おいしい宇宙を召し上がれ♪ 宇宙教育センタースタッフブログへようこそ!
未来を担う子どもたちのため、全国各地を日々飛び回る宇宙教育センターの活動風景や雑感をお届けします。 おいしい宇宙って


2012年03月30日

種子島スペーススクール2012 (4)

種子島スペーススクール2012の4日目。
明日は帰るだけなので、今日は実質的な最終日となります。

 今日のプログラム一番目は種子島の高校生による「種子島について」のプレゼンテーション。島の高校に通う2人の高校生から種子島の生活やロケットの打ち上げについて紹介していただきました。

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 続いて、「ミッション報告会」。班ごとにこの4日間で考えてもらった各班それぞれの「有人開発について」、前日に打ち上げた「モデルロケット☆エッグリフトミッション」について、それぞれ発表をして頂きました。

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 有人開発については、現実を見据えた発表や、ぶっ飛んだ発送を基にした発表など、各班の特徴がよく出た発表となりました。またロケットの発表では各班ともアイデアを凝らした機体を紹介して頂きました。さすがに高校生・大学生の集まりだけあって、非常にしっかりとした発表でした。

 すべての発表をお聞きいただいた長尾鹿児島宇宙センター長からは、ご講評をいただきました。

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 午後イチは「特別プログラム」。
 なんと今回のスペーススクールのために特別に、金井宇宙飛行士にお越しいただき、参加者と直接交流して頂きました!
 各班には事前に質問を考えていただき、代表者が金井宇宙飛行士に質問しそれに答えていただく方法で行われました。その後各班からの質問終了後はフリー質問。数多くの質問が参加者から出ました。それらすべてに真摯にお応えいただいた金井宇宙飛行士は、とても気さくな方でした。参加者の方々にもとても満足いただけた様です。

 そして、スペーススクールとしての最後のプログラムは「閉校式」。阿部次長にご参加いただき、エッグリフトミッションの表彰式と修了証書授与式を行いました。

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 今回のスペーススクールは講義などの教室に、通常は記者会見が行われる部屋を使用したので、終了後は記念写真撮影会になっていました。

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 全ミッション終了後は、種子島宇宙センターの科学技術館見学を行い、その後島内観光として「千座の岩屋」へ行きました。夕暮れ迫る奇岩の海岸では見な童心に帰ったように、それはもうとっても楽しく過ごしました。

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 宿に帰着後は「参加者交流会」。各自自分の班内だけでなく、他の班の参加者とも随分仲良くなっていたようで、随分盛り上がった会となりました。スペーススクールは人的交流も大きな柱であるので、ほんとにほんとに嬉しいことです。このまま10年も20年もこの交流が続いてくれればと思うのです。


 さて、いよいよ明日は、名残り惜しくも帰る日なのです。

2012年03月28日

種子島スペーススクール2012 (2)

種子島スペーススクール2012 2日目。
昨日の疲れがないかのように皆朝から元気です。若いっていなー

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今日からいよいよ本格的なミッションの開始。
開校式は種子島宇宙センターの長尾所長からの挨拶で始まりました。

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その後、種子島職員による講義が3つ。「種子島宇宙センター概要」、「ロケットについて」、そして「有人宇宙開発について」。

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宇宙への最前線で働く職員による実感のこもったお話に加え、みな興味のある分野なので一生懸命聞いています。質問も幾つか出てきました。


午後はまずはスペーススクール参加者の記念撮影。とっても天気がいいので種子島宇宙センターの芝生広場にあるH-IIロケットの模型の前で撮影しました。

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その後、昼食を挟んで本日のメインイベント「施設特別見学&シミュレーション」へ。全体を大きく2つのグループに分けての開催です。私のついたグループはまずは施設特別見学へ。大型射点がよく見える「ロケットの丘」や大崎の倉庫にある「H-IIロケット7号機の実機」、小型射点の倉庫にある「J-1ロケット2号機の実機」、竹崎の小型射点、竹崎展望台、種子島宇宙センターの気象情報を司る気象室など様々なところを見学してきました。

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また、シミュレーションでは総合司令塔に特別に入れて頂き、本物と同様の打ち上げシーケンスをみんなで体験しました。

夕方からはついに実習の始まり。まずは各班でそれぞれテーマを決めて頂き「これからの有人宇宙開発」について討論しました。各班にはそれぞれJAXA若手職員がついて、討論に参加しました。

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またこの時間には、自分たちの討論で分からないことを直接宇宙飛行士に聞いてみようということで、「宇宙飛行士への手紙」を各班でしたためました。
 討論後は宇宙研の竹前先生による翌日のモデルロケット作製に向けた「ロケットについて」の講義がありました。

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今回はメイン会場を竹崎展望台で行なっているのだが、この日の講義終了時刻の夜7時はちょうど西の空に金星-月-木星が並ぶ非常に貴重な天文現象が起こる日だったので、竹崎展望台の駐車場でプチ観望会を開催しました。

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本格的な観望会は明日の予定ですが、この日も非常に天気はよく、また本州では見ることの難しいカノープスもはっきりと見え、みんな明日の観望会に期待をふくらませているようでした。

宿に戻って夕食後は「モデルロケット作戦会議」。今年も「エッグリフト(モデルロケットで卵を打ち上げ、割らないように帰還させる競技)」を行うにあたり、今年のレギュレーション紹介とそれに伴う作戦会議が開催されました。

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明日は、エッグリフトの日です!

2012年03月27日

種子島スペーススクール2012 (1)

こんにちは。川崎です。
現在開催中の「種子島スペーススクール2012」の様子が、宇津巻さんから届きました。

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2012年3月25日(日)〜3月29日(木)までの4泊5日間、種子島スペーススクール2012が開催されます。このスペーススクールは今年で13回目を迎える息の長いイベントで、今年も種子島在住の高校生を含め、41人の参加者で行われます。


今日はスクール初日で、全国から参加者が集まってくる日です。飛行機を乗り継いで来たり、夜行バスや新幹線で鹿児島まで来て、そこから高速船やフェリーで島を訪れたり、皆さんさまざまな手段で島へ訪れます。集合時間が夕方なので、中には前日の夜から島入りして、半日島観光を楽しんだり、隣の屋久島によってから来る人がいたり、楽しみながら訪れたりしてます。

前日までは強風で飛行機・船とも全便欠航だったし、去年は初日が荒天で飛行機が飛ばず急遽移動手段を変更してもらったりということを考えれば、今年は随分順調な集合です。


 集合時間になると、JAXAのバスでお迎えに上がるのですが、港や空港ではすでに参加者同士の交流が進んでおり、主催者側としては大変嬉しい限りです。

移動のバスの中では、種子島宇宙センター広報の玉山さんから簡単なオリエンテーションの後、1時間かけて宿舎へ向かいました。バスの中では種子島の美しい景色を眺めたり、出題されるクイズに答えながらの移動です。あ、そうそう。クイズの正解者には、5月に打ち上げ予定の「しずく」のストラップが配られました。
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宿舎に到着してからは、まずはチェックイン。今年は同じ班同士で同室になるように編成しました。チェックインして部屋に荷物を運び込んだら、その後は夕食。まだまだ男女別々に座るあたりは若さ故でしょうか。ここは日数進んで男女隔てなく仲良くなってくれることに期待です。
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食後は、本格的なオリエンテーション。各自の自己紹介、期間中の注意事項の伝達やプロジェクトマネージャ(=班長)などを決めたりしました。
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 明日からはいよいよ本格的なプログラムの開始。初日が一番ハードですが、楽しみです。

2011年12月21日

内之浦一日宇宙記者の感想

内之浦宇宙空間観測所見学ツアー参加者の声。です。

<米倉和城>
 ぼくは宇宙記者になれていろいろなことおまなびました。たとえば、ロケットが1秒でたくさんのねんりょうがつかわれるのがわかりました。ほかにもこうぎなどもあんまりわかんなかったけどだいたいわかりました。ぼくわ宇宙かんけいのしごとにはいりたくなりました。

<小野田荘真>
 ぼくは宇宙記者に参加できてとてもうれしく思いました。そしてこの二日間、とてもき重な体験をしてとても楽しかったです。そしていろんな話ができてよかったです。この体験がこれから生きてくれればいいと思います。

<澤井優毅>
 ぼくは、この一日宇宙記者になって、今までよりも宇宙に対しての興味が増えました。
 なぜなら、わかりやすい講義や発射場での話を聞いて、ぼくもこのような人になれたら良いと思ったからです。良い体験をしました。

<古見駿一郎>
 ぼくは、この一日宇宙記者に参加できてとてもうれしいです。ぼくが、一日宇宙記者に、おうぼした理由は、もっと宇宙のことをしりたかったからです。ぼくは、宇宙のことに、ついて余りくわしくないので、この3日間で、いままでに、しらなかったことを、学びたいです。

<高橋開>
 ぼくは、じっさいにきしゃかいけんを見たのがはじめてだったのですごくうれしかった。
 固体燃料ロケットの打ち上げを見れてうれしかった。
 モデルロケットのパラシュートがひらかなかったからピコ(編者注:漫画「宇宙兄弟」に出てくるパラシュートの専門家)にたたみかたをおしえてほしい。

<佐藤恵太>
 今回の体験でロケットの打ち上げだけではなく、その裏にある実験や製造といった、ただ打ち上げを見るだけではわからない本物の宇宙開発が見れたので、学ぶことの多い2日になりました。

<植村千尋>
 私は今まで観測ロケットというものについてあまりよく知りませんでした。実物を見た時も思っていたよりも小さく、ほとんどが燃料であると聞き大規模な観測を行えるのか、疑問に感じました。しかし観測ロケットは衛星や飛行機にはできない「宇宙の境目を直接その場に行って観測する」ことができるという利点があるという話を聞き観測ロケットに対する考え方は大きく変わりました。観測ロケットという発想がすごいと思います。


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みなさん、それぞれに良い体験をされたようですね。
観測ロケットは、衛星を打ち上げるロケットとはまた違う、打ち上げ現場だったと思います。
機会があったら大きなロケットの打ち上げも見てみると。。。
ロケットが飛んでいく速さの違いなど、色々と面白いかもしれません。

2011年12月19日

内之浦一日宇宙記者日記 1

こんにちは、川崎です。
現在、内之浦宇宙空間観測所で行われている「一日宇宙記者」のレポートが、宇津巻さんより届きました。

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 2011年12月18日(日)〜20日(火)で、観測ロケットS-310-40号機打ち上げに伴う「一日宇宙記者」内之浦宇宙空間観測所見学ツアーを開催することになりました。 冬休み直前の平日ということもあり、参加者集まるのかなって不安はありましたが、蓋を開けてみれば、遠くは山形から7名の方にご参加頂きました。

 12月18日、朝9時に鹿児島中央駅に集合後、バスで内之浦へ移動開始。最初はフェリーで桜島へ渡りました。殆どの参加者にとって初めてとなる雄大な桜島に大興奮です。
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 バス移動は3時間弱という長丁場ですので、まずはみんなで自己紹介。リーダーとして参加の大道くんの提案で、前に自己紹介した人の名前をすべて挙げてから、自らの名前を述べるという、あとの人ほど大変なルールで自己紹介開始。詰まりながらも最後まで全員無事に終えることが出来ました。これでお互いの顔と名前はばっちりかな...

 道中、噴煙を上げる桜島に興奮したり、内之浦に近づいてからは、橋の欄干のオブジェや近づいてくる大きなアンテナに歓喜しながら、午後1時前に内之浦宇宙センターに到着、記者会見室にて、ホンモノの記者さん達と報道公開を待ちます。


 午後1時、報道公開開始。KS台地まで徒歩で移動し、ドーム内のランチャーにセットされたS-310-40号機を間近で見学!しかも観測ロケットに詳しい宇宙研の竹前先生の詳細な解説付き!非常に貴重な体験です!
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 その後、記者会見室に戻り、記者向けのレクチャー&質疑応答。子供たちからも活発に質問が出ました。
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非常に盛り上がった質疑応答は予定を30分オーバーしてなんと1時間に!関係者の皆さん、ありがとうございました。


 その後は、管理棟に移動して、内之浦宇宙空間観測所・所長の峯杉先生からご挨拶を頂き、モデルロケット作製へ。

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説明書を見ながらの作製で、みんな四苦八苦しながらもどうにか全員完成。明日のM台地(「はやぶさ」を打ち上げた場所)からの発射に備えて、一時保管します。


 ロケット作製後は、内之浦34 mアンテナをみんなで見学しました。
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34 mアンテナの巨大っぷりや一つ山向こうの20 mアンテナの動く速さにも一同驚きです!


 この日は18時前後にISSとハッブル宇宙望遠鏡の可視パスがあるということで、みんなで待機。ISSはキレイに見えましたが、残念ながらハッブルの方は誰も見つけることができませんでした。
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夕食後、リーダーの大道くん(宇宙研・國中研のD1)による「はやぶさ」の講義。クイズ形式の講義に一喜一憂しながら、熱心に話を聞いていました。さすがにここに来る子たちだけあって、「やはぶさ」についてはよく知っていました。
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 講義後は、宿近くの「銀河アリーナ」で星空観望会。
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道中の満天の星空や30cm反射望遠鏡でみる木星やオリオン大星雲にみんな大感動だったようです。アリーナの方や、リーダーの倉山さん(スターアイランド姶良職員!)の助けもあって、無事の観望会を終えることが出来ました。
 明日は、今日作ったロケットの打ち上げ、そして、今日見学したS-310-40号機の打ち上げです。楽しみ楽しみ♪

2011年12月06日

APRSAF18 シンガポール道中記3

12月4日(日)・4日目最終日
 いよいよAPRSAF18 水ロケット大会は最終日を迎え、競技会の日となりました。
午前中はロケットの製作にあたります。日本で今まで使ってきたのとは異なるペットボトル、異なるフィンの材質、使い慣れない道具類などなど、四苦八苦しながらもなんとか1人2機ずつ製作しました。果たして上手く思い通りに飛ぶかどうかドキドキです。
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 子供たちがロケットを作ってる裏では、昨日延期になった先生方による水ロケット教育の発表が行われました。各国の発表に混じって桐蔭中学の藤木先生と済美高校の正岡先生が共に英語でそれぞれの取組について発表しました。
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 昼食後はみんなで記念撮影。
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 日本チームも仲良く写真撮影しました。
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 午後からはいよいよ競技会。前日にクジで選んだ順番で打ち上げます。競技は1人2回、60m先の的に向けて打ち上げて、どれだけ着地点を近づけたかを、2回の合計距離で競います。中心点からの距離によりA判定の100点、B判定の80点、C判定の50点、そして計測外となります。またB判定以上の場合、正確な距離を測り、同点の際の判定に用います。
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 1回目は桐蔭中学の北村くんがA判定となる1.75mの好記録をマーク、沖縄の比嘉君と済美高校の藤岡くんがそれぞれB判定を出し、入賞を目指します。しかし2回目は天候が急激に悪化、みなそれぞれ苦労して打ち上げる中、実力でC判定に持ち込んだ北村くんが見事8位入賞を果たしました。
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優勝は180点、2回の合計が4メートル強の好成績でカンボジアの参加者が勝ち取りました。


 競技会終了後は、市内の会場に移ってレセプション。各国参加者が入り交じって交流をはかりました。アトラクションとして、日本チームもSMAPの「世界で1つだけの花」は歌いましたが、だいぶテレがあったようです。バングラディシュ代表の元気の良い女の子の芸や、シンガポール代表のギター弾き語り、広浜センター長によるクイズなど大いに盛り上がりました。

 その後、解散となり日本チームとオーストラリアチームだけ当日夜に帰国の途についたのですが、レセプション会場周辺では名残惜しむ様に互いに挨拶をしていたりしていました。


<参加者の感想>
☆藤高裕二
 大会はあまりいい結果がのこせなくて残念だったが、夕食が高価だったので楽しかった。
 あとバングラディシュ人がおもしろかった。

☆鶴田曙也
 水ロケット大会は入賞できなかったけど、外国の人と交流できたし、英語も少しはできるようになった! と思う...
 今日が最後の日としてとても楽しめた。
 空港では慌ただしい感じだったけど、すごく充実していた。
 シンガポールには、また来たい。

☆藤岡拓朗
今日のランキングBest3
1. 帰国!(外国もいいけどやはりにほんが1番いいわ!)
2. 水ロケット大会(入賞できなかったけどいい思い出になりました!)
3. 交流会!(外国の方々と交流会(食事会)を行いました!となりの人となんとなくですが会話ができて良かった!)

☆中武彰子
 今、これを書いているのは、飛行場...。もうすぐ出国だ。ふと、短い4日間のことを思い出す。
 結局、水ロケットは思っていたよりいい結果がでなかった。残念だ。来年、もしもう一度世界大会に行くチャンスがあれば、失敗したことを活かさなければ、と思う。また、もし無ければ、部活の後輩たちにも成功談や失敗談について話そうと思う。
 来た時は、友達をつくれるか不安はあったが、今は、こんなに沢山の友人ができてよかったと思っている。もしかしたら、もう二度と会わない人達...ほんの少しの時間だったけど、最高の時間を味わえた。
 皆さん、ありがとうございました。

☆比嘉風輝
 今日の大会では、正直、あまりうまくいきませんでした。ロケットの製作は加工が難しい材料があって、時間がかかりすぎました。試射ではよかったのですが、1回目はエリアBで80点でした。二回目はCにも入らない「X」で0点でした。チームメイトの北村くんは8位ですごいと思いました。
 初めての海外は、疲れたけれど、友だちがたくさんできて楽しかったです。来年はもっと上位を狙えるようにがんばってほしいと思います。

☆北村健浩
 大会本日。一時間半の間で水ロケットを作り、飛ばした。1回目はとてもうまくいき、最高の得点、2回目は惜しくもCだったが、top10に入ることができ、とてもうれしい。

2011年12月05日

APRSAF18 シンガポール道中記2

12月3日(土)・3日目
 APRSAF-18プログラムの初日、参加者みんなでバスに乗って会場となるRaffles Institutionに
行きました。シンガポールでも髄一の進学校らしく、校舎も設備もとても立派で一同みな驚きです。
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 午前中は各国の参加者による自分の国の紹介。もちろん英語です。各国とも趣向を凝らした発表をしていました。BGMを流しながら動画に合わせて話すのは流行りなんですかね?数カ国がそのやり方をしておりました。ベトナムの紹介時の隣国の参加者に「ハーイ♪」って呼びかけるやり方は、双方向性があって参考になりました。

 日本の発表は、まずは和歌山県立桐蔭中学の二人から。かぶりもので登場して、「侍&忍者!」と自己紹介したときには、会場は大ウケでした。その後、和歌山の名産として梅干しを紹介。実際にコロンビアの方に食べて頂き、予想通りの反応をいただきました。(写真2)
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 その次は、宇宙子どもワークショップ・全国水ロケットコンテストから選出された2人の自己紹介。それぞれ神戸のことや沖縄のことについて話をし、中武さんは英語が得意なだけあって、流暢に説明をしていました。比嘉くんも沖縄の魅力を存分に説明していました。最後は愛媛・済美高校の2人による愛媛県の紹介。日本の文化などにも言及していました。
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 午後からは、まずは久保田先生による講義。宇宙の不思議についてわかりやすくお話しして頂きました。後半は主に「はやぶさ」についての講義内容でしたが、外国ではイマイチ知名度がないのですね... しかし講義後の質疑応答では、質問が多く来ていました。
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 その後、参加者チーム、引率チームに分かれて別々のプログラム。参加者チームはペットボトルロケットを応用したペットボトルカーを作製したようです。引率者チームは、まずは今年のペットボトルロケットの飛ばし方についてのレクチャー。脳波を使って、集中力をモニターし打ち上げるハイテク仕様に諸外国の引率者もみんなびっくり。試しにみんなで脳波を測るヘッドセットを装着して飛ばしてみました。
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水ロケットもいろいろ進化するのですね。今後どんな進化をするか楽しみです。上下角や水平角の調節や水圧調節もオートメーション化されるのもアリかもですね。


 夕食は、みんなで集って立食ディナー形式。誕生日順に国の垣根を取っ払って着席します。緊張と英語力のなさで四苦八苦しながらも交流していました。
 夕食後は、引率の先生の部屋で明日の作戦会議。複雑なレギュレーションに悩みながらもとにかく優勝目指して頑張るのです。そして、明日の懇親会時の出し物も相談。各国で歌を歌ってくださいと要請がありましたので、まずは選曲から。何がアジアでウケるかなってことで、アニソンやボーカロイドの曲も候補に上がりましたが、最終的にはSMAPの「世界に一つだけの花」に決定。済美の正岡先生の熱心な指導もあって、振付で歌うになりました。明日が楽しみなのです。


<参加者の感想>
☆北村健浩
 今日は各国の発表やペーティなどいろいろあった。周りは英語ばかりで理解するのは難しかった。発表では侍と忍者、梅干しがうけてくれたので良かった。また、外国人とも交流でき、いい経験となった。

☆鶴田曙也
 今日は2日目で英語を聞くのにも大分、なれてきた。
 夕食の時には1人友人と呼べる人ができて、国の言葉を教えあったりした。
 今日も楽しかった。

☆藤高裕二
 日本人以外の学生が全員英語をしゃべってるのでおどろいた。

☆藤岡拓朗
今日のランキングBest3
1. 忍者のかっこうをしてカンボジアの人と写真を撮った(カンボジアの人にはマフラーももらいました!)
2. 愛媛の紹介(プレゼン)をしました。(通じていたか分からないけど、いちおうできた!)
3. オタク海外進出!(シンガポール人に初音ミクの人形とさいふを持った人が!)

☆比嘉風輝
 初めてのシンガポールで、とても楽しいです。気候は沖縄の夏みたいで、むし暑いです。宿は、正直言ってボロいけど、友達ができたので楽しいです。
 明日の大会は、チームで協力して最高の結果を残せるように頑張ります。

☆中武彰子
 今日は各国の学生さん達と沢山交流ができてよかった。どの国の人達も日本と違う面が沢山あったが、機能より仲良くなれてよかった。
 明日はとうとう大会。今まで学校等で練習してきた成果を思う存分出せたらな、と思う。

2011年12月05日

APRSAF18 シンガポール道中記1

こんにちは。川崎です。
シンガポールで開催中のAPRSAF18 水ロケットコンテストに参加中の宇津巻さんから
レポートが届きました。日本から参加したみなさん、楽しんでいたみたいです(*^-^)b


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12月1日(木)・初日
-関西国際空港-
夜8時半に関西国際空港に集合。遅い時間の集合なのにみんな元気です。
無事に全員チェックインも終わり、ドキドキしながらフライトを待ちました。

-飛行機-
シンガポール航空の飛行機の中は、12月ということもあり、クリスマスの飾り付けがされてました。
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初の海外という参加者もいたり、緊張したり、飛行機の設備が楽しかったりで皆さん寝るのは遅かったみたいです。
翌朝、4時(日本時間の5時)には朝食が配られました。さすがに早い時間なので、食べるのも一苦労だったようです。


12月2日(金)・2日目
-シンガポール到着-
午前6時半(以降現地時間)、シンガポール空港に到着。
とても広い空港できれい。こちらもクリスマス前ってことで、空港中がクリスマス気分。
でもとにかく眠い... バスの発車まで約2時間、ちょっとバテ気味なのです...
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-宿舎へ-
8時半、ようやくバスで宿舎へ移動。各国の参加者も同乗してちょっとドキドキです。
宿舎では男の子はインドのチームと、紅一点の中武さんは中国の女の子と同室です。
中武さんは到着後さっそく打ち解けたみたい。流石です。
男子の部屋はエアコンが壊れてたり、インロックして締め出されたりと、波乱万丈のスタートなのです。


-シンガポール観光-
初日は自由時間のため、街へ観光に出かけました。 まずはシンガポール名物のチキンライスを食べに。
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ソースは3種、参加者の子たちは辛いソースには四苦八苦してたようですが、とても美味しくいただいてたみたいです。


食後は、マーライオンの見学へ。地下鉄を乗り継ぎ、たくさん歩いてようやく到着。
シンガポールのシンボルだけあって、国際色豊かな観光客も大勢いました。
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その後は、マーライオン対岸の、船が乗ったデザインが特徴の「マリーナベイサンズ」と
蓮の花の形をした「アート&サイエンスミュージアム」へ。
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マリーナベイサンズでは、日本へのおみやげも購入。皆それぞれ満足の行くものを購入できたようです。
その後、地下鉄&タクシーを乗り継いで、宿泊地のキャンプチャレンジへ戻って来ました。


-夕食-
夕食時はいよいよ国際交流スタート! となる筈でしたが、まだまだ緊張の壁があるのか、
まだまだ各国とも自国で固まってます。ま、交流は明日からかな。
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昨日の移動から、丸一日慣れない外国での観光でしたが、参加者の生徒は皆一様に元気でした。
明日からの活躍にも期待なのです。優勝できるといいな。


<参加者からの感想>
☆中武彰子
 今日は思った以上に時間が早く進んだ。飛行機で寝たせいか、朝からずっと睡魔と戦っていた。しかし、一方で、初めてのシンガポールということで、心がずっとワクワクしていた。
 テレビで見ているイメージがあったのか、今日までずっと汚そうさな、と内心思っていて、実際に街を歩いてみると、「日本より綺麗じゃないか!」と感じて、度肝を抜かれた。
 今日、一番楽しかったのはやっぱり街散策だった。沢山の高層ビルが建っていて、人も沢山の人種が居た。「おしゃれな街だな。」と感激した。
 明日はとうとう各国の人たちとの交流する活動が始まる。国際的な学校(※著者注:芦屋国際中等教育学校)に通っていることを活かして、どんどん積極的にふれ合っていきたい。

☆藤高裕二
 この水ロケット大会は海外で行うので長い時間飛行機に乗る必要があったが、とくに酔うこともなくてよかった。また初の海外旅行だったが、別に緊張しなかった。
 シンガポールに着いてからは、聞こえる言葉が全て英語などの外国語だったので最初は少しとまどったが、しだいになれた。しかし、いまだに英語をあまり話すことができず困った。
 シンガポールの施設は田舎のほうは少し不自由なことがあったが、都市のほうは少しも不自由なことがなく、とてもごうかだった。
 大会はあさってなのでがんばろうと思う。

☆藤岡拓朗
12/2 今日のランキングBest3
1. 飛行機でゲームができたこと!(一番驚いた!)
2. 同じ部屋の外国人が友好的だったこと!(言葉が通じなくても仲良く出来るもんだ!)
3. 車とエスカレーターのスピード!(日本よりだいぶ速い!)

☆鶴田曙成
 今日は久しぶりの海外で、しかも日本代表としてだったので、すごくきん張した。
 泊まる部屋はまるで倉庫のようだった。窓はなく、クーラーも壊れていて(後に復旧)二十人がギチギチに寝ることになったけれど、修学旅行みたいでとても楽しい。

☆北村健浩
 今日が初めての海外。
 周りは他の言語をしゃべっていて、きん張した。
 また、先生のおすすめのチキンライスはおいしかった。特に黒いソースが謎・ミステリー。

2011年11月11日

宇宙開発委員長表敬訪問

金井です。

11月2日(水)、今年の10月に南アフリカ共和国のケープタウンで開催されたIAC2011にISEB(国際宇宙教育会議(NASA、ESA、CSA、JAXAが設立メンバー))の枠組みでJAXA宇宙教育センターが派遣した日本の学生8名のうち、7名が池上宇宙開発委員長を表敬訪問しました。

会合には井上委員(前ISAS本部長)も同席され、学生の自己紹介から始まり、各自の研究テーマ、IACでの成果等について報告を行ないました。約2時間に亘り、池上委員長と日本の宇宙開発等について意見交換をすることができ、とても有意義な時間となりました。

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2011年11月10日

アジア太平洋地域宇宙機関会議(APRSAF-18)水ロケット大会事前研修

金井です。

10月28日(金)~29日(土)の2日間、JAXA相模原キャンパスで、アジア太平洋地域宇宙機関会議(APRSAF-18)のサイドイベントである水ロケット大会に向けた、日本代表選抜の事前研修が行なわれました。

総勢8名からなる日本代表団は、この2日間に宇宙やロケットに関する専門家による講義や、ペットボトルを使った水ロケットを製作・打上げを行い、12月4日のシンガポールでの大会本番に向け、知識を深めるとともに、的を狙った水ロケットの打上げ技術を磨きました。

それだけでなく、海外で役立つ英会話を習ったり、シンガポールについて調べたことや自分の学校についてプレゼンテーションをしたりと、内容の詰まった研修となりました。

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          講義                     水ロケットの製作               水ロケットの試打


皆さん、日本代表の活躍を期待していてください。結果については、追って報告します。


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2011年11月07日

宇宙子どもワークショップ in つくば (その2)

こんにちは。川崎です。

続いて、「宇宙子どもワークショップ」2日目の様子をレポートします。
日本を元気にするプログラム、提言文は無事出来上がりました!


11月6日(日) 午前9時前。
今にも雨が降り出しそうなお天気の中、朝早くから、先にご紹介した
「日本を元気にするプログラム」のみなさんとは別のご家族連れが次々と
筑波宇宙センターにいらっしゃっています。
ディスカバリーキッズ科学実験館~コズミックカレッジ~ の参加者の
方々ですね。朝はやくからのご来場、ありがとうございますっ。

もちろん、「日本を元気にするプログラム」参加者の皆さんも、既に
筑波宇宙センターに到着していて、日本を元気にするための提言をまとめる
活動をしています。

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すっかりブルースーツが馴染んでいますねー


コズミックカレッジ参加者は、コズミックカレッジの活動を、日本を元気にするプログラム」
参加者は提言をまとめる活動を行う合間に、今回の宇宙子どもワークショップ in つくばの
目玉企画 「ハローヒューストン」大西宇宙飛行士との交流プログラム。です。

現在、ヒューストンにあるNASAの訓練施設でISSへの長期滞在に向けて訓練中の
大西宇宙飛行士と、テレビ会議システムを繋げてリアルタイムに交信します。

スライドを使って、大西宇宙飛行士から訓練の様子などのお話を聞いた後、
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 スクリーンに映し出されているのが、説明用のスライド。大西宇宙飛行士は横の小さな画面の中にいます。


大西宇宙飛行士への直接質問タイム。です。
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大西宇宙飛行士、一人ひとりの質問に、ていねいにていねいに回答していました。

あっという間に予定の時間が過ぎてしまって、大西宇宙飛行士とはお別れの時間。
けっして長い時間ではありませんでしたが、その場にいた参加者の方、とくに子供さん達には
とても良い経験になったのではないかと思います。 


そしてまた、コズミックカレッジ/日本を元気にするプログラムの活動に戻って活動を続け
「日本を元気にするプログラム」2日間の活動の集大成が出来上がりです。
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宇宙子どもワークショップ in つくば 参加者全員の前で提言の発表と、
提言内容や、提言をまとめる活動について会場からの質問にもしっかりと回答をして、
宇宙教育センター センター長へ提言文を手渡しました。 


受け取った提言文はJAXA理事、協賛企業など関係の方々にお渡しし、宇宙で日本を元気にするための
活動を助けて頂けるようお願いしていきたいと思います。  受け取った提言文は こちら

2011年11月07日

宇宙子どもワークショップ in つくば (その1)

こんにちは。川崎です。

この週末、あまりお天気が良くありませんでしたが、みなさま何をして過ごしましたか?
私はタイトルの通り、筑波宇宙センターで「宇宙子どもワークショップ」に参加してきました。

11月5日(土) 午後1時。
全国から集まってくれた中高生18名の参加者とともに開会式がスタートしました。
この18名は「日本を元気にするプログラム」参加者。
2日間のワークショップの間に「宇宙」で日本を元気にするための方法を
みんなで考えて、提言として発表してくれるみなさんです。


その後のオリエンテーションの様子。みなさんちょっと緊張気味にお話を聞いています。
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オリエンテーションの後、ブルースーツに着替えて筑波宇宙センター展示館「スペースドーム」見学。
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そして、宇宙飛行士訓練体験へ。
まずは宇宙飛行士訓練施設入口の、歴代日本人宇宙飛行士のポートレートと記念写真。
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この中から、上のポートレートに並ぶ人が出てくるかな?


18名のみなさんは、6名ずつA・B・Cの3つの班に分かれて
 ・閉鎖環境適応模擬訓練  ・船外活動模擬訓練  ・緊急対処模擬訓練
のうちから2つの訓練を体験です。私はB班に同行させてもらいまして、
「閉鎖環境適応模擬訓練」と「船外活動模擬訓練」を見学。となりました。


閉鎖環境適応模擬訓練では、まず、宇宙飛行士適性検査を受けて結果に喜んだり頭を抱えたり・・
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次に、コミュニケーション力養成訓練として宇宙飛行士チームと管制官チームに分かれ、
声のやりとりだけで絵を完成していきます。
複雑な絵をどのように説明するか、言葉だけで説明されたものをどう解釈するか・・・

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(閉鎖環境内の宇宙飛行士の様子はモニタから見ることができます。)


このコミュニケーション力養成訓練には制限時間もあるのです。限られた時間の中で何をどう説明したら
正しく簡単に伝えられるのか。。。残り時間が少なくなるとすっごいプレッシャーですね。。


そして、宇宙兄弟のマンガなどでもおなじみのホワイトパズル!
実際の訓練では300ピースもあるパズルなのだそうですが、模擬訓練なのでずっと少ない数でした。
でも、難しそう。。
こちらも制限時間がありまして、「ああでもない。こうでもない。。。」と悩む中、事務的に伝えられる
時間はやっぱりプレッシャーです。宇宙飛行士はとにかくプレッシャーに強くないと。ってことですね。。


閉鎖環境適応模擬訓練を終え、次は船外活動模擬訓練へ。
こちらの訓練も、宇宙飛行士/サポート/カメラマンの現場チームと、指揮者/監督者/記録係などの
管制官チームに分かれて、無線によるコミュニケーションによって進みます。
宇宙では一人で活動することは決してなくて、チームワークが大切。ということだそうです。
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訓練中の様子と、訓練終了後、現場へ行って記念撮影!


実際にはみんなの後ろにあるような実物大の模型がプールに沈められたものを使って
行うそうですが模擬訓練ですから陸上で行ったのでした。


さて、怒涛のように模擬訓練を終え、18名の参加者はホテルへ移動です。
私が同行させてもらったのもここまで。

でも、この後ホテルで宇宙開発の現状についての講義と、宇宙で日本を元気にする提言
作りのためのディスカッションを夜遅くまでやっていたのだそうです。おつかれさま。

2011年10月18日

古川宇宙飛行士の「宇宙ふしぎ実験」レポート

はじめまして、金井と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
早速ですが、先月行われた「宇宙ふしぎ実験」についてレポートいたします。


日本各地で猛威を振るった台風15号が去った9月22日に、日本だけでなくアジア・太平洋地域3カ国
(マレーシア、バングララディッシュ、オーストラリア)から公募で選ばれた「宇宙ふしぎ実験」が
国際宇宙ステーション(ISS)にて長期滞在中の宇宙飛行士、古川聡さんによって行なわれました。


アジア・太平洋地域の3ヶ国から10種類の応募があり、その中から下記3種類の実験案が採用されました。

(1) ヨーヨー:ヨーヨーを床面に対して90度、45度など様々な角度で回す。(マレーシア案)
(2) 方位磁針を使い、針がどこを指すか観察する磁場実験。(オーストラリア案)
(3) おもりと紙をぶつけ合い、動きを観察する。(バングラディッシュ案)


例えば、(2)の方位磁針の実験では針はきちんと北を指し、地球を周回するISS内では針が時計回りに
少しずつ動いているのが確認できました。これは地上ではまず見られない光景で、新鮮でした。
また、実験の合間に見せる古川飛行士の笑顔に、管制室の方がいつも癒されているとおっしゃってたのも、
とても印象的でした。

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なお、実験結果の詳細については、後日JAXAのホームページで映像とともに紹介する予定ですので、
楽しみに待っていてください。

2009年04月23日

初参加!

こんにちは。
伊藤です。


めでたく(?)2度目の執筆になりました。


今回は、19日(日)に開催された
調布航空宇宙センター一般公開の報告をします。


宇宙教育センターは、
初めて調布一般公開に参加しましたが、
ブースの場所が良かったためか、
大変たくさんの皆様においでいただきました。

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調布では、筑波・角田の教育センターのブースとは違い、
実験ものは置いていなかったんですが、
パソコンを使った「スペースゲーム」が予想を上回る盛況で、
2台のパソコンは常に稼動状態。
多いときには、5,6人の待ちが出るほどでした。

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実はこのゲーム、
スペースパトロール」というスゴロクの中で遊べるゲームなんですが、
これがとっても難しいんです。


当日は教育センターから数名のスタッフが参加しましたが、
5つあるゲームを全てクリアしたスタッフは一人もいませんでした。


スペースパトロール」は、
スゴロクで宇宙旅行をしながら、
各所で待ち受けるクイズやゲームを組み合わせた
デジタルコンテンツで、楽しく宇宙を学べます。


皆さんも試しにやってみてはいかがでしょうか。
そして、途中のゲームの難しさを体感してください。


【関連リンク】

調布航空宇宙センターHP
http://www.jaxa.jp/visit/chofu/index_j.html

筑波と角田でのたくさんの出会い(宇宙教育センターBlog)
http://edu.jaxa.jp/blog/2009/04/20/post_158.html

2009年01月21日

北部九州遠征 <前編> & 宇宙教育テレビで打ち上げ実況します!

菊池です。
もう時期はずれですが、本年もよろしくお願いいたします!

2日ほど天候の影響で延期されている
GOSATを搭載したH−ⅡA15号機の打ち上げですが、
JAXA放送とは別に宇宙教育テレビでも打上げ生中継を行います。

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    ☆宇宙教育テレビはこちら


今回、私も初めて登場する予定ですので
平日の昼間ではありますが、皆さんぜひご覧ください。
宇宙教育に関する情報も満載の予定です。


さて、年明けに北部九州の3県を周ってきましたので
ご紹介します。

まずは、大分県でのハローヒューストン。
テレビ会議システムを使ってヒューストンにいる宇宙飛行士と交流するイベントで
九州での開催は今回が初めてでした。

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イベント中、子どもたちはちょっと緊張しているようでしたが、
終わったあとの表情はみんな生き生きとしていて、
実は前日にテレビ会議システムのトラブルなどもあったのですが
無事、楽しいイベントができてよかったと思いました。

今回は2010年2月以降にシャトル搭乗が決まっている
山崎直子宇宙飛行士との交流でしたが
子どもたちの質問に対して一人一人の名前を呼びながら
優しい口調で返答されているところがとても印象的でした。

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私の地元でもある大分で、
このような宇宙飛行士と触れあえるイベントは
これまではゼロに等しいものでしたので
大変貴重な機会でした。

前日には大分県知事と県教育委員会とも
お話させていただく機会をいただき、宇宙教育を通じて
大分県の子どもたちの心に火をつけられるよう
いい連携ができればと思います。

後編では、スペースワールドと佐賀県立宇宙科学館の
訪問について紹介します!

それでは!

2008年11月29日

競争率5倍の久茂地公民館

こんばんはー、中村です。
那覇→羽田の機内です。
 
 

▲ 目指すはまだまだあったかい沖縄
  飛行機で2時間半、ひとっ飛びです

 
 
那覇でのコズミックカレッジが本日行われました。
場所は、那覇の中心地、久茂地という場所です。
那覇の繁華街、国際通りなども目と鼻の先にある、久茂地公民館で午前キッズコース、午後ファンダメンタルコースを行いました。
 
 

▲ 久茂地公民館は沖縄が米国から日本に領土として返還される前からの建物
  プラネタリウムもありますがもちろんそちらも同じ年月現役で動いています
  児童館と図書館も入っていますが、百近い近隣の住民のサークル活動などのより所にも
  なっていて大切な場所のようです

 
 
この公民館では、10月に宇宙教育指導者セミナーも開催していて、館長さん以下、職員の皆さんがとても熱心に宇宙教育についても取り組んでいるところです。
セミナーやコズミックの参加者募集も熱心に行っていただいていて、セミナーについては、49名もの皆さんに参加いただいていました。
そして、今回のコズミックカレッジは、キッズコースは30組の募集のところ、なんと150組の親子の応募があったそうです。どうにか当日は席をギリギリまで増やして42組の親子に参加していただきました。ファンダメンタルコースも大入り満員でした。
 
 




▲ キッズコースは
  かさ袋ロケットを飛ばそう!!と
  公民館独自プログラムのプラネタリウム鑑賞
  親子でとても楽しそうでした
 
 
今回印象的だったのは、まず公民館の皆さんの準備がとてもしっかりしていたところです。各コースのプログラム進行表や講義と実験工作時の座席の配置図など、本番でのスムーズな進行ができたのは、綿密な計画あってこそでした。
そして、もうひとつが先日のセミナーの参加者のうち、13名もの方が今回のコズミックのお手伝いに来てくれたことです。宇宙教育センターとしては、セミナーで宇宙教育のノウハウを学んでいただき、その後開催されるコズミックでそれを発揮してもらいたい、ということを理想としているので、今回の那覇での姿は、とても理想的だなと思いました。
 
 



▲ ファンダメンタルコースも大入り満員
  こちらも公民館独自のプログラムでまず手づくり望遠鏡づくり
  それから注射器ロケットを飛ばそう!!をみんなで行いました

 
 
館長さんからも、そのほかの職員の皆さんからも、是非セミナーもコズミックも恒例にしていきたい、というありがたい言葉をいただきました。
今回は、あまり宣伝期間がなくても大勢の皆さんにセミナーもコズミックも集まってもらうことができましたので、次回はどうなるか、ここでもうれしい悲鳴が来年聞こえてきそうです。
 
 

▲ 公民館のロビーには面白い写真がありました
  沖縄返還前と返還後の那覇市内の航空写真です

 

▲ 左が返還前の空港、右が変換後のものです
  返還前は軍事施設ということで黒く塗りつぶされていました
  その時代を静かに語ってくれる写真です
 
  
 
那覇でのセミナーでは、学校の先生や那覇市の教育委員会の方にも受講いただいていました。これからここを皮切りに、学校の授業支援などにも派生していきそうな気配がしました。11月も終わりですが、まだまだ暖かい沖縄。宇宙教育の熱もとてもヒートアップしています。

2008年11月22日

広坂子ども科学スタジオにて

こんばんはー、中村です。
金沢に来ています。
 
 

▲ 金沢の街の樹々もきれいに色づいていました(写真左)
金沢21世紀美術館 いつみてもナイスな建築です(写真右)

 
 
寒くなってきました。各地から雪の便りも届いていますね。
金沢も、街中の街路樹の紅葉がとてもきれいです。
昨晩着いたときは、みぞれが降っていて、明日のコズミックカレッジは大丈夫かなと思っていましたが、夜が明けるといい天気になっていました。
 
 

▲ そんな金沢21世紀美術館の目の前に広坂子ども科学スタジオはあります(写真左)
いつもここでは事前受付をしないそうです。教室をやっていないのは盆と正月くらい。毎週リピートする親子も多いとか。事前受付は主催者側にも参加者にもここでは必要ないようです。スバラシイ(写真右)

 
 
ちょうど1年ほど前に金沢を訪れていましたが、その際の訪問先はキゴ山天体観察センターというところでした。
その後も金沢は訪れていました。そのときに今回の広坂子ども科学スタジオを運営している金沢子ども科学財団へも訪問し、コズミックカレッジの開催についてご紹介していました。
 
 


▲ 今日は“飛ぶ”をテーマにしたコズミックカレッジでも人気の2教材
この会場は、親子参加も必須。親子で、家族全員で、祖父母と孫で。これまたスバラシイ
親子で作業分担して助け合います

 
 
今年度は、そのキゴ山でのコズミックカレッジ・ファンダメンタルコースが先月行われ、そして今回はキッズコースがここ広坂子ども科学スタジオで開催されました。
 


▲ かさ袋ロケットを元気に飛ばす子どもたち
最初は室内でやっていましたが、室内ではおさまらず、屋外でも投げまくりでした

 
 
午前と午後の2回に分けて行いました。今回は、“かさ袋ロケットを飛ばそう!!”“熱気球を飛ばそう!!”の2つのプログラム。天気が良かったので、親子一緒に屋外で大いに楽しむことができました。
 
 



▲ かさ袋ロケットのあとは、熱気球です
みんな思い思いの絵を気球に描いていきます
小さい画伯ですね

 
 
この科学スタジオでは、毎週末学校の先生や大学生などが講師をして科学教室を開催しています。コズミックカレッジは、今年度はあと1回、来年2月に予定しています。
 
 






▲ 昨日の天気が嘘のように晴れたので、みんなで外に出ていよいよ打上げです
全部で5つの気球は、どれもとても良く揚がりました
会場のテンションは…、写真がすべてを語ってくれます

 
 
金沢の子どもたちが宇宙に触れる機会としては、日本宇宙少年団(YAC)の分団が市内に3つもあり、活発に活動しているので、そこのメンバーとなっての活動がありますが、コズミックカレッジが広坂子ども科学スタジオでもキゴ山でも恒例行事になって、金沢の子どもたちが宇宙に触れる機会がもっと増えればいいなと思っています。
 
 

▲ 金沢を後にして、一路秋田に向かいます
黄昏の空の下には、遠く琵琶湖が見えました(画面中央)

 
 
明日とあさっては、秋田でのコズミックカレッジです。
 
 

2008年11月11日

衛星つながり

こんにちはー、中村です。
スペースアカデミーの続きのお話の前に、ちょっと箸休めです。
 
宇宙教育センターでは、衛星をテーマにしたコンテストを2つ支援しています。
1つは、「子ども衛星アイデアコンテスト」と、もう一つが「衛星設計コンテスト」です。
子ども衛星〜は、小学生・中学生が対象、衛星設計コンテストは、高校生・高専生・大学生が対象です。
 

▲ 今回設計大賞を受賞した東京工業大学の“TETRA”(左)
  と宇宙教育センターの最優秀模型賞を受賞した同じく東工大の
  “月面における微小天体2次散乱物の調査計画”

 
先日、16回目を数える衛星設計コンテストが開催され、今年度は企画委員でもある僕も会場に足を運びました。
 
今年度は、例年より応募数が増え、また、かなりレベルの高い内容となっているのが印象的でした。
 
人工衛星や探査機は、学びだすとセンサーなどの種類も多く、とても奥が深いものですし、しくみの理解は難しいものですが、宇宙で活躍する人工衛星のことを皆さんもちょっとお勉強してみるのもいいと思います。
 
↓にやさしい解説本を紹介しますね。ダウンロードできます。
 
− 人工衛星ハンドブック
− 地球観測ガイドブック
− 宇宙活動ガイドブック

2008年06月02日

ISTS浜松

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「第26回 ISTS(宇宙技術および科学の国際シンポジウム)」の
お手伝いのため、浜松に来ています。

ISTSでは国内外の研究者たちが集い、研究発表を行うだけでなく、
学会参加登録者以外の方々にも宇宙を身近に感じていただけるよう、
国際宇宙展示会をはじめとした様々な催しが行われています。


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▲展示会場では、温室効果ガス観測技術衛星(GOSAT)の実物大モデルが
  出迎えてくれます。(写真右)


6月1日(日)から始まった国際宇宙展示会、今日(2日)からは、
市内の小中学生がたくさん来てくれています。


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▲未来の長期宇宙滞在での栄養源として研究されている「蚕」とご対面


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▲折りしも宇宙ではSTS-124ミッションが進行中。NASA TVも放送中です。
  今、初めての宇宙飛行をしている星出宇宙飛行士は、みんなと同じ、小学生の頃の夢を
  実現させたんだよ。


JAXAブースの隣のステージでは、科学実験教室も行われています。

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▲「真空の世界」を楽しい実験を交えて解説

そして、宇宙教育センターのブース。

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▲「とびだすだいち」に興味津々。
  幼稚園の先生や、出前授業でJAXA職員が伺う中学校の先生など、
  新たな出会いもありました。 

この第26回 ISTS国際宇宙展示会は、6月8日(日)まで、アクトシティ浜松の
展示イベントホールで開催中です。入場料は、もちろん無料。

7日・8日には、「君の手で宇宙をつかめ!」と題した
ISTS「教育・アウトリーチセッション」の企画が行われます。

たくさんの方々のご来場、お待ちしています。

<関連リンク>

 ★第26回 宇宙技術および科学の国際シンポジウム
 ★国際宇宙展示会
 ★教育・アウトリーチセッション企画 「君の手で宇宙をつかめ!」 


---<おまけ>----

旅の楽しみと言えば、ご当地名物。
そして浜松と言えば、やっぱりこれですよね!

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  ▲蒲焼ではなく、白焼をいただいてみました。

ちょっと奮発しちゃいましたが、終日展示ブースで立ち仕事をした疲れも飛ぶおいしさでした♪

2008年04月23日

「もやもや」を形にしていこう
八王子東高校の挑戦

東京の八王子東高校に行ってきました。

新規の連携要請をいただき、3年生前期の
総合的な学習の時間での連携プログラムが始まりました。

当初の案では、講義を聴いて小論文を書く、というものだったのですが、
担当の先生と打合せをさせていただいた結果、方針が変更し、

「衛星設計コンテスト(ジュニア部門)への応募を目標に定めたい!」
というプランになりました。

JAXAも主催者の一員となっている「衛星設計コンテスト」は、
元々は大学院生・大学生・高専生向けだったのですが、
数年前から高校生を対象としたジュニア部門が設けられています。

八王子東高校の総合学習では、複数の講座の中から希望の講座を
選択するのですが、26人の生徒さんたちがJAXA連携講座を
選んでくれました。どうもありがとう!

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とはいえ、衛星設計? ミッションを考える??

そんなのいきなりやれと言われても、それは確かにムズカシイ。
ごもっともです。

まずは、どんな衛星があるのか、どんな役割(ミッション)を
担っているのか、それを知らなきゃ始まらない。

ということで、この日は「科学衛星講義編」。

JAXA宇宙科学研究本部で「あかり」などの観測データを使って
赤外線による天文観測の研究をされている、山村先生に
「科学衛星いろいろ」についてお話していただきました。


なぜ、宇宙に行く(あるいは観測・探査機を運ぶ)のか?
宇宙空間だからこそできることとは?


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▲左は可視光による画像、右は「あかり」による赤外線観測画像。
  おなじみのオリオン座も、こんなに違って見えてきます。
 (この画像の詳しい解説は、コチラをどうぞ)


実際の観測画像や、黒体放射の解説なども交えながら、
講義は進みます。

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「ミッションってさ、やりたいことと色んな制約のしのぎ合いなんだよね」
少しずつ、ミッションを考えていく上でのヒントが得られてきたかも。


あれもこれもやりたい、でも全部は持っていけない、
さて何を削る?どう効率よくしていく?どんな組み合わせがいいのかな?
何かを削っても実現したいことってなに?
そのことで何が得られる?それは、どんなことに役立つ?


これって、何も衛星のことを考えるときだけじゃないですよね?
たとえば、社会に出て何か新製品を生み出すときだって、
きっと同じようなプロセスを歩むはず。

もやもや〜っと漠然としたところから、頭を悩ませ、知恵を絞って
少しずつ形作っていく経験は、ちょっとしんどいかもしれないけれど、
普段の学校の勉強とはまた一味違った醍醐味が味わえると思います。

そして、それは学校の勉強とは決して無関係なものではなく、
学んだことをいかにして結びつけていくか、ということでもあります。


そして本日の講義の締めくくりは、これ!

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「あのね、宇宙研では、『君が作る宇宙ミッション(きみっしょん)』ってのを
 毎年夏にやってま〜す!ぜひいらっしゃい!」

「きみっしょん」の世話役でもある山村先生、ちゃっかり、いやもとい、
しっかり宣伝しておられました!


来週の授業では、今度は実利用衛星編を学び、
その後はいよいよアイデアを出していく作業に入ります。

あまりあーだこーだとJAXAが口出して、高校生らしい発想を消したくないので、
我々もほどよい距離を保ちながらサポートしていく予定です。

そうそう、「衛星アイデアを考えてみたい!」「こんなすごいアイデアもってるよ!」
という小中学生の皆さんは、ぜひ「子ども衛星アイデアコンテスト」に応募してくださいね!

<関連リンク>

  ★東京都立八王子東高校との連携プログラム

  ★衛星設計コンテスト(大学生も高校生もぜひご応募を!)

  ★君が作る宇宙ミッション(きみっしょん)

  ★子ども衛星アイデアコンテスト

2008年04月15日

2008年度 学校教育支援活動スタート!

今年度の学校教育支援活動が、
4月11日の千代田区立九段中等教育学校(東京都)を
皮切りにスタートしました。


九段中等教育学校では、1年生の総合の時間で環境学習を行い、
「環境に配慮した(やさしい)暮らし方」についてそれぞれが考え、
提案を壁新聞にまとめていきます。


初回のこの日は、全体のオリエンテーション。

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7日に入学式を迎えたばかりの1年生160人と、
この春ひとつ先輩になった2年生160人合同での授業で、
お手伝いをさせていただくJAXAって、こんなお仕事してるところですよ、
という紹介をさせてもらいました。


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 ▲「かぐや」や「きぼう」など、旬の話題を中心に紹介させていただきました。


この環境学習では、JAXAの他にも、毎日新聞の記者の方や、
(財)まちみらい千代田三菱地所の方々などがサポートを行うことに
なっており、宇宙と地域というマクロとミクロ、両方の視野から
環境について学んでいけるよう、学校の先生方が計画されています。


この日は、去年のエコプロダクツでも発表した2年生の代表が、
昨年の学習の成果をプレゼンテーションしてくれたのですが、
1年間の成長ぶりってすごいですね。


連携授業が始まった頃には、まだまだ小学生の名残が見えていたのに、
冬のエコプロの頃では、柔軟な発想を存分に発揮しつつ、
大人顔負けの堂々とした見事な発表を披露し、我々スタッフも感心するばかり。
「こんなに立派になって・・・」と何だか保護者気分になって拍手をしたのを
思い出しました。


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   ▲昨年の環境学習の成果としてまとめた壁新聞の一例。
     よく見ると、右上の発行日が50年後の2057年になっています。


授業の後は、担当の先生方と今後の進め方についての作戦?会議です。

去年は未来の新聞記者となって、50年後の世界を予想した壁新聞を
制作したのですが、今年はさてはて・・・。
一応の方向性は決めたのですが、それはまだ内緒ということで。


今年の1年生たちは、何に気付き、何を思い、
そして何を提案してくれるのでしょうか。今から楽しみです。


そうそう、九段中等教育学校では、コズミックカレッジでもお世話になっている
先生方を中心に、今年新たに小学生も対象にした年間5回にわたる
理科の実験講座を開催するべく、現在準備を進めて
いらっしゃるとのこと。
その名も「九段コズミック」!


募集要項が固まったら、学校のホームページで案内が出るそうなので、
こちらもどうぞお楽しみに。


<関連リンク>
  ★千代田区立九段中等教育学校ホームページ

  ★千代田区立九段中等教育学校との連携プログラム(2008年度)
  
  ★千代田区立九段中等教育学校との連携プログラム(2007年度) 

  ★宇宙教育情報誌 「宇宙(そら)のとびら」 002号
   (学校との連携プログラムレポートのページに、昨年の九段中等教育学校の
    環境学習が掲載されています。)

  ★教育現場連携プログラム
    

2008年04月08日

スペースシャトル・エンデバー号(STS-123)“きぼう”第1便(船内保管室)・土井宇宙飛行士打ち上げ実況解説中継@JAXAコズミックスタジオ

2008年3月11日午前2時28分(米国東部夏時間)/2008年3月11日午後3時28分(日本時間)、スペースシャトル・エンデバー号(STS-123ミッション)“きずな”第1便(船内保管室)/土井宇宙飛行士の打ち上げの際、JAXAコズミックスタジオからインターネット中継された打ち上げ実況解説中継のようすです。
 

2008年04月08日

H-IIA 14号機“きずな”打ち上げ実況解説中継@JAXAコズミックスタジオ

2008年2月23日17時55分(日本時間)、超高速インターネット衛星“きずな”の打ち上げの際、JAXAコズミックスタジオからインターネット中継された打ち上げ実況解説中継のようすです。
 

2008年04月07日

ふたたびJAXAコズミックスタジオで生中継してみました。

こんばんはー、中村です。
 
アップが遅くなってしまいましたが、先日、土井飛行士の乗ったスペースシャトルが地球に帰還する際、前回の打ち上げ放送に続き、着陸も日本宇宙少年団(YAC)と一緒にJAXAコズミックスタジオからインターネット中継を行っていました。
 
 

▲ 今回もYACの小定さんと一緒に放送しました
 
 
今後は、打ち上げだけでなく、宇宙教育の媒体として、いろんなコンテンツを流していきたいと思っていますが、まだ計画中ですぐに本放送開始!!、とはいかなさそうです。(汗)とりあえず試験放送です。
 
先日のシャトル打ち上げ放送を見逃した!!、また、その前のH-ⅡA14号機“きずな”打ち上げの際も放送を行っていたのですが、その放送を見逃した!!というアナタ、この次と次のブログで、その放送分を録画でお楽しみいただけます。
着陸の際の放送も近日アップ予定です。
 
 

▲ スタジオに遊びに来てくれると、生で放送の現場を見ることができます
  今回の放送を見にきていただいた皆さんと記念撮影

 
 
今回までの計3回の放送は試験的な意味合いもあり、バタバタしていてお知らせがあまりできませんでしたが、今後の放送はプログラムが決まり次第ウェブサイトやメルマガなどでお知らせしていきますんで、よろしくお願いします。

2008年03月25日

おてがみありがとう
〜東京・国分寺市立第四小学校 総合学習レポート〜

先日、東京の国分寺市立第四小学校のみなさんから
たくさんのお礼のお手紙が届きました。

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第四小学校5年生の年間テーマは「環境」。

1学期には「地域に役立つ発明家になろう」という
総合的な学習を実施、地域のよさや問題点を見つけ、
それを解決する方法を考えてきました。

そして2学期の総合の時間では、
「地球規模での環境問題」がテーマとして設定され、
宇宙教育センターが授業のサポートをさせていただきました。


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身のまわりの環境問題からより大きな範囲(日本だけでなく、
国境を越えて発生している問題)までを含む環境問題を
視野に入れて学習させたい、

それは、世界的な環境問題の紹介だけではなく、
宇宙の中で地球という星に生命が存在することの意味、
それが奇跡に近いことであるということ、
そんな素晴らしい星にいながら、生命が存在するための
環境が破壊されつつあることを自分の問題として学んでほしい、

そのために「宇宙」という視点を取り入れたい、という
先生からのご要望に基づき、昨年10月、
JAXA地球観測研究センターの大木さんがゲストティーチャーとして訪問し、
講義を行いました。

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▲「だいち」をはじめとした様々な地球観測衛星たちがとらえた環境変化の様子、
  そしてさらにスケールを広げ、太陽系の仲間と地球との違いなどについてお話を聞きました。
 

その後、5年生はグループごとに追究作業を行い、
12月にはポスターセッションを開いて、お互いに学んだことを
発表したり、下級生(3年生)を招待して説明しました。

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▲自分たちが学んだこと、調べたことを、他の誰かに分かりやすく伝えるために、
  紙芝居や短い劇にするなど、いろんな工夫をしていました。


そして3学期。 こんどは「自分たちができること」探しです。
リサイクルや節電・節水、食料問題、地域の自然など、
自分たちが取り組める活動を決め、地域に出てポスターを貼ったり、
地域の自然保護活動に参加したりしたのだそうです。

こうして1年間の活動を終えた子どもたち、そして先生から
いただいたのが今回のお手紙です。


いくつかご紹介しますね。

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  ★大気汚染・地球温暖化など、なにも知らず、特に気にしていませんでした。
    しかし、JAXAの方に環境問題の基本を教えていただき、
    自分たちは今はよいかもしれないが、大人になり、子供ができるころには
    大変なことになるのを知りました。

    いつもやっている水の出しっぱなし、電気のつけっぱなしはやめようと
    周囲の人々に声をかけたいと思います。(節電・節水グループ)


  ★発表では、ポスターにまとめて酸性雨のことを発表しました。
   そして、今回はリサイクルできるもので作ったリサイクルポスターを
   校舎の中にはりました。
   たとえば、牛乳パックでポスターを作ったり、ペットボトルで作ったりしました。
   もっと宇宙のことを知りたいので、また来てください。(リサイクルグループ)


  ★総合の時間では、今、地球では何がおきているのか調べて、
    その調べたことから何ができるのかを考えてみました。
   そこで、全校児童の保護者の方宛てに、節電・節水をよびかける
   手紙を書いて配ったり、学校にポスターを書きました。
   そしたら、数日後に保護者の方が手紙を見ての感想を送ってくれました。
   (節電・節水グループ)


  ★私は森林破かいのことを調べました。
    そしてリサイクル活動(生ゴミを肥料にする)などしました。
   この学習を通して、地球のきけんがよく分かりました。
   これからは地球のためにできることをすべてやっていこうと思います。
   (リサイクルグループ)

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5年生の総合学習を担当された先生方の感想です(抜粋):

   活動を終えた子供たちは、それぞれ自分の思いが少しでも形になったことに
   とても満足していました。

   環境問題は彼らが大人になる上で避けて通れない問題であり、
   また我々大人にとっても大きな課題です。

   この学習を通して学んだことを子供たちが生活の中でいかして
   いけるように指導していきたいと思っています。


宇宙教育センターがサポートしたのは、1年間の授業計画の中のわずかな部分ですが、
子どもたちがこの学習を通じてどんな変化を遂げたのか、
どんな活動を行い、何を感じ取ったのか、そのことがしっかり伝わり、
とてもうれしい気持ちでいっぱいになりました。

こうした学習の歩みや成長の証は、
我々スタッフにとっては、何よりのご褒美です。
先生方、そして国分寺4小のみんな、おてがみ、どうもありがとう!
みんなの小さな活動の積み重ねは、間違いなく、
このかけがえのない地球のためになっているよ。
これからもみんなでがんばっていこうね。


<関連リンク>

 ★東京都・国分寺市立第四小学校との連携プログラム

 ★学校との連携プログラム


2008年03月23日

スペース・アカデミー@金沢


▲ まだ山には雪が残る北陸地方
  開催会場は、Blogでも何度か登場している
  キゴ山天体観察センターです

 
 
こんばんはー、中村です。
昨晩、秋田から羽田に着いた後、さらに移動してきて、今日は金沢に来ています。
 
これまで東京・神奈川でのみ開催されてきたスペース・アカデミーが、金沢でも展開されることになり、今日明日でそのキックオフが行われました。
 
先日、東京・神奈川が4年近くの活動に一旦の終止符を打ったことをお伝えしたところでしたが、そんな活動にも、もとをたどれば最初はゼロからのスタートの日があります。今回その日に立ち会うことができました。
 
僕は、このプログラムの主催者として挨拶しました。
参加の6名の小中学生の子どもたちに言ったことは、ふたつだけ。
「今の自分の思っている気持ちを忘れず、終わった後のときの気持ちと比べてみてほしい」
「やると決めたら皆で絶対にやりぬいてほしい」
 
 

▲ まずは子どもたちと指導者同士のアイスブレーキング(自己紹介)から
  自作の名刺をつかって自己紹介していきます
  そのあとは空き缶を使って2人組でどれだけ長くつなげられるか競争です
  こういった自己紹介やゲームで初対面の子どもたち同士の緊張を取ったり
  チームワークをつくっていく素地づくりをしていきます

 
 
僕の15年くらい前の彼らの年代くらいだったときの気持ちを思い出すと、今の子どもたちもだいたいこんな気持ちかな、というのが想像できました。
 
人間も“一回性”の生き物です。
僕はこの歳になったから、今、あの頃のことを思い出して、「あのときのことが、あのときの頑張りが今の自分を支えている」ということが言えるとともに、この活動の目的や価値、大切さが良くわかります。
 
ただ、子どもたちは、今まさに学生なわけで、そんな経験がないのに実感を持てるわけがありません。
僕もこの頃、親なんかに「勉強もスポーツも、何でも頑張らないと大人になって苦労する」とか言われましたが、そのころは「うるさいなぁ」と思ってましたもんね。
 
 

▲ 金沢でも子どもたち自らやりたいことを決めていきます
  まずはどうやってやりたいことを見つけたらいいかを指導者がレクチャーします
  やりたいことが決まったらいよいよプロジェクトチーム結成です
  金沢ではどんなやりたいことが生まれたのでしょうか
  活動の詳細は今後お伝えしていこうと思います

 
 
エジプトの壁画にも、「このごろの若い者は…」という記述があるそうです。
誰の人生も一度きりです。
教育は、まず、いかに指導する大人と子どもの間で納得できる目的意識の共有が行われるかどうかということに成功のカギがあります。
でも、きれいごとだけでばもちろんダメで、たまには叱ったり、うまく誘導することも必要です。
そして次には、(半分いやいやながらはじめた活動でも)少し成功の味がわかると、目的意識に関係なく、子どもたちはやりたいことに向かって突っ走る場合もあります。
この場合は、後付けで目的がついてくる感じですね。
おおむね、子どもたちを大人の教育観で杓子定規に目的意識の共有なんてうまくいかずに、やりたいことが少し成功の兆しが見えると、その過程でどんどん子どもたちが勝手に成長するようなケースが多いのではと思います。
 
とにもかくにも始まった金沢でのスペース・アカデミー。
春からは、東京・神奈川でも一旦修了していたアカデミーの第2シーズンが始まるようです。
1箇所だけで比較対象が無かったアカデミーも、2箇所目の開催地を得て、一回性で終わらずにプログラム自身もこれから良くなっていくことでしょう。
 
スペース・アカデミーのこれからに注目してください。

2008年03月22日

連携モデル地区・拠点づくり −秋田にて−

こんばんはー、中村です。
秋田→羽田の機内です。
 
再び、秋田に来ました。
ニュースでお伝えしたとおり、
いよいよ、秋田大学との間に協力協定が締結されました。

 
 

▲ 調印後の大学関係者と談笑
  皆さんの手元にあるのは出たばかりの
  「宇宙(そら)のとびら」
  これからさまざまな活動で密な連携協力を
  行っていくことを改めて確認しました

 
 
これから、秋田大学との間、そしてそれが“つかみ”となって、秋田の地、東北各県、全国へ「大学×宇宙教育」が広がっていく、今日がスタートの日となります。大学との間の協力協定を結ぶのは、秋田大学とが初となります。
 
 


▲ 調印式後、秋田市内の別の場所で行われた記念講演会
講演以外にも「かぐや」の月面ハイビジョン映像や、
「きぼう」の映像も来場の方々(子どもたちや親子連れもいました)
に見てもらいました
日本宇宙少年団(YAC)の岩本さんにYACの紹介や
「ロケットガール」原作者の野尻さんに講演してもらいました

 
 
協定を結ぶときは、結ぶことが目的になってしまいがちで、力が抜けてしまいがちですが、協定を結んだかいがあるよう、秋田大学や秋田が名実ともに東北地方での宇宙教育の連携拠点となれるよう、これから様々な場面、時期、年齢層で、秋田の教育に宇宙が使われて、今以上に教育現場が元気になってもらえるよう、具体的な支援を行っていく予定です。
 
 


▲ 講演会の後は、子どもたちや親子に残ってもらって
  ものづくり体験イベントを行いました
  秋田大学ものづくり創造工学センターの学生が
  ものづくりの楽しさを子どもたちに教えます

 
 
日本のロケット発祥の地、秋田で今後どのように宇宙教育が展開されていくか、それで秋田の教育や子どもたちがどう変わっていくのか、個人的にも大いに楽しみです。
 
 


▲ ものづくり創造工学センターの学生たちが
ハイブリッドロケットのランチャーを組立てていました
北海道でロケットを開発・打上げている植松電機さんの
指導の下学生たちで自作したそうです
過去には同じくらいの大きさのロケットを打上げていた
という的川センター長、その背中が当時と学生たちへ向けた
想いを語っているようでした
このロケットのようにこれから秋田の宇宙教育は
天を目指して大きく飛び立つことでしょう

 
 
<関連リンク>
日本のロケット発祥の地で
再びの秋田
宇宙教育ボランティアのための講座@秋田県秋田市
(すべてセンターBlog)

2008年03月16日

かえるということ
かえないということ
かわるということ

こんばんはー、中村です。
今年度、全国18会場で開催されたリーダーズセミナーも先週すべての日程が終了し、今週末は、リーダー育成委員会が開催されました。


全国各ブロックから宇宙教育と社会教育双方を行っていただいている経験ある有識者の方々(加えて学校教育の経験をも持つ方もいます)に委員として集まっていただいていたこの委員会も、本日最後の委員会となりました。



この3年間、委員会の議論がベースとなって立ち上がった大人向けの活動は、3年目を終えた段階で宇宙教育リーダー(SEL)の認定者数、計881名の数字に代表されるように、そのほかも教材開発などの面で多くの成果を出してきましたが、3年目を迎え、当初とは様々な面で大きく周辺事情が変わってきました。



それら変化に対応していくために、春からは、新しい活動推進体制をつくり、全国各地の子どもたちに宇宙教育の指導を行ってもらえる指導者の育成をさらに推し進めていく予定です。



この場で改めて、リーダー育成委員会の委員に対し感謝の意を表明したと思います。
春からも、「地域で支える地域の子ども」を旗印に、進化する大人向けの教育支援活動にご期待ください。
いつもこのブログでもお伝えしているとおり、教育は生モノです。特にセンターとしてもまだ3年目がやっと終わろうという、いわば黎明期にある宇宙教育の活動はスピードをもってまだまだ進化し続けるものだと思います。



多種多様な声に応えることの矛盾や、予算、人的リソースの問題など、越えるべき問題はたくさんありますが、面倒くさがってじっとしていては活動が腐ります。これからも皆さんの活動への参加や様々な声を聞かせてもらえればと思います。


<関連リンク>
リーダー育成を支える体制(宇宙教育ボランティア育成)

2008年03月13日

次の130年へ−宇宙への夢、君たちの未来−

おはようございますー、中村です。
 
先日ブログでupしていた鹿児島関係機関表敬のようす、その中で鹿児島大学教育学部附属小学校の創立130周年記念で的川センター長が講演した件も書いていたんですが、小学校にて撮影いただいた講演のようすを今回Webに追加upしました。(有村先生、ありがとうございました!)
 
是非見てみてください。

2008年03月11日

JAXAコズミックスタジオで生中継してみました。

こんばんはー、中村です。
 
ニュースで見た方も多いと思いますが、国際宇宙ステーション(ISS)に向けて、日本実験棟「きぼう」の第一便目が飛び立ちました。
搭乗の土井宇宙飛行士が、飛行4日目と5日目に組立てと起動作業を行う予定になっています。
日本の宇宙開発に新たな、そして大いなる一歩を踏み出した記念すべき日を、スペースシャトルに憧れた幼い日のことも思い出しながら、僕も一JAXA職員としていろいろなことを思いながら、見て解説していました。
 
…ん?解説? 忙しくて事前告知があまりできていませんでしたが、実は日本宇宙少年団と協力して、今回の打ち上げ実況解説付きインターネット中継を行ってたんです。
同時アクセスできるのが、機器の能力の限界で2,000アクセスだったんですが、そのアクセス可能数を振り切ったみたいです。
見てくれてた方いますかね?(もしくは、うまくつながらなかったとか…。)
 

 
放送は双方向で見ている人とブログやメールを通じてやり取りできるようになっていて、皆さんからありがたいことにたくさんの打ち上げに関してや、実況のYACの小定さんと僕へのエールをもらうことができました。
質問もたくさんいただき、時間が無くて全部にはお答えできませんでしたが、可能な限りで解説を行うことができました。
 
2時間の放送があっという間に終わった後も、本当に多くの皆さんが「きぼう」と土井飛行士へ熱い想いを持って、期待してるんだなぁ、とあらためて思った一日でした。
 

 
そんな皆さんの想いに支えられて、これから「きぼう」は土井宇宙飛行士の手でISSに取り付けられて、日本発の有人宇宙施設が動き始めることでしょう。
 
このミッション中、そして今後第2便、第3便と続く「きぼう」のミッションを、引き続き皆さんで応援していきましょう!!
 
 
(↓新聞などでも取り上げてもらいました、ありがとうございました)
 
 
<関連リンク>
毎日新聞記事(中継後記事)
宇宙ステーション、きぼう、情報センター(JAXA)
日本宇宙少年団(YAC)
打ち上げ生中継告知サイト(YAC)
打ち上げ生配信ブログ(gooブログ)
毎日新聞記事(中継事前記事)
神奈川新聞記事
ITmediaニュース

2008年03月10日

こんなこともするのです。partⅡ

こんばんはー、中村です。
 
北海道から戻ってきた東京は、思いのほか暑いです。。。
 

 
で、今日はちょっと宇宙教育センターから離れたお仕事です。
時期が時期、ということで、JAXAの会社説明会のお手伝いをしてきました。
 
ブログのタイトルが、partⅡになっていますが、実は昨年も同じころに会社説明会のお手伝いをしていました。
今年も声をかけてもらったので、JAXAの財産である人材の発掘のため、少しでも力になれればと思い、今年も二つ返事でお手伝いすることにしました。
 

 
最近思いますが、my格言として「イイ人材がいれば、お金は少なくてもどうにかなる」というのが勝手な格言としてあります。
逆にお金は潤沢でも、それを効果的に使い、いいアイデアをもってバリバリ仕事をする人がいなければ、お金もタダの紙切れと金属のかたまり、というわけです。
プロジェクトには、「ヒト、モノ、カネ」と基本要素がありますが、この単語の順番で優先順位もなっているような気がします。
 

 
ということで、来年の春には今日来ていただいた学生さんの中からとても優秀な人材が一緒に働いてくれる仲間として入ってくれればいいなー、と思いつつ、説明会を終えました。
しかし、昨年とほぼ同じやり方だったので勝手はわかっていたはずなんですが、講演をするとき並に集中力と体力を消耗します。。。
 
ではでは、今日はこの辺で。
あ、↓に自分も写ってる。。。
 
 
−関連リンク−
(採用担当もブログやってます!!)JAXA採用担当者ブログ

 
 
−関連リンク−
JAXA採用情報

2008年03月09日

宇宙教育ボランティアのための講座@北海道苫小牧市
(今年度最後のボランティアセミナーです)

こんばんはー、中村です。
今日は札幌→羽田の機内です。



▲ 前日の夜遅くに北海道入りしました
  昼間は思ったほど寒くありませんでしたが
  夜はさすがに、道が若干凍って慣れないと滑ります



北海道苫小牧市での、今年度北海道地区で2回目のリーダーズセミナーが終わりました。それと同時に、今年度各地区2会場×9地区、計18会場でのリーダーズセミナーの全日程が終了しました。
この間、各地、各会場で多くの皆さんの協力のもと、問題なくセミナーを開催することができ、僕も本当に感謝しています。

今週末は、滋賀県にある立命館大学と石川県の金沢工業大学でもリーダーズセミナーを同時開催していたため、これから最終的な集計を行いますが、ざっと見ても参加者が1,000名近くかそれを超えるようです。



▲ 今回の会場となった苫小牧市科学センター
  ロシア(旧ソ連)の宇宙ステーション「ミール(平和)」
  の実機が展示してあります

 

苫小牧の会場でも、最後の挨拶で話をさせてもらいましたが、今年度は会場数を増やして、「いかにボランティアの方々の人数を増やすか」ということに注力していましたが、来年度は開催を例年の1地区1会場に戻した上で、今度は「増えたボランティアの方々にいかに子どもたちとの実践の場、現場での活躍ができるよう支援していくか」、「ボランティア同士のネットワークをいかに構築するか」ということに注力する必要があります。

ボランティアになられた皆さん、セミナーの会場でも申し上げていますが、何でも結構です。宇宙教育センターにやってもらいたいこと、困っていること、疑問に思っていること、何でも結構ですので、以下のメールアドレスまで、ご自分の認定番号と、お名前を記載の上、メールで送ってください。
可能な限り、お応えしていきます。



▲ 50名ほどの参加者となった今年度最後のセミナーには
  的川センター長も出席して挨拶と講演を行いました



宇宙教育ボランティア育成も、小さな規模でスタートして丸3年がたとうとしています。
「まだ3年」と思うか「もう3年」と思うかは、人それぞれでしょうが、僕は「まだ3年」という気持ちが強いです。
社会教育の指導者育成のしくみづくりは、社会教育現場自体が学校教育と違ってあらゆる場面で千差万別のため、スタンダードをつくるのに思いのほか時間がかかります。
それ以前に、教育という生ものの枠組みづくりは、解の無い式を解こうとするようなもので、時間を追って変化する内部、外部のあらゆる周辺環境の変化にも合わせていく必要も重なって、思うように進むものではありません。



▲ 講義に入る前に
  来週に打ち上げが迫った
  「きぼう」日本実験棟・土井宇宙飛行士打ち上げ
  のビデオをみんなで見て気分を盛り上げました



なので、「まだ3年」、はやる気持ちも無いわけではありませんが、落ち着いて冷静、着実に、少し先を見据えた計画的なボランティア育成の活動の改善を続けていかないといけないのです。

来週には、来年度の活動開始の前に、今年度の活動のまとめを行い、新しい年度の新しいボランティア育成がスタートすることでしょう。
 
 

▲ 今年度のセミナー セミナーの講師やプログラム内容といった
  参加者のみならず、セミナー自身の成長も見られました
  来年度はもっと成長することができるか?
  いや、必ずやいいものにしていかねばでしょう

2008年03月07日

いろんな きぼうの、その先へ。

 こんばんはー、中村です。

久しぶりに講演をしました。場所は千葉県鎌ヶ谷市にある西部小学校という学校です。
小学校6年生の児童80名ほどに、来週に打ち上げが迫った土井宇宙飛行士のフライトと国際宇宙ステーションと「きぼう」のことについて話をしました。
 

 
彼らは、もうすぐ卒業し、中学生になります。そんなこともあって、今回は卒業記念の講演と位置づけてした。こんな僕がそんな大事な講演で話してもいいものかと思いつつも、受けた責任は全うするぞ!ということで、いつものようにがんばりました。いつも講演のあとはドッと疲れます。話すほうが真剣でないと、聞き手も真剣になってくれません。

僕が子どもたちと同じ歳のころの話もしました。そして、宇宙と地球の美しさと大切さ、そしてそんな地球で人間同士戦争する人類のはかなさと、宇宙で活動する人類の素晴らしさも話しました。子どもたち一人ひとりは、どうとらえたかわかりませんが、これからの彼らの将来に今日のつたない話が砂粒一つ分くらいでもいいので、役に立てばと思います。
 

 
「きぼう」のキャッチフレーズは、“きぼうの、その先へ”です。
今日の彼ら子どもたち一人ひとりの、夢やきぼうのその先が明るい未来に実現できればと思いました。

講演が終わった後は、校長先生に最寄駅まで車で送ってもらって、急ぎ足で一路羽田空港に向かいました。

目的地は北海道の苫小牧。週末は苫小牧でリーダーズセミナーです。
 

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2008年03月03日

ロボットをつくった子どもたち

こんにちはー、中村です。

スペース・アカデミー(SA)の中のロボットプロジェクトチームのみんなの卒業式が今週末行われました。
もともとSAは2004年〜プログラムが行われてきました。
これまでいくつかのプロジェクトチームが生まれてきましたが、このロボットチームのプロジェクトは、2004年の当初から続けてきたプロジェクトで、SAでも最長かつ最も成功したプロジェクトになったと思います。
この場で一端に触れていただく材料が僕のブログの記事しかないのが今一ですが、とりあえずこちらで彼らの活動を見てみてください。
スペースアカデミー2006(東京・神奈川)を行いました。(センターBlog)
スペース・アカデミー2007(センターBlog)
継続は力なり(センターBlog)

近いうちに、何らかの形でこの成果は詳しく皆さんにお見せしたいと思っています。
 
 

▲ SA卒業式は 神奈川県厚木市のヤングコミュニティーセンターで行われました
 
 
SAは、簡単にいうと子どもたちが考えたアイデアを、子どもたちが自らの力で達成するというプログラムです。
でも、センターのウェブサイトで置かれているのは、青少年向けプログラムのところではなくて、ボランティア育成のところです。それはナゼなのでしょうか。
 
SAは、子どもたちに叶えたいアイデアを出してもらう前段階として、プロジェクトマネージメントとは?ということを大人が教えることから始まります。
———叶えたい夢を、誰が、何を使って、どのように、いつまでに行えば達成できるのか?
それをまず行わないと、子どもたちはおそらく叶えられないようなことをドンドン言ってくるにちがいありませんし、集まった子どもたちのやりたいことの意見がまとまることはないでしょう。
叶えたい夢は何か、実現性は? 実現するためのチームを組む、チーム一人ひとりがいつまでに何をすればいいのか?何を用意すればいいのか?
プロジェクトマネージメントでの目標達成の手法は、JAXAのロケットや宇宙ステーション、衛星の各プロジェクトでももちろん採用している考え方ですが、ほとんどの会社組織で受け入れられている事業推進の考え方だと思います。
 
 

▲ 3年余りの輝かしい活動に相応しい立派な修了証書が準備されました
 
 
ロボットチームのみんなは、こうして自分たちはロボットをつくりたい夢に向かって走りはじめたわけです。最初は、「ラジコン型でよいのでは?」との意見もだされましたが、子どもたちは自立型のロボットを目指しました。
そして今日まで、何十回も自主的にワークショップを開き、資料をまとめ、チームのみんなに伝わるようにプレゼンを行い、ものづくりを行い、ホバークラフト型のロボットをつくり上げました。
まだまだ改良点はあるようですが、それでも子どもたちが一からつくったものとは到底思えない出来栄えです。
 
 

▲ 修了証書授与のようす
 
 
それから、SAのプログラムでは、チームが夢を叶えることがゴールではありません。
叶えたら、それをさらに年下の子どもたちを集めて、自分たちでプログラムを行う、ということがゴールになっています。
自分たちが、キチンとそのことを理解しないと年下の子どもたちには教えられないわけですから、真剣さがさらに増すわけです。
それとともに、年下の子どもたちはお兄さん・お姉さんのカッコイイようすを見るわけですから、次のプロジェクトメンバーとなってくれることも目指しています。
 
 

▲ 記念品の中にアナログのテスターが…!?
 
 
要点を整理すると、こういうことになると思います。

<<<子どもが経験すること>>>
・参加対象である小学校高学年〜中学校のころに、プロジェクトマネージメントということに触れるということ。
・プロジェクトチームを組み、チームワークをもって目標達成のための活動を行うということ。
・チーム員に伝わるようなプレゼン・コミュニケーション能力を要求されること。
・ものづくりの魅力を体験するということ。
・失敗や不具合などの問題解決を行わなくては進まないということ。
・あきらめず、努力し継続するということ。
・あることに、熱中するということ。

こうして、子どもたち自身はあまり感じてはいないかもしれませんが、マルチに、さまざまな能力の基礎体力がグッと上がってきます。
たとえば、ロボットチームの子どもたちが行うミーティングなんかは、下手な大学生や社会人のミーティングよりもよっぽど良いもので感心します。
 
 

▲ ロボットチーム最後のワークショップは記念品のテスターを使って
  アナログのテスターの使い方を学ぶという流れだったんですね

 
 
<<<大人が経験すること>>>
・子どもたちに“教えない、教えすぎない。手を出さない、手を出し過ぎない”、子どもたちの自発性・内発性を引き出すということ。
・プロジェクトマネージメントとそのプロジェクトに必要な経験・知識をしっかり持っていること。
・継続活動を行っていくためにチームをつくり、活動継続のための様々な裏の努力を必要とすること。
・子どもたちの目覚しい成長のようす、輝く瞳、真剣な眼差し、問題に悩む姿、喜ぶ顔を間近に見ることができること。

大人が経験することは、“さじ加減”という一言で表すことができると思います。
いざ、というときにだけ、子どもたちのヒントとなることを言ったり、したりするわけです。
こういったことをファシリテーションといい、そんな指導を行う大人のことをファシリテーターといいます。
何年か前からこの言葉は教育界で言われてきましたが、その難しさなどからまだまだ日本では発展途上の教育手法です。
プロジェクトマネージメントのことも、ファシリテーションのことも、子どもたちが叶えたい夢に必要な知識も持っていなければならない、そして裏での努力、見守る大人は正直大変ですが、子どもたちの成長の様子や、自分自身がファシリテーターとして成長していくことに満足し、次も、その次も、と継続活動へのエネルギーとなっていきます。
 
 

▲ 卒業式のあとは最終回のロボットワークショップになりました
 
 
前のブログでも書いているとおり、たとえは悪いですが、親ガメ→子ガメ→孫ガメ・・・というふうに、大人→子ども→さらに年下の子ども、と知識や経験、活動が引き継がれ、何年後かにはプロジェクトチームを組んだ子どもたちが、今度は大人側になって次の世代を見守っていく・・・。そのため、このプログラムはボランティア育成活動の中にあり、現在も全国各地で少しでも多くの大人と子どもたちがこの活動を行ってもらうことができるよう、検討・開発を続けているのです。
 
 

▲ 指導した先生とともに記念写真  
 
 
ロボットチームがつくったロボットは、先ほども書いたとおり、まだまだ改良点があり、未完成の完成品です。
だから今日も卒業式とは言いましたが、渡したものは卒業証書ではなく、修了証書でした。
今日が終わりの日ではなく、新たなスタートへの区切りの日。まだまだ子どもたちと子どもたちのつくるロボットは成長を続けていきそうです。

2008年02月26日

宇宙教育ボランティアのための講座@鹿児島県霧島市

こんにちはー、中村です。
前の記事を書いているうちに、羽田に着いてしまいました。
今度は、自宅に帰る高速バスの車内からです。
 
 

 
 
鹿児島の地でのリーダーズセミナーが、霧島市にある第一工業大学との共催で開催されました。
きっかけは、リーダー育成委員会の増水委員が第一工業大学の教授ということで、増水先生と大学の関係者に多大なご協力をいただいての開催となりました。
 
 


▲ 会場となった第一工業大学
  航空宇宙工学科がある大学とあって
  ホンモノの機体もありました

 
 
最近は、セミナーも各地の開催先の方々との中で、独自のプログラムを行うものが出てきました。先日、広島県の呉市にある大和ミュージアムで開催されたセミナーの際は、現地の宇宙少年団の活動のようすを見せてもらい、リアルな現場の雰囲気を感じたり学んだりするという面白い試みがあったりしました。
鹿児島では、セミナーを第1部、第2部をシンポジウム形式で行い、宇宙教育ボランティアを目指す方々以外の皆さんにも広く宇宙や宇宙教育のことを知って、考えてもらおうということを行いました。
 
 


▲ 会場のようす
  多くの皆さんで受付も会場もにぎわいます

 
 
この日の参加者はおよそ280名。これまでのセミナーで最も多い方々の参加をいただきました。やはり鹿児島の皆さんの宇宙への関心の高さがそうさせたということでしょうか。
参加者からも質問・意見をいっていただくディスカッションの時間も設けられ、参加者の中で一気に宇宙教育の理解や魅力を感じてもらえるきっかけになったと思います。
 
 



▲ 第1部はセミナー 多くの参加者にセミナー講師陣の熱も上がります
  休み時間の合間には教材を手にとる人たちの姿が多く見られました

 
 
参加者は、学校の先生や科学館の職員の方はもちろんですが、大学生から専業主婦、お菓子屋さんから税理士さんまでと本当に最近では幅広くなっています。
こうして集まって地域全体で子どもたちと地域・大人の関わりや教育のことを考えることだけでもとても意義深いことではないかと思います。
 
 


▲ 第2部のシンポジウム前半は講演です
  センター長の宇宙教育に関する講演
  九州大学の麻生先生(リーダー育成委員会)の
  最新の宇宙旅行事情に関する講演
  「かぐや」の教育・普及啓発利用について
  「かぐや」プロジェクトのJAXA祖父江さんからの講演
  と豪華な講師による講演に皆さん熱心に耳を傾けていました

 
 
大学生の方などと話をさせていただく中では、地域の大学生が子どもたちを集めて教育プログラムを行っていくということについてもイメージを膨らませました。
大学や大学生がそういった活動をおこなっていくことは、大学生自身の自己研鑽だけではなく、地域に根ざした大学・大学生という新たな存在意義も生み出しますし、活動場所としても大学は恵まれたところです。学生の有り余る時間とバイタリティ、そして地域の子どもたちのお兄さん・お姉さん的存在であることが、その背を見て育つ子どもたちに地元の大学を目指そうという気も起こさせるのです。
 
 


▲ シンポジウム後半はパネルディスカッション
  壇上のパネラー間でも大変有意義な意見や議論がありましたが
  会場からもたくさんの質問や意見が出されました
  突然のサプライズでこの日誕生日を迎えたセンター長に花束贈呈も
  センター長、照れくさそうでした

 
 
そういった大きな循環となってくるには、やり始めてしばらく時間がかかるので、根気がいりますが、少子化問題もある中でのひとつの試金石になるといいなと思っています。
先日の秋田大学でもこう思いましたが、教育は学校や塾や大人が行うものだろうということ、また、高校以上になるといろいろなことに時間を割かれて、また活動に飽きたりして社会教育活動の現場からから離れていく方が高校・大学になるにつれ多くなっていくことが問題としてあるのですが、高校生・大学生は生徒ではなく、子どもたちの先生として活動を続けていくことが様々な問題の解決のひとつの方法ではないかと思っています。
年齢の近いメリットは大きく、生徒の子どもたちもコミュニケーションしやすかったり、お兄さん・お姉さんへの憧れも生まれてきます。そうすると、高校生・大学生も責任というものを感じて活動がより良くなっていくわけです。
彼らにその意義や魅力を伝えて振り向かせることは容易ではありませんが、これも根気強く実績を積み上げるしかないと思います。
 
 

▲ 最後に参加者の皆さんで「きずな」の打上げのようすを大画面で観ました
  外に出るとロケットの航跡を会場からも生で見ることができました

 
 
この日は、「きすな」を載せたH-ⅡAロケット14号機の打ち上げ日でもあり、会場でも打ち上げ映像をみんなで見ながら、成功の喜びを分かち合いました。
会場からも宇宙に向かって飛んでいくロケットの航跡を見ることができました。
この航跡のように、宇宙教育の連携が右肩上がりで進めるよう、僕たちスタッフもよりよい支援の方法を臨機応変に考えていかねばと思いました。
 
 

2008年02月25日

連携モデル地区・拠点づくり −鹿児島にて−


 
こんにちはー、中村です。
朝一便の、鹿児島→羽田機内です。
冬型の気圧配置で、東京に近づくにつれ、機体の揺れが大きくなってきました。
“西高東低”ってやつですね。身をもって地学の授業を復習しています。
でも、昨日は関東でも春一番が吹いたということで、春はすぐそこまで来ているようです。
 
 

▲ 鹿児島県庁 いつ来ても立派な建物です
  目指すは教育委員会 

 
 
今週末は鹿児島に行っていました。
メインミッションは、霧島市で開催されるリーダーズセミナーですが、先日の金沢に続き、鹿児島でも拠点づくりの協力依頼や、働きかけを行おうということで、前日の金曜日には関係機関への表敬など行っていました。
 
鹿児島県教育委員会
鹿児島市教育委員会
鹿児島市立科学館
 
と、鹿児島県の教育界をリードするところへ出向き、われわれ宇宙教育センターの全般的な活動紹介や最近の鹿児島でのセンターの活動実績の紹介、また逆に鹿児島側からは鹿児島での新たな教育の取り組みを紹介いただいたり、その上で鹿児島の地での宇宙教育の展開や拠点づくりについての意見交換を行いました。
 
 


▲ (写真上右)鹿児島が本場の焼酎にも宇宙にちなんだ名前が
         その名も“天翔宙(てんじょうちゅう)”
  (写真上左)観光交流局の庭田局長と
         局長は以前JAXAの県側の窓口である地域政策課長もされていてました
  (写真下)鹿児島は今、篤姫ブーム
        名刺にも篤姫のキャラクターがプリントされていました
 
 
 
鹿児島の地は、種子島宇宙センターと内之浦宇宙空間観測所のある、言わずと知れた日本の宇宙への玄関口です。
なので、JAXAのことは県民の皆さんもよく知っていますし、無論県や市の関係者に知らない方はいらっしゃらないわけで、宇宙教育センターの活動についても、どの訪問先でもご理解いただくことができました。
 
 


▲ (写真上左)鹿大附属小学校130周年記念講演 大観衆です
  (写真上右)センター長の講演は老若男女問わず聴衆をひきつけます
  (写真下)生徒たちも大興奮でセンター長の質問にもドンドン手が挙がります
 
 
 
具体的なこととしては、市の教育委員会から、市内の小中学校の先生方がメンバーの理科部会で、宇宙教育のことを紹介し連携のきっかけをつくっては、ということのコメントをいただいたこと、県の教育委員会からは、今夏より新たに展開される県独自のプログラム「かごしま地域塾」の紹介と連携について、そしてすでに今年度もコズミックカレッジを共催いただいている科学館からは、今後さらに連携を強化し、特に社会教育としての宇宙教育の鹿児島における発信基地になっていければということで、話をさせていただきました。
 
 

▲ 鹿児島市立科学館にて
  表敬のようすをテレビ局に取材してもらいました
 
 
 
宇宙教育の理念や目標に共感いただけたこと、そして鹿児島でも、古くはボーイスカウトのモデルともなったと言われる、多くの偉人を世に送り出した地、薩摩独自の教育手法である郷中(ごうじゅう)教育の理念や精神を基本として、地域のことを学んだり、地域に根ざした、地域の子どもたちをより良く育んでいけるような教育カリキュラム・プログラムづくりを行っていこうとする地域の教育の動きにも合わせた最適な連携を今後考えていくことで、いいリレーションが築けるのではないかと考えていました。
この地には、われわれと連携した活動を行っている日本宇宙少年団の分団も全国一の12の分団を有しています。鹿児島市科学館を活動場所としている分団もあり、すでにそういった活動を展開している方々との連携も必須になるでしょう。
 
 

▲ ホンモノのロケットのエンジンなども展示
  さすが宇宙の町ならではです
 
 
 
この日は、関係機関への表敬のほかに、鹿児島大学教育学部附属小学校の130周年ということで、センター長が記念講演を依頼されていて、そちらにも伺いました。
若田飛行士から児童の皆さんへのビデオメッセージも流されました。
センター長は、「次の130年へ−宇宙への夢、君たちの未来−」というテーマで講演しました。講演のようすはテレビでも取り上げられました。少し長めの講演でしたが、児童の皆さんは、先生の見せるいろいろな宇宙や地球の美しい画像に無邪気に夢中になって聞いていました。
合間の時間を使って、附属小の先生方ともお話させていただくことができ、宇宙教育の紹介や意見交換を行うことができました。附属小学校との連携の実績がこれから何かしらできれば、と思いました。
種子島宇宙センターの近くにある南種子町立中平小学校から転勤されたばかりの高味先生にもお会いすることができました。一昨年前に先生とは授業連携をさせてもらっていて、僕もお手伝いをしていたので、そのときの記憶が鮮明によみがえりました。
現在は、英語のご担当ということでしたが、もちろん英語でも宇宙教育を使ったプログラムはできるはず。そんなことも話ました。
 
 


▲ 充実した設備のプラネタリウムは癒しの空間
 
 
科学館では、日本で6番目に大きなプラネタリウムで現在上映中の、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」を映像化したプログラムを見せてもらいました。
あまり知られていませんが、プラネタリウムは単に星の映像を投射するだけではなく、こういった映像プログラムをダイナミックに上映することができる映画館機能も持ち合わせているところがほとんどです。近くにあったら是非足を運んでみてください。
鹿児島市立科学館では、たとえば妊婦の皆さんを呼んで、アロマを焚きながら美しい星の映像や音楽を上映して、胎教の一環としてのプログラムを行うなど、さまざまな試みを行っています。
科学館は単に理科や科学を教える場所ではありません。宇宙教育が典型ですが、結局のところ学問は体系化されているだけですべての森羅万象はつながっているわけですから、科学をベースに様々なプログラムが展開されることのほうが、より多角的な視座を来場者に持ってもらう上で非常にいいことなんだろうと思います。
 
 

▲ 科学館館長と今後の拠点化・連携した活動の展開について意見交換 
 
 
今回見せていただいたプログラムでは、宮沢賢治のイマジネーションの世界が、プラネタリウムのドーム状のスクリーンに目一杯映し出されるようつくり込まれた美しい映像によって見事に再現されていました。
SFや哲学や友情や子ども時代のなんとなくの懐かしさやらが渾然一体となった話は、宇宙が語るものは科学や技術さけではない、という宇宙教育の奥深さ、奥ゆかしさを体現するようだとも思いました。
 
 

2008年02月13日

日本代表先生チーム奮闘記
宇宙を教育に利用するためのワークショップ
セッション発表編①

大変長らくお待たせしました・・・スミマセン。

スペースセンター・ヒューストンで開催された
「宇宙を教育に利用するためのワークショップ」(SEEC)での
日本の先生方の奮闘記、
続編としてJAXAセッションでの発表の模様を
順にご紹介していきますね。
(続編っていうか、これが大事な本編なのですが・・・)

まずは、先生方の発表の前にJAXAスタッフから
冒頭のご挨拶とJAXAの事業概要や教育活動について
紹介を行いました。

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▲旬の話題ということで、「きぼう」「かぐや」も紹介。
  日本らしいお土産にと、「かぐや」の手ぬぐいをプレゼントです。
  (「かぐや」プロジェクトの皆さん、ご提供ありがとうございます!)


そしていよいよ先生方の発表です。
今回の記事では、済美高等学校(愛媛県)の岡先生の発表風景をお届けします。

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▲岡先生の発表風景。こうやって見ると、「意外とこじんまりなのね」と思ったりしません?


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▲ところがどっこい、実はこんなに大勢(約30人)の方々に囲まれているんです!
 ガンバレ、岡先生!


岡先生は生物の先生で、済美高等学校では宇宙教育センターも支援している
SSP(済美サイエンスプロジェクト)で、生徒の皆さんとともに頑張っておられます。

このSSPでは、「スペースサイエンス −宇宙・地球・生命−」を大テーマに、
宇宙の誕生、地球環境、生命科学、科学技術など、様々な分野から
主体的に研究テーマを設定し、課題研究・探求作業を行っています。

 ★済美サイエンスプロジェクトとの連携プログラムはコチラをご覧ください
探求テーマの中には、「(木星の衛星)エウロパに生命は存在するのか?」といった
ユニークなものもあるのですが、岡先生は、このテーマと関連した実験を
交えながら発表をしてくださいました。

で、登場したのがホタル!
ん、蛍?宇宙にホタル??

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▲確かにスライドには蛍の写真が登場してますね


ご存知のとおり、蛍といえば、その幻想的な発光に魅せられますよね。
ホタルの発光の仕組みには、「ルシフェリン」と「ルシフェラーゼ」、そして
「ATP」の3つが大きく関わっています。

ルシフェリン(luciferin)はホタルのお尻にある透明な発光細胞で
生成される発光物質で、
ルシフェラーゼ(luciferase)は、ホタルが生成可能な酵素。
そして、ATPとはアデノシン3リン酸(Adenosine Tri Phosphate)の略で、
生物の細胞中に必ず存在する、すべての生命活動をつかさどる
重要な化学物質なのだそうです。

ちなみにルシフェリンの語源は「明けの明星」を意味する「ルシファー」なのだとか。
(何気にここでも宇宙つながり?)

ルシフェリンとルシフェラーゼの反応によって引き起こされるホタルの発光。
そこに欠かせないのがATP。
逆に言えば、発光が起これば、そこには生命の存在を示すATPがあるということで、

他の星に生命体が存在するかどうか確かめる際、そして
地球から他の星に探査機を送り込む場合に
その環境を汚さないために地球の微生物などを持ち込まないよう
事前に検査する際にも有効な手法と考えられます。

・・・とホタルと宇宙の意外な?関係を発表してくださいました。


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▲真剣な眼差しで聞き入っている参加者のみなさん。
  実験は思いっきり楽しみ、発表には真摯に耳を傾けてくれ、「うんうん、分かるよ」と
  うなずいて、発表の先生方を励ましてくれます。
 「ATP」のことも、ご存知の方が多くてビックリ!(私は今回の発表まで知らなかった・・・)


海外の先生たちは、実験が大好き。
プレゼンの合間には、ホタルと同じように発光物質を持っている
ウミホタルを使っての発光実験が行われました。

ウミホタルは「ウミ」の名のとおり、海にすんでいる3mmほどの小さな生物です。
日本ではよく採取できるのですが、アメリカではなかなか採取できないのだそう。
中にはこの場で実験をせず、「自分の学校に持ち帰って生徒たちに見せるよ」と
大事に持って帰る方もいらっしゃいました。


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▲ちっちゃなちっちゃなウミホタルに興味津々


さらに、エンターテイナー岡先生の本領発揮!?
ゲストを前に呼び寄せ、グラスを渡します。


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▲いったい何が始まるの?

続きは、以下の動画をご覧ください。(画面をクリックすると映像がスタートします)


▲途中で画面が暗くなりますが、ご心配なく。
  参加者の皆さんの楽しげな声も入っていますから、ぜひ音声も聞いてみてくださいね。

このイリュージョン(!?)は、ホタルの発光実験を簡単に再現できる
「ホタライト」という試薬を使った実験でした。

小さな生き物たちが見せてくれる不思議な現象と宇宙とのつながり。
いかがでしたか?

元村先生と馬屋原先生の発表も、後日(なるべく早く!)ご紹介しますので、
どうぞお楽しみに。

<関連リンク>

  ★宇宙を教育に利用するためのワークショップ

2008年02月09日

宇宙教育ボランティアのための講座@三重県四日市市

こんばんはー、中村です。

今日は、名古屋→東京の新幹線車内です。
 
 


▲ 週末は東海・近畿を中心に西日本も雪でした
  博物館は立派さにびっくり

 
 
三連休な今週末も、またしても!?コズミックカレッジとリーダーズセミナーが各地で展開されています。コズミックカレッジは、福井と徳島、リーダーズセミナーは、大阪と徳島と三重です(徳島はコズミックとリーダー同時開催)。
僕は三重の四日市にある、四日市市立博物館で開催のリーダーズセミナーに行っていました。
四日市というか、三重でのリーダーズセミナーは初めてでしたが、博物館の天文ボランティアの方を中心に、36名という多くの皆さんに参加いただきました。
 
 

▲ 会場のようす
 
 
最近は、雑誌や新聞で取り上げられたり、ラジオにうちの室長が出演して宣伝したりしているせいか、傾向として、セミナー参加いただく方も、当初に比べ多くなっただけでなく、多種多様な方に参加してもらっています。
社会教育の難しい部分でもあり、また醍醐味の部分である、いろいろな動機やバックグラウンドを持った新しい方が集まってきていることは、さらに新しい風が吹いてくるいい傾向だなと思っています。
 
 

▲ (写真左)身振り手振りをまじえての熱のこもった講義
  (写真右)地元の新聞社さんやケーブルテレビさんが
        取材してくれました

 
 
セミナーでの宇宙教育リーダー(SEL)の認定者も、とうとう500名を超え、そろそろ“点から面へ”まではいかないものの、“点から線へ”くらいのSELのネットワークができつつあるのかなと思っています。
もうすぐ春が来て、新しい年度になりますが、次の年度はそういったネットワークの構築をどうやって効果的に行っていくかを考えないといけないのでしょう。
 
 

▲ 教材の紹介や講義の最中にでる質問にも
  講師陣がていねいにこたえます

 
 
そして、もうひとつここ最近の傾向として、講師陣のレベルアップが言えると思います。
SECのトレーニング中の身の僕が言うのもおこがましいですが、僕が担当になった昨年度から比べると、講義の中身がさらによくなってきたと思います。
もちろん、このセミナーは終わった後、取得したアンケートや、自分たちの反省点を事後で整理・分析して、改善を行っています。
具体的にはリーダー育成委員会の中に資格研修ワーキンググループという分科会があって、その中で次に向けた議論や企画を行っているのです。

まだまだ改善点があるだろうということで、現在も定期的に集まって打合せを行っていますが、教育は生もの、この作業はどんなに続けても完成ということはないのだと思います。
 
 

 
 
とはいえ、現状のセミナーは、説明資料も講師の方のプレゼンスキルも、とてもわかりやすいと思います。
個人的にはこのセミナーが無料であることは、ある意味本当にお得なことだと思います。吉野家の牛丼並くらいのお金はもらってもいいのかも。(笑)

まだ参加したことのない皆さん、なので人気がでていつ有料になるかわかりません、今年度はまだ受けるチャンスがありますので、ぜひ近くの方は足を運んでみてください。

2008年02月03日

帰国の朝

日本は2月3日の夜ですよね。
ヒューストンは、3日の朝。
早いもので帰国の日となりました。

毎日こまめに先生方の様子を報告しようと思っていたのに、
中途半端になってしまいました・・・すみませんm(_ _)m

関係者のみなさんが、「無事発表できたのかな?」と
ご心配だと思いますので、まずは以下でご勘弁を。
詳細は、帰国後にあらためてご紹介します。

どの先生方も、体調崩すことなく、元気に過ごされています。
そして、セッションではとってもいい顔をされてましたよ!


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2008年02月01日

日本代表先生チーム奮闘記
宇宙を教育に利用するためのワークショップ
現地レポ②

日本はすでに2月1日の夜を迎えていると思いますが、
ここヒューストンは、これから2月1日の朝がやってくるところです。

さて、今回はヒューストン2日目(1月31日)の模様をお届けします。

朝9時半。宿泊先を出た一行を襲ったのは、土砂降りどころではない、
まさに「豪雨」でした。

もう〜せっかくヒューストンまで来たのに、なんでこんな雨になっちゃうのー、
しかも雷までゴロゴロいってるし。。。

それでも仕方なく車を走らせていたのですが、雨は弱まるどころか、
いよいよ激しさを増すばかり。
そのうち、車の両側に激しい水しぶき(水柱といってもいいくらい)が
できるほどに。
まるで水陸両用自動車か、どこかのテーマパークの乗り物みたいでした(^^;)

やっとの思いで会場のスペースセンター・ヒューストンに到着。
しばらく車の中で待機していると、ようやく小降りになり、
昼前からは見事な青空が広がりました。
(いや〜よかったよかった)

この日は、まずワークショップの受付からスタートです。

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 ▲受付風景(左)  受付を済ませると、こんなにたくさんの資料がいきなりもらえます(右)

先生方の発表は翌日からですが、到着日は会場の下見だけで終わったので、
まずはどんな雰囲気なのかをつかんでいただくのも大事ですし、
様々な宇宙関連情報・展示に触れていただくこと、米国をはじめ
海外の教育関係者との交流を深めていただき、帰国後の教育活動に
活かしてもらうのもSEECの大事なミッション。

ということで、スペースセンター・ヒューストンを満喫しましょう!

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▲一歩中に足を踏み入れると、こんな光景が待ってます。

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▲「ニホンノセンセイガタ、ヨウコソヒューストンヘ。コンニチハ、ロボノートデス。」
  (って、しゃべったりはしませんが・・・)
  ロボノート(Robonaut)は、危険が伴う船外活動を宇宙飛行士に代わって行うために
  研究が進められています。

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▲すっかり意気投合して、今や3姉妹状態になっている女性陣。いったい何を始めたのかな?
  ヒントは右の写真。ホントは全部お見せしたいのですが、きっとまずは各学校の子どもたちに
  思い出話と一緒に一番に見せてあげたいと思うので、ココまでということで。

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▲「元村先生、何をされてるんですか?」と声をかけると、
  「絵葉書を生徒に送ろうと思って。」とハニカミながら教えてくださいました。優しいですね。
  スペースセンター・ヒューストンの消印が押されたハガキが、海を越えて長崎に届きます。

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▲「日本から?」と話しかけてきたのは、ミズーリの高校の先生。
  福岡にいたことがあるのだそうです。先生方、しっかり名刺交換されてました。
  これからも情報交換できるといいですね。

午後からは、隣のNASAジョンソン宇宙センターの敷地内に展示してある、
サターンロケットを見学しました。

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▲アポロ計画で人類を月に送ったロケット。その大きさにただただ圧倒されます。

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▲第1段の巨大なエンジンたち。 人の大きさと比べると、あらためて驚かされます。

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夜には、ウェルカムレセプションが開催されました。
先生方は、物怖じすることなく、相席になった方々と積極的に交流をされてました。

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▲すっかり打ち解けて、仲良くなってますね♪

初日の写真と比べると、緊張感が和らいで、楽しんでいる様子が見てとれますよね。
この調子でリラックスして、みんなで力を合わせてセッション発表乗り切っていきましょう!

---本日のおまけ---

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▲見事な青空。テキサスは空もでっかいなー、と思っていると、
  こちらをじ〜っと見るウシさんが。
  ・・・テキサスは、牛も大きかったデス。

2008年02月01日

連携モデル地区・拠点づくり −金沢にて−

こんばんはー、宇宙教育センターの中村です。
今日は、金沢出張の帰りで小松→羽田の機内です。



▲ キゴ山天体観察センター(模型)


金沢(石川)と宇宙教育センターの活動の連携は、学校との連携ボランティア育成の件で今年度も連携を行っています。
それから、僕個人としては、昨年の11月に金沢市内の山の上にあるキゴ山天体観察センター(少年自然の家)にキゴ山天体観察センターのプログラムで、中学生と対象として例年開催しているキゴ山宇宙塾に講師として参加させていただいたこともあります。
個人的な印象ですが、金沢の皆さんは教育機関の関係者から教育を受け入れる子どもたちまで、とても熱心な場所だなと行く度に感じます。
 
 

▲ キゴ山の施設
  金沢近郊の山の上にあるため、現在は白銀の世界です
  大きな体育館もあります

 
 
今回は、社会教育現場でわれわれが、子どもたちのまなびの場として地域とともに連携した展開を行っているコズミックカレッジをできれば金沢でも連携展開していきたい、ということで、連携の可能性について打ち合わせを行うための出張でした。
 
 

▲ 200名の子どもたちが宿泊できる施設も完備しています
 
 
最初に、キゴ山天体観察センターを再訪問しました。
先日もお世話になった館長さんと職員の藤本さんにお会いして、キゴ山でのコズミックカレッジ開催の可能性についてお話させていただきました。
ちなみに、キゴ山の職員さんの中には、SEC(宇宙教育指導者)の資格認定者の職員の方もいらっしゃって、つい最近も秋田でのリーダーズセミナーで講師としても活躍されています。
 
 


▲ 子どもたちが学ぶための場所や設備も充実しています
  (現在は白銀の)美しい山並みを見ながら 活動を行うことができ
  野外での活動も広い敷地で行うことができます
  なんとも恵まれた場所です

 
 
その後、館長さんと藤本さんにお世話になって、市の生涯学習課長を訪問し、連携に向けた協力のお願いをしました。
 
 


▲ 天体観察ドームの望遠鏡には名誉館長の土井飛行士のサインが
  プラネタリウムも完備しています

 
 
最後に、金沢子ども科学財団も訪問し、センターの活動紹介と財団との連携の可能性についてお話させていただきました。
 
 


▲ 金沢子ども科学財団
  大学の設備にも負けない実験施設で子どもたちがホンモノに触れることができます
  子どもたち用のカワイイ白衣も 一気に雰囲気が出て
  子どもたちも研究者になった気分で実験を行っていることでしょう

 
 
連携が一日でも早く実現して、金沢の子どもたちとコズミックカレッジで出会えることを頭に描きながら帰途につきました。
 
 

 
 
学校教育現場と社会教育現場双方で総合的な宇宙教育活動が今後展開され、北陸金沢の地の教育全体の発展と、宇宙教育の理想的なモデルとして全国に発信していく日は、案外遠くない未来かも知れません。
金沢や北信越のみなさん、今後の応援よろしくお願いします。

2008年01月31日

日本代表先生チーム奮闘記
宇宙を教育に利用するためのワークショップ
現地レポ①

日本時間1月30日午後3:00。
成田空港 第一ターミナル 北ウィング4階。

愛媛、長崎、東京の利島、東大阪、そして広島からと、
日本各地から5人の先生方が集結しました。

目指すは一路アメリカへ!

追い風に乗って予定よりも1時間も早く到着したその地は、
テキサス州のヒューストン。

最近の話題だと、メジャーリーガー松井稼頭夫選手が
移籍したヒューストン・アストロズの本拠地でもあり、

米国航空宇宙局(NASA)ジョンソン宇宙センター
ある場所としても知られる場所です。

(余談ですが、松井選手は先日ジョンソン宇宙センターで
 日本人宇宙飛行士たちとご対面。
 そのときの様子は、野口宇宙飛行士が自らブログで
 レポートされていますので、こちらもご覧ください。)

先生方がやってきた目的、それは
NASAジョンソン宇宙センターの公式ビジターセンターである
スペースセンター・ヒューストンを会場に開催される
宇宙を教育に利用するためのワークショップ
(Space Exploration Educators Conference:SEEC)」に
参加するためです。
しかも、そのうち3人の先生は、セッションでの発表も行います!!
(もちろん英語で、ですよ〜)

ということで、前置きが少々長くなってしまいましたが、
SEEC派遣として選ばれた日本代表チームの先生方の奮闘ぶりを
採りたて(撮りたてかな?)新鮮の現地レポとしてお届けします。

現地時間1月30日に到着した一行は、まず空港から1時間ほど
かけて会場のあるクリアレイク地区へと移動しました。

そして宿泊先でチェックイン後、ほとんど休む間もなく、
スペースセンター・ヒューストンへと会場下見に出かけました。

SEECでは、全米各地から集まった先生方により、100以上もの
セッションが発表されるので、スペースセンター・ヒューストンの中には
あちこち発表用の会場が設けられています。

今回、日本代表チームの発表会場として事務局が用意してくれたのは、
なんと1週間前に出来上がった(らしい)という、仮設の教室のひとつ。
過去2回の発表場所とは変更になりました。

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▲あっ、あそこだ〜!  出来立てほやほや、木の香りもまだ残る教室です。


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▲広さや機材、設備などを確認中。


会場が変更になった理由ですが、毎年日本の先生方の発表は
SEECでも評価が高く、参加希望者が多いのだそう。
過去2回の発表会場では少々手狭だったので、今年は広めの場所を
用意してくれたのだそうです。
決して外に追い出されたわけではありません・・・(^^;)

会場変更に伴い、セッションの定員も増やしたということが
実は出発直前に判明し、慌てて資料や配布物を増やしたという
うれしいハプニングもありました。

日本からやってきた先生方を温かく迎えてくれる現地の方々、
そしてこのうれしい報せをもたらしたのは、何より過去2回の
開催で発表いただいた先生方の努力の賜物。
ありがとうございます!!

会場下見の後は、JAXAのヒューストン駐在員事務所に移動し、
事前に送っておいた配布物のセットや実演に使う実験材料の準備、
発表の進め方についての確認作業などを行いました。

作業の合間には、若田宇宙飛行士をはじめ、野口宇宙飛行士・
古川宇宙飛行士・星出宇宙飛行士・山崎宇宙飛行士が、
先生方の激励に顔をのぞかせてくれる場面も。

訓練であちこち飛び回っている宇宙飛行士たちに
1日でこんなに会えるとは!
先生方のテンションがめちゃめちゃ↑↑↑となったのは
言うまでもありません(^^)

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▲発表の先生はもちろん、参加のみの先生方も一緒になっての準備作業。


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▲物品関連の準備が一段落したところで、プレゼン内容の再確認が行われました。

さあ、SEECはいよいよ明日1月31日から始まります!
そして日本代表チームのセッション発表は、2月1日と2日の2回です。
みなさん、ぜひ応援してくださいね!

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▲ガンバレ、ニッポン代表チーム!!(会場のスペースセンター・ヒューストン前で)


---おまけ---

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夕食後、日用品を買出しに行った際に発見。
大きさといい色使いといい、いかにもアメリカです。

2008年01月27日

リーダーズセミナー講師養成トレーニング@大阪

こんばんはー、中村です。
今日は、新大阪→東京の新幹線内で書いています。
 
 

▲ 大阪の街に着いたときには すでに夜もふけていました
 
 
今週末も、ここ最近は恒例?となりつつある、複数箇所でのイベント開催な週末でした。
JAXA相模原キャンパスでのコズミックカレッジ、そして栃木で開催のリーダーズセミナー、そして僕が今回出張していた東大阪でのリーダーズセミナー講師養成トレーニングです。
 
 

▲ 今回の会場となったクリエイションコア東大阪
  JAXAの関西サテライトオフィスもここにあります
  「まいど1号」って言うと知っている人もいるでしょう

 
ここに訪れていただいている多くの皆さんにはそろそろ知ってもらえているかな、と思っている今日この頃ですが、
コズミックカレッジは子どもたち向けのまなびの場。
リーダーズセミナーは子どもたちを教える大人向けのセミナーの場。
そしてリーダーズセミナー講師養成トレーニングは、リーダーズセミナーを受講した皆さんがさらなるレベルアップを目指して行う1年間の研修で、子どもたちの良き指導者になれるとともに、リーダーズセミナーの講師として後進の指導もできるという資格研修です。
今回も、多くの皆さんに参加してもらい、1年間のトレーニング期間がスタートしました。
 
 

▲ 関西サテライトオフィスには クリーンルーム
  も併設されていて 外からのぞくことができます
  今は打上げ間近の「まいど1号」の実機が入っていて
  週末も実験室には人がいました

 
 
実は、僕も先日の秋田でのリーダーズセミナーでSEL(宇宙教育リーダー)の資格を取得して、今回のトレーニングに主催者として、そして受講生としても参加しました。
資格取得してより良い指導者を目指すのも当然ですが、主催者として実際にプログラムを受講生として受けて、欠陥が無いか見直しを行うという、ハイブリッドな目的を持っての2日間でした。
 
 

▲ 昨年夏に東京で行われたトレーニングとほぼ同じ内容で行われました
 
 
受講生として、プレゼンや面接などもあるため、宇宙教育を改めて客観的に考えるいい機会でしたし、今後1年間の実践経験を積んでさらにその考えを深めることができるでしょうし、仕事人の自分としても、プログラムの見直し点のヒントを見つけることができました。

僕の1年間のトレーニングの様子は、このブログで逐次お伝えしていくことができると思いますので、連続して見ていただくと、トレーニングのイメージがつかめると思います。

今回の出張は金曜の夜に大阪へ移動しました。
その日は一日、JAXAの社会研修でキャリア育成研修という研修があり、出席していましたので、研修漬けな週末だったわけですが、社内研修でもリーダーズセミナーに活かせる部分の発見がありました。
ものは考えよう、見方を変えたり、無駄のない活かし方で、一見無関係なものに関連性や、役立つ要素を見出すことができます。
 
 

▲ (写真左)プレゼンと面接を行う会場準備風景
  (写真右)すべてのプログラムを終え受講証明書をもらいます
        ここから1年間のスタートが切られます

 
 
そんな社内研修で再確認したものに、目的意識や、やっている行為の意味を考えること、それらを他人と共有するということの重要性と難しさがあります。
何かを行い始めるとき、それらが最初にキチンとまとまっていなかったり、やっている最中にブレ出すと、変なことになっていきます。
行為を始めた人はわかっていても、どんどん広がっていったり、いろいろな人に受け継がれていく中で、良い変化もすれば悪い変化にもなりかねないということです。

大昔、ローマ帝国という国は約千年続きましたが、当初の大変優れた国家システムや政治家、国民全体の意識は歴史の中で大きく変わっていき、国が滅びる最後のころには名前は同じローマ帝国でも、当初とは中身はまったく別物に変わって終焉に向かっていきます。

僕を含め今回のトレーニング参加者の皆さんが、宇宙教育の理念や趣意、目的、行っていくことの意味をしっかりと心に刻みながら研修を合格し、宇宙教育を使った地域の社会教育を引っ張っていく存在、ひいてはその地域や県、地方、国をも変えていける良き宇宙教育の指導者、伝道師になることを切に願っています。
 
 

▲ 今回ご参加いただいた皆さんと一緒に記念写真

2008年01月12日

宇宙教育ボランティアのための講座@秋田県秋田市

こんばんはー、中村です。
秋田→羽田最終便の機内です。
 
秋田でのリーダーズセミナーが終わりました。
終わってみると、当日の飛び入り(!!)もあり、50名の方の参加がありました。
こちらの予想を超えるもので、これまでのリーダーズセミナーで最多です。
いい意味でとてもビックリしましたが、セミナー自身も盛況に終えることができました。
 
 

 
 
今回参加者が過去最高を記録した理由はいくつかあると思っています。
自分なりに先ほど分析して、仮説も立ててみました。
今後の開催で、仮説が合っているか、間違っているかわかることでしょう。
 
 

 
 
秋田での連携活動の第一歩は、かなり手ごたえのあるものでした。
東北地区は、“東北大陸”と呼べるくらい、他の地区に比べ範囲が広い場所。さらには、太平洋側と日本海側東西を山深く奥羽山脈が連なり、行き来を阻みます。
ひとつでも多くの拠点があることが他の地域より重要な地区なんです。
 
 

 
 
子どもの心に火をつける宇宙教育、でもその火をつけるのは他ならぬ大人の役目です。
だから、まずはその地域の大人の皆さんの心に火をつける必要があります。
僕にとっては、今日もと〜っても寒い秋田でしたが(これでも例年より寒さも雪も厳しくないとか。。。)、秋田の宇宙教育の火は熱く燃え上がろうとしています。

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2008年01月11日

再びの秋田

こんばんはー、中村です。

秋田に来ています。少し前にも訪れていたんですが、そのときのことは、こちらのブログに載ってますので見てみてください。
 

▲ 白銀の秋田空港
 
今回の訪問は、そのときの続きです。
ミッションは2つ。
一つは、秋田大学の学長さん以下関係者の皆さんに宇宙教育のご紹介をすることと、その翌日に、秋田の地での宇宙教育の連携・展開の第一歩としてのリーダーズセミナーの開催を行うこと、です。
今回も前回に引き続き、秋田大学附属ものづくり工学創造センターの土岐センター長、秋山先生の全面的なご協力をいただいています。
  
学長さんへの訪問、当初は、僕とYACさん岩本事業統括)と2人での訪問の予定だったのですが、的川センター長もスケジュールが確保でき、3人で面会しました。
 
昼食も交えながら、センターとYACの行う宇宙教育活動について紹介し、逆に秋田大学の行っている宇宙に関連した教育活動についての紹介もいただき、両者の目指す活動のベクトルが合っていること、今後の秋田大学をはじめとした秋田の地での宇宙教育活動の連携についてとても活発な意見が交わされました。
 
具体的な連携の形は、明日レポートする予定のリーダーズセミナーが皮切りですが、今後も様々な動きを行っていく予定です。
さしあたっては、春ごろに秋田の件ではいいニュースを皆さんにお届けできると思いますので、このブログをご覧の特に秋田県民の皆さん、ご期待くださいませ。
  
学長さん方との面会の後は、「ロケットボーイ・ロケットガール」な学生の皆さんと、皆さんの研究室・工作室を見せてもらいながら、ひととき話をしました。
同県の道川で日本初のロケット打ち上げを行ったとき、糸川先生のもと、実験に奔走していた当時の的川センター長と、現在秋田の地でロケットに情熱を燃やしている学生さんたちの半世紀の時を越えたやりとりは、多少の時代のギャップはあれど、ロケットや宇宙にかける夢や情熱は変わらぬものでした。
 


▲ 学生たちとのふれあい
  
その後、場所を移動して、先日もうかがった秋田駅前の自然科学学習館を訪問しました。
ここは、ALVE(アルヴェ)という駅前の複合施設の中に入っている科学館です。
平日の夕方でしたが、科学館の方と児童の皆さんが楽しそうに学びながら遊んでいました。
こちらでも、前と同様、今後の活動の連携をお願いして、再度理解をいただきました。
今回は、ALVEの建屋自身の1F大ホールや2F中ホールなどの施設もセンター長と確認しました。
「ここでコズミックカレッジができればなぁ」と思いました、これからの努力でこの会場が大入り満員になるよう是非実を結びたいものです。
自然科学学習館さんとのコラボレーションも実現に向けて動き出します。
こちらも秋田県民の皆さま、どうかご期待くださいませ。
 



▲ 自然科学学習館訪問のようす
  
夜は、土岐先生と秋山先生、そしてお二人が中心となって今年開催に向けて計画を進めている“缶サット甲子園”で協賛されているサントリーの長田さん、そして的川センター長と私で昔の秋田の民家の雰囲気を醸している料理屋さんで、秋田ならではの料理と飲み物に舌鼓を打ちつつ、明日の秋田での宇宙教育と日本の宇宙研究開発について、大いに語りました。
 

▲ 秋田大学の学生の眼は宇宙へ向けて輝いていました
 
外はマイナスの世界、塩魚汁(しょっつる)の味と地酒の味が身にしみます。
猛暑の東南アジアを旅するときは、ナンプラーやヌクマムの味と生絞りミックスジュース(ベースにドリアンを使うと特にウマイ!!)が良く合います。
その土地ならではの味は、その土地ならではの気候風土に特によく合うことを体感できます。
でも、まったく違うものかといえば、そうでもありません。
塩魚汁(しょっつる)もナンプラーもヌクマムも、同じ魚醤(ぎょしょう)の仲間です。
温暖湿潤なアジアならではの発酵食品が、距離もあれば温度も違う二つの地域を結んでいました。
アジアの方々に日本の宇宙教育の本質が受け入れられやすい理由が、なんとなくわかる気がしました。
 

2007年12月26日

教員研修打合せ

教育現場連携プログラムでは、学校での先生方の授業プログラムの
サポートはもちろんのこと、各地の教育委員会や総合教育センター、
教育研究所の方々と連携した、教員研修のサポートも行っています。


今時分は来年度の研修計画が検討される時期。
先日も、とある地域の総合教育センターと教育研究所、
2箇所の方々から教員研修連携に関するご連絡をいただき、
初回の打合せを行ってきました。


どちらも新規の連携問合せ。
大変ありがたい反面、ついつい不躾とは思いながらも聞いてしまうことが。
「あの〜、いったい何がきっかけで宇宙教育センターのことを
ご存知になられましたか?」と。
(だってまだまだ知名度低いですから・・・)


きっかけは「かぐや」の活躍だったり、知り合いの方がJAXAにいるからだったりと、
様々だったのですが、今回打合せをさせていただいたご担当者の方々には
ある共通点がありました。


それは、
「学校現場と宇宙教育センターをつなぎたい。
 それが私たちの役目だと思ってます。」という熱い思いでした。


■宇宙を含めた最先端の科学に関する話を聞きたい、
 授業に活かしたいと現場の先生方が希望しても、管理職の理解が得られていないのが現状。
 これを何とか打破したい。
 だから、まずは管理職をターゲットにした新規の研修講座立ち上げを計画しているので、
 そこに宇宙教育センターの協力を得られないだろうか。


■うちの地域は、昨年、学校の先生向けに土曜講座を開設した。
 これは悉皆(参加が義務付けられている)研修ではなく、あくまでも自主参加型。
 参加する先生にとっては出張(公務)扱いにもならないのだが、
 定員を上回る講座も出るなど、熱心な先生方がたくさん集まってくれた。
 来年は、ぜひ宇宙教育センターと連携した講座を設け、子どもの好奇心を
 かりたてるような教材や授業例の紹介をしてほしい。


学校の先生や教育機関の方々とお話をしていると、
少なからず教育現場の実情や、先生方の抱える悩みなどを耳にします。


「何とかしたい」
その強い熱意に、私たちも出来る限りの形で応えていきたい、
応えていかなければ、と思っています。


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▲福井県の教員研修の模様

  教員研修では、実験ベースのものや、最先端の宇宙開発・宇宙科学に関する講義、
  宇宙の素材を授業に活用する方法や実践例・素材の紹介など、
  ご要望に合わせて様々な形式のプログラムを実施しています。
  詳しくは、下記の教育委員会との連携プログラムをご参照ください。

<関連リンク>
  ★教育委員会との連携プログラム(2007年度)
  ★教育委員会との連携プログラム(2006年度)
  ★教育現場連携プログラム

 

2007年12月20日

カラフルかなざわレシピ

今週、とってもカラフルでかわいいレシピが届きました。

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金時草に五郎島金時に・・・金箔入りべっこう飴!!

中身が気になりますね。開いてみましょう。

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いったいどれを注文しようかな、と迷ってしまうくらい
目にも楽しく、おいしそう。
どれも力作揃いですね。

金沢大学教育学部附属小学校の6年生が考えてくれた
金沢の食材を使った宇宙食メニューです。
12月18日には、このレシピにそって実際に調理し、
宇宙教育センターのスタッフが試食と講評を行いました。

いったいどんな料理がテーブルに並んだのでしょうか。
それはまた近いうちにご紹介したいと思います。

<関連リンク>
   ★金沢大学教育学部附属小学校との連携プログラム
   ★学校との連携プログラム

2007年12月13日

都中理研究発表会で導入教材を紹介いただきました

少し前のお話になりますが、先月22日、上野の国立科学博物館で
都中理会員研究発表会が開催されました。

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「都中理」とは「東京都中学校理科教育研究会」のことで、
東京都内の中学校(理科)の先生を中心として組織されている研究団体です。


この都中理研究発表会で、今年は
「導入場面で生徒の興味関心を高める教材の工夫」と題して、
昭島市立福島中学校の下田先生が宇宙の素材を活用した導入教材について
発表をしてくださいました。

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下田先生は、導入教材ワーキンググループのメンバーとしての研究活動のほかにも、
コズミックカレッジや教員研修の講師など、
宇宙教育センターが日頃から大変お世話になっている先生です。

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▲下田先生の発表。 いつもありがとうございます!


導入教材の活用については、宇宙教育シンポジウムや教員研修などでも
何度かお話いただいているということもあってか、先生の説明も堂に入ったもの。
しかも、説明のプロ(学校の先生)ということもあって、
ほんとに分かりやすく、聞く側にとってもすんなり入ってきます。さすが!

会場は立ち見が出るほど超満員だったのですが、中には身を乗り出して
下田先生の紹介する画像をご覧になっている方もいて、関心の高さが伺えました。

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▲アヤシイメガネ集団? いえいえ、「だいち」の立体視画像を見ているところです。


発表の後、進行の方が「宇宙ってなんだか遠いなあ、って思いますけど、
下田先生にかかると、そんな宇宙が何だかとっても身近に感じますね。」と言うのを
聞いたときには、心の中で思わず「よっしゃ!」とガッツポーズしちゃいました。


実際に現場で使う側の先生から、使い勝手も含め、活用する効果を
ご紹介いただいたことで、聴衆の先生方にとっても、より身近な教材として
とらえていただいたのではないかと思います。


「いや〜せっかくなんで、配布用に用意していただいた資料、
 全部紹介しちゃいましたよ(^^)v」とは下田先生の弁。


「かぐや」あり「だいち」あり、家庭科の教材や宇宙教育センターの紹介まであり、と
ほんとに至れり尽くせりの見事な紹介、恐れ入りました!

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▲「かぐや」搭載のハイビジョンカメラが撮影した美しい地球画像が早速登場です


この日は、下田先生同様、私たちが常日頃お世話になっている江崎先生
(世田谷区立梅丘中学校)も、地域企業と連携した活動について
発表をされていました。
どの先生も、お忙しい中ご自身の時間を削って様々な活動に取り組んでおられるんですね。

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▲江崎先生の発表。東京電力と連携した「おもしろ科学倶楽部」の活動紹介でした。


下田先生・江崎先生はもちろんのこと、様々な形で力を貸してくださっている
たくさんの先生方は、私たちにとって本当にありがたく、心強く、そして大切な仲間です。
この場で改めて御礼申し上げます。また、今後とも引き続きよろしくお願いいたします。

<関連リンク>
   ★東京都中学校理科教育研究会(都中理)
   ★導入教材ガイドブック(理科編)


2007年12月05日

教育コーディネーター

こんばんはー、中村です。
  
先日、経済産業省が主催する、とあるセミナーに参加してきました。
内容は、企業が行う教育活動について考える、というもので、経済産業省が文部科学省と協調して行っている教育コーディネーター制度について知ってもらうというものです。
教育コーディネーターとは、簡単にいうと、各地域で企業と学校をつなぐ人たち(法人)のことです。企業側がその地域で教育活動を行う場合、どうアプローチすればいいのか?その辺がわからないときにお世話になるわけです。教育活動の代理店とかコンシュルジュといったところですね。
そのコーディネーターと文科省と経産省が制度面、予算面でバックアップしているというものです。
 
 

▲ 会場のようす
 
 
皆さんもご存知のとおり、JAXAも宇宙教育センターを通じて、学校教育・社会教育双方への教育支援活動を行っています。
でも、その他星の数ほどある企業も、会社の社会貢献事業として教育活動を行っています。
会社が行う社会貢献活動としては、環境保護活動や福祉貢献活動など様々ありますが、昨今は教育活動の比率が一番高いようです。
 
会場にも、やはり様々な企業のCSR(会社の社会貢献)セクションの社員の方が来て、熱心に耳を傾けていました。
 
僕も宇宙教育センターの活動の何かヒントが無いかと参加したのですが、一緒に参加した企業の方々にお話を伺うと、同じ悩みを持っていたり、今から開始するのだけど何をやっていいかわからないという方までいらっしゃいました。
ただ単に自分の会社の製品やサービスの宣伝の場という意識ではなくて、皆さん勉強と仕事が子どもたちの頭の中でつながれるように、その時期から仕事観を持ってもらえるように、ひいては日本の国を良くするために、という意気込みを持っているということもわかりました。
 
 

▲ 参加者同士のグループディスカッション 発表の時間も
 
 
制度自体の話から、いくつかの企業やコーディネーター、大学の先生の方々から、活動の事例紹介やこの分野のトレンドもあって、非常に勉強になりました。

昨日今日のニュースですが、OECD(経済協力開発機構)の国際学力調査で、日本の子どもたちの理数系学力、読解力低下がさらに進んでいることがわかり、文部科学省は新しい学習指導要領の導入を平成23年度から導入する予定ですが、理数系の導入を2年後に前倒しを行うことを決めたようですね。
<関連リンク>
<国際学力調査>「理科に関心」最下位 57カ国・地域参加(Yahoo!ニュース)

 
教育は生ものです。こういった周辺事情の変化に、支援のスタイルも最適な形で変えていく必要があるのだと思います。

2007年12月01日

継続は力なり

こんばんはー、宇宙教育センターの中村です。
今年もあと1ヶ月になりました。
 
 
 
▲ 今回のロボットイベントの会場となった相模川ビレッジ若あゆ
  (相模川自然の村野外体験教室)
  自然のど真ん中にあって 設備も充実した場所です

 
 
最近は、毎週のように開催されているコズミックカレッジやリーダーズセミナーの活動のようすをできるだけリアルタイムにご紹介しているんですが、今日(12/1)もいろいろな場所で宇宙教育の活動が行われています。
 
 
 
▲ イベント開始直前の中高生による最終ミーティング
  準備万端?のはずが大人から安全面でするどい突っ込みが
  どこで大人が合の手をいれるか ノウハウがものをいいます

 
 
▲ 安全面はロボットの取扱説明書をつくって
  参加者の親に了解のサインをもらうことになりました
  パソコンなど機器のチェックも終わり いよいよ本番です

 
 
毎年2月ごろに米国ヒューストンのNASAジョンソン宇宙センターの近くで“宇宙を教育に利用するためのワークショップ”というワークショップがあって、世界の先生たちが宇宙に関する教材を持ち寄って紹介したり、学んで帰るんですが、そこに日本からも選抜された先生方が毎年派遣されています。
来年派遣される先生方はすでに決まっているんですが、今日はその先生方をJAXAの東京事務所に来てもらって、現地でのプレゼンのリハーサルを行っていました。
 
 
 
▲ 最初は参加者への挨拶から
  前回イベント時の失敗の克服や今回イベントの意気込みも
  安全面を中心に 製作に入る前に 自分たちでつくった
  プレゼン資料で説明します 

 
 
それから、JAXAとパートナーシップをとって社会教育の場での宇宙教育活動をリードしてもらっている日本宇宙少年団(YAC)さんでも、今日は米国ヒューストンとテレビ電話を結んで、宇宙飛行士とのコミュニケーションイベントを開催していました。
 
 
 
▲ 中高生が3年以上をかけてつくってきたホバークラフト型ロボット
  今回は頭脳であるCPUの製作と取り付けを小学生に体験教えます
  今回のイベントのためにつくったプログラム・マニュアル冊子

 
 
そして、僕はというと、神奈川県相模原市にある相模川ビレッジ若あゆに行っていました。
ロボットイベントというイベントで、子どもたちを集めてロボットをつくる1泊2日、合宿形式のイベントなんですが、それがそこらのイベントとはちょっと、いやだいぶ?違うんです。
 
 
 
▲ 実際の製作に入る前にも細かい説明を
  小学生にわかりやすく伝えます

 
 
宇宙教育ボランティア育成の中で開発しているスペース・アカデミーという教育プログラムがあります。
すごーく簡単にいうと、このプログラム、何をやっているかというと、まず
●ボランティアの大人が自分のファシリテーション(子どもたちへの教え方、促し方)技能の向上
です。で、その技能向上は何を持ってなされるかというと、
●中学生・高校生に好きな目標を立てさせて、その目標をプロジェクト・マネジメントを行って子どもたち自ら達成する
という教育プログラムの中で技能向上を図ります。
このプログラムがスペース・アカデミーです。そして、
●中学生・高校生が目標を達成できたら、それを子どもたちが今度はプログラム化して、自分たちより年下の小学生対象のイベントを開催して、小学生にそのテーマを通じて宇宙教育を行う。
という、しっかりと考えられたプログラムです。
中高生が小学生に教える、というのは、昨今地域の中での先輩後輩の子どもたちのつながりや、少子化で兄弟のいない子どもたちにとってもとてもいい機会なのだと思います。
 
 
 
▲ これがCPUの基盤
  ICチップを教えられたとおりつけていきます

 
 
大人にとっては技能向上、参加する子どもたちにとってはプロジェクト・マネジメントや自分が決めた目標を成功させるプログラムとなっています。
「子どもたちが自分で自分の目標を達成するんだったら、周りに大人はいらないんじゃない?」ということを思う人がいるかもしれません。
それは間違っていて、たとえばプロジェクト・マネジメントについては、子どもたちに大人が教えるわけで、大人がわかっていないとダメです。大人の皆さん仕事ではほとんどの場合プロジェクトで動くと思いますが、子どもたちにうまく教えられますか?
それだけではありません、基本「子どもたちを、温かく見守る」というファシリテーション技能はレベルの高いものです。
こちらも簡単にいうと「すぐに大人が手を出さない、教えない」ということです。
でも、これが意外とできない大人が多いことに気づきます。すぐに手が出る。
 
 

▲ CPUの機能などいろいろな説明や解説も
  プロジェクターで投影しながら中高生自身が説明していきます

 
 
今回小学生向けのイベントを開催したこの子どもたちは、目標として自分たちでロボットをつくろう、ということで、丸3年以上活動を継続してきました。
そして先日、一度小学生向けイベントを開催したのですが、準備の詰めが甘かったのか、イベントの中失敗していたのですが、今回リベンジの第2回となりました。
 
 
 
 
 
 
 
 

▲ ICチップを取り付けたあと 半田付けの工程です
  小学生には少し難しい部分は中高生が教えながら手伝います
 
 
 
小学生の子どもたちに、どんなロボットをつくらせるの?買ってきた教材?いえいえ、半田付けからやって、ほぼ一からつくります。今日はCPUをロボットに製作後、実装するというところを行いました。明日は実際にそれで走行です。
 
 
 
▲ 女の子もがんばって半田付けをおこないます
  今の時代にあって しかも小学生がこのような
  ものづくりの体験ができるのは 彼らの原体験となることでしょう

 
 
夜には、宇宙食の実食もあり、星の観測もあり、このプログラムは、参加している大人、中高生、小学生、その誰もがとても楽しい学びの場となっています。
 
 
 
▲ 3年間以上にわたる活動でロボットチームが残した足跡
  活動で集まるたびにつくった冊子です
  持つと 彼らの情熱の重みを感じます

 
 
来春は、金沢でもスペース・アカデミーの展開を目指して準備中です。
手を出すと、大人も子どもも、根気と努力、そして何より情熱がないと、絶対に続きません。継続は力なり。でも、それを乗り切ったら、かけがえの無い経験を積むことができます。
全国にこの活動が広がっていけるよう、宇宙教育センターとしてもあまり急がず、着実に支援を行っていこうと思っています。
 
 

 
 
現地でお会いした方に、「宇宙教育センターのウェブいつも楽しく見てます」といわれました。うれしかったなぁ。期待に応えられるようにがんばらないと。
ではでは、今日はこの辺で。
 
 
<関連リンク>
スペースアカデミー2006(東京・神奈川)を行いました。(センターBlog)
スペース・アカデミー2007(センターBlog)

2007年11月20日

日本のロケット発祥の地で

こんばんはー、中村です。
今日は、秋田→羽田の機内です。
秋田は2日前に降った初雪がいたるところに残っていて、もう冬の様相でした。
手袋を今年初めて手にはめました。
 
 

▲ 秋田大学附属ものづくり工学創造センター
  「ロケット作ってます!」おもわずシャッターを切りました

 
 
今回は、秋田の地での宇宙教育のまずの具体的な形として年度内にリーダーズセミナーを開催できれば、という想いで伺いました。
今回も先日の香川に続き、日本宇宙少年団(YAC)の岩本さんとタッグを組んでの出張です。
 
 

▲ 作業場のようす
  秋山先生は「ロケットガール」で有名な先生です
  (参考URL: http://www.mono.akita-u.ac.jp/rocketgirl2/index.html )



▲ (写真左)ホワイトボードには学生さんたちの血と汗と涙の跡が
  (写真右)ハイブリッドロケットのエンジンも見せてもらいました

 

▲ こちら隣接の電子工作室です
 
 
まず、今回秋田大学をはじめ、各関係機関への訪問のコーディネートをしていただいた秋田大学(ものづくり創造工学センター)の秋山先生を訪ねました。ものづくり創造工学センター長の土岐先生にも面会し四者でお話したあと、工学資源学部の吉村学部長のもとを訪問し、センターやYACの活動概要をご紹介したあと、リーダーズセミナーの開催についてお願いしました。
結果、秋田でのリーダーズセミナーを来年1月のどこかを目途に開催することで今後調整を行っていく、ということになりました。
今回は、それ以外にも秋田大学との連携による秋田での宇宙教育について、非常に前向きなお話をさせていただくことができました。
今後もう少し具体的になってきたら、ご紹介していくことができると思います。
 
秋田大学訪問後は、
・自然科学学習館
・秋田県教育庁義務教育課
・県庁学術国際部科学技術課
・秋田市教育委員会生涯学習室
 
を訪問し、活動紹介や実際に活動を秋田の地で展開していくための最初のお話を行いました。
どの訪問先でも、宇宙教育に対して、好意的にお話を聞いていただくことができました。
今後、リーダーズセミナーを皮切りに、宇宙教育活動をどんどん着実に展開していけるようがんばっていきたいと思います。
 
 

▲ 自然科学学習館
  秋田駅前の非常に好立地な場所にあり
  中の展示なども面白そうなものばかりでした
 
 
 
秋田は知る人ぞ知る「日本のロケット発祥の地」。
訪問先でも、そのことは皆さんご存知で、それゆえか宇宙教育も抵抗なくとらえていただくことができたようです。
今から52年前の1955年8月6日、的川先生の恩師である糸川先生が、ロケットを打ち上げた場所が秋田県の道川でした。
そんな秋田の地で、宇宙教育の芽が力強く芽吹こうとしています。
 
 

▲ 行政機関(秋田県庁、秋田市教育委員会)にも伺いました
 
 
今回の各所への訪問にあたっては、秋山先生の強力なコーディネートのおかげで、非常にスムーズに各所へお伺いし、活動の紹介や連携に向けたお話を行うことができました。秋山先生には、この場を借りて深くお礼申し上げます。

2007年11月18日

初雪の金沢にて

こんばんはー、中村です。
本日は、小松→羽田の機内です。
ちょうど、黄昏時で、夕焼けで橙色に染まった美しい空をお見せできないのが残念です。



▲ 金沢の街は秋が深まり 冬支度がはじまっていました 
 

▲ キゴ山天体観察センター付近から見る景色
  日本海側を見ると金沢の市街地が
  反対側を見ると立山連峰が悠然と横たわっています

 

今週末は、金沢に出張でした。
今回は、2箇所で講演を行うというのがミッションで、1箇所は金沢市立杜の里小学校、もう1箇所は金沢市街地から程近い山の上あるキゴ山天体観察センターということで、学校と社会教育と両方の場所での講演でした。



▲ 金沢市立杜の里小学校は 開校一年目の新しい学校です
  設備も充実していて ここで学べる子どもたちは幸せですね
  とても元気のイイ4年生のみんなでした


 
小学校では、4年生の児童100名弱、キゴ山では、中高生15名程度という人数でしたが、両方ともにテーマは、宇宙と人のかかわり、というところがテーマで、有史以来のいろいろな文明とそこでの人びとの暮らしと宇宙の関係や、宇宙がその地域の宗教や思想などと影響して、宇宙観やそこからさらに生み出される美的感覚など新たな価値観、文化・国民性の創造、政治への影響といった話や、その後の科学の発展による宇宙と人の関係の変化、そして現在に至る歴史の話をしました。



▲ 金沢市街地から程近い 山の上にあるキゴ山天体観察センター
  宇宙や天体に関する展示や施設だけでなく 200名が宿泊できる
  施設も完備していて 広大な敷地や周辺には少年自然の家も
  あったりと 宇宙教育の場としてはベストな環境が整っています


 
小学生と中高生に同じテーマといっても、もちろん資料のボリューム、話し方や、問いかけの仕方、内容の深浅などは切り替えます。
しかも今回は、小学生には45分、中高生には2時間という時間軸のちがいもあり、結構大変でした。
それから、これはいつもですが、話を始めるときに、その場所の子どもたちの挨拶の元気さや、最初に必ず何か質問してみて、その反応を見たりしながら、その時間の話し方や進め方も2パターンくらいは臨機応変に変えているつもりです。
せっかく子どもたちの貴重な時間をいただいてますので、できるだけ、何かを考える良いきっかけになれるように願って、いつも講演に臨んでいます。



▲ 宇宙塾では本格的な手づくり望遠鏡もつくりました
  今回の最終回では 自分たちで望遠鏡を組み立てて
  赤道儀の使い方を学びました



金沢には、残念ながら科学館がありません。
でも、キゴ山天体観察センターをはじめ、金沢のいろいろな機関や団体が集まって、金沢市子ども科学財団というものをつくって、子どもたちの科学教育につとめているそうです。
宇宙にも熱心な町として、今回うかがったキゴ山天体観察センターも名誉館長にJAXAの土井宇宙飛行士をむかえていただき、金沢での宇宙の普及啓発や教育の場の提供を積極的に行っています。



▲ キゴ山での講演のようす
  参加の中高生のみなさんは宇宙への情熱や知識レベルも高かったです
  今日の話が少しでも今後さらなる宇宙や様々なことを考えたり学んだりする
  きっかけになってくれればと思います



今回の講演も、キゴ山天体観察センターが毎年行っている“キゴ山宇宙塾”というプログラムの最終回にうかがった、というものです。
プログラムは3回シリーズになっていて、7月、9月、そして今回11月キゴ山での合宿形式をとって、泊り込みで行います。
今年は、探査ロボットの研究や自分で天体望遠鏡をつくるなど、ちょっとレベルの高いものもあったようです。



▲ 講演のあと みんなで“だいち”の画像をつかった
  プログラムを行いました
  立体視の教材では 上空からの立体的な金沢市街地の
  ようすを みんなで楽しみました



金沢は、宇宙教育センターと学校の連携や、社会教育活動でも大変熱心なところです。
できれば、この活動の幅を着実に広げて、北陸・信越地区、ひいては全国から子どもたちが集まるような宇宙教育の拠点になってくれるといいなと改めて思いました。





▲ 立体視を見たあとは “だいち”がどのような仕組みで
  画像を撮影しているかの解説を聞いたあとに
  “Pilot View”という“Google Earth”に
  “だいち”の画像をはめ込んだソフトを使って キゴ山付近や
  世界の有名な場所をバーチャル旅行しました


 
う〜ん、ちょっと風邪をひいてしまったようです。。。
今日、金沢には初雪がふったようです。
この時期、日本列島は一番各地の気温差が大きいので、特に旅や出張する方は気をつけてください。
ではでは。

2007年11月11日

宇宙教育ボランティアのための講座@熊本県宇城市

こんばんはー、中村です。
今週末は、熊本に行っていました。
熊本→羽田の機内で書いています。
 
 


▲ 今回の会場となった、東海大学不知火(しらぬい)松前会館
  到着した日は秋なのに25℃くらいありました
  目の前は天草の穏やかな、そして海の幸豊かな海と九州らしい風景が広がり
  綺麗な朝日を浴びて漁をする漁船がたくさんの航跡を海に描きます

 
 
熊本でのリーダーズセミナー、正式には後日レポートで掲載することになると思います。今週末は、熊本に加え、新潟県三条市でも同様にリーダーズセミナーが開催され、また、子どもたちへの教育支援としては、コズミックカレッジが福島県いわき市(JAXAタウンミーティングと同時開催)と大阪市と、大人向けの指導者育成セミナーだけでなく、子どもたち向けの教育イベントも開催され、センターのスタッフが方々に飛んでいた週末となりました。
各地のようすは、それぞれレポートの形で後日同様に掲載されることになると思いますので、レポートページをのぞいてみてください。
 
 


▲ 会場のようすと講義のようす
  与えられた課題に皆真剣になって取り組みます

 
 
しかし、今週末だけこんなにいろいろな各地で活動が展開されている、というわけではないんです。秋〜冬にかけても、こういった状況は目白押しで訪れそうです。
それだけ宇宙教育が目覚しい成長をしているということなんですが、一方そんな全国各地のニーズに対して、スムーズに対応していく体制を柔軟に変化・構築していくことが求められています。
できれば、分身の術でも使うか、どこでもドアが欲しいところですが、100年後の宇宙教育を担ってくれる僕のとおい後輩は、もしかしたらそれに似た道具を使って、いとも簡単にそんなことをやってのけている時代の人かもしれません。
 
 

▲ 大気圧教材実習のようす
  手軽な材料で家庭でもできる実験教材です

 

▲ 立体視教材実習のようす
仕組みの説明を聞いた後、専用メガネでのぞくと…、
結果がわかっていても、見える映像にいつも感動があります

 
 
以前のブログやレポートを見ている方には繰り返しになってしまいますが、リーダーズセミナーは、基本土日の2日間で行われます。
1日目は、宇宙教育者・社会教育者としての基本の“き”の字を学ぶ講義、2日目は、いろいろな宇宙教育教材を参加者に紹介して、つくり方や使い方を習得してもらったり、宇宙の専門的なことや最新の動向の講演を聞く、というプログラムになっています。
1日目は“宇宙教育リーダー(SEL)”という宇宙教育センターが認定する一番入門レベルの資格取得のために必須のカリキュラムで、言い方をかえると、どの会場での公平に、均質に、質を保った講義を受けていただくために、どの会場の講義をレポートしても、基本同じということになります。
一方、2日目の教材実習や講演は、その場所ごとで対応する講師の先生の専門分野や、参加者の要望に応じてオリジナリティが出るようになっています。
 
 


▲ (写真上)市販の望遠鏡教材 世の中に何種類か売られています
  高いものだと3千円くらい、安いと千円くらいです
  でも、仕組みもわかるし、意外とよく見えるんですよ
  (写真下)つくったら、早速眺めてみます
  このときの眼の輝きは、大人も子どもも変わりません
 
 
 
応募要項に出ているプログラムはここまでです。
でも、もうひとつ大事なプログラムがあります。
土日の2日にかけて開催されるため、ほとんどの開催地において、参加者には会場近くに宿泊してもらいます。そこでの休憩時間に、我々や講師と参加者、そして参加者同士のコミュニケーションの場というものがとても大事だと思っています。
社会教育者は、学校の先生方と違って、孤独なものです。
でも、その地域でネットワークをつくってもらい、志を同じにするお互いが活動を助け合い、時には励ましあって活動を行っていく、それが活動を続けていく上でとても大事なことであり、この交流の時間は、そのきっかけとなる貴重な時間なのです。
われわれも、直接参加者とコミュニケーションできる貴重な時間です。セミナーの雰囲気をみたり、参加者との話の中で、次に何を行えばいいのか、何を改善すれば良いのかを考えていきます。
 
 

▲ 人工衛星の電波を手軽に受信できるって知ってました?
  さらには、受信した電波で観測画像をパソコンで表示させることだって
  できちゃうんです

 

▲ 手軽につくれるアルコールロケットの紹介もありました
 
 
地区ごとには、セミナーを通じて直接こういったチャンネルをつくってもらい、そして、全国のようすは、宇宙教育センターのウェブサイトで知って、感じてもらう。そんないい環境が少しずつ整っていけばいいと思っています。
 
 

▲ 今回セミナーの参加者としても出席いただいた
  東海大学工学部教授の藤下先生から電波天文学や
  レンズアンテナについての講演を行っていただきました

 
 
今回のセミナーを通じても、いろいろと考えさせられることがありました。宇宙教育センターの活動は、宇宙教育ボランティア育成だけではありません、コズミックカレッジなど他の活動と、綿密な検討・計画のもとに、参加していただく大人の方、子どもの方がアッと、感動してもらえるような効果的な連携や、活動を行っていかなくてはいけません。いくつか乗り越えるべきハードルもありますが、よりよい活動を皆さんに提供していけるよう、しばらくは試行錯誤を行いながらいい方向へ変化をしていくのだと思います。
 
 

▲ 今回は固体燃料を使った2段式ロケットの製作と打ち上げも行いました 
 

▲ 「少しでも良く飛ぶロケットをつくりたい。」ものづくりの精神に火がつきます
  ここでも、大人も子ども、年齢に差はありません

 


▲ 参加者みんなで準備、発射台や発射ボタンを設置して、
  自分のロケットをセットして、みんなでカウントダウン
  いよいよ打ち上げです
  (下のほうに他のセミナー風景とともに動画を配信しています)

 
 
ベターな方法はあっても、ベストな方法はありません。
社会教育としての宇宙教育を行っていただいている方々には、100名以上集めて活動を行うところもあれば、数名の子どもたちを相手に行っている方、同じくらいの歳の子どもたちが集まっているところもあれば、未就学児〜中学生までの異年齢や男女入り混じってのところもあり、学校とちがって本当に千差万別です。
 
 

▲ 最後まで頑張った参加者の皆さんに修了証を
  一人ひとり授与してセミナーが終わります
  皆さん お疲れさまでした!
 
 
 
学校教育ですら、“学力(つめこみ)教育”と“ゆとり教育”の間を行き来しながら、ベストではなくベターなあり方を探してきた半世紀です。社会教育はもっといろいろなハードルがありながら、ベターな着地点を活動を行っていきながら探していくのだろうなと思いました。
その時、重要なことは、変わり行く中でも常に宇宙教育を良いものにしていこうと皆が思う精神と情熱、それだけだとも思いました。
 
個人的には、難しいからこそ、やりがいがある、今はそう思っています。
 
 

 
 
 
<関連リンク>
宇宙教育ボランティア育成(宇宙教育センター)
宇宙教育リーダーになるために(宇宙教育センター)
宇宙へつなぐ活動教材(宇宙教育センター)

2007年11月01日

讃岐⇔土佐

こんばんはー、中村です。
本日は、高松(香川)→羽田の機内で書いています。
 
昨日、今日と香川と高知へ出張してきました。
 
初日は、香川内の関係者や関係機関を訪ねました。
香川大学の学長、副学長、工学部長、香川県の教育委員会事務局 生涯学習・文化財課、主要なプレス各社などでした。
実は、先週末、高松にて、地元の日本宇宙少年団香川小惑星分団と宇宙教育センターが一緒になってコズミックカレッジを教育委員会やプレスなどの後援もいただき、香川大学で開催したばかりで、その無事修了のお礼と今後の活動の引き続きの支援協力をお願いしたというところでした。
とても楽しく、良い活動ということで、香川県下のTV、新聞はもとより、全国放送でもニュースにしていただきました。











▲ 10/27に行われたコズミックカレッジ(香川県高松市)のようす

 
コズミックカレッジは、昨年度から「地域で育てる地域の子ども」をスローガンに、地元とJAXAがタッグを組んで、地域に宇宙教育を根付かせ、ひいてはその活動を通じて理科離れや親子が一緒に楽しく学べる機会の提供、地域の人と人のつながりやコミュニケーションということへも貢献できればと思っています。
 
翌日は、山深い霊峰連なる四国山地を越えて、南国土佐(高知)に行きました。
ここでは、現在は高知にお住まいで土佐宇宙酒(宇宙で育てた酵母でつくった土佐のお酒)を「てんくろうの会」という地元プロジェクトでおつくりになったり、その他も高知の科学や文化の発展に寄与されている元東工大教授の鈴木朝夫先生からはじまって、高知県の教育委員会事務局、財団法人高知県文教協会理事長、「てんくろうの会」の事務局関係者などを訪問しました。
今回出張のメインミッションは、「高知の地でリーダーズセミナーの今年度中の開催に目途をつける」ということだったのですが、各訪問先でもご関心いただき、最終的には開催場所候補地もわかり、そこの下見をして帰ってくることができました。
これからその場所と開催に向けた調整など行うと思いますが、おそらく来年の2月下旬の週末に高知の地でもリーダーズセミナーを開催できることになると思います。
正式に決まったら、またWebやメルマガでアナウンスしたいと思います。
これで開催できれば、四国四県すべてでリーダーズセミナーを開催したことになり、少しずつですが、四国全体を盛り立てていくスタートラインに立てればと思っています。
 
今回、これらの各関係者、関係機関への調整とコーディネートは、宇宙教育センターが社会教育面でパートナーとして一緒に活動を推進している日本宇宙少年団の香川小惑星分団の分団長の岡内さんに大変ご尽力いただきました。
岡内さんは、元学校の校長先生をされていた方で、同じく教職にあった奥様と二人三脚で香川の宇宙教育を引っ張っていただいている方で、宇宙教育ボランティアの育成にも昨年度まで育成委員としてご活躍いただき、我々が今も大変お世話になっている方です。
岡内さんは、地元香川のみならず、四国全体での宇宙×教育の発展を強く希望されていて、ボランティアとしてのその活動には本当に頭が下がります。
この場を借りて、岡内夫妻にお礼申し上げます。
 
今後、あまり遅くないうちに、岡内さんと一緒に四国全体での宇宙教育や科学教育の発展を目指す方が他の県からもたくさん出てくればと思いつつ、高松をあとにしました。
 


▲ 訪問先での一コマ
左から、岡内分団長、(財)高知県文教協会 石田理事長、
日本宇宙少年団事業統括の岩本さん、中村

2007年10月23日

アイデア水ロケットコンテスト全国大会にて

こんにちはー、中村です。
昨日のブログで、「なぜ新幹線の中で記事を書いていたか?」という疑問を残していましたが、今日はその話です。
 
 

▲ コンテスト会場の かがみがはら航空宇宙科学博物館
  松本零士さんが名誉館長です

 
 
筑波宇宙センターの一般公開を終え、その足で岐阜県各務ヶ原(かがみがはら)市にある、かがみがはら航空宇宙科学博物館に行ってたんです。
 
 
 
 
 
 
 
▲ 当日は 参加者以外の当日来場の方向けの
  水ロケットコーナーもありました
  エントリーした参加者は手塩にかけたロケットを
  直前まで念入りにメンテナンスしていました

 
 
ここでは、毎年アイデア水ロケット全国大会が開催されており、今年でもう11回目を迎えました。宇宙教育センターでは、この大会に協力してるんです。
会場では、コンテスト以外にも、来場者が誰でも参加できる水ロケットの体験コーナーなども設けられ、多くの皆さんが楽しんでいました。
僕は今回初めて参加したんですが、エントリーした方の実力を正直ナメてました。感心感服といった感じです。
 
 
 
▲ オープニングはファンファーレとともに水ロケットの連続打上げ
  参加者も一層のやる気と緊張がみなぎります

 
 
皆さんは、水ロケットを実際につくって、打ち上げたことがありますか?
まず、つくることのなかなかな難しさもありますが、水と空気だけであんなにも飛ぶのか、ということをいつ見ても感じさせられます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
▲ (上の写真すべて)マイクを向けられると
  積極的な人、照れくさそうな人、
  お父さん・お母さんの影に隠れる子
  自信のある人、自信なさ気に語る人
  誰もが個性的でいい表情で楽しかったです

 
 
子ども、大人にかかわらず、まず自分で“つくる”ということを日ごろどのくらいトライしているでしょうか?“つくる”という言葉は、“作る”と“創る”という書き方がありますが、“作る”は英語“make(メイク)”、“創る”は“create(クリエイト)”と訳されますね。
“作る”は決められたものをつくるというイメージですが、“創る”は一から、いやゼロからつくるというイメージかなと思います。
この大会を見て、水ロケットは、“作る”というより“創る”という行為だなぁ、とつくづく思った日でした。
 
 
 
 
 
 

▲ (上の写真すべて)親子で仲間同士で
  力を合わせて1基の水ロケットを打ち上げる
  ようすはちょっといい感じです
 
 
 
大会では、多くの組が、親子や仲間での参加でした。写真やビデオを見てもらうと雰囲気がわかりやすいかもしれませんが、親子同士や仲間同士、本当に楽しそうです。そして自分たちでつくったロケットが思うとおりに打ち上がったのを見て、一喜一憂、成功しても少し失敗しても、達成感ある顔をしていました。
 
 
 
 
 
▲ 審査委員の先生方はもちろん真剣に審査するんですが
  打ち上げの成否に一喜一憂、面白インタビューに爆笑と
  参加者と審査委員、来場者の会場が一体となっていきます

 
 
この大会、“アイデア”水ロケットコンテストという名前にあるように、単に距離を競うだけや、落下点の正確さを測るだけのゲーム的な打ち上げコンテストでなく、ロケットのデザインや打ち上がったあとの仕掛けに様々な趣向が凝らされています。
エントリー作品の中には、交通安全を願って青黄赤の信号機色の3つのパラシュートが開くものや、世界平和を願うもの、水不足の地域に雨を降らせたいということや地球環境を大切にしたい、というものなど、創った人たちのいろいろな想いがギッシリ詰まっています。ロケットを創るだけでなく、親子や仲間でそんなことを考えたり話したりしながらつくる様子って、とってもステキなことです。
 
 
 
▲ 今年は例年になくレベルが高かったとのことで
  審査は予定を大幅にオーバーしました
  そして選ばれた受賞者へ表彰式が行われました

 
 
この大会にずっと参加してきた、今回も審査委員長をつとめた的川センター長もビックリしていましたが、11回を迎え、相当成功率や技術レベルが向上しているとのことでした。
宇宙教育センターでは、子どもたちに人工衛星のアイデアを考えてもらおうという、“子ども衛星アイデアコンテスト”を開催して今年2回目を行いましたが、水ロケットについても何かもっと輪を広げて、裾野を広げる活動ができたらと考えています。
 
 

▲ 会場のようす と 全エントリーロケットの打ち上げの模様です

  
少しでも多くの方が、この水ロケットの魅力に触れてもらえるよう何かできないか、そんなことを考えながら現地から帰る新幹線の中でこのブログを書いていました。
グランプリ以下、受賞作品は、↓関連リンクのアイデア水ロケット全国大会ウェブサイトに近々掲載されると思いますんで、どのロケットが受賞したか、ビデオを見て予想してみてください。
 
 
<関連リンク>
アイデア水ロケットコンテスト全国大会ウェブサイト(財団法人日本宇宙少年団)
かがみがはら航空宇宙科学博物館ウェブサイト

2007年10月22日

筑波宇宙センター特別公開にて

 
▲ 全長50mを超える筑波宇宙センターのシンボル H-Ⅱロケット
  記念写真御用達の場所です
 
 
 
こんばんはー、中村です。
いま、名古屋→東京の新幹線の車内でキーボードをたたいています。
なぜかって?その理由は明日のブログで。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
▲ (上の写真すべて)宇宙教育センターブースのようす
  真空実験デモをやったんですが 家庭でも簡単にできる教材も
  用意して持って帰っていただきました
 
 
 

▲ JAXAクラブも宇宙検定クイズを一緒の場所でやりました 
 
 
昨日、筑波宇宙センターで一般公開があって、宇宙教育センターも出展しました。
パンフレットを配ったり、説明パネルを展示して、宇宙教育センターのこと、どんな活動をしているかということを宣伝するのと、小規模ですが実験コーナーも設けて、来場者の皆さんに楽しんで、そしてプチ学んでもらいました。

  
 
▲ 月周回衛星「かぐや」のブース 
 
 
相模原同様、やはり親子連れが多く、おじいちゃんやおばあちゃんとお孫さんという方もいました。若いカップルもいました。
最近は、TVでよく教育的番組を見かけます。歴史のこととか、科学のこと、そして雑学など。“エデュテインメント”と呼ばれていますが、教育への関心が一昔前より高まっている気がします。教育というか、“真偽”に対しての関心かも知れません。
 
 
 
 
 
▲ 水ロケットはいつも人気のコーナー
  親子でつくって親子で飛ばす ほほえましい風景です
 
 
 
ココ10年で、新聞やTVと対等もしくはそれ以上にインターネットによるネットワークメディアが発達しました。
このメディアのいいところは、個人が簡単にインターネットを通じた自己表現や物事を発信できることに代表されるような手軽さがいいところなのですが、反面、本当かウソかわからないような情報も流れるようになってしまいました。
そんな時代にあって、何が真実か、というところに目がいくのは必然かもしれません。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
▲ 国際宇宙ステーション(ISS)のブースでは 打ち上げが迫ってきた
  日本実験棟「きぼう」のキャラクターの発表会が山崎宇宙飛行士を
  プレゼンターに行われていました
  そのほかにも、「きぼう」の実機を見るツアーや宇宙服や宇宙食を
  見ることもできこちらも人であふれていました
 
 
 
筑波は研究学園都市ということで、JAXA以外にもたくさんの研究所が集まっています。どの研究所もこういった公開イベントを行っていますが、その中にあってJAXAへの来場者は群を抜いているそうです。航空宇宙はそれだけ魅力的なものなんですね。
でも、宇宙は知識的にも物理的なスペース的にも、あまりにも範囲が広い領域なので、今回のように実験などを行うと、子どもたちだけでなく、(むしろ)大人の方が熱心に関心したり質問したりしてきます。
考えかたを変えると、家庭では親子で学べるものとして、夢やロマンのある宇宙のことを一緒に考えられてよいものではないかな、と思ったりします。
 
 
 
 

▲ 人工衛星のブースも実験やキャラクターがいっぱいで人気でした 
 
 
当日の速報値では、8,400名の来場があった今回の特別公開、毎度のことですが、筑波宇宙センターは広大な敷地に職員が総出で所狭しと様々な催し物を並べていました。
天気もこの時期は例年晴れて、宇宙センターの芝生などで、昼食を仲良く食べる親子連れの姿など、ほほえましい光景も見られました。
 
 
 
 
 
 
 
 

▲ 秋晴れの中 敷地でのんびりする家族連れの姿がたくさん見られました
  実験コーナーや宇宙食を食べることができるコーナーもいたるところにあり
  どこも人でいっぱいでした
 
 
 
様子が少しでもわかるよう、いつものように写真とビデオを載せておきます。
あと、当日配られた特別公開マップも。
 
 
 
▲ イベントマップ
 
 

 
 
まだ来たことのない方、是非次回は出かけてみてください。
そうそう、今回実験をしてて気づいたんですが、子どもたちって、実験を見るとき楽しげに笑ってみていると思ったんですが、表情を見ていると笑って楽しんでいる、というより真剣な眼差しで楽しさとまじめの中間あたりの顔をしていました。
“実験”という二文字は、人をワクワクさせるのとともに、はじめて目や耳にする光景が果たしてどういう結果になるのか、少し緊張して見守って学んでいるんですね。大人は知ってることでも、子どもたちには生まれて初めての経験がそこかしこにあるわけですから、そういった意味でも、特別公開の機会が子どもたちに与えるものは大きな気がします。

2007年10月16日

下諏訪コズミック(速報版)

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10月15日、さわやかな秋晴れの空の下、下諏訪南小学校と北小学校の
授業の一環としてコズミックカレッジが行われました。


詳細レポートは後日アップされると思いますが、まずは写真で
盛りだくさんな秋の一日を簡単に振り返りたいと思います。


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 ▲南小・北小の5年生200人、400の瞳が見つめる中で行われた開校式


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 ▲ストローロケット製作風景。 


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 ▲より遠くへ。 その思いが子どもたちを匠の心意気を持った職人へと変えていく。


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 ▲飛んだー! 元気いっぱいに走っていくので、ピントが合いません(^^;)


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 ▲さあ、みんなで力を合わせて作った熱気球は、ちゃんと上がってくれるかな?


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 ▲時間は限られているけれど、やっぱり自分らしさにこだわりたい。


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 ▲下スタ(下諏訪スタジアム)水ロケット発射場からの打上げ。なかなか壮観でしょ。


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 ▲水しぶきを残し、水ロケットは下諏訪の秋空へ。


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 ▲全力でロケットを追いかける子どもたちを、山々が優しく見守っていました。


では、詳細レポートをお楽しみに!

今回のコズミックカレッジ実施にあたり、主旨にご賛同いただき、
ご支援・ご協力いただきました下諏訪町長・教育委員会のみなさま、
南小・北小の先生方、ご指導いただきました国分寺科学センターの先生方、
本当にどうもありがとうございました。
スタッフ一同、この場をお借りして御礼申し上げます。

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2007年10月14日

ただいま特訓中!

ある日の会議室にて。

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    ・・・凧あげ?


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    ・・・こっちも凧あげ??


一見楽しく遊んでいるように見えますが、
これ、真面目に特訓中の風景なんです。


明日は長野の下諏訪南小学校と北小学校合同による、
コズミックカレッジが行われます。


今回のコズミックカレッジは学校の授業の一環として
開かれるので、宇宙教育センター側のスタッフ編成も、
初のドリームチーム?(コズミックカレッジ担当者と
学校連携担当者の合同チーム)結成となりました。


参加してくれるのは、それぞれの小学校の5年生・
計7クラス、200人となかなかの大所帯。
我々スタッフも事前に特訓して、それぞれのグループについて
しっかりサポートしてあげられるようにと
準備を行いました。


明日は「飛ぶ科学」をテーマに、ストローロケット・
ふわふわスチロールペーパーで作るいろんな飛ぶもの・
熱気球・水ロケットと1日かけて盛りだくさんの中身で実施です。


南小・北小のみんな、明日楽しみに待っていてね!


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  凧あげ楽しそうですね〜 ボクもまぜてくださ〜い


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  ・・・あ、つかまっちゃった。

2007年10月12日

スペース・アカデミー2007


 
こんにちはー、宇宙教育センターの中村です。
 
先日、ニュースで載せていたスペース・アカデミー2007が今週末行われました。
 
僕は残念ながら参加できなかったんですが、ようすが届いたので、早速アップします。
 
くわしいレポートは、後日掲載しようと思っていますんで、今回は写真、動画のビジュアル中心でようすを感じてみてください。
 
ちなみに、「ところで、スペース・アカデミーって何?」って思ったアナタ、ニュースの下にある関連リンクで過去に開催されたもの(昨年の2006は僕も参加したので)などリンクしてますんで、見てみてください。
 
新規に目標を立てて、活動を始めたプロジェクト、すでに数年にわたってプロジェクトを遂行してきたロボットプロジェクトなど、どれも基本は「子どもたち自ら目標を立てて、計画的に実行していく」わけで、下の動画にも出ていますが「これが子どもたちで一から手づくりでつくったロボット(=ホバークラフト)なの?ってちょっとビックリ、感心してしまいます。


▲ 子どもたちの夢のあるアイデアがあふれてきます
 
 
 

 
 
 









































2007年09月26日

続・憧れの宇宙に想いをはせる

こんにちはー、中村です。
 
先日、長崎でのようすをお伝えした宇宙教室、ウチの室長が行った大宰府での宇宙教室は新聞にまで報道されたのですが、先日僕は第2弾で茨城県つくば市の高崎中学校にもお伺いして講演させていただいたのですが、学校のブログで紹介していただきました。
 
高崎中学校さんのブログ記事はコチラ
 
高崎中学校の皆さん、大変ありがとうございました!!
 
8月末〜9月中旬まで、神奈川北海道長崎茨城と、一連の講演シリーズが終わり、一段落しました。
あぁ、デスクワークがたまってる。。。がんばらないと。(汗)
 
宇宙教室は、まだまだ全国各地で開催中です。
お近くで開催される際は、ぜひ参加してみてください!!

2007年09月08日

憧れの宇宙に想いをはせる

こんばんはー、宇宙教育センターの中村です。
 
 
 
 
 ▲ 長崎市科学館 宇宙教室も昨年同様ちゃ〜んと宣伝いただいていました
 
 
 
先週は釧路に行っていましたが、今週末は長崎に来ています。
例年この時期に行われる宇宙教室。今年は昨年よりも開催場所の応募があり、全国63箇所で続々行われる予定です。そのうちの1つ、長崎市科学館で行われる宇宙教室は僕が講演者で伺いました。
 
 
 
 
 ▲ 受賞者(1列目、2列目)とご家族のみなさんなど(写真左)
 ▲ 表彰のようす 館長さんから表彰状と副賞をもらいました(写真右)

 
 
 
実は、昨年のブログでも書いていたんですが、長崎出身の僕は、昨年も長崎市科学館で宇宙教室を行わせてもらっていました。
例年長崎市科学館では、これもJAXAが行っている宇宙の日絵画コンクールの表彰式と一緒に宇宙教室を行っているということで、昨年同様、表彰式も行われていました。
長崎の各地から、小中あわせて約500点の応募があったそう。今年のテーマは「月に願いを」でしたが皆さんそのテーマに沿ってよく描けていました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 ▲ 多数飾られた作品と 受賞者の皆さんの作品
 
 
 
表彰式も終わり、いよいよ宇宙教室。
老若男女、親子連れ、ほぼ会場満員の皆さんにお越しいただきました。
宇宙教室のテーマは、ISSと日本実験棟“きぼう”で、少し難しいことも皆さん熱心に聴いてくれました。
来週打上げ予定の月探査機“かぐや”のこともロケットの打上げ映像とともに触れました。
 
 
 
 
 ▲ 宇宙教室会場のようす 満員御礼

 
 
 
子どもたちからは、いつもながらたくさんの質問を受けました。質問は素朴ですがとてもよい質問ばかりで、感心させられました。
一番最後に「ロケットってなんでロケットっていうの?」と質問されたのがトドメでしたね。質問した男の子には、来年への宿題をもらってしまいました。
 
 
 
 
 ▲ 子どもたちも お父さんお母さんも おじいちゃんおばちゃんも 宇宙に触れて よい眼差しです(写真左)
 ▲ 子どもたちの質問にタジタジ!?(写真右)

 
 
 
いつもですが、資料づくりや講演するのは少々疲れますが、参加者の皆さんの顔を見て、触れ合うと疲れも吹っ飛びますね。また、日々の教育活動を行っていこうという元気がわきました。
 
 
 

 ▲ 長崎新地中華街 本場の味です
 
 
 
講演が終わって科学館を出た後、長崎→羽田の最終の飛行機で乗る前に、急いで長崎新地中華街で、早めの夕飯を食べました。
ちゃんぽんに、皿うどんに、チャーハンに… やっぱ本場。うま〜い、お腹いっぱい!!です。
 
そして、今機内で写真を選びながらこの文章を書いています。
ウェブサイトの担当として、ココのこともしっかり宣伝したんだけど、参加してくれたみんな、見てくれているかなぁ。
 
今夜はこの辺で。

2007年09月05日

T.A.が振り返る「きみっしょん」

070905-1.jpe
 ▲まったくの初対面だった高校生たちが、ここまで気持ちをひとつにできるのも
   たくさんのT.A.による、手厚いサポートがあってこそ。
  (画像は、第6回 きみっしょんブログより)


相模原キャンパスで最先端の宇宙科学に従事している研究者たちによる、
笑いと涙の、いえいえ、汗と涙と喜びに満ちた生の声をお届けしている
宇宙科学研究本部発行の「ISASメールマガジン」ですが、


8月28日号では、「第6回 君が作る宇宙ミッション」(通称:きみっしょん)で
事務局長という大役を果たした南部陽介さんが
『大学院生にとってのきみっしょん』と題して、寄稿してくださっています。


全国から集まってくれた高校生たちが主役の「きみっしょん」ですが、
その影には、T.A.(ティーチング・アシスタント)と呼ばれる数多くの
大学院生たちによる献身的なサポートがあります。


大学院生から見つめた「きみっしょん」の意義、
南部さんが熱く、熱く、とーっても熱く語ってくれていますので、
ぜひご一読ください。

★ ISASメールマガジン 第154号(H19.8.28発行)


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 ▲随分と大きなT.A.が登場!? 的川先生も応援にかけつけてくれました。
  (画像は、第6回 きみっしょんブログより)


<関連リンク>

 ★ 君が作る宇宙ミッション (宇宙教育センター 青少年・教育者参加プログラム)
 ★ 君が作る宇宙ミッション 公式サイト
 ★  きみっしょんブログ


2007年09月03日

宇宙教育ボランティアのための講座@北海道釧路市


 
 
こんにちはー、宇宙教育センターの中村です。
釧路→羽田の飛行機の中で書いています。
少し長くなるかもしれませんが、教育ボランティアや社会教育に興味のある方は、読んでみてください。
 
 
 
 ▲ 釧路市こども遊学館 ステキな建物でした
 
 
 ▲ 室内に砂場があって親子で楽しそうに遊んでいました これだったら犬のフンに悩まされることも 冬の寒さに凍えることもないですね(写真左)
 ▲ 日本宇宙少年団釧路分団も結成して団員を募集していました(写真右)
 
 
 ▲ 室内には たくさんの実験展示があって レイアウトも余裕があって とても面白くゆっくり楽しめます(写真左)
 ▲ 外には ふわふわスペースシャトルでたくさんの子どもたちが遊んでいました 宇宙の展示がとてもたくさんありました(写真右)
 
 
 ▲ ボランティアの方が こわれたおもちゃを直してくれるコーナーもありました 子どもたちにも親の皆さんにも長方がられていることでしょう(写真左)
 ▲ JAXAのポスターやチラシもたくさん置いていただいてました 感謝感謝(写真右)
 
 
 
今年度のリーダーズセミナーが始まりました。
今年度は、昨年度までの内容に“活動カリキュラム”が分野として加わり、よりパワーアップしました。
いろいろなところで言っていますが、このボランティア育成活動、3年目を迎えるのですが、非常に申し訳ないことに、これまではあまり情報提供を行っていませんでした。現在、せっせとウェブサイトを制作しています。9月中にはオープンしますので、もう少し待っていてください。
 
 
 
 
 ▲ まずは自己紹介から 今回の講師陣がまず挨拶します(写真左)
 ▲ つぎに 参加者のみなさんの自己紹介(写真右)
 
 
 
リーダーズセミナーとは、地域で積極的に宇宙教育活動を行っているorこれから始めたい、という方のためのボランティア向け講座です。なので、やる気さえあれば平日はサラリーマン、という方でも、JAXAとともに宇宙教育を通じて次代の子どもたちを育てたい、という方はどなたでも参加可能なセミナーです。
 
 
 
 
 ▲ 宇宙教育の目標・科学する心を育てる/望ましいリーダー像・子ども理解 の講義を担当した講師の杉山さん(日本宇宙少年団苫小牧分団副分団長)
 
 
  
でも、学校の先生が受けちゃいけないっていうことはもちろんありません。学校教育と社会教育は水と油ではなく、双方に良い面があると思います。それぞれの分野の人がこの講座を通じて相互のことを学び、教育についての知識や技能を身につけて、子どもたちの教育・指導に活かしてもらえればと思っています。
(もちろん、その前段として家庭教育が最重要であることはいうまでもありませんが)
 
 
 
 
 ▲ 宇宙教育の目標・科学する心を育てる の講義を一部担当した補助講師(現在講師トレーニング中)の松永さん(苫小牧市科学館職員/日本宇宙少年団苫小牧分団リーダー)
 
 
 
今年度の一発目は、9/1〜9/2にかけて、北海道釧路市の釧路市こども遊学館で行われ、15名の方にお越しいただきました。
 
 
 
 
 ▲ 望ましいリーダー像・子ども理解 の講義を一部担当した補助講師(現在講師トレーニング中)の中山さん(釧路市こども遊学館学習担当/日本宇宙少年団釧路分団リーダー)
 
 
 
リーダーズセミナーでは、社会教育の基礎基本をしっかりと学習・おさらいして、はじめての方はベース固め、すでに社会教育を行っている方は、これまでのご自身の実績や体験をあらためて思い出しつつ受講していただくものです。
 
 
 
 
 ▲ 活動カリキュラム について講義した講師の加藤さん(宇宙教育リーダー育成委員、金沢大学教育学部准教授/日本宇宙少年団金沢南ディスカバリー分団リーダー)
 
 
 
学校教育の場合は、文部科学省があり、中央教育審議会があり、学習指導要領があり、教育委員会があり、学校があります。先生方は、教員免許を取得し、教壇に立っています。
 
 
 
 
 ▲ 危機管理・安全対策 について講義した講師の藤島さん(宇宙教育リーダー育成委員/YAC北海道地区連携協議会 会長)
 
 
 
一方、社会教育はどうでしょうか。いろいろな部分が千差万別です。逆向きに考えると、そこに個性的な教育が生まれ、ユニークな教育が行われていくということもあると思います。社会教育団体が組織されている場合もあれば、個人的とか有志で近所の子どもたちを集めて土日教室を行っている方もいらっしゃるでしょう。
指導書はそれぞれの社会教育団体や個々人で作成している場合もあれば、頭の中にノウハウがある場合もあります。
教育学部はあっても、それは学校教育のためのもの。“社会教育学部”があって、免状もくれるような大学を少なくとも僕は知りません。
事故などトラブルが起きた時の責任は、その団体が負うか、個人の場合は個人に責任がのしかかってきます。
 
 
 
 
 ▲ 釧路市こども遊学館の中山さんを講師に 星砂をつかった星座絵の教材研究のようす
 
 
 
学校教育>社会教育、なんていう方もいるかもしれませんが、教育は教育。そこにも生徒と先生という関係があり、子どもたちの将来を左右するような印象的な瞬間なんかもあるわけです。
社会教育の現場自体もユニークです。さまざまな年齢の子どもたちが同じプログラムを行い、そして何年もの間一緒に活動を行っていきます。大変なことではありますが、そこが醍醐味です。そして、一見気づかないものですが、指導する大人の方も結構異年齢です。大学生くらい〜リタイアされた方まで、いろいろなバックグラウンドを持った皆さんがいます。
 
 
 
 
 ▲ 僕も無重力(微小重力)の講義をさせていただきました(写真左)
 ▲ 釧路市こども遊学館には簡易落下実験装置もあり その紹介もありました 短いですが微小重力環境をつくって実験・観察することができます(写真右)
 
 
 
こんなことを聞くと、社会教育始めようかな、と思っている方で尻込みする方もいるかもしれません。でも、その時に腹をくくって、子どもたちと真剣に接すると子どもたちはいい表情をして応えてくれます。いい加減だと、飽きて去っていきます。社会教育は義務ではありません。選ぶ権利があるわけです。
 
 
 
 
 ▲ 簡易大気圧実験装置の教材研究も行いました
 
 
 
JAXAでは、大きく2つ、コズミックカレッジと宇宙教育ボランティア(リーダー)育成という社会教育のためのプログラムがあります。
簡単にいうと、コズミックカレッジは、子どもたちのための宇宙をベースにした体験学習の場。ボランティア育成は、大人の皆さんに全国各地で宇宙教育を通じて社会教育を行ってもらう指導者になっていただくという研修プログラムです。JAXA宇宙教育センターが修了した方には宇宙教育リーダーの認定も行っています。
 
 
 
 
 ▲ 大気圧の現象やメカニズム そして実験教材の扱い方を みんなで研究しました
 
 
 
社会教育の現場に、そこまで厳密に資格認定なんか行う必要があるのか、という議論もあると思います。
しかし、前述のとおり、社会教育の現場は、すでに別の場所で社会的責任のある大人の皆さんが、さらに社会的責任を負う場所でもあります。最悪、個人で責任を負わねばならないときもあるかもしれません。
資格認定まで行って、きちんと講座を開いているのは、一義に宇宙教育・社会教育のベース形成、技能アップということと、それに加えていろいろな場面で活動が円滑に行われていくように、変にならないように“予防”を行うためでもあるのです。
受講者はけっこう大変ですが、修了証を受け取るときは何かを得たり、感じて帰っていただいていると思います。そして、資格を得ることでいい活動をしていかなくてはいけないという、いい意味でのプレッシャーと安心感の双方を抱いて背筋がシャンとするのだと思います。
 
 
 

 ▲ 簡易大気圧実験装置 教材研究のようす
   (00:37/画面中央のPLAYボタンをクリック)
 

 ▲ 中の空気を抜いていくと ビニール袋が… ちゃんとこのメカニズム 子どもたちに解説できますか?
   (00:53/画面中央のPLAYボタンをクリック)
 

 ▲ ビーカーに入ってるのは80℃くらいのお湯 中の空気を抜くと 100℃じゃないのに…
   (00:38/画面中央のPLAYボタンをクリック)
 
 
 
今回セミナーを開催した釧路こども遊学館は、宇宙教育センターと同じ3年目を迎えた科学館です。宇宙教育センターの活動のみならず、JAXAの活動を本当にいろいろと行っていただいています。設備も新しく、館のスタッフ・ボランティアの皆さんにも非常に活気を感じました。北海道東部地域は、釧路が拠点になるのだろうなと実際現地にきて改めて思いました。
 
 
  
 
 
 
 ▲ もう一つの教材研究は 太陽のプロミネンスを観察する実習でした 太陽から放出されるHα線を見ることができる特殊なフィルターを使って観ました
 釧路市こども遊学館にはデラックスな移動天文台車があり それを使って観察しました
 釧路のお祭りにきていた一般の皆さんも参加し 多くの方が並んでいました
 
 
 
セミナーが終わって、受講生の皆さんが帰った後、遊学館のスタッフの方とひと時この活動を伸ばしていくために何が必要かについて話をしました。その内容まで書くとさらに長くなってしまうので、今日はこの辺にしようと思います。
 
 
 
 
 ▲ 一人ひとりに修了証をお渡ししました 皆さんには後日写真入りの資格認定カードも届きます(写真左)
 ▲ 今回参加いただいた皆さんで記念撮影(写真右)
 
 
 
この週末は、いいタイミングで“どんぱく”というお祭りが行われていました。
夜にはたくさんの花火も打ち上げられ、確実に秋が訪れている湿気のない涼しい港町釧路は人々の熱気にあふれていました。
 
 
 
 
 ▲ 釧路大漁どんぱく たくさんの人でにぎわっていました(写真左)
 ▲ 釧路は豊かな北海道の海の幸があがる 大きな港町 大型のイカ釣り船やカニ獲り船がならびます(写真右)
 

 ▲ 花火大会のようす 2箇所に会場が分かれていて 豪華なものでした
   (00:51/画面中央のPLAYボタンをクリック)
 

 ▲ 三尺玉(直径1mくらいの大型花火)の打ち上げもありました 普通の花火と音も大きさも違って画面におさまり切れません
   (00:25/画面中央のPLAYボタンをクリック)

2007年08月31日

小さな一歩

こんにちはー、宇宙教育センターの中村です。
8月もとうとう今日で終わりですね、みんな夏休みの宿題は終わったのかなぁ、自分の夏休み時代を思うと。。。(汗)
 
だんだんと酷暑だった今夏の暑さもなくなってきましたね、でも、夏が終わるのは毎年のことですがちょっと寂しい気持ちになります。
 
今週、神奈川県の厚木に講演に行ってきました。四町子供会という伺った先のコミュニティの子供会の親御さんが主催し、小学校や公民館、青少年育成会が共催する四町ジョイントサマーフェスタというイベントです。
大人も子どももいれると150名くらいの皆さんにお集まりいただきました。
 

▲ たくさんの皆さんにお集まりいただきました
 
講演では、ロケットの話をした後、ご用意いただいた宇宙食(おもちとアイスクリーム)をみんなで試食しながら宇宙食についての話をしたり、ロケットの原理を話しながらドライアイスロケットの実験も行いました。
 
 
▲ 試食したおもち 正直結構イケます    ▲ おもちの変化する様子に興味津々
 
このイベントでは、きちんと大人の皆さんが、イベントのコンセプトとして、
●年齢の上下するグループをつくって、お兄さんやお姉さんが年下の子どもたちの面倒をみること。
●本当にキケンな時くらい以外は、大人の皆さんは手出し、口出しをしないこと。
ということを決めており、単なるイベントではないところに感心させられました。
 
 
▲ 発射準備する子どもたち         ▲ 勢いよく打ち上がるロケット
                        ロケット開発者への小さくも偉大な一歩!?
 
 

▲ ドライアイスロケット打ち上げのようす
  (00:27/画面中央のPLAYボタンをクリック)
 
 
まだ猛暑の中、小学校の体育館をお借りしてのイベントでしたが、子どもたちもそして大人の方たちも非常に楽しくイベントに参加されていました。
 
この講演を皮切りに、9月中までに計4回の講演を行う予定です。
ちょっと忙しそうな気もしてきましたが、講演を待ってくれている人がいると思うとがんばろうと思います。
そして、さまざまなところで講演をすることで、自分自身勉強されられることが多く、仕事にフィードバックできることもあり、ありがたい限りと思っています。
 
明日から週末にかけては、宇宙ボランティアを目指すの方々ためのリーダーズセミナーで、北海道の釧路にいってきます。
その様子は、またこの場で話せると思いますので、楽しみにしていてください。

2007年08月30日

男と男の約束、なのだ

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宇宙教育センターの中で、教育現場連携プログラムを担当しているスタッフは
現在、私を含めて調整役3人+事務サポート2人の計5名なのですが、
おかげさまで連携箇所や連携開始に向けた調整先が数十箇所にのぼるので、
同じ日に違う場所(学校)の支援に伺うこともしばしば。
特に夏場は、たくさんのプログラムが動くので、すれ違いの毎日です。


ということで、誰かが出かけたときには、たいてい携帯メールや電話などで、
その日の結果を互いに速報として報告し合うのが慣例になっています。


つい先ほども、小松市(石川県)に出かけている仲間から、
うれしい第一報が届きました。


今日お邪魔したのは、石川県の小松市立第一小学校
宇宙教育センターは、昨年度からクラブ活動での連携を行っています。


昨年、「宇宙・天文クラブ」が新たに発足し、子どもたちは
太陽系の惑星や人工衛星について学びました。


でも、一番人気は何といっても水ロケット!
やっぱり実際にモノ作りをして、しかも大空高く飛んでいくロケットは、
子どもたちの心をがっちりつかんだようです。


そして、昨年の水ロケット製作・打ち上げ競技会の後、
実は、ある男の子と宇宙教育センターのスタッフとの間で
とある「約束」が交わされていました。


この男の子、普段の授業では、なかなか集中力が持続せず、
少々先生を手こずらせてしまう、ちょっと困ったちゃん、だったそうです。
でも、去年の水ロケット作りで何かが目覚めたのでしょうか、
ものすごい集中力を発揮し、周囲の子どもたちをひっぱっていくほどの
頑張りを見せてくれたのだそうです。


だけど、前回の打ち上げ競技会では、残念ながら優勝を逃してしまいました。
このとき、
「オレ、来年は絶対優勝する!だから来年もぜーったい見に来て!」
「分かった。必ず行く。」と、約束したそうです。


そして1年後、今年も小松市立第一小学校の水ロケット大会の日がやってきました。
昨日、小松に向けて出発するときにも、「あの子に会えるのが楽しみや」と
懐かしい友達に会いに行くように出かけていきました。


かくして今年の結果やいかに???
夕方届いたメールには、次の文字が並んでいました。


「先ほど無事水ロケット大会が終了しました。
 結局、昨年の水ロケット大会の後、「来年は俺が絶対優勝する」って
 凄んでいた子が、ぶっちぎりで優勝しました。詳細は来週報告します。」


やったね!おめでとう!!
きっと1年前の約束を守るために、一所懸命に試行錯誤しながら
ロケット作ったんでしょうね。


年齢でいえば1回り2回りどころか、3回り以上も離れているけど、
お互い「男と男の約束」をしっかりと果たしたわけで。


なーんかめちゃめちゃカッコいいなあ〜、と
ちょっぴり(いやかなり?)うらやましく、ほほえましく思いました。


「宇宙」が子どもの心に火をつけた。
そしてその火は消えることなく心の中で確かに燃え続けている、
それを小松の子がみせてくれました。


クラブ活動は、まだまだ続きます。
今日、うまく飛んだ子も、思ったとおりに飛ばなかった子も、
「なぜなのか」を考え、次のステップに進み、学んだ成果を
発表会で披露する予定です。


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 ▲写真は、昨年の水ロケット大会の様子。
  今年もきっとこんな感じで、たくさんのロケットが空に向かったんだろうなあ。


<関連リンク>

  ★ 石川県・小松市立第一小学校との連携プログラム

  ★ 水ロケット指導マニュアル (宇宙教育センター:教材を探すより)

2007年08月19日

続々・大人のための宇宙教育講座

こんにちはー、宇宙教育センターの中村です。
 
大人(宇宙教育ボランティア)のための講座、のお話を先日取り上げました。
(そのときの記事は、コチラコチラです)
 
今日は、その際に行われた面接や筆記試験、各参加者から提出いただいたこの1年間の活動ポートフォリオの結果、1年前と比較した参加者の変化などをレビューして、我々JAXA宇宙教育センターとともに地域の宇宙教育の先頭に立って活動に協力いただける宇宙教育指導者3級(Spece Education Conductor-Third Class : SEC-03)の合否判定を行いました。
 

▲ 資格認定担当のリーダー育成委員を中心に 厳正なる会議を行いました
 
すでに宇宙教育センターのニュースで取り上げている、秋からのリーダーズセミナーの講師として、全国各地で活躍いただける初代SECの皆さんになります。
 
このブログをご覧でJAXAとともに宇宙教育活動を行いたい方(18歳以上の方)、是非セミナーを受講してください。
ここから指導者への第一歩が始まります。
 

<関連リンク>
スペースアカデミー2006(東京・神奈川)を行いました。(センターBlog)

2007年08月10日

リアルタイム・コズミックカレッジ・レポート:最終日

宇宙教育センターの中村です。


筑波宇宙センターで開催していたコズミックカレッジ・アドバンストコースもいよいよ最終日になりました。
この5日間、ほぼリアルタイムでお伝えしてきましたが、このブログをご覧いただいている皆さんにも、うまく雰囲気伝わってますでしょうか。

最終日の様子が、つくばから届いていますんで早速紹介したいと思います。

最終日は、まず筑波宇宙センターに展示されているH-IIロケットの実物大模型の前で集合写真を撮りました。


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▲ ロケットの大きさにビックリ!!


その後、筑波宇宙センターの施設見学へ。
宇宙飛行士の訓練施設をはじめ、人工衛星の試験設備、人工衛星等で使用する電池を研究しているところなど、色々な施設を見学しました。


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▲ 宇宙服に興味津々


施設見学の後は、閉校式。
参加者1人1人に、終了証が手渡されました。


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▲ 修了証授与の様子


閉校式をもってアドバンストコースの全日程が終了したわけですが、ここからは、リーダーの中で、チーフとサブチーフを務めてくれた2人からの感想を紹介したいと思います。


■チーフ(金子拓哉リーダー)
講師の先生が行っている実験を、身を乗り出して見ている子どもたちの姿がとても印象的でした。また、筑波山では、講師の先生から聞いたことを自分で確かめながら歩いていて、とても感心させられました。
■サブチーフ(千葉雄大リーダー)
色々な体験を通して、子どもたちの目が活き活きと輝き、もっと宇宙のことについて知ろうとする姿勢に感心させられました。また、仲間と協力して何かを成し遂げることの大切さを改めて感じました。生徒1人1人が、自信を持って自分たちの夢につなげていって欲しいです。


5日間にわたって行われたこのアドバンストコースですが、いかがだったでしょうか。
みんなで筑波山に登ったこと、たくさんの実験をしたこと、そして何より38人の仲間ができたこと。この経験をきっかけに、宇宙や科学により興味を持ってもらえたら、とてもうれしく思います。これからも、色々な経験や体験をとおして、自分の夢に向かってがんばっていってください!
最後に、今回のアドバンストコースを運営するにあたり、ご協力いただいた講師の先生方、リーダーのみなさん、スタッフのみなさん、本当にありがとうございました。5日間、おつかれさまでした。そして、参加者のみんな、この5日間のコズミックカレッジに参加した夏の想い出をずっと大切にしてくださいね。
 
  
 
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▲ 講師の先生方


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▲ リーダー7人とスタッフのみなさん

2007年08月09日

リアルタイム・コズミックカレッジ・レポート:4日目

宇宙教育センターの中村です。


アドバンストコースもいよいよ4日目。今日は、昨日とは別のチームで、 “課題学習”を行いました。
昨日は、先生方にレポートしてもらいましたが、今日は、各チームを担当してもらっているリーダーのみなさん(大学生のボランティアスタッフのみなさん)に、 “課題学習”の様子をレポートしてもらいましたので、ご紹介します。


■光の科学(担当:田中綾乃リーダー)

 光の科学では、“現在の光”として、光通信のしくみを知るため、光の送信機、受信機作りをしました。数人やけどをしてしまいましたが、ハンダゴテを扱うのにずいぶん慣れたようです。また、“昔の光”として、ピンホールカメラを工作用紙で作り、外で実際に撮影をしました。各自で数十分ごとに時間を区切り試しました。暑い中、よく頑張りました。

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■水の科学(担当:畑中康輔リーダー)

 水の科学では、子どもたちが、実験では楽しそうに、また、レポートでは真剣に取り組んでいたので、自分も学ばされる場面がありました。水の科学を学んだ生徒ももちろんのこと、このアドバンストコースを受けた生徒には、もっと理科や科学を好きになってもらいたいです。協力しないとできない実験もあったので、仲間の大切さも知ってもらえれば嬉しいと思いました。

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■大気の科学(担当:福島浩文リーダー)

 大気の科学は、大学生の僕が見ても面白い実験ばかりでした。特に、液体窒素を使ってドライアイスや液体酸素を作る実験は、大変興味深いものでした。また、苦労して作った熱気球が空に舞い上がったときは、本当に感動しましたし、アドバンストコースらしい高度な内容の話も多く、僕自身も大変勉強になりました。参加した子どもたちにも、ぜひ、今日の授業を今後の勉強につなげていってほしいと思いました。

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■土の科学(担当:高田優美子リーダー)

 土の科学では、ルーペで海岸の砂を観察したり、林の土の中にいる生き物を探したりして、地球がどのようにしてできたのかについて勉強しました。普段あまり関心を持たない土ですが、細かく調べることによって、とても奥が深いのだということが分かりました。どの子どもも、目を輝かせながらルーペや顕微鏡をのぞいていました。

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■飛ぶ科学(担当:松田玲奈リーダー)

 飛ぶ科学では、“ハネで飛ぶ科学”、“ストローロケット”を行いました。“ハネで飛ぶ科学”では、みんなで試行錯誤して、ただの紙を空飛ぶ飛行物に変身させました。ストローロケットでは、ストローを遠くまで飛ばす快感で、子どもだけでなく、大人も一緒になって、みんなで競いながら飛ばしました。昔、ライト兄弟が飛行機を発明したように、どの子も、みんな積極的に実験に取り組み、目をキラキラさせながら、小さな発明家になっていました。

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日曜日から行ってきたアドバンストコースも、ついに明日は最終日。
明日は、筑波宇宙センターの施設見学と、閉校式が予定されています。


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2007年08月08日

小中学生だけじゃないんです!
高校生も「きみっしょん」で奮闘中

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今週は、つくばから連日「コズミックカレッジ・アドバンストコース」
現地レポートが届けられ、「コズミックウィーク」となっている感じですが、


実は暑い夏に熱〜い夏を過ごしているのは、
コズミックカレッジの小中学生だけじゃないんです!


5日からのコズミックカレッジに続き、6日からは
ここ相模原キャンパスを舞台に、
「第6回 君が作る宇宙ミッション」(通称:きみっしょん)
始まりました。


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   ▲手作り看板で高校生たちをお出迎え


今年、全国各地から集まってくれたのは、男子14名・女子8名、
総勢22人の高校生たちです。


今日は既に3日目とあって、高校生同士だけでなく、開催期間中
ずーっとサポートをしてくれる大学院生のTA(ティーチング・アシスタント)の
みなさんともすっかり打ち解け、宇宙ミッション創出のための
熱い熱い議論が交わされていました。


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   ▲熱い議論の痕跡が、ホワイトボードからも見てとれます。


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   ▲互いの意見を調整しつつ、発表に向けたプレゼン資料作りも
     始まっています。


「きみっしょん」では、自分たちの宇宙ミッションを生み出すべく、
必死に必死に考え抜くのが醍醐味なのですが、
考えてばかりだと気分も煮詰まってしまうぅぅ・・・


ということで、今日は童心に返って
ペットボトルロケットの打上げも行われました。


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  ▲打上げの様子を見に行ったら、ちょうど終わった後でした。残念。
    これは、相模原の青空を飛んで部屋に戻ってきたロケットたち。


この「きみっしょん」の様子、昨年は実況中継ページがWEB上に登場しましたが、
今年は各班ごとに、お世話をしているTAの皆さんがブログ形式で
随時状況をUPしてくださっていますので、ぜひぜひご覧ください!

  ★きみっしょんブログはコチラから

最終日には、いよいよホンモノの宇宙科学研究者たちの前での
発表が控えています。ガンバレ高校生!


筑波の「コズミックカレッジ・アドバンストコース」、
そして相模原の「第6回 君が作る宇宙ミッション」、
真夏の暑さにも負けずに小中高校生たちが奮闘中です。
ぜひぜひ応援よろしくお願いしますね!


そして同じく暑さの中で子どもたちの面倒を見つつ、
現場レポートを届けてくれている筑波の若さま
(今回のコズミックレポートは、教育センターの若松さんが書いてくれています)
そして相模原のTAのみなさん、きみっしょん事務局のみなさん、
筑波で子どもたちの指導にあたってくださっている先生方、
ゴールまであともう少しです。 がんばってください!!
ブログをご覧になったみなさん、スタッフにもどうぞ熱い声援をお願いします!



<関連リンク>

  ★ コズミックカレッジ・アドバンストコース
  ★ 君が作る宇宙ミッション (きみっしょん)
  ★ 青少年・教育者参加プログラム

2007年08月08日

リアルタイム・コズミックカレッジ・レポート:3日目

宇宙教育センターの中村です。
もう3日目を迎えたコズミックカレッジ・アドバンストコース、今日はどんなことがあったのでしょうか。
早速、つくばからの情報が入ってますので、レポートしたいと思います。


アドバンストコース3日目の今日は、「光の科学」、「水の科学」、「大気の科学」、「土の科学」、「飛ぶ科学」の5つのチームに分かれ、“課題学習”を行いました。
「身近な自然の事象に関心を持ち、自らの疑問や課題について、観察、実験、ものづくりなどを通して解決を図り、自然の事象についての理解を深め、科学的なものの見方、考え方を身につける」という目的で行われているアドバンストコース。
まさにその目的を達成するため、参加者は、丸1日かけて、1つの分野に集中して、様々な課題に取り組んでいきます。


今日は、それぞれのチームを担当された先生方に、“課題学習”の様子をレポートしたいと思います。


■光の科学
 午前中は、教室にてピンホールカメラ作りをしました。みんな丁寧に作っていました。そして、自作のピンホールカメラを使っての撮影。暑い室外での撮影会になりました。はじめはなかなか写りませんでしたが、最後はきれいに撮れました。みんな納得!
 午後は、太陽電池と発光ダイオードで光通信機作りをしました。慣れないハンダゴテを使いながら、みんな一生懸命取り組みました。子どもたちの集中力はすばらしく、休憩を取るのを忘れてしまうほどでした。


 


■水の科学
 午前中は、いろいろな物質の密度の測定を行いました。密度は、質量と体積が分かれば計算できます。電子はかりに「もの」を乗せればいいので質量を求めるのは簡単ですが、体積は難しいのです。子どもたちは、トマトやジャガイモ、氷などの体積をはかるのに四苦八苦していました。
 午後は、午前の発展系です。「沈む氷の謎を解く」というテーマで、自分たちで考えた実験をしました。液体よりも固体のほうが、密度が大きい状態にするためには、どんな方法があるのでしょうか。それには、どんな「もの」が必要になるのでしょうか。それは、子どもたちの発想次第です。


 


■大気の科学
 午前中は、昨日の講義の中で行った演示実験を子どもたち自身が実施しました。追加で、空気の重さを測定する実験、さらには、液体窒素を使って、酸素や二酸化炭素を冷却して空気やその成分を目で見る実験なども行いました。その後、大気圧を利用した身近な現象について、1人1テーマを選び、探求実験を行って、各自レポートを作成しました。
 午後は、紙やポリエチレンなどを使った熱気球の製作を行いました。真剣な眼差しで、実験や気球の製作に取り組む子どもたちの姿が見られました。熱気球の打ち上げは、あいにくの風のため、屋外ではうまくいかなかったので、体育館で行いました。自分たちで作り上げた気球が、体育館の天井についたのを見て、子どもたちの顔は笑顔であふれていました。


 


■土の科学
 ①ロケットの射場のある種子島の砂(星の砂が入っています)、能登半島の鳴き砂 (キュッキュッと鳴きます)、三浦半島の砂の3種類の砂を観察しました。海岸の砂は、海から供給される成分と山から供給される成分があることを知りました。

②地球にはたくさんの生物が生活しています。地球の生命を支えている表土にいる生物(ミミズ、ダンゴムシ、ハサミムシなど)の観察を通して土の大切さを知りました。

③約5万年前に噴火した箱根山の火山灰を水で洗い、含まれる鉱物の観察を行いました。 火山灰が地球内部のマグマに由来することを知りました。

④「だいち」の3D写真から火山の地形を立体的に見て、火山噴出物が削られ下流に流され海岸まで運
ばれることを知りました。

子どもたちの感想は「星の砂が観察できてよかった」「地球の基になっている土を詳しく調べられた」「土の不思議に気がついた」「ふだん土の中の生きものを観察したことがなかったので楽しかった」「火山灰の鉱物や砂の粒がきれいだった」などがありました。「土の科学」はどちらかというともっと地味なものだと思っていましたが、これらの活動を通して土の大切さや役割を感じるとともに、土に興味を持つようになりました。


 


■飛ぶ科学
 午前中は、ペーパースチロールを使って、羽根のように加工し、飛ばしてみました。遠くに飛ばすための法則を発見します。子どもたちは、どんどん遠くへ飛ばせるようになりました。
 午後は、ストローロケットの実験です。最初はなかなか遠くへ飛びませんでしたが、実験を積み重ねるうちに、だんだん遠くへ飛ぶようになり、広い会場でもおさまりきれないほどになってしまいました。

 


明日のレポートもお楽しみに!!

2007年08月07日

リアルタイム・コズミックカレッジ・レポート:2日目

宇宙教育センターの中村です。

つくばで行われている、コズミックカレッジ・アドバンストコースの2日目の模様が入ってきてますんで、早速レポートしたいと思います。


アドバンストコース2日目の今日は、まず宇宙教育センターの広浜室長から、ロケットと人工衛星の話をしてもらいました。
H-IIAロケットの組み立てから打ち上げまでを紹介した臨場感あふれる映像を見んがら、打上げの現場を体感することができました。


 
▲ ロケットと人工衛星のお話 そして 熱心に質問をする子どもたち


講演のあとは、「光の科学」、「水の科学」、「大気の科学」、「土の科学」、「飛ぶ科学」の5つのチームに分かれ、担当の先生方から45分のミニ講演を聞きました。
先生方は、実験や映像などを交えながら講演をしてくてくれたのですが、アルコールロケットの打上げ実験あり、真空環境での水の沸騰実験あり、小惑星探査機「はやぶさ」のサンプルリターンの映像ありと、みんな興味津々。
各分野への理解が深まり、また、それぞれの分野がどのように宇宙にかかわっているのかを学ぶことができました。


 
▲ 数々の面白い実験にみんな夢中です


午後は筑波山探索に行ってきました。
出発前に先生方から筑波山の岩石や成り立ちなどについて話をしてもらい、バスに乗って筑波山のふもとまで移動しました。
筑波山には、手つかずの大きな杉の木が残っていて、4人が手をつないでやっと一周するくらいの太さの杉の木もありました。
また、筑波山をつくっている岩石を観察しながら、地球の壮大な歴史に触れ、その岩石や石を覆う植物からの生命力を感じとりました。


 
▲ 筑波山でフィールドスタディ 暑かったけど、夏の筑波山は発見がいっぱい


3日目の活動レポートも届き次第アップしたいと思います。
お楽しみに!!

2007年08月06日

リアルタイム・コズミックカレッジ・レポート:1日目

再び、こんばんはー。宇宙教育センターの中村です。
昨日、準備完了!!のお知らせをした筑波宇宙センターでのコズミックカレッジ・アドバンストコースの第1日目のようすが届いていますんで、お伝えしようと思います。


いよいよ今日から始まったコズミックカレッジ・アドバンストコース。
お昼過ぎには、総勢38名の小中学生が筑波宇宙センターに集結(急遽1人欠席になってしまい、参加者は38名に)。
まずは、保護者の方も参加しての開校式が行われました。
開校式では、「あれから50年、これから50年」と題し、筑波宇宙センターの倉益所長から記念講演が行われました。
講演では、宇宙開発の歴史と今後の展望、地球環境問題などについてお話をおこなったのですが、「かけがえのない地球を守るバトンリレーをしたい」という言葉がとても印象的でした。



▲ 講演を聞く参加者と保護者のみなさん


開校式の後は、オリエンテーション。
輪になって1人ずつ自己紹介をしました。


▲ 自己紹介をする参加者のみなさん


今日最後のプログラムは、「交流の時間」です。
初めて会う友達ばかりなので、ゲームを通して交流を深めようというもの。
“フルーツバスケット”などをしたのですが、大学生のリーダーを含めみんな白熱。
開校式当初の緊張の面持ちは、みんなどこかへ吹っ飛んでしまったようでした。


▲ “フルーツバスケット”に白熱する参加者のみなさん


今日ここで出会った38名の仲間たち。
住んでる場所は違うけど、宇宙や科学のことを学びたいという思いは同じはず。
この5日間、たくさんの仲間を作り、たくさんのことを学び、夏休みイチの思い出を、一緒につくっていくことでしょう!


明日のレポートもお楽しみに!!

2007年08月05日

続・大人のための宇宙教育講座

 こんばんは、宇宙教育センターWeb担当の中村です。

昨日、リーダー育成活動とリーダーズセミナー講師養成トレーニングの紹介を行いました。
今日はその8月4日〜5日の2日間にわたって開催されたトレーニングのようすをお伝えしたいと思います。

 
▲ (写真左)ズラリそろったトレーニング講師陣(リーダー育成委員)
  (写真右)資格研修担当の野口委員(金沢市立弥生小学校校長)


トレーニングは、昨年度から始まりました。
現在、宇宙教育指導者になるためには、まず宇宙教育リーダーになってもらったあと、1回目のトレーニングを受講してもらい、その後1年間の現場での実務経験をつんでもらい、1年後に試験を受けて合否が決まるという結構やりがいのあるものです。逆に言うと、指導者の資格はそれだけ重みがあり価値のあるものだと思います。
なので、今年度の参加者には、2年目で試験を受ける方と、今回が1年目という方がいらっしゃいます。


■ 8月4日(1日目)
さて、1日目、まずは自己紹介からです。子どもも大人も、まずは自己紹介、挨拶から。
それぞれの参加者のことを知ることができて、緊張もほぐれて場も和みます。

 
▲ (写真左)まずは参加者の自己紹介から
  (写真右)活動カリキュラムについて講義する加藤委員(金沢大学教育学部准教授/日本宇宙少年団金沢南ディスカバリー分団)


−共通講義 : 活動カリキュラムについて−
最初の講義は、リーダー育成委員会の加藤委員から“活動カリキュラムについて”です。
この講義は、今年度からの初カテゴリで、1年目と2年目の方どちらもはじめての内容だったので共通で受講しました。


子どもたちが本当に何をしたいのかを把握しながら活動を行っているか?活動に何か問題点はないか?洗い出した問題点を放置していないか?子どもたちへの動機づけをしっかり行っているか?などをキチンと分析・改善しながら、具体的な活動カリキュラムをどのようにつくっていけばいいのか?という内容の講義が行われました。
カリキュラムの立案については、活動の流れにそって具体的な事柄・例を示しながらカリキュラム、ワークシートの作成方法などの説明を行いました。


 
▲ 加藤委員の講義を熱心に受講する参加者の皆さん


昨年センターに着任した当時は、土日の子どもたちへの教育(社会教育)を学校の授業に比べて軽く考えていたのですが、それは大きな間違いでした。学校教育にない魅力が社会教育にはあります。大きくは学校教育にないテーマもどんな切り口でも扱えるということです。そしてそれらを、こだわりを持って深くすすめることができます。しかし学校教育も社会教育もそれぞれに大切なものです。学校教育・社会教育が合さることで大きな力が発揮できるのではないかと思います。なので、学校の先生方にもリーダー育成活動に参加していただくとまた新たな視点が生まれることと思います。(実際に現役の先生にも参加いただいています)
でも、社会教育の現場で、行き当たりばったりで大人が気に入ったことだけを子どもたちに与えてもいい活動にはなりません。計画性を持って活動を行う必要がある、ということを改めて聞いて、僕もそうかと学びました。


−1年目の参加者 : リーダーズセミナー各テーマのポイント講義−
ここからは、1年目と2年目の参加者に分かれてのプログラムとなります。
1年目の参加者は、これから講師になっていくために、各地のリーダーズセミナーで受講した各テーマの講義内容、教える際のポイントについてもう一度おさらいを行いました。
テーマは、
・ 宇宙教育の目標
・ リーダーの役割と子ども理解
を1日目で受講しました。
自分たちが今度は講師になったときに、各地のリーダーズセミナー受講者に何を伝えたらよいのか、その辺を考えながら皆さん受講されたのだと思います。

 
▲ (写真左)宇宙教育の目標を講義する高橋委員(大分工業高等専門学校教諭/日本宇宙少年団おおいた分団)
  (写真右)リーダーの役割と子ども理解を講義する中村委員(中村教育研究所代表/NPO法人日本宇宙少年団備後ローズスター分団)


−2年目の参加者 : 科目別プレゼンテーション−
2年目の受講者は、科目別プレゼンテーションにうつります。
昨年1年目としてトレーニングを行い、この1年間で現場経験をつみながら、活動記録の作成や今回自分が取得したい科目の勉強を行ってきました。
2年目の受講者は、リーダーズセミナーで行っている講義のテーマから必須である“宇宙教育の目標”と、自分が今回取得したいテーマを選択して、そのテーマを審査員にプレゼンし質疑応答を行います。必須科目と選択科目、1日目と2日目で2回のプレゼンです。

 
▲ (写真左)プレゼンの前に主旨説明など事前説明を行う林委員(ソニー㈱ビジネス企画マネージャー/日本宇宙少年団厚木分団)
  (写真右)科目別プレゼンのようす


こうして、1日目は終了しました。


■8月5日(2日目)
2日目、1年目の参加者は、危機管理と安全教育の講義ポイントの説明を受けました。
同時に、2年目の参加者は、宇宙教育指導者に関する、あるテーマに沿った筆記試験を行いました。

 
▲ 筆記試験会場のようす


それらが終わった後、1年目と2年目の参加者に分かれて、科目別プレゼンテーションです。
2年目の方は、昨日に続き2回目、1年目の方は初のプレゼンです。
1年目の方は、ここから資格取得の第一歩が始まるわけです。

 
▲ (写真左)危機管理と安全教育の講義を行う浦野委員(浦野環境教育研究所/日本宇宙少年団未来MM分団)
  (写真右)真剣な眼差しで受講する参加1年目の受講生の皆さん

全員のプレゼンテーションが終了し、閉講式となりました。
ここで、1年目の方には、これから資格取得までの道のりを、2年目の方には合否をいつごろお知らせするかの説明がありました。
2年目の方の審査は、日を改めて、8月19日に改めて審査委員が集まって審査会をもち、厳正に審査が行われます。


 
▲ (写真左)参加者一人ひとりに宇宙教育センターから修了証が手渡されました
  (写真右)講評を行う麻生リーダー育成委員長(九州大学大学院工学研究員教授/日本宇宙少年団福岡分団)


8月19日の審査会でリーダー育成委員以外の新しい、1期生の講師たちが生まれます。
各地域でのセミナーの回数増や充実がここから始まることでしょう。
そして、皆さんの中で一人でも多くの方が受講していただけることを宇宙教育センターは楽しみにしています。


▲ 参加者・講師・関係者全員で記念撮影


講師トレーニング後、今回の反省と9月以降のセミナー開催について、リーダー育成委員会が開かれました。
今年度の各地域での開催予定は、間もなく宇宙教育センターのWebでご案内できると思います。


▲ 講師トレーニング後のリーダー育成委員会のようす


参加いただいた皆さん、本当におつかれさまでした。


<関連リンク>
大人のための宇宙教育講座(センターBlog)

2007年08月04日

大人のための宇宙教育講座

 こんばんは、宇宙教育センターWeb担当の中村です。


夏休み真っ盛り!ということで、子どもたちや先生方などの教育関係者も時間ができるということで、宇宙教育センターの活動も真っ盛り!になる時期です。
今週末〜来週にかけても例に漏れず、複数の活動が並行して行われます。


まずは、僕の担当から紹介します。
われわれJAXAの東京事務所で“リーダーズセミナー講師養成トレーニング”を今日明日で開催しています。


リーダーズセミナー講師って何?と思っている方もいると思います。
宇宙教育センターでは、“リーダー育成活動”を行っており、3年目を迎えました。
3年間行ってきて、ようやくその活動の芽が大きくなりつつあります。
Webでも情報提供を行うべく、準備を行っていますので、オープンの時はまた案内したいと思います。


リーダー育成活動は、簡単にいうと“全国各地の地域で子どもたちを指導するボランティアの大人の皆さんを支援する”という活動です。


この活動で重要なことは、まず子どもたちを指導する大人の質と量を高めることを支援していかなくてはいけません。
今日明日のトレーニングには、全国各地から受講生が来て、プレゼン試験や筆記試験を合格した方には、宇宙教育センターが認定する宇宙教育指導者の資格が与えられます。合格者が出れば、今回の方々が初の認定者となるんです。


その後、認定者の方は、各地域に帰って、各地域の大人の方を集めて、子どもたちにどう指導を行っていけばよりよい教育活動になるのかというセミナー(リーダーズセミナー)を開催する講師となってもらい、地域の大人の方に社会教育者としての“いろは”を伝授します。
各地域で受講した方には、宇宙教育リーダーの資格認定がなされます。そして、その方々も宇宙教育指導者を目指していくことになるのです。


 ★リーダーズセミナー講師養成トレーニング★
 ↓
 ↓
 ↓     〜宇宙教育指導者の認定者が誕生し、各地域へ帰っていく〜 
 ↓
 ↓
 ★リーダーズセミナー★
 ↓
 ↓     〜宇宙教育指導者は各地域でセミナーを開催し、
 ↓      各地域で宇宙教育リーダーが誕生。
 ↓      各地域で誕生した宇宙教育リーダーは、
 ↓      宇宙教育指導者を目指す〜
 ↓
 ★リーダーズセミナー講師養成トレーニング★


・・・以下、繰り返し・・・


宇宙教育指導者が全国に増え、“地域の子どもたちは地域の大人が育てる”という、良い活動がどんどん大きくなっていき、各地域間のつながりも出てくればと考えています。


リーダー育成活動では、指導者の育成支援だけでなく、指導者が子どもたちに与える教育プログラムや教材の支援も行っており、さまざまな側面から、宇宙教育者の活動を支援しています。まだまだ不満足な部分もあるので、今後どんどん充実させたいと思っています。


明日は、トレーニングの中身をお伝えしようと思います。


 
▲ 講師トレーニング開催直前、リーダー育成活動をセンターとともに推進していただいている、
  今回のトレーニングの講師もつとめるリーダー育成委員が最終の打合せ
  事前にも何度も資格担当のグループの委員が綿密な打合せややり取りを繰り返してきました


もし、この活動に興味のある方は、まだWebに載せていませんので、下記問合せ先までご連絡をお待ちしています。
   leader@edu.jaxa.jp


と、リーダー育成活動はこの辺で終わって、今週末〜来週にかけて行われるコズミックカレッジ・アドバンストコースの情報が筑波からさっき届いたばっかりなので、出来たてホヤホヤを立て続けにアップしたいと思います。


ではでは。


<関連リンク>
スペースアカデミー2006(東京・神奈川)を行いました。(センターBlog)

2007年07月28日

八ヶ岳高原で夏休み最高の想い出を♪

 こんばんはー、宇宙教育センターWeb担当の中村です。

今日は、僕は現地に行っていないのですが、終わったばっかりのHot!な話題が入ってきていますので、早速お伝えします!!


▲ 写真は、国立天文台野辺山で平林先生の話を聞くみんなのようす


今年度、宇宙教育センターでは、日野市教育委員会が行う学校5日制対応授業「土曜日の理科室」と連携した、「宇宙の学校」というプログラムを実施しています。


このプログラムは、日野市の小学校5、6年生を対象に、年間6回の講座と2泊3日の合宿で構成されているもので、今週水曜日(7/25)から今日(7/27)まで、八ヶ岳高原で合宿が行われました。


合宿には50人が参加し、国立天文台野辺山を見学したり、清里高原をハイキングして植物の様子を観察したり、宇宙や星に関する講演を聞いたりと盛りだくさんの内容。


夏休みの楽しい想い出ができて、そして、色々な体験を通して、みんなひとまわり大きくなって帰ってきました。


と、いうわけで、今日届いているニュース速報?はここまで。
楽しさ満載の詳細情報は、週明けに公開しますんで、週明けまたのぞいてみてください!!


ではでは、おやすみなさいませー。


▼ 関連リンク:青少年・教育者参加プログラム(宇宙教育センター)
http://edu.jaxa.jp/education/participation/

続きを読む"八ヶ岳高原で夏休み最高の想い出を♪" »

2007年07月25日

工夫する心、粘り強い心
〜 一般公開、ストローロケット教室にて 〜

先週土曜日(21日)の相模原キャンパス一般公開
毎年のことながら、ほんっとにたくさんの方々に
ご来場いただき、ありがとうございました!


おかげで教育センターのブース以外、ほとんど何も見ることが
できなかったのですが、それもまたうれしい嘆き?ということで。


既にWEB担当の中村さんがホームページでUPしてくれていますが、
今年、宇宙教育センターのブースでは「ストローロケット教室」と、
本邦初公開!の「宇宙紙芝居上演」の2つを実施しました。


今日はまず、ストローロケット教室のお話を。

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      ▲目指すは遥かかなたのお月様なのだ!


奥まった場所ではあるものの、本館1階にあるということで、
開場と同時にたくさんのちびっ子たちが遊びに来てくれました。


作りはとってもシンプルなストローロケット、
そして相手は何といってもイマドキのお子さまたち。


うまく飛ばなかったりしたら、「けっ、つまんない。次に行こっ」と
すぐにプイっとそっぽを向かれるんじゃなかろーか、と
実は正直心の奥では少々不安に思ったりしてました。


・・・が、そんな心配どこ吹く風、いざ蓋を開けてみると、
みんなめちゃめちゃ楽しんでくれるじゃないですか!

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   ▲おかげさまで発射台は長蛇の列!


飛距離や高さが足りなかったとき、「どうしたらもっと
飛んでくれると思う?長さかな、重さかな、押す力かな?
まだまだ打ち上げできるから、工夫してみようよ。」と言うと、


「うん!」と頷くやいなや、ささーっと作業スペースに戻って
作りなおす子あり、お母さまの心にも火がついたのでしょうか、
親子でああでもない、こうでもないと言いながら作る姿あり、

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   ▲お父さんもお母さんも、真剣な眼差しで作っております


「飛ばな〜い」と、ちょっぴり甘えた目で助けを求めたお子さんに
「どうして飛ばなかったのか、ちゃんと『自分で』よーく考えてみなさい」と
厳しくも優しく諭すお父さんの姿あり、


うわっ、こりゃ釣竿みたいだ、というほど何本もストローをつなげて
発射台に持ってくる子あり、


「あのねー今度はね、ロケットみたいに頭のところをトンガリにしてみた」
「ロケットっぽく、まわりにもいっぱいつけてみた」と、ご自慢のロケットを
嬉しそうに見せてくれる子あり、

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   ▲ブースターをたくさんつけてみたよ

「アムロ、いきまーすっ!」と発射台でガンダムの世界に入りきっちゃった子あり、


3度目か4度目でようやく目標のお月様に届き、拍手喝さいの中で
万歳と満面の笑顔を見せてくれた子あり、


と、みんなあきらめずに何度も工夫して月を目指すロケットを考えてくれました。

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   ▲よし、父さんと勝負だ!親子で別々のロケットを作りました


たぶん、この日の夜、たくさんの子どもたちの夢の中で
オリジナルのロケットが月に向かって飛んでいったんじゃないかな、と思います。


かわいいロケットエンジニアたちに芽生えた「工夫する心」「粘り強い心」、
これからもずっと大事に持ち続けてね。

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   ▲たくさん遊びに来てくれて、ありがとう!

2007年07月11日

審判の日

こんにちはー、宇宙教育センターの中村です。


先日このブログでお伝えした第2回子ども衛星アイデアコンテストの一次審査の模様、第1回の比にならない数の応募があり、うれしい悲鳴を上げながらの審査でした。
(一次審査のようすは コチラ


そして、そんな一次審査に続き、最終審査会を行いました。
審査結果は、ニュースに載せていますので、そちらも一緒に見てくださいね。


ときは、7月9日の夕方。
ところは、JAXAの東京事務所。
審査委員の先生方は、JAXAとYAC(日本宇宙少年団)から、そうそうたる先生方に委員になっていただきました。


昨年の第1回コンテスト時も先生方の作品に感心した声や、受賞作品の選出に悩ましい声が審査会場に響いていたのですが、今回も先生方同士で熱心な議論が重ねられ、受賞作品の決定となりました。


最優秀賞受賞者は、7月21日の相模原キャンパス一般公開にご招待して、表彰式を開催する予定です。
受賞者には特別なご褒美!?を準備してお待ちしていますね。



▲ 審査委員の先生方 左から
的川先生 遠藤先生 松本理事長 松井先生 宮下先生 平林先生
です

 
▲ 先生方 熱心に作品を見ては 感心や納得の声をあげていました


▲ 審査委員全員で 受賞作品の最終決定 緊張の一瞬です

2007年07月04日

×3.5

こんばんはー、宇宙教育センターの中村です。

IMG_0016.JPG
▲ 応募いただいた作品の山 壮観です


6月末で〆切った、第2回子ども衛星アイデアコンテストの募集。
昨年の第1回から早1年、今年の応募数はどのくらいかなっと…ん?、んむむ??、エーーーっ!!

第1回応募総数 221作品

第2回応募総数 761作品


およそ、3.5倍。
本当に、応募していただいたみなさん、ご応募ありがとうございました。

これから、7月21日の相模原キャンパス一般公開に向けて、大急ぎで審査や準備を進めていきます。
で、まずは一次審査です。

宇宙教育センタースタッフ(僕も参加しました)とコンテストを共催しているYAC(日本宇宙少年団)のスタッフ多くの作品を、時間かけてじっくりと、一点一点審査しました。

IMG_0004.JPG IMG_0018.JPG
▲ 一次審査のようす 良い作品が多く 悩ましい場面も


こうして、一次審査は終了しました。
来週、YACの松本零士理事長や、われらが宇宙教育センター長の的川さんなど、審査委員の先生方による二次(最終)審査会が行われ、栄えある受賞作品が決まります。
決定し次第、宇宙教育センターのニュースなどでお伝えしますので、応募した方も、そうでない方も是非楽しみにしていてください。

<関連リンク>
第2回子ども衛星アイデアコンテストの募集について(募集は終了しました)

2007年07月03日

その手に伝わるもの

「お届けものは・・・」の記事で「金沢にいます」と言ったっきり、
何の音沙汰もないと、こいつそのまま帰ってきてないんじゃ
ないかと思われそうですが(^^;)、戻ってきてます。


ここ3週間、金沢→九段(東京)→前橋(群馬)→天満橋(大阪)→
九段→筑波、と出張・外勤が続き、その合間に相模原で
打合せや各種調整・・・と慌しい日々を過ごしていました。


もちろん他の仲間も、小松(石川)や愛媛、福井、高崎(群馬)と、
あちこちに飛び回っています。


さて、今回金沢にお出かけした宇宙食もそうですが、
機会があれば、私たちは授業や教育プログラムのテーマに沿った形の
実物やレプリカを持って行って、できるだけ多くの子どもたちが
「ホンモノ体験」をできるようにしています。


今年連携授業が始まった金沢大学教育学部附属小学校でも
宇宙食サンプルは大人気!


休憩時間には、どどどーっとみんなが集まって宇宙食を取り囲み、
交互に手にとっては、講師の渡辺さんに質問を投げかけていました。
また、中には間近に宇宙食を見つめながら、熱心にノートに書き記して
いる子たちもいて、持っていってよかったー!とうれしくなりました。


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「宇宙食見せてー!」 大変な人気ぶりです。(金沢大学教育学部附属小にて)


これから総合的な学習と家庭科の時間で金沢の食材を使った
オリジナルの宇宙食メニュー考案にチャレンジする子どもたちにとって、
具体的なイメージ作りに役立ってくれるといいな、と思ってます。
(開けて食べられないのが残念だけど・・・)


そしてときには、こんな貴重品(!?)も我々と一緒にお出かけします。

070703-1.JPG
ペンシルロケットのレプリカ。 実際にペンシルと並べるとその小ささが分かりますね。


「これ、何だと思う?」と子どもたちに聞くと、
「ミサイルー!」「ペン?」と、冗談も交えた答えが返ってくるのですが、
「これはね、日本で最初のロケットのレプリカ(複製品)だよ。
だから本物とおんなじ大きさ。ちっちゃいでしょう。
でももし、50数年前、この小さなロケットが生まれてなかったら、
今の日本は、M-VやH-IIAのような大きなロケットを打ち上げて
ないかもしれないんだよ。」と言いながら
そっと手渡すと、結構ずっしりとした手ごたえがあるんですよね。
受け取る側も思わず神妙な面持ちになっているのが、かわいらしかったりします。

070703-2.jpg 070703-3.jpg
ペンシルロケットと糸川博士(左) ペンシルロケット水平発射実験の様子(右)
これが日本の宇宙開発の始まり。


きっと、子どもなりに歴史の重みや、糸川博士たちの熱意や努力を
無意識のうちに、その手に、その心に感じ取っているのでしょうね。


とはいえ中にはやっぱり?ペンのように持って、
ノートに書く真似をするツワモノもいたりして、
それはそれで楽しい光景です(^^)


資料や写真を見て得られるものもたくさんありますが、
その手に直に触れることで伝わるものも大事にしていきたいなと
思う今日この頃です。


宇宙食のサンプルは、JAXAの広報部が外部への貸し出しを
行っていますので、「うちの学校でも」と思われた先生は、
ぜひ活用してみてくださいね。


東京のJAXAiでは、日本の味を宇宙へ、ということで
宇宙日本食の展示を行っています。お近くにお越しの際は
ぜひお立ち寄りください。


「いいや、見て触れるだけじゃつまんない、食べたいっ!」と
思った方には大チャンスがありますよ。
来週、7月10日に開催される
「JAXAシンポジウム2007〜探る宇宙、食べる宇宙〜」へどうぞ。
開発されたばかりの宇宙日本食の試食体験ができるそうですよ。
ぜひ「おいしい宇宙」を体験してみてくださいね。
お申し込みはお早めに!


<関連リンク>

  ★ JAXAシンポジウム2007(7月10日)のご案内
  ★ 展示品貸し出しのご案内
    (ご利用案内に従って、申請手続き等をお願いします)
  ★ 「宇宙で食す日本食」展 (JAXAi)

  ★ 金沢大学教育学部附属小学校との連携プログラム

2007年06月29日

シンポジウム@大阪会場にて

こんにちはー、中村です。

先日の東京会場に続き、大阪でも6/21に宇宙教育シンポジウムを開催しました。会場の大きさが東京より少し小さめだったので、その分アットホームな感じでシンポジウムも行えたと思います。
展示も東京同様行い、私もいろいろな方へ宇宙教育のご紹介や質問に答えたりしたのですが、大阪を中心に関西の地でも宇宙教育が広がっていくととてもありがたいなと思いました。
大阪でもたくさんの来場をいただき、ほとんどの方からアンケートの回答をいただきました。今後の宇宙教育や、次回のシンポジウムに活かしていきます。ご参加いただいた皆さん、本当にありがとうございました。


▲ 基調講演のようす 
大阪会場も多数の方にお越しいただきました


▲ 三村先生(品川区立小中一貫校日野学園)
の地球観測(リモートセンシング)を使った授業例の発表\nホント、面白い授業で皆さん大ウケでした


▲ 宇宙食を使った授業例の紹介も行いました


▲ パネルディスカッションは東京とパネラーをかえて行いました


▲ 大阪でも熱心な質問が飛び交います




▲ 展示は ロケットや宇宙ステーションの
大きな模型も設置して迫力満点!!


▲ シンポジウム前日にも小規模ブースで紹介を行いました

シンポジウム翌日は徳島の阿南市にある、阿南市科学センターへ打合せに向かいました。お話させていただいた結果、来春に宇宙教育センターと一緒に子ども向け、そして大人向けの教育イベント・セミナー(コズミックカレッジとリーダーズセミナー)を科学センターで開催することで今後準備していくことになりました。詳細が決まったら、ニュースやメルマガでお知らせしたいと思います。


▲ 翌日は徳島に飛んで
阿南市科学センターの方との打合せを行ってきました

2007年06月12日

シンポジウム@東京会場にて

 久しぶりの登場です、宇宙教育センターの中村です。

先週、東京有明の東京ファッションタウンというところで、宇宙教育シンポジウム-東京会場-を開催しました。



▲ 文部科学省の板谷審議官(研究開発局担当)
にご挨拶いただきました


昨年、はじめて茨城県つくば市と福岡県北九州市で開催したのですが、今年も学校の先生など教育関係者の皆さんを中心に知ってもらおうということで開催しました。
今回は、文部科学省との共催で開催し、よりパワーアップしての開催となりました。


▲ 基調講演は的川センター長、平林宇宙教育センター参与、
宇宙利用推進本部の石館さんの3名で進めるユニークなものでした


うれしいことに、始まってみると会場に追加イスを出さないといけないほどの来場者の皆様にお越しいただき、がんばって準備してよかった、と思いました。


▲ 会場のようす
本当に多くの皆様にお越しいただきました


シンポジウムの中盤では、宇宙を素材にした教育教材の紹介や授業例の紹介を行いました。ただ、これらは氷山の一角、ほんの一例です。
宇宙教育センターのホームページには、学校との連携実績や教材をドンドンアップ中です。
是非ぜひみてください、そして、今後はこのブログをご覧になっているアナタが主役となって、宇宙教育センターの活動に参加してみてください。いつでもご連絡をお待ちしています。


▲ 授業例は現在たくさんの画像を700km上空から
  送ってきてくれる日本の地球観測衛星“だいち”
  の画像を教材に使った例など4つを紹介しました


パネルディスカッションでは、宇宙を教育素材として利用していくことの魅力や今後のあり方について、現在の日本の学校教育の現状なども踏まえ、会場の皆さんからのご意見やご質問もたくさんいただきながら、議論しました。


▲ パネリストには文部科学省の千原宇宙利用推進室長
平林宇宙教育センター参与に加え、毎日新聞の元村記者
前全国中学校理科研究会会長の中村先生にご参加いただき
2時間の時間枠がアッという間にすぎました


次回シンポジウムは、6月21日(木)に大阪会場にて開催します!!
大阪近辺の皆様は、是非ご近所お誘いあわせの上お越しいただければと思います。
(6月21日にお越しいただけない方は、前日20日に同会場にて小規模展示を行っていますので、お時間ありましたらお越しください)


▲ シンポジウム会場に併設した展示ブース
では、宇宙教育の紹介だけでなく、今夏
打上げ予定の月探査衛星“かぐや(セレーネ)”
や来年日本の実験棟がいよいよ打ち上げ予定の
国際宇宙ステーションの紹介なども行いました


−関連リンク−
宇宙教育シンポジウム 〜子どもの好奇心をかきたてろ〜の開催について

2007年03月15日

いにしへのみやこへ

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  水温み、光のどけき春の日に・・・鴨川の風景


先週は、奈良・京都に行ってきました。
と言っても旅行ではなく、仕事だったのですが。。。


来年度(19年度)、奈良市教育委員会と連携した教員研修の開催が決まったので、
宇宙教育センターの活動概要の紹介や研修に向けての打合せを行ってきました。
これが奈良県内では初の連携プログラムになります。


まだまだ知名度の低い宇宙教育センター、問合せメールに
「教員研修プログラムで連携したいのですが」と届いたときには、
うれしい反面、「一体どうやって知ったのですか???」と驚いたのも正直な気持ちです。


奈良市教育委員会の方が、JAXAのホームページを見ていたところ
「ほぉ〜JAXAは教育活動もやっているんだ」と気付いていただき、
宇宙教育センターのホームページで紹介している教員研修プログラムを見て
「よっしゃ、今年はうちでもやってみよ」ということでお問合せいただいたのだそう。


奈良・京都・大阪などの関西地区は未開拓だっただけに、大変ありがたいお話です。
せっかくお声がけいただいたその期待に添えるよう、またこれをきっかけに
広く学校現場の先生方や子どもたちともつながりが持てるよう、
しっかりとやっていくつもりです。


教育委員会の後は、京都市内の学校をいくつか回りました。
ある高校とは、地学の授業で連携しましょう、ということで話がまとまりました。
実はこの地学の授業、選択しているのは文系の生徒さんなのだそうです。


なんでも受験で比較的点数を取りやすいから、というのが一つの理由らしいのですが、
「高校生活の中で、授業とはいえども せっかく出会った『地学』という理系の
学問の面白さ・楽しさを知ってもらうことができたら」という高校の先生の願いや、
また地学選択者の一部は天文学の単位もとる、といったこともあり、
文系の生徒さんでも楽しめる(入りやすい)ものを、宇宙を絡めて何か一緒に
作っていきましょう!ということになりました。


「これが最適なプログラムです!」と明確な答えは出せませんが、
太古の昔から人はどのように宇宙と関わってきたのか、その変遷をたどってみたり、
ビッグバンから現在の私たちまで脈々と繋がる壮大な宇宙の歴史を知ったり、
文系の生徒さんでも食わず嫌いにならないようなものを、学校の先生と一緒に
見つけていきたいと思います。
こてこての文系だった私にとっては、どういうプログラムになるのか、
実は一番受講してみたい気分です。


帰りしなに「春からいい話をありがとうございます。」と先生が声をかけてくださいました。
いえいえ。それはこちらのセリフです。「春からいいお話をありがとうございました。」


古の都の春、芽吹きつつある新たな連携、今後の推移がとても楽しみです。


<関連リンク>
   ★ 学校との連携プログラム一覧
   ★ 教育委員会との連携プログラム一覧

2007年03月07日

導入教材(さらにその後)

昨年度の理科編からスタートした導入教材の研究ですが、
その後、国語・家庭科と続き、先週からは新たに社会科の
ワーキンググループを立ち上げて、学校現場の先生方のご協力を
仰ぎながら作業を進めています。


聞くところによると、最近は社会の授業でも「環境」をテーマとして
取り上げることが多いのだそうです。


先週は初回ということで、宇宙教育センターからJAXAを含めた業務概要や
今後の進め方についての説明が主だったにも関わらず、


  「地理では環境からのアプローチが増えているから宇宙の素材は使えると思う」
  「歴史の分野では、米ソの宇宙開発競争やもっと幅広く、人類の誕生から
   現在までの歴史といった観点で使うのも考えられそう」
  「公民でも生活・環境が出てくるから、ここで宇宙の素材を使うのはどうだろうか」


といったアイデアが、学校の先生方から寄せられました。


家庭科(衣・食・住)にしてもそうなのですが、私たちの生活と宇宙との関わりを知ると、
「それなら理科以外の、一見何の接点のなさそうな教科でも使えますね」と、
今まで何となく妙に敷居の高そうなイメージだった宇宙を身近に感じ、
宇宙の素材が授業に使える可能性がぐーんとアップしていくようです。


現在、東京のJAXA i では、「暮らしの中にいきる宇宙技術-スピンオフ-」と
題した展示が行われています。(3月9日まで)


宇宙開発で生まれた様々な技術が民間に移り、家の断熱材や果物の糖度測定・
水の浄水といった、私たちの暮らしのあちこちで活用されています。
ぜひ実物を見ながら、より宇宙を身近に感じていただくとともに、
「この話題、授業でも使えそう」というものがあれば、どんどん活用してくださいね。
そして、「こういう形で授業に使ってみました!」という事例も、ぜひぜひ教えてください!


  ★ 「暮らしの中にいきる宇宙技術-スピンオフ-」展 詳しくはこちらから
  ★ JAXA i へのアクセスはこちらから


そうそう、導入教材といえば、昨年度作った理科編のガイドブックの英語版もできたんです。
「海外出張で教育活動のプレゼンをする際、ぜひ紹介したい!」と宇宙教育センターの
国際担当の方が、ほんとに短期間で完成させた汗と涙?の結晶です。
確か1週間くらいで業者さんとの調整・契約担当との打合せ、英文の校正などを
全てお一人でこなしてました。。。すごい。


guidebook.JPG
   海外でも、導入教材は非常にユニークなものだと、関心が高いそうです。


そんなこんなの導入教材、国語や家庭科、社会など理科以外の教科での活用例についても、
完成後は宇宙教育センターのホームページ等でご紹介する予定です。ご期待ください。


<関連リンク>

 ■ スピンオフ関連 ■

  ★ スピンオフ事例を紹介しているパンフレット(産学官連携部)
  ★ インプレ・ナビ 宇宙の第一印象を変えるナビゲーター (産学官連携部)
  ★ JAXA i 2月のマンスリートークはスピンオフがテーマ。ポッドキャスト配信してます。


 ■ 導入教材関連 ■

  ★ 導入教材ガイドブック(理科編・日本語版)は、こちらからダウンロードできます
  ★ 宇宙教育センターホームページより 教材を探す
  ★ 過去のBlog記事より 導入教材WG(家庭科編)熱い議論を展開中!
  ★ 過去のBlog記事より 導入教材その後(家庭科&理科)

2007年03月02日

内之浦小・岸良小・中平小の3つの小学校が
合同交流会を行いました

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ご存知のとおり鹿児島県にはJAXAのロケット打上げ基地(発射場)が
2箇所(内之浦宇宙空間観測所と種子島宇宙センター)あるのですが、
今日は、自分たちの故郷にロケット発射場を持つ3つの小学校が
インターネットを利用した会議システムを使って合同交流会を行いました。


参加してくれたのは、内之浦小学校と岸良(きしら)小学校、そして
種子島にある中平小学校の生徒さんたちです。


それぞれの学校が、今年度 宇宙教育センターとの連携による授業を行ったのですが、
「せっかくなんだから、お互いの学校で学んだことや、ふるさとの紹介をやってみようよ」
ということになり、肝付町役場の方や各学校の先生方が中心となって準備を進めて
いただき、今日の交流会開催となりました。(先生方、おつかれさまでした!)


3つの小学校に、相模原の宇宙教育センターを加えた4箇所を接続し、いざ開始!
パソコンに映る各地点の様子に、みんな興味津々。
代わる代わるウェブカメラを覗き込んでみたり、マイクに向かって話しかけたり。


kouryukai_2.JPG
    宇宙教育センターからは、こんな感じで参加。
    あたたか〜く交流会の様子を見守っております。


「こんにちはー。こちらは内之浦小学校です。聞こえますかー?」
「はーい。こちらは種子島の中平小学校です。ちゃんと聞こえまーす。」
「岸良小学校も、よく聞こえてまーす。」
「JAXAも大丈夫。ちゃんと聞こえてるよー。」
こんな感じでワイワイ楽しく始まった交流会ですが、それぞれの学校から
実に多彩な内容が紹介・発表されました。


 岸良小学校からは、日本初の人工衛星「おおすみ」を打ち上げた
 内之浦宇宙空間観測所の紹介や、ふるさとの「棒踊り」などが披露されました。


 内之浦小学校は、学習発表会でも披露した「太陽」に関する発表や、
 実際にミニソーラーカーにライトを当てて走らせるといった実験を見せてくれました。


 中平小学校は、総合学習で「環境」について勉強したこと、種子島宇宙センターや
 ロケットのこと、火縄銃やサツマイモ・赤米など郷土の名物を紹介してくれました。


kouryukai_4.JPG
 手に持って見せてくれているのが、種子島の「赤米」です。


そうそう、ご当地クイズも出してくれました。 試しにみなさんもチャレンジしてみてください。
(答えは最後に書きますね)

 <もんだい1> 黒米は、炊くと何色になる? 次の中から選んでください。
           1ばん: 黒色   2ばん: 紫色    3ばん: 白色
 

 <もんだい2> サトウキビの絞り汁を煮詰めてできた固まりは何色?
           1ばん: 白色   2ばん: ピンク色  3ばん: 黒色


意外なスペシャルゲストも登場です。

kouryukai_5.JPG
   えっ、もしかして ワタクシのことかしらん?


そうですよ、インギー鶏さん。
明治時代、イギリスの帆船「ドラメルタン」号が暴風雨によって種子島に漂着しました。
助けてくれた御礼にと、船員たちはその中で飼育されていた鶏をあげたのだそうです。
そのイギリス人たちのことを地元の言葉で「インギー」と呼んでいたことから、
その鶏は「インギー鶏」として名付けられ、現在まで大切に飼育されているとのこと。


中平小のみんなが大事に抱え上げ、オス・メス各1羽のインギー鶏が紹介されました。

kouryukai_6.JPG
  みなさんこんにちは、インギー鶏です。 しっかりカメラ目線での出演です。


こんな感じで終始なごやかに進んだ交流会、最後に感想を聞いてみると、
   「楽しかったでーす!!」
   「勉強になりましたー!!」と、
とーーーーーーーっても元気な声で答えてくれました。


技術が発展し、インターネットで遠く離れたお友達とも交流ができる便利な時代になったけど、
いちばん大切なのは「伝えたい」「分かってもらいたい」という気持ちと、そのための努力。
3つの小学校のみんなが一生懸命に準備して交流会に臨んだこと、
よーく伝わりました。 
準備期間は短かったはずなのに、みんなよくがんばったね。


どうやらこの3つの学校、「いつかまた一緒に交流会やりましょう」と、
すでに約束が交わされたとか。
次回の交流会では、どんなことを披露してくれるのでしょうか、楽しみです。


それでは最後に、ご当地クイズの答えです:
  もんだい1の答えは 「2ばん:紫色」  もんだい2の答えは 「3ばん:黒色」でした。


<関連リンク>

  ★ 鹿児島県 肝付町立 内之浦小学校との連携プログラム
  ★ 鹿児島県 肝付町立 岸良小学校との連携プログラム
  ★ 鹿児島県 南種子町立 中平小学校との連携プログラム
  ★ JAXA 内之浦宇宙空間観測所
  ★ JAXA 種子島宇宙センター

2007年03月01日

新着情報:学校との連携プログラムに
寿小学校(釧路市)の情報を追加しました

宇宙教育センターでは全国各地の学校や教育委員会と連携し、
様々な教育プログラム作りを行っています。


学校現場の先生方との協働作業によって誕生した、
これらのプログラムについては、貴重な成果物として
順次宇宙教育センターのホームページ上にて
紹介させていただいています。


昨日は、新たに北海道・釧路市にある寿小学校の情報が
追加されましたので、ぜひご覧いただき、
参考にしていただけると幸いです。


 ★ 北海道・釧路市立寿小学校の構成表

 ★ 寿小学校の授業記録シート


釧路市内の学校との連携にあたっては、非常に頼もしい助っ人がいるんです。


それは「釧路市こども遊学館」。


平成17年度にオープンしたばかりですが、館内の活動にとどまらず、
市内の小中学校の授業の一環として生徒さんたちが遊学館を訪問したり、
コズミックカレッジ等に参加して技術・知識にさらに磨きをかけた遊学館のスタッフが
小学校との連携授業の講師として学校に訪問してくれたり、と
その施設と人材が有効活用されています。


我々宇宙教育センターのマンパワーにも当然限界がありますから、
こういった形で一緒に活動してくださる方々がいるのは大変ありがたいことですし、
地域全体で子どもたちを見守り、育てていく、といった点からも、
このように全国各地で宇宙教育の拠点となる場所が増えていくといいな、と
思っています。


釧路市こども遊学館のみなさん、これからもどうぞよろしくお願いします!
一緒にがんばっていきましょうね!


yuugakukan.JPG
   遊学館での科学実験教室の模様。 
   この日は、宇宙教育センターが製作した簡易落下装置を使って行われました。


<関連リンク>

 ★ 釧路市こども遊学館 
 ★ その他の学校との連携プログラムはこちらからどうぞ 
 ★ 教育委員会との連携プログラムはこちらから
   

2007年02月09日

白くまvs黒ぶた
鹿児島食材対決の結果やいかに!?
続きはJAXAキッズへGo!

      sirokumadome.jpg
                       白くまって、この白くまかな?


「山下小学校の宇宙キッチンKagoshimaの記事、持ってる?」


そんなメールが飛び込んできたのが、昨年12月のこと。


「JAXAキッズで取り上げようと思うんだよね。子どもたちの表情がすごくいい」
「ほんとですかー!ありがとうございます!ぜひぜひ!!」


そんなやりとりから約2ヶ月。


関係者の間の密かな準備作業が実り、
「白くまvs黒ぶた、勝つのはどっち?」と題したかわいらしいニュースが完成、
2月8日付けのJAXAキッズページ 「週間スペースニュース」にて、
ついにお披露目と相成りました。


鹿児島の地元紙面にしか掲載されていなかった新聞記事を、
今回新聞社から特別のご厚意を賜り、ホームページで見ることができるようになってます。


山下小学校の6年生が、みんなで知恵を出し合い、力を合わせ、
大きな目標に向かって頑張る姿は、


学校の先生も、取材に来てくれた人たちも、
周りで支えてくれたお父さん・お母さん・地元の方々も、
応援メッセージをくれた山崎直子宇宙飛行士も、
そして私たち宇宙教育センターのメンバーも、
みーんなを笑顔でいっぱいにしてくれました。


yamashita-sho1.JPG yamashita-sho2.JPG
                           みんな、よくがんばりました!


かわいらしいシェフたちの奮闘ぶりを、
そしてとびっきりの輝く笑顔をどうぞ見てあげてください。


ということで、続きはJAXAキッズ 週間スペースニュースへGO!


  ★ JAXAキッズ 「白くまvs黒ぶた、勝つのはどっち?」   

  ★ 特集・宇宙キッチン at 山下小学校  


 なお、今回の記事掲載にあたっては、朝日新聞鹿児島総局の皆さまの
全面協力をいただきました。この場をお借りして御礼申し上げます。
 また、素敵な記事に仕上げてくださったキッズページのスタッフの
みなさんにも大感謝です!


<関連リンク>

  ★ 鹿児島市立山下小学校 総合学習 「宇宙キッチンKagoshima」 構成表
    (日付の部分が青くなっているところをクリックすると、その日の授業構成を
     さらに詳しく見ることができます)

  ★ 「宇宙キッチンKagoshima」スタート! (過去のBlog記事より)


shirokuma.JPG
   <おまけ>  これは、私が勝手に「物書きの師匠」と決めて
          ココロの中で尊敬している方からもらった白くまくんの写真。
          旭山動物園で「目が合っちゃったんだ」そうです。
  

2007年02月08日

こんなこともするのです。

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 こんばんはー、宇宙教育センターの中村です。
今回は番外編?とでも言うか、ちょっと宇宙教育センターから離れた件です。


今週の火曜日に、人事部からのお願いで、一日JAXAの新卒採用説明会@東京のお手伝いをしてきました。


説明会は二部構成で、最初は人事部の採用担当から「JAXAってこんなところです!!こんなことやってます!!」的な基本知識を紹介します。
その後、第二部となって僕の出番。今回来ていただいた学生さんたちの素朴な質問から、高度な質問まで、いろいろな質問に答えるというお手伝い内容でした。

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▲ 第一部の人事部採用担当による説明会場。学生の緊張したオーラに満ちています


一回の質疑応答は、30人くらいの学生さんを相手に1時間。それを一日5セット行いました。
質問に答えるJAXA側は、僕と人事部の職員の2名。


僕が今は宇宙教育センターで仕事をしていることを知ると、やはり昨今は教育に関心が集まっているということも手伝ってか、毎回のセッションで何問かは宇宙教育センターの業務内容や宇宙×教育が日本の教育や科学離れの子どもたちに与える影響についてなど、質問がありました。

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▲ 第一部が終わると、第二部会場に移動


僕はこの一日だけでしたが、次から次への質問に(僕たちとしては、「こんなにJAXAに興味関心を持ってくれてるんだ〜」といううれしい悲鳴なのですが)この日はパワーを使い果たしたのでした。。。
僕はこの日だけでしたが、この時期は日々こういった説明会を行っているウチの人事部職員に身内ながら敬意を表した一日なのでした。

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▲ 第二部会場の様子。手がどんどん挙がります


このブログを見ている方でも今年就職活動でJAXAを目指していらっしゃる方もいると思います。
みなさんと一緒にJAXAで働けるといいなと思いつつ、今回のブログはおしまいです。

−関連リンク−
(採用担当もブログやってます!!)JAXA採用担当者ブログ


−関連リンク−
JAXA採用情報

2007年02月03日

日本画は宇宙を描く
-内之浦絵画コンテストの表彰式が行われました!!-

 宇宙教育センターウェブサイト担当の中村です。
久しぶりの書き込みで緊張しています!!(ウソです)

 去る2月3日(土)に東京丸の内にあるJAXAiで、内之浦絵画コンテストの表彰式を行いました。

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▲ 表彰式会場の様子


あまり知らない方にご説明すると、若手の日本画家さんたちに参加してもらい、内之浦射場(内之浦宇宙空間観測所)の雄大な自然と打上げ場の景観を日本画で描いていただこう!というもので、昨年の夏に募集して、参加者には昨年9月のM-Vロケット7号機の打上げに合わせて、現地にも行っていただき、作品制作を行っていただいたものです。

そして1月に最終審査会が行われ、4作品が入選作となり、今回表彰式とあいなりました。

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▲ 最優秀賞を受賞された 今川 教子さん と 受賞作品の「光」

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▲ 優秀賞を受賞された 熊谷 曜志さん と 受賞作品の「夢の向こう」

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▲ 優秀賞を受賞された 中嶋 安階さん と 受賞作品の「夢」

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▲ 審査員特別賞を受賞された 田中 敦子さん と 受賞作品の「宙(そら)」


宇宙教育センターのウェブサイトでのニュースに、表彰式の模様と作品が出ていますのでご覧いただければと思いますが、4作品以外も力作ぞろいで、写真の内之浦射場やロケット打上げでは感じることのできないものが表現されていて、僕も感動ものでした。

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▲ M-V7号機で打上げられた太陽観測衛星「ひので」の
  観測成果についても的川センター長から紹介がありました


2月いっぱいは、JAXAiに4作品を飾りますので、近くまでお越しいただいた際は是非JAXAiまで足を運んでいただければと思います!!

<関連リンク>
ニュース(宇宙教育センター)

2007年01月10日

先生方も始動です!
〜国分寺市教員研修〜

週末からの三連休も終わり、宇宙教育センターも今週から本格的に
業務が始まったところです。


ここ数日は出張や外勤がないためか、
事務所には久しぶりにたくさんのメンバーが集い、
随分と賑やかになっています。


さて、今日は一足早く始動された先生方の話題をお届けします。


先週金曜1月5日、国分寺市で「授業改善」をテーマとした公立小中学校
教員研修の全体会があり、市内の小学校の先生方による研究発表のほか、
的川先生による 『 子どもの心に火をつける −宇宙と教育− 』 と題した
講演が行われました。


市内全ての公立小中学校の先生方が対象とあって、参加者は約350名。
会場のいずみホールも満員で、大変な熱気に包まれていました。

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                    <会場の様子>


的川先生の講演、一言二言ではとても書き切れないほど
濃い中身だったのですが、いくつかをご紹介すると、


  ◆宇宙には他にはない非日常性や既存の視点を大きく転換させる力など
    様々な魅力にあふれている


  ◆子どもは、その心にいったん火がつけば、大人が手助けせずとも自らその探究心を
    駆使して知識や経験の輪を広げていくもの
   
  それぞれの子どもの中に内在しているはずの「好奇心」や「冒険心」・「匠の心」といった
    ロケットでいえば「燃料」に火をつけ、目覚めさせる「酸化剤」(きっかけ作り)の
   ひとつとして宇宙も非常に大きな力を発揮できるはず


 ◆そしてこれらの心は決して個々にあるべきものではなく、
   その礎に「いのちの大切さ」があってこそ、これからの国づくり・未来を担う
   大きな力となっていくのではないか


 ◆私たちは非常に豊かな自然を持つ惑星・地球に生き、魅力ある無数の生き物たちと
    一緒にこの星の今の時代を築きつつある

  古来、日本人には あらゆるものに「いのち」を感じる感性があり、
   その素晴らしい感性を生かした国づくりをしていきたい

   今は宇宙から地球を見る時代、もはや日本の子、という意識だけではなく、
   「地球の子」としての視点を持ってもらいたい


 ◆宇宙を様々な場で活用してもらうためにも、一人でも多くの先生方と一緒に
   力を合わせて子どもたちの育成に取り組んでいきたい


といったことが、 
的川先生のこれまでの半生、昨年のリスボン・ロカ岬での思い、
宇宙教育にかける決意など、ご自身の経験やお気持ちを隋所に織り交ぜ、
数々の画像とともに進みます。


中でも国際宇宙ステーションから撮影された地球に映る月の影
(つまり、日食をいつもとは違う視点から見たものです)の写真や
コズミックカレンダー(※1)の話題など様々な場面で、
聴衆の先生方の「おおーっ」という感嘆の声が聞こえてきました。


年の初めって、何だか気持ちも清々しく、「今年はこんなことを頑張るぞ!」とか
いろいろ考えたくなりますよね。
ちょうどそんなタイミングで的川先生のお話を聞くことができたことで、
受講された先生方も、それぞれに「教師としての一年の計」や「新たな決意」を立てる
いい機会になったのかもしれません。
どうやら的川先生が火をつけたのは、子どもの心、だけではなかったようです。


心に赤々と火のついた先生方が、今年も子どもたちのために大活躍してくれますように。
私たちも、一人でも多くの先生方と手を携え、支援していこうと思っています。

kokubunji0105b.JPG matogawa0105.JPG
        的川先生って福々しいお顔をしてるなぁって、思いません?
        新年早々なんだか福の神に会えたようです(^^)


※1 <コズミックカレンダーとは・・・>

     137億年前の宇宙の始まり(ビッグバン)から現在まで、その壮大な宇宙の
     歴史を1年(365日)の枠に換算してカレンダーに当てはめてみたもの。


     地球の誕生、生命の誕生、人類の登場など、主要な項目の時期は1年の
     暦の中では果たして何月何日何時何分(何秒!?)の出来事になるでしょうか。
     学校で、ご家庭で、チャレンジしてみてください。 
 
  
ISS012E21343.JPG
                             (写真提供:NASA)

       これは、的川先生が講演の中で紹介した写真のひとつ。
       2006年3月、軌道上の国際宇宙ステーションに滞在中の宇宙飛行士が
       皆既日食中に撮影した地球に映る月の影です。


       このような写真が撮れたのは、それぞれの位置関係が
       「地球〜宇宙ステーション〜月〜太陽」の順に並んでいたからこそ。
       今は、「宇宙から地球を見る」時代なんですね。


<関連リンク>

★宇宙教育にかける思い、それは宇宙教育センター設立の時から
  今に至るまで変わらぬ強い決意です。

★的川先生は、ユーラシア大陸最西端の地「ロカ岬」で一体何を思ったのか---
 続きはYMコラム2006年10月13日号をご覧ください。

★「地球に映る月の影」大きな画像をご希望の方はNASAのサイトからどうぞ
(※ご利用の際は、NASAの写真使用ガイドラインに従ってください)

2006年12月06日

小さな親善大使たち

今週、インドネシアのジャカルタでは
「第13回 アジア太平洋地域宇宙機関会議(APRSAF-13)」
開催されています。


日本やインドネシアをはじめとする約20カ国のアジア太平洋諸国から、
政府関係者や宇宙関係機関、防災機関などの利用機関、
その他産業界などから約100名が集まり、
アジア太平洋地域でもっと宇宙活動の成果を使っていこう、
そのための具体的な協力関係作りを進めていこう、と
各国の活動報告や情報交換などを交えた議論が行われています。


宇宙教育センターからも、現在3名が出張中。
宇宙教育普及分科会やUNESCOも交えた宇宙教育セミナーに出席して、
活動紹介や意見交換などを行います。


そして、このAPRSAF開催期間中に行われるのが、
「第2回 国際水ロケット大会」です。
インド、オーストラリア、シンガポール、韓国、ベトナム・・・など
アジア太平洋地域13の国からそれぞれ選ばれた12歳から18歳までの
子どもたちが一同に会し、水ロケット大会を行うのです。


もちろん、日本からも参加しますよ。
国内予選を経て選ばれた中学生8人が、いよいよ明日現地に向けて出発します。


今日、成田で行われたオリエンテーションでは、
みんな期待に胸をふくらませた、とびきりの笑顔を見せてくれたそうです。


一体、現地ではどんな出会いが待っているのでしょうね。
ぜひいい意味で互いに競い合ってきてほしいな、と思います。


それは、互いに優劣をつけたり、否定しあうことではなく、
自らの持てる知恵と技術を最大限に発揮して、まさに「切磋琢磨」し、
悔いの残らぬよう全身全霊で向かい合い、
その結果、相手の素晴らしい点を互いに認め合い、
讃えあうことなのかもしれません。


言葉や文化の壁を越え、今回の大会を通じて育まれたこの小さな出会いの芽が、
やがて大人になったとき、何よりも替えがたい大きな友情となって、
未来の地球を支えあう大切なパートナーとなってくれることを、
そして水ロケットがそのための架け橋となることを心から願っています。


今の大人たちが簡単にできそうでなかなかできないことを、
この子たちがやり遂げてくれるかもしれません。
形にはできない大切な思い出を、たくさんたくさんお土産として
持って帰ってきてほしいものです。
がんばれ、小さな親善大使たち!
                         (宇宙教育センター きし)

<関連リンク>
  ★アジア太平洋宇宙機関会議

APRSAF12%20water-rocket.jpg

 上の写真は、昨年10月 福岡県北九州市で行われた「第1回 国際水ロケット大会」の模様です。