子島 中平小 学習発表会での驚き

こんにちはー、宇宙教育センターWeb担当の中村です。Webサイトリニューアル後初のブログ登場です。これからももっともっとサイトを良くして情報満載で行こうと思っていますので、宇宙教育センターWebサイトにジャンジャンとアクセスしてくださいね。
宇宙教育センターWebサイト以外にも宇宙情報センターWebサイトもリニューアルしています。こちらもずっと愛されるサイトを目指してドンドンと改造していこうと思っていますので、よろしくお願いしまーす。

さて、本日の本題です。
宇宙教育センターWebサイトトップの記事でもお届けしていますが、11/8に種子島の中平小に行ってきました。
授業の内容は、記事を見ていただければというところですが、記事で書ききれなかったお話を書いてみようと思いますので、少々お付き合いを。

今年4月下旬の最初の方の授業の際に最初お伺いして、ヒントになるようないろいろなことを伝え、その後は担任の高味先生が適宜メールや電話で宇宙教育センターや近くの種子島宇宙センターとやり取りをしながら授業を進めてきていました。「中間発表会は必ずまた来ます!!」と言って最初の出張は終わっていたのですが、念願かなって中間発表である学習発表会に行くことができたのです。

発表会の日の子どもたちは、最初に出会った4月のときとは、環境に対する知識や考え方が本当に高いレベルになってました。もちろん、そうは言っても小学校5年生なわけで、環境学者の先生方が唸るような内容ではないにしろ、半年間でここまでよく学習したな、と本当に感心しました。もちろん、高味先生のサポートの賜物であることも言うまでもありません。


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▲ 学習発表会は、1年生の元気なあいさつでスタートしました


今回も発表会前に校長先生ともお話する時間がありました。校長先生は理科教育がご専門で(かなりその道ではご活躍されているようです)、また環境分野もご専門とのことでなかなか厳しく高いレベルのことを子どもたちに期待されているようでした。

「環境は本当に考えていくと、複雑すぎて大人でも答えが出ないのに、子どもたちは本当に悩むだろう。でもその悩むことがいいんだ。」と。校長先生なりの愛のムチかも知れません。

発表会後、受けた質問もレベルがかなり上がっており、また、どんどん出る質問に結局時間の都合で全部答えることができませんた・・・。(45分の質問タイムの予定だったのを、倍の90分に延長しても時間が足りませんでした)4月と比べると、僕の説明を聞くときの真剣さやノートを熱心に取っている子もたくさんいて、その点もずいぶんと変わったなと感じました。


▼ 以下、生徒自らによるプレゼンのようす
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質問タイム終了後、子どもたちが帰ったあと、高味先生と僕は今後の授業の進め方についてかなりの時間話をしました。悩むだけで終わらず、子どもたちのやる気を持続させたり、達成感を味あわせてあげるためにはどのように授業を進めていけばいいのか。話をしていくうちにカッチリした答えは見つかりませんでしたが、ある程度今後の授業の流れは描けたと思います。

種子島の子どもたちは環境問題とはほとんど無縁とも言える自然豊かな場所で生活をしています。4月の授業を開始する前のアンケートでは、何人もの生徒が「環境・環境問題という言葉がよくわからない」という回答をしていました。彼らに環境問題を教え、その解決策の一端でも見出させることは都会の子どもたちに同じことを行う以上に難しいのかもしれません。

今回は、子どもたちと給食を食べました。(実は給食を食べるのはこれが生まれて初めてでした!!)一緒に昼休み校庭でドッヂボールをして遊びたかったのですが、授業の資料づくりの仕上げをギリギリまで行っていたり、着替えも持ってきていなかったので、それはかないませんでした。

今回の出張の終わりに、子どもたちへは「次は、必ずジャージを持ってくるから僕対みんなでドッヂボールをやろう!!」と約束して島を出たのでした。

次回行くのが楽しみです。


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▲ 最後にみんなで記念写真を撮りました。あふれるほど、元気いっぱいです

2006年06月19日

スペースアカデミー2006(東京・神奈川)を行いました。

 こんにちわ、JAXA宇宙教育センター情報発信担当の中村です。

 

今日は、↑タイトルのスペースアカデミー2006(東京・神奈川)をレポートしたいと思います。

   

 日時と場所はというと、つい昨日とおととい、6/17〜18日にかけて、東京代々木にあるオリンピックセンターで行いました。

 私こと中村は、前の書き込みでもお話したとおり、宇宙教育センターの情報発信担当でもあるのですが、“リーダー育成”という活動の担当でもあります。

 

 スペースアカデミーって、名前だけ聞くと、「な〜んだ、“スペースアカデミー”とか言って、どうせ宇宙好き人たちが集まって、宇宙開発のこと学んだり、天体観測会とかやってんじゃないの?」って思っちゃいますよね???

 ↑だと思っている皆さん、今日はちょっと僕の話にお付き合いを。僕はこの4月に宇宙教育センターに来たので、今回が初参加だったのですが、僕自身かなり刺激を受けました

 

[E:airplane]■そもそも、リーダー育成って何?■

 まず、リーダー育成というものから説明しないと、何のこっちゃわかんないと思います。

 リーダー育成とは、JAXAからお願いをしている委員の方から成る“リーダー育成委員会”が中心となって行っている活動です。行っている活動を間単に表現すると、

全国の各地域で青少年への宇宙教育を担う指導者を育成する

というものです。

 でも、ただ宇宙教育活動の指導者を育むだけじゃあないんです。

 

[E:airplane]■“プロジェクト”について学ぶ■

 “プロジェクト”ってよく聞く言葉ですよね?たとえば、テレビ番組の“サ●デープロジェクト”とか。でも、プロジェクトって何かをちゃんと説明できますか?

 プロジェクトとは、簡単に表現すると、

複数の人間が、何かひとつの目標に向かって、チームワークを発揮しつつ、ヒト・モノ・カネを効率的に動かして、掲げた目標を達成する

というものです。

 これって、今このページを見ているサラリーマンの皆さんは、こう思ったことでしょう。

 「な〜んだ、それって、自分も会社でやっていることだよ。」

って。

でも、その行為って、皆さん会社に入って、誰から学ぶでもなく、仕事をしながら何となく身についていることじゃないですか?

学校でそんなこと習わないですよねー。

 JAXAにしても、いろんなことがプロジェクトによって進められています。

H-ⅡAロケットの開発には、「H-ⅡAプロジェクトチーム」が、

M-Vロケットには「M-Vプロジェクトチーム」が、

小惑星探査機“はやぶさ”には「はやぶさプロジェクトチーム」が、

国際宇宙ステーション日本実験棟JEM“きぼう”には「JEM開プロジェクトチーム/JEM運用プロジェクトチーム」が、

といった具合にです。

もちろん、JAXA内にはその他様々なプロジェクトチームがあり、宇宙の研究と開発を日夜推し進めているわけです。

 

[E:airplane]■中学生が“プロジェクト”を推進!?■

 実は、スペースアカデミーでは、主に中学生(少しだけ高校生や大学生もいます)が、

自ら考えて目標を設定し、

自らの力で問題を克服し、

自らの設定した目標を達成する。

ということを行います。

 

 

↑ 活発に手を挙げ自分の考えを述べる

 

 学校の部活や学習、イベントでも、目標設定を行ったり、困難にぶつかったり、問題を克服しなければならないこともあるかもしれませんが、プロジェクトを推進するということは、ちょっと毛色の違ったものです。

 現在は、年に一度今回のように合宿形式で集まり、目標設定などを行った上で、合宿後は各プロジェクトのメンバー間で定期的な集まりや連絡を持ちながら、プロジェクトを推進していくことを行います。

 そして、最終的には、そのプロジェクトで準備してきたイベントに小学生を参加させ、自分たちよりも若い小学生という世代に、楽しんでもらいながら、様々なことを教えたりするのです。(自分たちが“リーダー”となり、中学生が小学生に教えることで、また新たな“リーダー”が生まれていくわけです)

 今、このブログを見ていただいている大学生や社会人の皆さん、自分の中学生時代を思い出してみましょう。中学生には結構難しそうに思いませんか?

 

[E:airplane]■現在進んでいるプロジェクト■

 スペースアカデミーの各プロジェクトは、基本的に3年間を一区切りとして行っています。中1から参加して中3で設定した目標を達成する、というイメージです。なので、

予想以上に、参加学生同士の結束力とプロジェクトメンバー個々人の集中力や粘り強さが求められます。

 現在、スペースアカデミーで進んでいるプロジェクトは3つあり、

 ・「仕事体験」…JAXAの職員になって、ホンモノの仕事体験をやってみる

 ・「ロボット」ロボットの知識と技術を身につけて、ロボットコンテストを開催してみる

 ・「キャンプ」…キャンプの内容、ルールを考えて、楽しいキャンプを計画・成功させる

となっています。

 

 

↑ 3つのプロジェクトごとに分かれてプロジェクトの進め方について白熱した議論を展開する

 

 仕事体験は、昨年実際に仕事体験を行い、今回はまたリセットして新たな仕事体験プロジェクトを立ち上げるといった状況、

 ロボットとキャンプは、ここ2年間活動を行ってきて、今年の活動で目標達成できるか、といった状況にあります。

(たとえば、ロボットプロジェクトは、回路図などを描いて、本当にイチからロボットを試行錯誤の中で頑張ってつくっています)

 

[E:airplane]■2日間の流れ■

 1日目は、まず、フツーにオープニングの挨拶(司会の方からのちゃんとした挨拶のあと、JAXAからの職員挨拶ということで私も挨拶(注:へたくそ)をしました…)があり、宿泊時の注意事項(修学旅行のときなんかにある生活指導の先生のお話みたいなもんですね)があり…、といった具合に進むのですが、次に「アイスブレーキング」というのがあります。

何かというと、自分たちが自分の紹介を書いた名刺をそれぞれで配りつつ自己紹介する、というものです。

 プロジェクトを学ぶこと自身、中学生にして結構な社会勉強なのですが、アイスブレーキングのような時間があるなど、随所に社会勉強的要素がちりばめられています。

こういった活動は、ちょっと“ボーイスカウト”が行っている活動とはベクトルが違うものであると思います。

 

 そして、これまで参加してきた学生の皆さんには復習や再認識のため、そして今回が初年の学生の皆さんへは“プロジェクトとはなんぞや”ということについて大人が講義を行います。

 

 

↑ “プロジェクト”について学ぶ子どもたち

 

 そして、ここがまた面白いのですが、すでにプロジェクトに所属する学生が“コンペ”を行い、これまでの活動実績をプレゼンすることで、初年の学生を勧誘するのです。もちろん、魅力的活動をし、また魅力的なプレゼンをしたプロジェクトには、多くの学生たちが集まります。

 

 その後は、各プロジェクトごとに分かれて、1日目は夜遅くまで、2日目もどのような活動を行っていくかを話し合い、最後にまた今回固まったススメ方を皆の前でプレゼンし、2日間で行った成果を発表して、各プロジェクトごとの今後の活動の方向付けを行い、終了するのです。

 

 

↑ 夜遅くまで活発な議論が続く

 

 プレゼン時には、他のプロジェクトの学生たちや、学生の活動を影で見守っている(このスペースアカデミーを企画し、実施している)大人たちからも、結構キビシい質疑が行われたりもします。

この年齢から、物事を幅広く、多角的・論理的に考え、整理し、皆と考え協力しながらゼロから物事を形づくっていく姿は、非常に頼もしく、最後は「この子達って本当に中学生?」と思わせるほどでした。

 

 

↑ 最後は“記者会見”形式で皆の前で各プロジェクトの成果発表を行う

 

[E:airplane]■リーダー育成が抱える問題■

 個人的には、か〜なり有意義な活動だと実際に行ってみて改めて感じたこのスペースアカデミー(リーダー育成)なのですが、まだまだ始まったばかり、問題点もあります。

一番の問題点は、“リーダーのリーダー”が足りないということだと考えています。

 スペースアカデミーでプロジェクトを推進する学生(リーダー)の活動を支える大人(リーダーのリーダー:現在は、主にYACの分団員の方がボランティアベースで行っていただいているところです)がまだまだ足りない状況にあり、今年は東京・神奈川での開催と予定しているところでは、四国で今回行うのみです。

 活動の範囲を、日本全国に広げたいと思う気持ちはあるのですが、そのためには“リーダーのリーダー”を育成し、何箇所でも開催できるような素地を整える必要があるのです。

 リーダー育成委員会では、もちろんそのテーマについても考えているのですが、今回スペースアカデミーに行って、2つの歩調を合わせることの大切さを感じました。

また、リーダーのリーダーをどう増やしていくか、の具体的な方法やプロセスを考えていく必要があります。

 

 担当として、よい活動である以上、リーダー育成委員会の委員の皆さん、宇宙教育センタースタッフの皆さんとチカラを合わせて、上記以外の問題点も克服し、この活動を波に乗せ、青少年への宇宙教育活動として成長させ、学生の皆さんが少しでもたくましく成長してもらえれば、僕のプロジェクトも成功するというものです。

 

 

↑ 2日目にはJAXAの特別講演(!)も

 

ん?気づきました?実は、↓のシナジーがこの活動には隠れキャラとして存在していることを。[E:flair]

 

●“リーダーのリーダー”を育てる青少年への宇宙教育を推進するプロジェクトがある。

 

↓(“リーダーのリーダー”が全国各地で育成される)

 

●“リーダーのリーダー”が“リーダー(学生)”を育てるプロジェクト(スペースアカデミー)を全国各地で推進する。

 

↓(学生たちの“リーダー”が育つ)

 

●学生たちの“リーダー”がプロジェクトを学び、次世代(小学生)につなぐ、また、成長し大学生や社会人になってスペースアカデミーを開催する“リーダーのリーダー”へと成長していく

 

 このシナリオの実現を目指して、僕もプロジェクトの一員として明日からもまた頑張っていきます!、というところで、ちょっと今日は長い&ちょっとマジメなお話をちょっとしてしまったかも知れませんが、リーダー育成やスペースアカデミーの活動についても、できるだけJAXA宇宙教育センターのホームページや、このブログで逐次お伝えして行こうと思いますので、是非是非楽しみにしていてください。

 

 

↑ 今回参加してくれた皆さんと一緒に

ん?じゃあどっかに僕が写っているということ!? [E:gawk]

 

 

 

(これまでのスペースアカデミーの活動は、コチラをご覧ください。

参加している子どもたちとその保護者の方へは、Webへ掲載する旨、事前に許可を取った上で撮影・掲載を行っています)