おいしい宇宙を召し上がれ♪ 宇宙教育センタースタッフブログへようこそ!
未来を担う子どもたちのため、全国各地を日々飛び回る宇宙教育センターの活動風景や雑感をお届けします。 おいしい宇宙って


2014年09月19日

IAC2014 -準備-

こんにちは。

JAXA宇宙教育センターの宮川です。
今日は、世界で一番大きな宇宙工学関連の学会(International Astronautical Congress、通称IAC)に関してご紹介したいと思います。

JAXA宇宙教育センターは、国際宇宙教育会議(International Sapce Education Board、通称ISEB)に所属しています。この会議では、大学生や大学院生たちの国際交流を行うことにより、自分の研究分野だけでなく、様々な宇宙に関する分野について知ることができ、学生にとって、将来を考えるとても良い機会となっています。
今回、日本からは厳しい選抜をくぐり抜けた10名の日本人学生をIACに連れて行きます。

このISEBの国際交流は、彼らの学術交流だけでなく日本の文化を伝える架け橋にもなっています。
毎年、日本人の学生はISEBで日本の文化と学術発表を融合した、独自で考えた発表を行っていて、今年は月をテーマに日本の最古の文学「竹取物語」を紹介するそうです。
派遣学生の能美さんより、準備についてのブログが届きましたので、ご紹介します。

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IAC2014派遣学生慶應義塾大学大学院修士2年の能美亜衣です.

今日は,本日行われたJAXA学生発表の練習会についてレポートします.

今年度は,派遣学生で日本の文化や学生の宇宙開発を劇形式で発表することになりました.
7月から会議を重ね,台本を作成し,みんなで英訳を行いました.

今日は,台本がほぼ完成したので読み合わせや流れの確認を行いました.
また,劇の途中で殺陣のシーンがあり,その場面に使う刀の細工も行いました.

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それぞれのシーンでの立ち位置を確認し,通しをしてみての修正も見つかり,完成がなんとか見えてきました.

今日は全員が集まれませんでしたが,本番に向けてさらに練習を重ねていき,日本の文化などをしっかり伝えられるよう仕上げていきたいです!
出発まで残り約1週間,しっかり準備をしてIACに臨みたいと思います.

2014年08月23日

NASA Academy10

こんにちは。岡野です。
長崎君の最後のレポートです。

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こんにちは。
2014年NASA Ames Academyに参加しています長崎です。

とうとうNASA Academy最終週です。このブログも最後となりました!


月曜日:Final Banquet at Doug's house

仕事終わりにDougの家に行って、最後の晩餐です。

Dougには感謝しきれないくらい感謝でいっぱいです。

これだけ素晴らしいAcademyプログラムを立ち上げ、日本人を参加させてくれているのは勿論、本人もあまり体調が良くない中Academy期間中何度も私達を家に招待してくれました。

ここでの食事やプールでのひと時は本当に良い思い出です。

食事の後、Academy10週間分のビデオを編集したMovieを見ました。
Academyメンバー全員にそれぞれ焦点を当てた素晴らしいMovieに仕上がっていました(泣)

ストーリー構成までされており、作ってくれたAcademy スタッフに感謝です!


火曜日:Google tour

Academy最後のツアーはGoogleです。Amesはシリコンバレーに立地しているのでGoogleとは密接な関係にあります。

Googleは企業というより大学のキャンパスといった雰囲気で、多くの人がノートパソコン片手に外で仕事をしていたのが印象的でした。

全てが開放的で、柔軟な発想は自由な環境から生まれるというのを本当に意識しているなと感じました。

有名な無料食堂ですが、社員以外は(やはり)入れませんでした。

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写真:Googleの自転車は共有で誰でも使えて乗り捨てできる。


水曜日:Final report提出

この夏の研究をアメリカ航空宇宙学会(AIAA)の論文形式でまとめて提出しました。

このFinal reportのおかげでこの1週間程はあまり眠れない日々が続きました。なんせ自分の研究に合わせてGroup projectのreportまで書かなければいけなかったためです。

特にGroup projectは実験環境の準備において色々トラブル続きで、実験データもちょうど前日に得られたところというドタバタだったため大変でした。

最初の想定では6週目くらいには実験データを得られていたはずなのですが・・・
グループワークのスケジューリングの難しさをこのAcademyで痛感しました。


金曜日:Final Presentation

とうとうAcademy最終日です。

今日は朝から夕方までAcademyメンバー全員の研究最終発表です。

10週間の集大成です。
ほとんどのメンバーが中間発表から大きな進展を挙げていました。
それぞれのProjectもEngineeringからScienceまで多岐に渡るので他のメンバーの発表を聴くのも勉強になりました。

自分の発表はというと・・・今回は大トリでした。
前日にしっかり練習を積んだので特に問題なく終わったと思います。質問に対しても中間発表の時よりも的確に答えられたと思います(英語能力も向上した!?)。

基本的にこのブログで自分の研究について何も書いてきませんでしたが(書いてもあまり面白くないですし)、研究の達成度としても当初の研究課題はほとんどクリアできたと思います(ちゃんと研究もしていました)。

自己評価80点!満足です。
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写真:Final Presentationの様子

Presentation終了後にはAcademyの修了式がありました。いよいよAcademyも終了です!
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写真:Presentation終了後の最後の集合写真

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写真:Academy最後のDinner。Academyスタッフに感謝のプレゼント。


このAcademy期間中、自分の未熟さを痛感することが多かったですが、自分を見つめ直すまたとない機会でした。
様々な宇宙産業ツアーをはじめ、NASAの権威や宇宙飛行士らの講演、様々な人との出会い。まさに夢の様な日々でした。このAcademyに参加しなければできなかった本当に貴重な体験がたくさんできたと思います。

「世界を知る」この目的にAcademy参加はこれ以上ないほど合致していました。

このAcademyに参加したことが私の価値観や視野を変え、今後の人生の選択を変えるであろうことは間違いないです。

今後もAcademy卒業生としてAcademyに少しでも関わっていきたいと思います。

最後に、このような素晴らしい機会を与えて下さったJAXA 宇宙教育センターの職員の皆様、NASA Ames Academyのスタッフに感謝の意を表します。

また、このブログを通して少しでも宇宙やNASA、JAXAに興味を持ってくれる方がいてくれれば非常に光栄です。


ありがとうございました。

長崎陽

(後日談)
さて、Academyが終了して1週間経ちました。
他のAcademyメンバーは皆いなくなりましたが、私はまだNASA Amesにいます。

私のAcademyでの研究成果を指導教官に評価して頂き、Amesでの滞在を延長することになったのです!

まだいつまで滞在するか正確には決まっていませんが、チャンスを掴むも逃すも自分の頑張り次第です。

何事も頑張りましょう!

Thank you!!

2014年08月16日

NASA Academy9

こんにちは。岡野です。
今週の長崎君のレポートです。

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こんにちは。
2014年NASA Ames Academyに参加しています長崎です。

Academy9週目。Academyも残り2週間となりました。
来週にFinal reportの提出およびFinal presentationがあるため、研究もいよいよまとめの段階に入っています。

(8週目)木曜日:Poster Presentation

先週のブログでPoster Presentationについて書くのを忘れていたのでこちらで報告します。

AmesのSummerインターン生全員によるPoster presentationがありました。

Academyを除くほとんどのプログラムにとってこのPoster presentationがこの夏の研究の集大成であり、この日がAmes最後の日となります。同じプロジェクトのメンバー数人ともお別れです・・・

ポスターセッションの前にはBBQ(こちらのBBQは基本的にハンバーガーとホットドッグ(?))が振る舞われ、修了式のようなものもありました。

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写真:(左)BBQ、(右)修了式での研究所長のあいさつ

ポスターセッションでは口頭発表に比べて多くの人とより深く自分の研究や関連研究について議論することができます。

今回のポスターセッションでも自分のプロジェクトと似た研究をしているAmes職員と遭遇し、非常に有益な情報交換ができました。

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写真:自分のポスターの説明をしている様子


火曜日:Lunch Lecture (Andy Weir)

アメリカのSF小説The Martianの著者Andy Weirの講演がありました。

自分は知らなかったのですが火星を舞台にしたかなり有名な小説のようで、来年にはリドリー・スコット監督マット・デイモン主演(豪華!)で映画化も予定されているそうです。

著者は元々ソフトウェア開発など宇宙には無関係な仕事をしていたそうです。
研究者や技術者とはまた違った興味深い半生を聴くことができました。
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写真:講演の様子


水曜日:Lunch Lecture (Dan Bursch)

NASAの宇宙飛行士Dan BurschのLunch Lectureがありました。

Danはスペースシャトル3回、国際宇宙ステーション滞在1回と計4回ものミッションに関わっています。

彼の宇宙での経験や、スペースシャトル、他の宇宙飛行士の話など、1時間以上の講演があっという間に感じてしまうほど、彼の講演にのめり込んでしまいました。

また、毎回講演者の紹介をAcademyメンバーが行うのですが、今回は私がDanの紹介をしました。私の紹介をとても気に入って頂けたようで何度もお礼を言って下さいました。

今回Academyメンバーへの講演のためだけに片道2時間以上かけてAmesまで来てくれたそうです。Danは人間的にもとてもフレンドリーで、素晴らしい人格者でした。
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写真:講演の様子


金曜日:Lockheed Martin STAR Labs Tour
AcademyのスポンサーでもあるLockheed MartinのSpace Technology Advanced Research and Development Laboratories (STAR Labs)の見学を行いました。

いくつかの研究所で構成されているSTAR Labsですがその中の一つSolar Dynamics Observatoryは太陽観測衛星のみを取り扱っている研究所です。
衛星のテストを行う実験設備や、太陽の様々なスペクトルの写真・データを見せて頂き、とても面白いツアーでした。

JAXAと国立天文台がNASAと共同で開発した太陽観測衛星「ひので」のStructural modelも展示してありました。

ここで働いている人の多くが太陽オタクだということがはっきりと伝わってきます。好きなことに集中して取り組む仕事ができるというのは素晴らしいですね。

2014年08月09日

NASA Academy7&8

こんにちは。岡野です。
長崎君のレポート、2週分まとめて届きました。

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こんにちは。
2014年NASA Ames Academyに参加しています長崎です。

7週目の後半から8週目にかけてSouthern California (LA周辺)の航空宇宙産業ツアーに行ってきたので、それらについて2週間分まとめて報告します。

ただ基本的に内部は写真撮影禁止のところが多かったので写真は少なめです。


● SpaceX(携帯・カメラ持ち込み禁止)

2002年にPayPalの創設者Elon Muskが立ち上げた、独自にロケット開発から打ち上げまで行っている民間宇宙企業です。

Elon Muskは現在のロケット打ち上げ費用が高すぎる、自分ならもっと安く作れると考え、PayPalで築いた資産でSpaceXを始めました。

ロケットの製造・打ち上げ費用を1/10~1/100程度にして、自社のロケット・宇宙船で人類を火星に移住させるという壮大な目標を掲げています。

そして、わずか10年程度でロケット(ファルコン9)・宇宙船(ドラゴン)を製造し、ロケットの打ち上げや宇宙ステーションへの物資補給など多数の成果を挙げています。打ち上げ費用も既に1/3程度になっているようです。

間違いなく今世界で最も注目されている民間宇宙企業です。

ツアーではドラゴンのカプセルやロケットのエンジン組み立ての現場等を見学しました。
ただ表面的なところのみで、やはり肝心なところは見せてもらえませんでした。

それにしても社員がみな若く、非常にやる気に満ち溢れた現場でした!
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写真:SpaceXのBuilding

● California Science Center

Los Angelesにある科学館です。こちらは一般公開されており、誰でも無料で入ることができます。

私達がここに来た目的は既に運用が終了しているスペースシャトル "Endeavor"がこの科学館に展示されているからです!(スペースシャトルを見るのには$2かかります)

他にも色々とこの科学館には展示されていますが、スペースシャトルへ一直線に向かいました。
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写真:スペースシャトル "Endeavor"

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写真:スペースシャトルのメインエンジン

感動です!
過去にシャトルのエンジンの設計に携わっていた係員からエンジンの解説もして頂き、非常に勉強になりました。

自分は基本的に無人探査にしかこれまで興味がなかったのですが(日本では有人探査に関係したものに触れる機会がほぼないですし)、こちらに来てから有人探査にも非常に興味が湧いてきております。

NASAに来てから自分の考え方等色々と変化が現れていることを感じます。有り難い機会です。


● NASA Jet Propulsion Laboratory (JPL) + Caltech

カリフォルニア州パサデナにあるNASAのJet Propulsion Laboratory(3週目くらいに少し話題に出したジェット推進研究所)の見学を行いました。

元々はカリフォルニア工科大学(Caltech)の研究機関だったので、今もCaltechの一部という扱いでもあるようですが、NASAにおいて無人探査機の開発を担当している研究所です(個人的にはNASAで一番興味がある研究所。ただJPLにはAcademyはありません)。

火星探査ローバーや太陽系外へ到達した探査機ボイジャーもJPLが開発したものです。

ツアーはまさにこれまでの人類の宇宙探査の歴史を見ているようで驚きの連続でした。

3種類の火星探査ローバーSojourner(ソジャーナ)、Opportunity、Curiosity。重量・サイズが新しいものであるほど倍増(以上)しています。

特にCuriosityはちょうど2年前に火星に着陸し、現在も探査を行っている最新の火星探査ローバーです。Opportunityに比べて5倍もの重量があります。そのEngineering model(試験機)を見学することができました!

これほどの物を火星に送り、問題なく探査を成功させているNASAの技術力に感動と驚きを隠せません。
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写真:火星探査ローバーOpportunity(左)とSojourner(右)(レプリカ)

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写真:火星探査ローバーCuriosity(Engineering Model)。感激!

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写真:まもなく打ち上げ予定のSMAP (Soil Moisture Active Passive) 衛星。キムタクもこの衛星についてなにか言及したとか。


● Scaled Composites (& Virgin Galactic)(携帯・カメラ持ち込み禁止)

Virgin Galacticが宇宙旅行に用いる旅客機(SpaceShipTwo)を製造しているScaled Compositesの見学を行いました。

Scaled CompositesはSpaceShipOneによる高度100 kmへの弾道飛行を成功させ、世界で初めて民間企業による有人宇宙飛行を実現させた企業です。

Scaled Compositesが旅客機を製造して、Virgin Galacticがそれを用いてBusinessを行う。その関係を言うならばBoeingとJALやANAのような関係です。

ツアーではSpaceShipTwoと弾道飛行のシミュレータの見学を行いました。

Scaled CompositesはSpaceShipOneやTwoにとどまらず、次々と新しい物、これまで実現されたことがない物の開発に挑戦し続け、実際にそれを達成しています。

Googleなど航空宇宙業界に限りませんが、アメリカ企業の創造性を身近で感じ圧倒されます。

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写真:Virgin GalacticのBuilding(周りはほぼ砂漠です)

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写真:SpaceShipOneのレプリカ(近くのParkで公開されていました)


● Alumni Dinner @LA
LA周辺で働いている(JPL, SpaceX, Virgin Galactic etc.) Academyの卒業生との夕食会がありました。

世界の宇宙業界の最前線で働いている彼らの話は非常に刺激になります。

それにしても先週も書きましたが、アメリカの航空宇宙業界におけるAcademyの輪というのは凄いですね・・・

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写真:Academy卒業生とのDinner @LA


アメリカの色々な研究所や企業を見学していて気付いたのですが、自分があまり日本の研究所を見学した経験がないということ。

こちらの研究所のスケールや技術・創造性に確かに驚かされていますが、日本にも負けず劣らず素晴らしい研究所・企業がたくさんあるはず。

帰国後はもう少しアンテナを広げて日々の生活を過ごします。

2014年08月06日

国際スペースキャンプ2014 (1)

みなさん、こんにちは。
JAXA宇宙教育センターの宮川です。

7/22~25の4日間、韓国の宇宙機関の韓国航空宇宙研究院(通称KARI(カリ))主催の国際スペースキャンプに、日本からの参加者20名と一緒に参加してきました。

韓国の済州島に新しく4月末にオープンしたての済州航空宇宙博物館で開催されたこのキャンプには、アジア5ヶ国(韓国、タイ、中国、日本、ベトナム(五十音順))の中学2年生~高校1年生の生徒達57名が参加しました。
(実は、バングラディシュが参加する予定だったのですが、残念ながらVISAが間に合わず参加できなくなりました。)

では、これから国際スペースキャンプの様子をお伝えします。


7月22日(火)
今回関空組、成田組、福岡組に分かれて全国から集まった中高生達が済州島へ到着しました。関空組は、先に到着していたベトナム組と合流して会場へ向かいました。
成田組は、韓国人の生徒達(一部)と合流して会場へ向かいました。福岡組は釜山経由で国際線から国内線に乗り換えでしたが、無事に到着できました。
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写真:関空組

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写真:成田組

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写真:福岡組


17時からは会議室でオリエンテーションが行われました。
オリエンテーションでは、まずグループに分かれ、グループ内で自己紹介をしました。
次に、あらかじめパワーポイントで作っていた自己紹介文を使って、全員の前で改めて自己紹介をしました。
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写真:参加者全員に向けて自己紹介

自己紹介の後、グループ名とグループのリーダー・書記を決め、グループの旗を作り、発表をしました。
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写真:グループとグループの旗 
    チーム1・チーム2
    チーム3・チーム4
    チーム5・ チーム6
    チーム7・チーム8
    チーム9・チーム10

発表後、みんなでごはんを食べました。辛い食べ物が苦手な人のために、基本は辛くないものが多く、辛さが欲しい人はキムチなどを加えて食べていました。
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写真:夕食の様子


夕食後、グループワークとして、ビンゴゲームをしました。マスの書かれた紙をグループごとに渡され、グループ内で「もし全ての人工衛星が無くなったらどうなるか」について話し合い、1マス毎に事象を記入していきました。後で各班で回答を1つ発表していき、その発表した内容が自分のマスと同じだったら丸を付け、縦、横、または斜めのマスが最初に揃ったチームが優勝というルールで、グループ10が優勝しました。
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写真:ビンゴゲーム

2014年07月26日

NASA Academy6

こんにちは。岡野です。
今週の長崎君のレポートです。

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こんにちは。
2014年NASA Ames Academyに参加しています長崎です。

NASA Academy6週目です。


月曜日:Lunch Lecture (Dr. Christopher McKay)

世界的に有名なAstrobiologist(宇宙生物学者)であるDr. Chris McKayのLunch Lectureを聴講しました。

宇宙生物学とはざっくり言うと、生命の起源を明らかにするために、生物学において地球規模ではなく宇宙規模で考察し研究する学問です(その名の通り)。

それは地球外生命体の発見・研究や、地球上生物が地球外で生活した際の問題・影響についての研究等を含みます。

実は私達のGroup Projectも彼が提案した火星での植物栽培プロジェクトに感化されたものです。

現在無人ローバーOpportunityとCuriosityによって火星探査が行われていますが、将来的に人間によるより詳細な探査を行う際に欠かせないものが食料です(NASAは10年以内に人類を火星に送ることを計画しています)。

ただし、火星探査等の長期ミッション(3年程度)において必要となる食料を全て地球から持っていくというのは、物理的にもコスト的にもほぼ不可能です。

したがって、長期的な有人ミッションにはある程度の自給自足の生活が不可欠となり、地球外での植物栽培が必要となってくるわけです(今更私達のGroup Projectの意義について述べていますが)。

講演は火星探査ミッションにおける3つのステップについてAstrobiologistの視点から説明して頂きました。ざっくり書くと下記のような感じ。

火星探査➔有機物発見➔生命の起源解明に繋がる(惑星汚染という観点から地球上の生命を送ることは望ましくない)
    ➔有機物なし➔温暖化・植物栽培(テラフォーミング)➔人類移住

壮大な構想について非常にわかりやすく講演して頂きました。

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写真:Dr. Chris McKayのLunch Lecture


火曜日:Dinner lecture (Ames Center Director: Dr. Pete Worden)

Amesの研究所長であるDr. WordenのDinner Lectureがありました。

1週目に続き再度Amesの所長との会が用意されている。これが他のインターンとは決定的に異なるAcademyならではの特権です(他にも色々ありますが)。

Dinner Lectureは地球・人類が直面するであろう危機、必要となる火星移住等に関する話でした。

NASAで過ごす日々で特に感じることですが、こちらの人は「どうやってそれを実行するのか」ではなく「こういうことが将来必要となってくる」「自分はこういうことを考えている」といった発言・講演が非常に多いということ。

それが例え的外れであったり、現実離れしていたとしても、こういったアイデアや考えを積極的に出せる環境がアメリカの多大な成果に繋がっているのかもしれないと、ふと感じました(知識や技術的には日本は決して劣っていないと思うのですが)。

また、NASAにとって今火星が本当にホットトピックであるということを感じます(日本ではあまり感じないこと)。

今どこを目指すのかと聞かれればこちらの人は多くが「火星」と答えます。
またそれはもちろん「有人」探査のことを言っています。

なぜ火星なのか。

火星は比較的地球と似た惑星であること。火星には生命や水の痕跡があること。現在の技術で比較的到達しやすい惑星であること。大統領が宣言したから。などなど挙げられますが、なによりも、1969年に初めて人類を月に到達させたように、NASAは新たなフロンティアとして火星に初めて人類を送りたいという思いが強いのではないかと個人的には感じます。

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写真:Dr. Pete WordenとのDinner


金曜日:BBQ with Academy Alumni

過去のAcademy参加者とのBBQをAmesの敷地内で行いました。

厳しい選抜の中選ばれ、この忙しいAcademy10週間を経験してきた方々なので、やはり皆非常に個性豊かです。

過去のAcademy参加者の約30-40%程度がNASAで働いているそうです。Academy終了後にすぐNASAで働き出した人もいます。

その他もSpaceXやVirgin Galactic、Skybox(Academy卒業生が創始者)等の民間宇宙企業や、Boeing等の航空系で働いている人も多いため、実質的にAcademy参加者のほとんどがアメリカの航空宇宙系に関わっているようです。

このような場で今彼らと席を共にできていることが、今後の自分の財産になることを確信しております。

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写真: Academy卒業生とのBBQ


日曜日:Lick Observatory

夕方くらいからLick Observatory(リック天文台)見学に行ってきました。なんと夜中の1時頃まで滞在(次の日は6時起床)。

世界で初めて山頂に作られた天文台だそうです。

口径3 mもの天体望遠鏡があり、土星や星雲などを見ました。
天文台の下にはJames Lickが眠っていました。

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写真:(左)Lick Observatoryの120-inch(3 m)反射望遠鏡、(右)James Lickのお墓

2014年07月19日

NASA Academy5

こんにちは。岡野です。
今週の長崎君のレポートです。

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こんにちは。
2014年NASA Ames Academyに参加しています長崎です。

5週目。Academyもいよいよ折り返し地点です。

先週が盛りだくさんだったので今週はちょっと控えめに‥


月曜日:Poster提出
Amesの全インターン生によるPoster Presentationが8週目にあります(これとは別にAcademyにはFinal Presentationが10週目にあります)。
なぜかその3週間前の今Posterを提出します。

なぜこれほど早くPosterを提出する必要があるのか皆理解できない中、これまでの研究をまとめてPosterを作成し提出しました(またいずれPoster Presentationの様子も報告します)。


火曜日:Virgin Galactic Telecon
Virgin Galactic(http://www.virgingalactic.com/)の従業員とテレビ会議をしました。

Virgin Galacticとはビジネスとして宇宙旅行を提供している(する予定の)会社です。

これまで高度100 km以上の宇宙に到達した人間は500人強しかいません。
Virgin Galacticはそれとほぼ同数の500人を毎年高度100 kmの宇宙へ送ることを計画しています。

アメリカはSpaceX(7週目に見学予定)を筆頭とした民間企業も宇宙分野に独自の参入をしており、それらが多大の成果をあげています。

なにがこのような環境を創りだすのか。
正直スケールの違いを感じております(日本もいずれ‥)。
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写真:テレビ会議(左上がVirgin Galacticの従業員)


水曜日:Monterey Bay Aquarium Research Institute(MBARI)の見学
Montereyにある海洋学研究所です。

なぜNASAのインターンで海洋学の研究所を見学するのか。
それは、宇宙探査と海底探査は未知のFrontierを探査するという点で通ずるところが多いからです。

色々な海底調査船を見せて頂きました。

それはまさに惑星探査ローバーのようで(重量制限がほぼないのでもっと大きく色々な機器を搭載していますが)、エンジニアの心をくすぶる技術の結晶でした。
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写真:海底調査船


木曜日:No-escort Badgeゲット!
3週目のブログで書いたように、アメリカ国籍を持たない外国人は、正式な登録が完了するまでAmes職員のエスコートがなければBase内に入ることができません。

5週間もの時間を要しましたが、遂に、登録が完了しNo-Escort Badgeを手に入れました!

これからはBase内を好き放題(まだ制限はありますが)サイクリングしたいと思います。


番外編(土曜日:ラーメンフェスティバル@サンフランシスコ)
そろそろ日本食が恋しくなってきた今、サンフランシスコの日本人街でラーメンフェスティバルが開催されていると聞きつけ、Academyメンバーと行ってきました。
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写真:ラーメンフェスティバルの混雑具合

久しぶりに日本のラーメンが食べられると、意気揚々と2時間かけてサンフランシスコへ行ったのですが、結果、写真のように大混雑でした(長蛇の列でおそらく2,3時間待ち)。

まだ日本食ブームは続いているのでしょうか(1年目のイベントらしく来場者数を把握できていなかったのでしょうが)。
日本食が人気なのは嬉しいことですが‥結局、タイ料理を食べて帰りました。タイ料理は美味しかったです(泣)

2014年07月12日

NASA Academy4

こんにちは。岡野です。
今週の長崎君のレポートです。

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こんにちは。
2014年NASA Ames Academyに参加しています長崎です。

今週は火曜日に研究中間発表、木曜日にはまさかの驚きの出会い、週末はLake Tahoeへ!などなど、色々と(ほぼ毎日)イベント尽くしの週です。


月曜日:Family Day
Non-working day! Academyメンバーの家族と一日一緒に過ごします。

朝昼:Amesツアー
Academyメンバーの家族と一緒にAmes内の色々な施設を回ります。
回った施設を簡単に紹介。

Vertical Motion Simulator
http://www.aviationsystems.arc.nasa.gov/facilities/vms/index.shtml

いわゆるフライトシミュレータです。
多くの宇宙飛行士(日本人含む)がこのシミュレータを使って、飛行訓練をしているそうです。
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写真:シミュレータを体験!(座ってポーズとっただけ

Future Flight Central
http://www.aviationsystemsdivision.arc.nasa.gov/facilities/ffc/index.shtml

航空交通規制のシミュレータです。360°パノラマ画面で飛行場や火星の風景などを表示して様々なシミュレーションができます。
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写真:シミュレータ画面

Amesには飛行場があるので、その管制塔に入りました。So cool!!
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写真:飛行場の管制塔。

20G centrifuge
http://www.nasa.gov/centers/ames/multimedia/images/2006/20gcentrifuge.html

遠心力を使って、人工的に20G(地球上の20倍)までの重量を生成することができる機械です。ロケット打ち上げ時などの重力変化が人の健康に与える影響などを調べます。
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写真:遠心分離器。これがこんな感じで回転します(https://www.youtube.com/watch?v=FBJegTfF9Kg

夜はAmesの敷地内で家族団欒BBQを楽しみました(自分の家族は来ていませんが)。
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写真:Academyメンバーの家族と集合写真


火曜日:研究中間発表
今日は一日研究の中間発表です。

これだけ色々とイベントがある中、わずか3週間強で自分+グループの研究発表をしなければなりません。

ほとんど誰も結果が出ていない中、研究背景や今後の計画等について話します。

私は国際会議での発表経験もいくつかあるので、英語での発表もそれなりに抵抗なくこなせました。

こちらの人がする発表は、デザインから論理構成まで自分が今までしてきた発表と大きく異なっていたため、発表前は認めてもらえるかが正直不安でした(カルチャーショック?)。

そんな不安があったため、発表後に「Nice Presentation!」「とてもわかりやすかった。」「全て理解できた。」と高く評価して頂けて非常に嬉しかったです。

言語能力で劣る分、現状Discussion等に同じレベルで参加することができておらず不甲斐なさを感じていますが、やる気であったり研究の成果であったり、少なくとも他のところで自分なりの個性を出していきたいです。
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写真:中間発表の様子


木曜日:Director's colloquium (Dr. Robert Zubrin)
Amesでは夏のインターンの時期に、Director's colloquiumというNASAの偉い方々を招いた講演会が毎週開かれています(参加は任意)。

講演当日に気づいたのですが、本日の講演者はDr. Robert Zubrin。

ん、ZubrinってあのZubrin・・・??
そうです。
彼は、私が4年間研究している磁気セイルの考案者です!(と言われてもピンと来ないでしょうが)

とりあえず、火星探査部門のプレジデントでNASA の火星探査プロジェクトを牽引するとても偉い人です(http://en.wikipedia.org/wiki/Robert_Zubrin)。

さらに火星探査に長年関わりながら、磁気セイルの他にも様々なアイデアを生み出してきた偉人です。

当然、講演を聴き(今後のNASAの火星探査に関する講演:こちらも非常に興味深い)、講演後には個人的に少し話もしました!

彼が1988年(奇しくも自分が生まれた年)に発表した論文がなければ、磁気セイルは生み出されず、私は今宇宙に関わっていなかったかもしれません。今このようにNASA Amesで充実した日々を過ごしていなかったかもしれません。

素晴らしい出会いに感謝。
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写真:Dr. Zubrinの講演

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写真:Dr. Zubrinとのツーショット!


金曜日:Desert Research Institute (DRI) & Digital Solid State Propulsion (DSSP)の見学

Dr. Zubrinの講演終了後、すぐにLake Tahoeへ向けて出発し(6時間くらいのドライブ)、金曜日は近くの研究施設を訪問しました。

Desert Research Institute (DRI)

Desert(砂漠)という名前がついた研究所ですが砂漠の研究をしているわけではありません(少なくとも現在は)。

地球の大気や環境に関わる研究をしている研究所です。NASAとも色々と提携して研究しているようです。
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写真:3D visionで火星着陸を体験@DRI


Digital Solid State Propulsion (DSSP)

新しいロケットの推進剤を開発している会社です。

これまでの推進剤を使うよりも、比推力(燃費)が良かったり、環境に良かったり、オンオフをコントロールできたりと、色々な利点があるようです。

また、彼らの推進剤を用いて色々なデモンストレーションも見せて頂きました。

あまり大きな会社ではないですが、働いている人々も魅力的で個性があり、素晴らしい会社です。
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写真:推進剤の耐久テスト@DSSP


土日:Lake Tahoe

週末はLake Tahoeの近くでラフティングやクライミング的なことをして楽しみました(これもTeam Buildingの一貫)。

平日から週末まで、つくづくAcademyは充実した素晴らしいプログラムだと感じています(その分自由時間・寝る時間は少ないですが)。
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写真:Lake Tahoeからの帰りにブラジルワールドカップ決勝を観戦

2014年07月05日

NASA Academy3

こんにちは。岡野です。
今週の長崎君のレポートです。

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こんにちは。
2014年NASA Ames Academyに参加しています長崎です。

NASA Amesでの3週目。

こちらの環境にも少し慣れてきました。

ただ、来週の初めに早速研究に関する中間発表があるため、個人の研究・グループの研究共に大忙しの週です。

今週は特に大きなイベントがなかったのでこちらに来て感じた雑感を述べます。

● NASA Ames研究センターで行われている研究の多様性
航空宇宙工学はもちろん、生物学(私のNASAでの指導教官も生物学専門)、宇宙科学、理学、情報工学など非常に多様な研究がNASA Amesで行われています。

したがって、敷地も端から端まで歩けば一時間以上かかるくらい広いです。

DougやAcademyスタッフが言っていたことですが、NASAで行われている研究のほぼ全てがAmesでは行われているそうです。

ちなみにNASAにはいくつもの研究施設があります。
ただAmes以外の他の研究施設はほぼ全てある分野に特化した研究施設です。

宇宙推進や無人探査機などの開発を行うジェット推進研究所、宇宙科学や理学等のScience専門のゴダード、ロケットの打ち上げ等を行うケネディ宇宙センターなど。

先週のブログでも述べたようにAcademyメンバーも非常に多岐にわたる分野から選ばれています。

NASAで行われている様々な研究に触れることのできるAmes研究センター。

学生の今、このようなAmesで研修を行えている自分は本当に運が良いと感じております。


● セキュリティ
敷地内のセキュリティが非常にしっかりしています。

まずAmesの敷地内に入る際に身分証を確認され、AmesのBase(研究が行われている敷地)内に入るためには入構許可証が必要です。

さらに、アメリカ国籍を持たない外国人は(正式な登録が完了するまでの間)Ames職員のエスコートがなければ、一人でBase内に入ることはおろかBase内を自由に歩くこともできません(3週間たった今もAmes職員のエスコートが必要です)。

外国人が参加できないAmes内のツアーもあります。
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写真:入構時のセキュリティチェック


● 設備予算
日本以上に予算を使うことに対する制約が多いと感じます。

基本的にインターン生にはPCやディスプレイ等はNASAから何も支給されませんし、成果を出していないとプロジェクトに対して旅費等も支給されないようです。

研究に必要なソフトウェアを買うためにも色々な手続きがいるようで、必要ならインターン生は自費で買わなければならないようです。

実験設備等は整っていると感じますが、NASAに持っていたイメージとはかけ離れた質素な環境で研究を行っています。

この環境下であれだけの成果をあげているのはなぜなのか。謎が残ります。


また、Amesとは関係ないですが今週の金曜日はJuly 4th, Independence Dayで祝日でした。

アメリカ人は祝日を非常に大切にしています。
基本的に仕事はできず、たくさん買い物をして社会に貢献。

「日本ではどの祝日が大切なの?」
自分はNew Yearとしか答えられませんでした。

それぞれの祝日の意味をしっかり理解して盛大に祝う、自分が最近忘れていることだと反省です。
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写真:Independence Dayの花火

2014年06月28日

NASA Academy2

こんにちは。岡野です。
今週も、長崎君からのレポートが届きました。

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こんにちは。
2014年NASA Ames Academyに参加しています長崎です。

NASA Amesでの2週目が始まりました。

基本的なAmesでの一日は下記のようなスケジュールです。

6時頃 起床
7時 Amesの食堂(Megabites)で朝食
8-12時 研究 (Individual project)
12-13時 昼食(週二くらいLunch Lecture)
13-17時半 研究 (Individual project)
18-20時 自炊(週一くらいDinner Lecture)
20-23時 ミーティング(Group project)など
0時 就寝

この通りかなり忙しくほとんど自由時間がない日々が続きます。
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写真:Amesの食堂Megabites


今週の主なイベントとしては

Group Project Proposal
Group Projectの概要をAcademyスタッフの前で発表します。

研究以外にも色々なイベントがある中、わずか1週間で研究課題を決め、研究背景や最終目標についてまとめて発表するというのはなかなか大変でした。

ほぼ毎日、時間の合間を縫ってGroup Projectについてミーティングを行いました。

ただし、基本的に何の研究をやっても良く、全員(航空宇宙、機械、電気、生物、化学、金融学など幅広い分野の学生)がProjectに貢献できるようなテーマを決めるというのは非常に困難であり、研究課題を決めるまでに一番長い時間を要しました。


Dinner Lecture (Doug)
今週はAcademyの主催者Dr. Douglas O'Handley本人からのDinner Lectureを聴講しました。

Doug本人の経歴やProjectのManagementに必要なスキル、NASAやアメリカ政府に関する自身の考えなど、非常に興味深いLectureでした。

個人的にはDougの人間性に非常に感銘を受けております。彼はAcademy参加メンバーの名前等を全員分事前に覚えており、全員を家族のように迎えてくれます(おそらくこれまでの16年間のAmes Academyでずっとそうしてきたのだと思います)。

近年、政府のNASAへの予算カットで風当たりが強いなか、もし彼がいなければAmesでのAcademyはまず存続していないでしょう。

またアメリカ国籍を持たないInternational StudentをNASAに迎えるというのは、手続き上色々と困難な点が多いなか(4日前に現地入りするのも手続きに時間がかかるため)、このように私がここAmesにいられるのはDougのおかげだと感じております(もちろんJAXA宇宙教育センターの職員の方々と)。
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写真:DougのDinner Lecture


Lunch Lecture
できるだけ個人の研究時間を妨げないようにという計らいか、昼食を食べながらもAmes職員からのLectureを聴きます。なんという強行スケジュール!!

今週は3度のLunch Lectureがありました(通常は週最大2回らしいですが‥)。基本的には彼らのAmesでの研究や経歴等について聴講します。

実際にAmesでフルタイム働く職員からの話は非常に興味深く、自分にとっても今後の参考になります。

一番感じるのは皆過去にAcademyやインターンシップなどにおいてAmesで働いた経歴を持つということ。

アメリカにおいて就職活動は人間関係がベースであることを感じます(日本でも博士課程を越えると重要ですが)。
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写真: Lunch Lectureの様子

2014年06月21日

NASA Academy 1

こんにちは。岡野です。
NASA Academyへ派遣中の長崎君が、あちらでの様子を報告してくれましたので紹介します。
定期的に報告をお願いしていますので、今後もお楽しみに。


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はじめまして。

2014年NASA Ames Academy(http://edu.jaxa.jp/news/20140115.html)に参加しております長崎です。

NASA Ames AcademyとはNASA Ames研究センターの夏季インターンシップ・プログラムの一つです。

NASAには他にも色々なインターンシップがありますが、Academyが色々な面で最も充実したプログラムらしいです(その分アメリカ人にとっても倍率が一番高い)。

こちらのブログでこれからの10週間のNASA Ames Academyでの生活を報告したいと思います。

始めに軽く自己紹介から。

氏名 長崎 陽(Nagasaki Yoh)
所属 京都大学生存圏研究所山川研究室博士課程2年
専攻 電気工学専攻
生年月日 1988年6月4日
趣味 サッカー、ドラム、バックパッカーなど

研究経歴などの詳細はこちらのページへどうぞ。
http://www.rish.kyoto-u.ac.jp/space/people/nagasaki/index-j.html


NASA Week1

日曜日にNASA Ames Academy参加メンバー集合(計15人)。その後Academy主催者のDr. Douglas A. O'Handley (Doug) の家に行きBBQとプールを楽しみました。

実はアメリカ国籍を持たないInternational Studentは数日前に現地入りして、セキュリティ登録等を済ませています(16時間の時差ボケ解消も目的。実際この4日間は食う・寝るしかしていなかった気がします)。

今年はESA(欧州宇宙機関)やCSA(カナダ宇宙庁)がAcademyに参加していないため、International Studentは日本とオーストラリアからの2人のみ。少し寂しい4日間を過ごしました。

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写真:オーストラリアからの参加者Jiro Funamoto(日本人と韓国人のハーフのオーストラリア人でまさかの日本語ペラペラ)。


第一週は
月曜日:Orientation(Academy、Amesに関する色々な説明が計4時間くらい)
火曜日:Team Building(丸一日)
水曜日:Happy Hour @ Megabites (Amesの食堂Megabitesで。アメリカの文化でお酒が安く飲める時間帯をHappy Hourという)
木曜日:Dinner Lecture (Dr. David Morrison)
金曜日:自分のこの夏の研究についてA4一枚でまとめて提出
土曜日:サンフランシスコ観光
日曜日:Amesの所長Dr. Wordenとワイナリーへ

とこの夏の研究スタートと同時に色々なイベントが目白押しでした。

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写真:オリエンテーション後に撮った集合写真(右下が長崎)


Team Building:
初対面のAcademyメンバー内の結束を固める+NASAが行っているプロジェクトの過程を体験するという目的で、NASAからスペースシャトルと月面ローバーの製作を受注したという設定で、プロジェクトのシミュレーションを行いました。

厳しいNASAからの製作要求やプロジェクトチーム全体の意思疎通の難しさ、様々なアクシデントなど、プロジェクト遂行の難しさを体験しました。
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写真:Team Buildingの様子と製作したプラモデル


Dinner Lecture (Dr. David Morisson):
Dougの家で食事を楽しんだ後に、地球衝突小惑星の回避手法(映画「アルマゲドン」みたいなプロジェクト)に関する研究の権威であるDr. David Morrison(http://www.nasa.gov/centers/ames/research/2007/morrison.html#.U8wVJfldXNE)の(カジュアルな)Lectureを聴講しました。

私の所属する山川研究室や、日本でも地球衝突小惑星の回避手法の検討が行われ始めていることをアピールしておきました。

ただ、実際に衝突する小惑星が発見された場合、国際的な問題であるにも関わらず、現状予算を掛けて研究しているのはアメリカのみであることをDr. Morrisonは嘆いておられました。
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写真: Dougの家でのDr. David MorrisonのLecture風景


Individual Project
私はAmesのSpace Bioscience Divisionに配属されまして、個人の研究(Individual project)としては、将来の長期的な有人宇宙探査(火星探査など)に向けた磁気シールドの研究を行うことになりました。

Group Project
自分個人の研究以外にもAcademyメンバーで一つの研究に取り組みます(Group Project)。Group Projectとしては月・火星での植物栽培のための基礎研究に取り組むことになりました(数日に渡る長いグループディスカッションの末‥)。

具体的には、密閉された空間(宇宙機などの)において、植物の成長を二酸化炭素の計測のみでモニターするシステムの構築を行います。


週末はサンフランシスコ観光やワイナリーへ行きました。週末は全力できっちり遊ぶのがアメリカ文化です。
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写真(左):サンフランシスコのロンバードストリート前 写真(右):ワイナリー (Amesの所長Dr. Wordenと)

2013年10月18日

IAC 2013

宇宙教育センターの宮川です。
今回は、IACについてレポートします。


9月22日~27日まで、第64回国際宇宙会議(IAC)北京大会に行ってきました!
今回、JAXAの派遣学生(日本人の選抜された大学生・大学院生)と共に
IACと国際宇宙教育会議(ISEB)に参加しました。

ISEBは、8ヶ国(欧州連合、カナダ、日本、米国、フランス、オーストラリア、韓国、
南アフリカ)の宇宙機関や科学館が集まり、教育活動を行っています。
今年、メキシコ宇宙局が新たに加盟し、9ヶ国に増えました。

毎年、議長は創設メンバー(欧州連合、カナダ、日本、米国)で持ち回り、
今年はJAXAが議長でした。
ISEBは、毎年IACで集まり、会議を行ったり、学生を派遣し、学生間の交流を
行っています。


9月22日の日曜日は、ISEBの派遣学生全体の活動として、ice breaking activities
と呼ばれる交流活動を行いました。
北京航空航天大学で集まり、現地の大学生と一緒に、「どのように宇宙技術が地球を
救うことができるか」についてグループで討論したり、大学内の航空博物館を見学したり、
中国の文化として太極拳と古典楽器の古筝(琴)を学んだりしました。
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        グループ討論のようす


23日はオープニングイベントとして、IACのオープニング、中国文化発表があり、
主要宇宙機関長のパネルセッション、ウェルカムレセプションなどがありました。
ウェルカムレセプションでは、学生達は普段会えない宇宙飛行士や研究者などに
会って、話をしたり一緒に写真を撮ったりしていました。
ISEBでは、その日に学生向けISEB参加国宇宙機関長によるQ&Aセッションを行い、
普段会うことのできない宇宙機関長に質問したり、逆に宇宙機関長から学生に
質問をしたり、貴重な経験をすることが出来ました。
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        Q&Aセッションのようす


24日~26日はISEBでは、学会発表の合間のランチタイムに、ランチタイムセッション
と名付けられた、ISEB用の学生向け講演会を行っています。学生の発表や、
研究者らの発表など様々な講演やパネルセッションなどが行われており、26日は、
JAXAの派遣学生が日本の学生が行っている研究活動発表だけでなく、日本文化
なども紹介し、大変喜ばれていました。
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        堀川JAXA技術参与の講演


24日には、JAXA派遣学生向けに樋口JAXA副理事長兼IAF(国際宇宙航行連盟)会長
と懇談会を開催しました。沢山の面白いお話しおよび質疑応答をし、学生達は大変よい
刺激を受けたようです。
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        樋口副理事長との懇談会


25日午前は、JAXA派遣学生が主体で、北京日本人学校に訪問し、出前授業を行い
ました。全日制の日本人学校のため、小学校1年生から中学校3年生までの全学年に
授業を行いました。学年によって、習熟度が違うので、その学年に合った授業や
活動を行いました。相互にとって、とても良い経験になったと思います。
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        日本人学校出前授業のようす


27日は、ISEBの活動として、北京草地国際学校を訪問し、小学校3年生~6年生を
対象に外のグランドで出前授業をしました。
国際学校ということで、日本人の学生やイギリス人の学生など、様々な国の子供が
いましたが、見た目は中国人で出身はスウェーデンなど、海外から来た華僑の子供も
多かったです。基本英語でコミュニケーションをとりました。
日本人の男の子もいて、派遣学生達とすぐに仲良くなってました。
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                        国際学校出前授業のようす


今年のIACはイベントが盛りだくさんで、学生達は大変だったと思いますが、いろいろな
国の同年代の学生達と飲み会をしたり、交流を沢山持てて、良かったと思います。
後日、彼らからの報告書が届くの楽しみです。
そのうち、ウェブページに載せますので、ぜひ読んで下さいね。

2013年06月11日

第29回宇宙技術および科学の国際シンポジウム(ISTS)

JAXA宇宙教育センター
国際活動担当の宮川です。

先週1週間、名古屋で第29回宇宙技術および科学の国際シンポジウム(ISTS)が開催されました。
この学会は2年に1回、日本で開催される国際学会で、宇宙工学、科学、医学、法律、教育など
宇宙に関する様々な分野の方々が世界中 から集まり、各自の研究発表や活動報告などを行い、
展示、意見交換なども行っています。

私はISTSの教育セッションで「発展途上国に対する宇宙教育支援」という内容の発表をしました。
この教育セッションでも、日本人だけでなく、海外からは、スウェーデン、ドイツ、ブラジルなどの
国からも発表に来ていました。
彼らの様々な活動に刺激を受け、更にがんばろうという気持ちになりました。


ISTSでは、学生用のセッションがあり、様々な大学(院)生が発表を行っています。
JAXA宇宙教育センターが行っているIAC(国際宇宙会議)学生派遣に選抜された学生達も、
この学会で発表していました。

この学生セッションには、6つの賞が用意されており、沢山の学生の中から、過去IACに派遣した学生が受賞しました!!
・横浜国立大学大学院の植柗(うえまつ)さんは、日本航空宇宙学会会長賞受賞しました。
・ポスターセッションでは、総合研究大学大学院の久本さんが最優秀ポスターセッション賞を受賞しました!!
IACで派遣された時の交流や発表の経験が、彼らの中でのステップアップに繋っていると幸いです。


尚、JAXA賞を受賞した東京大学大学院の林さんは、副賞として今年のIACに派遣の予定です。
彼らの偉業に誇りを感じつつ、今後の彼らの活躍を楽しみにしております。

受賞式のようす1植松.JPG  受賞式2植松.JPG
授賞式の様子1(植柗さん)                授賞式の様子2(植柗さん)

2012年10月25日

APRSAF-19水ロケット大会 日本代表決定!

JAXA宇宙教育センター国際活動担当の岡野です。

10月21日(日)、22日(月)に、APRSAF-19 水ロケット大会の日本代表研修がありました。

APRSAFは、Asia Pacific Region Space Agency Forum (アジア・太平洋地域宇宙機関会議)の略称で、アジア太平洋地域の宇宙機関が集まった会議です。APRSAFは毎年違う国で開催しており、今年は19回目となり、12月にマレーシアで開催します。
この会議のサイドイベントとして、アジア太平洋地域の12歳~16歳の各国で選抜された青少年が集まり、水ロケット大会を開催しています。(日本は中学校2年生~高校1年生対象)

日本代表は、JAXA宇宙教育センターが主催するAPRSAF-19水ロケット大会の日本代表予選を勝ち抜いた2チームと、YAC(日本宇宙少年団)主催、JAXA共催の日本水ロケットコンテスト2012で選抜された個人2名で構成されています。

その日本代表の国内最終予選が8月に開かれまして、6チームの中から下記の2チームが選抜されました。
佐賀県立唐津東高等学校「鶴城 Rocket Girls」
和歌山県桐蔭中学校「TOIN MOSURA」

9月には、日本水ロケットコンテスト2012全国大会にて年齢制限をクリアした上位2名が日本代表に選ばれました。
おめでとうございます!

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APRSAF-19水ロケット大会 日本代表チーム

今回の研修の初日には地球の宇宙からの観点や宇宙での生物についての講義のあと、サバイバル英会話トレーニングを行いました。習った英語を練習し続ければ現地に行ってもばっちりです!

研修2日目は朝から専門家にロケットについて教えてもらってから水ロケットを作って飛ばしました。生徒たちは、お互いに自分なりの工夫を紹介しあい、打上げの実習に取り組みました。最後にAPRSAFを有意義な経験にするにどうすれば良いか久保田先生から伝授してもらいました。

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水ロケットを製作している様子

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水ロケットの打ち上げ実習

12月7(土)、8(日)に大会が行われます。結果がわかりましたらまた報告しますので楽しみにしていてください(^-^)ゝ

2012年10月05日

IAC レポート

JAXA宇宙教育センターの宮川です。
イタリア・ナポリで行われている工学系で宇宙に関する学会で最大の国際宇宙学会(IAC)からレポートです。

10月1日
IAC初日。JAXA, NASA, ESA, CSA, KARI, VSSECで運営している国際学生ゾーンで、各宇宙機関が
派遣している学生向けに機関長とのQ&Aセッションがありました。
自国の宇宙機関長ですら普段会えないのに、他国の宇宙機関長にも会って、学生向けのお話を聞ける
ことは、普段まず無いので、とても良い機会だと思います。
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宇宙機関長とのQ&Aセッション①

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宇宙機関長とのQ&Aセッション②

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JAXA派遣学生とJAXA職員

10月2日
向井さんが国際学生ゾーンで開催されているパネルセッションにパネリストとして登壇。
宇宙医学や宇宙に人間が行くためには...などお話して下さいました。
そのあと、JAXA派遣学生達と歓談して頂き、学生達に好きなことを極めることや、フライトサージャント
についてなど、興味深いお話をして下さいました。学生達にとって、良い刺激になりました。
NASAの宇宙飛行士であり、教育長でもあるLeland Melvin宇宙飛行士が、ISEB(国際宇宙教育会議)で
派遣されている学生向けにサイン会をして下さいました。
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パネルセッション: 向井宇宙飛行士

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Leland Melvin宇宙飛行士のサイン会の様子

10月3日
国際学生ゾーンではランチタイムにセッションが行われておりますが、今日のパネルセッションでは、
「はやぶさ」に携わっておられました久保田先生にお越し頂きました。
はやぶさに絡めた協力することの大切さなどお話下さいました。

今日は、野口宇宙飛行士が国際学生ゾーンのJAXA学生ブースに突然訪問して下さいました!
JAXAから派遣された学生達は野口さんとお話して写真を一緒に撮影する機会に恵まれました。
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パネルセッション: 久保田先生

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久保田先生とJAXA派遣学生

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野口宇宙飛行士と一緒に撮影

10月4日
今日も野口宇宙飛行士が国際学生ゾーンに顔を出して下さいました!ホント、いい人です。
今日は学生達は樋口副理事長と懇談する機会に恵まれました。
普段ではなかなか会えない方々と会えるので、IACの派遣プログラムは、すごく良い機会ですね。
午後からは国際宇宙法学会に行ってきました。
ここでは、宇宙法の模擬裁判が行われており、各地域(アジア、アメリカ、ヨーロッパ、アフリカ)から
選抜された法学部の学生達が集まり、普通の裁判と同じ様に原告側と被告側に分かれて本物の
国際裁判所の判事の前で争います。
今年はアジア地域優勝校のインドが優勝しました。とても理路整然とした素晴らしいプレゼンでした。
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樋口副理事長との懇談会の様子

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国際宇宙法模擬裁判: 世界大会決勝の様子

10月5日
今日はJAXAから派遣された学生の発表日です。
自分たちの研究や日本の文化について海外の学生達に発信したいということで、プレゼン頑張って下さい。
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着物で日本をアピール

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小型衛星など自分の研究発表の様子

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習字での交流(Leland Melvin宇宙飛行士も書きました)

2011年12月06日

APRSAF18 シンガポール道中記3

12月4日(日)・4日目最終日
 いよいよAPRSAF18 水ロケット大会は最終日を迎え、競技会の日となりました。
午前中はロケットの製作にあたります。日本で今まで使ってきたのとは異なるペットボトル、異なるフィンの材質、使い慣れない道具類などなど、四苦八苦しながらもなんとか1人2機ずつ製作しました。果たして上手く思い通りに飛ぶかどうかドキドキです。
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 子供たちがロケットを作ってる裏では、昨日延期になった先生方による水ロケット教育の発表が行われました。各国の発表に混じって桐蔭中学の藤木先生と済美高校の正岡先生が共に英語でそれぞれの取組について発表しました。
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 昼食後はみんなで記念撮影。
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 日本チームも仲良く写真撮影しました。
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 午後からはいよいよ競技会。前日にクジで選んだ順番で打ち上げます。競技は1人2回、60m先の的に向けて打ち上げて、どれだけ着地点を近づけたかを、2回の合計距離で競います。中心点からの距離によりA判定の100点、B判定の80点、C判定の50点、そして計測外となります。またB判定以上の場合、正確な距離を測り、同点の際の判定に用います。
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 1回目は桐蔭中学の北村くんがA判定となる1.75mの好記録をマーク、沖縄の比嘉君と済美高校の藤岡くんがそれぞれB判定を出し、入賞を目指します。しかし2回目は天候が急激に悪化、みなそれぞれ苦労して打ち上げる中、実力でC判定に持ち込んだ北村くんが見事8位入賞を果たしました。
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優勝は180点、2回の合計が4メートル強の好成績でカンボジアの参加者が勝ち取りました。


 競技会終了後は、市内の会場に移ってレセプション。各国参加者が入り交じって交流をはかりました。アトラクションとして、日本チームもSMAPの「世界で1つだけの花」は歌いましたが、だいぶテレがあったようです。バングラディシュ代表の元気の良い女の子の芸や、シンガポール代表のギター弾き語り、広浜センター長によるクイズなど大いに盛り上がりました。

 その後、解散となり日本チームとオーストラリアチームだけ当日夜に帰国の途についたのですが、レセプション会場周辺では名残惜しむ様に互いに挨拶をしていたりしていました。


<参加者の感想>
☆藤高裕二
 大会はあまりいい結果がのこせなくて残念だったが、夕食が高価だったので楽しかった。
 あとバングラディシュ人がおもしろかった。

☆鶴田曙也
 水ロケット大会は入賞できなかったけど、外国の人と交流できたし、英語も少しはできるようになった! と思う...
 今日が最後の日としてとても楽しめた。
 空港では慌ただしい感じだったけど、すごく充実していた。
 シンガポールには、また来たい。

☆藤岡拓朗
今日のランキングBest3
1. 帰国!(外国もいいけどやはりにほんが1番いいわ!)
2. 水ロケット大会(入賞できなかったけどいい思い出になりました!)
3. 交流会!(外国の方々と交流会(食事会)を行いました!となりの人となんとなくですが会話ができて良かった!)

☆中武彰子
 今、これを書いているのは、飛行場...。もうすぐ出国だ。ふと、短い4日間のことを思い出す。
 結局、水ロケットは思っていたよりいい結果がでなかった。残念だ。来年、もしもう一度世界大会に行くチャンスがあれば、失敗したことを活かさなければ、と思う。また、もし無ければ、部活の後輩たちにも成功談や失敗談について話そうと思う。
 来た時は、友達をつくれるか不安はあったが、今は、こんなに沢山の友人ができてよかったと思っている。もしかしたら、もう二度と会わない人達...ほんの少しの時間だったけど、最高の時間を味わえた。
 皆さん、ありがとうございました。

☆比嘉風輝
 今日の大会では、正直、あまりうまくいきませんでした。ロケットの製作は加工が難しい材料があって、時間がかかりすぎました。試射ではよかったのですが、1回目はエリアBで80点でした。二回目はCにも入らない「X」で0点でした。チームメイトの北村くんは8位ですごいと思いました。
 初めての海外は、疲れたけれど、友だちがたくさんできて楽しかったです。来年はもっと上位を狙えるようにがんばってほしいと思います。

☆北村健浩
 大会本日。一時間半の間で水ロケットを作り、飛ばした。1回目はとてもうまくいき、最高の得点、2回目は惜しくもCだったが、top10に入ることができ、とてもうれしい。

2011年12月05日

APRSAF18 シンガポール道中記2

12月3日(土)・3日目
 APRSAF-18プログラムの初日、参加者みんなでバスに乗って会場となるRaffles Institutionに
行きました。シンガポールでも髄一の進学校らしく、校舎も設備もとても立派で一同みな驚きです。
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 午前中は各国の参加者による自分の国の紹介。もちろん英語です。各国とも趣向を凝らした発表をしていました。BGMを流しながら動画に合わせて話すのは流行りなんですかね?数カ国がそのやり方をしておりました。ベトナムの紹介時の隣国の参加者に「ハーイ♪」って呼びかけるやり方は、双方向性があって参考になりました。

 日本の発表は、まずは和歌山県立桐蔭中学の二人から。かぶりもので登場して、「侍&忍者!」と自己紹介したときには、会場は大ウケでした。その後、和歌山の名産として梅干しを紹介。実際にコロンビアの方に食べて頂き、予想通りの反応をいただきました。(写真2)
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 その次は、宇宙子どもワークショップ・全国水ロケットコンテストから選出された2人の自己紹介。それぞれ神戸のことや沖縄のことについて話をし、中武さんは英語が得意なだけあって、流暢に説明をしていました。比嘉くんも沖縄の魅力を存分に説明していました。最後は愛媛・済美高校の2人による愛媛県の紹介。日本の文化などにも言及していました。
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 午後からは、まずは久保田先生による講義。宇宙の不思議についてわかりやすくお話しして頂きました。後半は主に「はやぶさ」についての講義内容でしたが、外国ではイマイチ知名度がないのですね... しかし講義後の質疑応答では、質問が多く来ていました。
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 その後、参加者チーム、引率チームに分かれて別々のプログラム。参加者チームはペットボトルロケットを応用したペットボトルカーを作製したようです。引率者チームは、まずは今年のペットボトルロケットの飛ばし方についてのレクチャー。脳波を使って、集中力をモニターし打ち上げるハイテク仕様に諸外国の引率者もみんなびっくり。試しにみんなで脳波を測るヘッドセットを装着して飛ばしてみました。
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水ロケットもいろいろ進化するのですね。今後どんな進化をするか楽しみです。上下角や水平角の調節や水圧調節もオートメーション化されるのもアリかもですね。


 夕食は、みんなで集って立食ディナー形式。誕生日順に国の垣根を取っ払って着席します。緊張と英語力のなさで四苦八苦しながらも交流していました。
 夕食後は、引率の先生の部屋で明日の作戦会議。複雑なレギュレーションに悩みながらもとにかく優勝目指して頑張るのです。そして、明日の懇親会時の出し物も相談。各国で歌を歌ってくださいと要請がありましたので、まずは選曲から。何がアジアでウケるかなってことで、アニソンやボーカロイドの曲も候補に上がりましたが、最終的にはSMAPの「世界に一つだけの花」に決定。済美の正岡先生の熱心な指導もあって、振付で歌うになりました。明日が楽しみなのです。


<参加者の感想>
☆北村健浩
 今日は各国の発表やペーティなどいろいろあった。周りは英語ばかりで理解するのは難しかった。発表では侍と忍者、梅干しがうけてくれたので良かった。また、外国人とも交流でき、いい経験となった。

☆鶴田曙也
 今日は2日目で英語を聞くのにも大分、なれてきた。
 夕食の時には1人友人と呼べる人ができて、国の言葉を教えあったりした。
 今日も楽しかった。

☆藤高裕二
 日本人以外の学生が全員英語をしゃべってるのでおどろいた。

☆藤岡拓朗
今日のランキングBest3
1. 忍者のかっこうをしてカンボジアの人と写真を撮った(カンボジアの人にはマフラーももらいました!)
2. 愛媛の紹介(プレゼン)をしました。(通じていたか分からないけど、いちおうできた!)
3. オタク海外進出!(シンガポール人に初音ミクの人形とさいふを持った人が!)

☆比嘉風輝
 初めてのシンガポールで、とても楽しいです。気候は沖縄の夏みたいで、むし暑いです。宿は、正直言ってボロいけど、友達ができたので楽しいです。
 明日の大会は、チームで協力して最高の結果を残せるように頑張ります。

☆中武彰子
 今日は各国の学生さん達と沢山交流ができてよかった。どの国の人達も日本と違う面が沢山あったが、機能より仲良くなれてよかった。
 明日はとうとう大会。今まで学校等で練習してきた成果を思う存分出せたらな、と思う。

2011年12月05日

APRSAF18 シンガポール道中記1

こんにちは。川崎です。
シンガポールで開催中のAPRSAF18 水ロケットコンテストに参加中の宇津巻さんから
レポートが届きました。日本から参加したみなさん、楽しんでいたみたいです(*^-^)b


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

12月1日(木)・初日
-関西国際空港-
夜8時半に関西国際空港に集合。遅い時間の集合なのにみんな元気です。
無事に全員チェックインも終わり、ドキドキしながらフライトを待ちました。

-飛行機-
シンガポール航空の飛行機の中は、12月ということもあり、クリスマスの飾り付けがされてました。
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初の海外という参加者もいたり、緊張したり、飛行機の設備が楽しかったりで皆さん寝るのは遅かったみたいです。
翌朝、4時(日本時間の5時)には朝食が配られました。さすがに早い時間なので、食べるのも一苦労だったようです。


12月2日(金)・2日目
-シンガポール到着-
午前6時半(以降現地時間)、シンガポール空港に到着。
とても広い空港できれい。こちらもクリスマス前ってことで、空港中がクリスマス気分。
でもとにかく眠い... バスの発車まで約2時間、ちょっとバテ気味なのです...
写真2.JPG

-宿舎へ-
8時半、ようやくバスで宿舎へ移動。各国の参加者も同乗してちょっとドキドキです。
宿舎では男の子はインドのチームと、紅一点の中武さんは中国の女の子と同室です。
中武さんは到着後さっそく打ち解けたみたい。流石です。
男子の部屋はエアコンが壊れてたり、インロックして締め出されたりと、波乱万丈のスタートなのです。


-シンガポール観光-
初日は自由時間のため、街へ観光に出かけました。 まずはシンガポール名物のチキンライスを食べに。
写真3.JPG  写真4.JPG
ソースは3種、参加者の子たちは辛いソースには四苦八苦してたようですが、とても美味しくいただいてたみたいです。


食後は、マーライオンの見学へ。地下鉄を乗り継ぎ、たくさん歩いてようやく到着。
シンガポールのシンボルだけあって、国際色豊かな観光客も大勢いました。
写真5.JPG


その後は、マーライオン対岸の、船が乗ったデザインが特徴の「マリーナベイサンズ」と
蓮の花の形をした「アート&サイエンスミュージアム」へ。
写真6.JPG
マリーナベイサンズでは、日本へのおみやげも購入。皆それぞれ満足の行くものを購入できたようです。
その後、地下鉄&タクシーを乗り継いで、宿泊地のキャンプチャレンジへ戻って来ました。


-夕食-
夕食時はいよいよ国際交流スタート! となる筈でしたが、まだまだ緊張の壁があるのか、
まだまだ各国とも自国で固まってます。ま、交流は明日からかな。
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昨日の移動から、丸一日慣れない外国での観光でしたが、参加者の生徒は皆一様に元気でした。
明日からの活躍にも期待なのです。優勝できるといいな。


<参加者からの感想>
☆中武彰子
 今日は思った以上に時間が早く進んだ。飛行機で寝たせいか、朝からずっと睡魔と戦っていた。しかし、一方で、初めてのシンガポールということで、心がずっとワクワクしていた。
 テレビで見ているイメージがあったのか、今日までずっと汚そうさな、と内心思っていて、実際に街を歩いてみると、「日本より綺麗じゃないか!」と感じて、度肝を抜かれた。
 今日、一番楽しかったのはやっぱり街散策だった。沢山の高層ビルが建っていて、人も沢山の人種が居た。「おしゃれな街だな。」と感激した。
 明日はとうとう各国の人たちとの交流する活動が始まる。国際的な学校(※著者注:芦屋国際中等教育学校)に通っていることを活かして、どんどん積極的にふれ合っていきたい。

☆藤高裕二
 この水ロケット大会は海外で行うので長い時間飛行機に乗る必要があったが、とくに酔うこともなくてよかった。また初の海外旅行だったが、別に緊張しなかった。
 シンガポールに着いてからは、聞こえる言葉が全て英語などの外国語だったので最初は少しとまどったが、しだいになれた。しかし、いまだに英語をあまり話すことができず困った。
 シンガポールの施設は田舎のほうは少し不自由なことがあったが、都市のほうは少しも不自由なことがなく、とてもごうかだった。
 大会はあさってなのでがんばろうと思う。

☆藤岡拓朗
12/2 今日のランキングBest3
1. 飛行機でゲームができたこと!(一番驚いた!)
2. 同じ部屋の外国人が友好的だったこと!(言葉が通じなくても仲良く出来るもんだ!)
3. 車とエスカレーターのスピード!(日本よりだいぶ速い!)

☆鶴田曙成
 今日は久しぶりの海外で、しかも日本代表としてだったので、すごくきん張した。
 泊まる部屋はまるで倉庫のようだった。窓はなく、クーラーも壊れていて(後に復旧)二十人がギチギチに寝ることになったけれど、修学旅行みたいでとても楽しい。

☆北村健浩
 今日が初めての海外。
 周りは他の言語をしゃべっていて、きん張した。
 また、先生のおすすめのチキンライスはおいしかった。特に黒いソースが謎・ミステリー。

2011年11月11日

宇宙開発委員長表敬訪問

金井です。

11月2日(水)、今年の10月に南アフリカ共和国のケープタウンで開催されたIAC2011にISEB(国際宇宙教育会議(NASA、ESA、CSA、JAXAが設立メンバー))の枠組みでJAXA宇宙教育センターが派遣した日本の学生8名のうち、7名が池上宇宙開発委員長を表敬訪問しました。

会合には井上委員(前ISAS本部長)も同席され、学生の自己紹介から始まり、各自の研究テーマ、IACでの成果等について報告を行ないました。約2時間に亘り、池上委員長と日本の宇宙開発等について意見交換をすることができ、とても有意義な時間となりました。

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2011年11月10日

アジア太平洋地域宇宙機関会議(APRSAF-18)水ロケット大会事前研修

金井です。

10月28日(金)~29日(土)の2日間、JAXA相模原キャンパスで、アジア太平洋地域宇宙機関会議(APRSAF-18)のサイドイベントである水ロケット大会に向けた、日本代表選抜の事前研修が行なわれました。

総勢8名からなる日本代表団は、この2日間に宇宙やロケットに関する専門家による講義や、ペットボトルを使った水ロケットを製作・打上げを行い、12月4日のシンガポールでの大会本番に向け、知識を深めるとともに、的を狙った水ロケットの打上げ技術を磨きました。

それだけでなく、海外で役立つ英会話を習ったり、シンガポールについて調べたことや自分の学校についてプレゼンテーションをしたりと、内容の詰まった研修となりました。

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          講義                     水ロケットの製作               水ロケットの試打


皆さん、日本代表の活躍を期待していてください。結果については、追って報告します。


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2011年10月18日

古川宇宙飛行士の「宇宙ふしぎ実験」レポート

はじめまして、金井と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
早速ですが、先月行われた「宇宙ふしぎ実験」についてレポートいたします。


日本各地で猛威を振るった台風15号が去った9月22日に、日本だけでなくアジア・太平洋地域3カ国
(マレーシア、バングララディッシュ、オーストラリア)から公募で選ばれた「宇宙ふしぎ実験」が
国際宇宙ステーション(ISS)にて長期滞在中の宇宙飛行士、古川聡さんによって行なわれました。


アジア・太平洋地域の3ヶ国から10種類の応募があり、その中から下記3種類の実験案が採用されました。

(1) ヨーヨー:ヨーヨーを床面に対して90度、45度など様々な角度で回す。(マレーシア案)
(2) 方位磁針を使い、針がどこを指すか観察する磁場実験。(オーストラリア案)
(3) おもりと紙をぶつけ合い、動きを観察する。(バングラディッシュ案)


例えば、(2)の方位磁針の実験では針はきちんと北を指し、地球を周回するISS内では針が時計回りに
少しずつ動いているのが確認できました。これは地上ではまず見られない光景で、新鮮でした。
また、実験の合間に見せる古川飛行士の笑顔に、管制室の方がいつも癒されているとおっしゃってたのも、
とても印象的でした。

2011_09220249.1small.JPG  2011_09220241small.JPG

なお、実験結果の詳細については、後日JAXAのホームページで映像とともに紹介する予定ですので、
楽しみに待っていてください。

2011年09月06日

APRSAF-18水ロケット大会日本代表決定!!

JAXA宇宙教育センター国際活動担当の宮川です。

8月26日(金)に、APRSAF-18 水ロケット大会の国内予選最終選考がありましたww

まず、APRSAFって何?と思われるかも知れませんね。
APRSAFは、Asia Pacifici Region Space Agency Forum (アジア・太平洋地域宇宙機関会議)の略称で、アジア太平洋地域の宇宙機関が集まって、会議を開いています。APRSAFは毎年違う国で開催しており、今年はシンガポールで12月に開催します。今年で開催18回目なので、APRSAF-18って表記されてるんです。
この会議のサイドイベントとして、アジア太平洋地域の12歳~16歳までの各国で選抜された青少年が集まって、水ロケット大会を開催しています。(日本は中学校2年生~高校1年生対象)

その日本代表の国内最終予選が26日に開かれましたv
1次選考を通過した6チームが参加し、2チームが日本代表として選抜されました。どのチームも凌ぎを削って甲乙つけ難く、その中で代表を選ぶのは至難の業でした。
選ばれなかったみんなも本当に大健闘でした。

<予選のようす>

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IMG_0944.jpg  IMG_0940.jpg

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先生を含めたチーム全体の総合判断で、下記の2チームが選抜されました。
愛媛県済美高等学校「ポセイ丼」
和歌山県桐蔭中学校「チームスペース桐蔭」
おめでとうございます!

今後の予定として、10月末にJAXA相模原キャンパス内にて研修があり、12月3日~4日にはシンガポールで水ロケット大会が開催されます!
みなさんぜひ応援して下さいね♪
結果は12月に報告しますねぇ()/

最後に、来年は、マレーシアで開催する予定です。3月くらいには告知できるといいなぁと思っています。告知が出たら、該当年齢の方!!ぜひぜひ応募してねっ♥

続きを読む"APRSAF-18水ロケット大会日本代表決定!!" »

2009年09月15日

宇宙教育、スリランカでも盛り上がる

2009年9月8日、スリランカのアーサーCクラーク先端技術センター(ACCIMT)で
JAXAとACCIMT共催で教員向けの宇宙教育セミナーが開催されました。
現地の中学校の理科の先生が約50人参加。


日本、豪州、フィリピンでの宇宙教育活動の実例の紹介をするとともに、
JAXA宇宙教育教材開発委員会が開発した教材のうち
「フィルムケースロケット(発泡入浴剤)を作って飛ばそう」と
「簡易風洞で飛ぶ種子のしくみを探ろう」の2種類の参加型実験も行われました。


先生方の反応は大変よく、ぜひ学校でやってみたいという先生が沢山いました。
これらを含めた開発委員会の開発した10種類の飛ぶ科学の教材は、
事前に現地語(スリハリ語)にも翻訳されており、宇宙教育の拡がりを実感できました。


20090915-1.jpg  20090915-2.jpg
▲スリハリ語に訳された「飛ぶ科学」


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▲簡易風洞装置で実験中      ▲フィルムケースロケット製作中


2009年03月05日

日本の先生、ヒューストンで授業をご披露 #03(全3回)
−来年へ向けて−

今年も盛況だった「宇宙を教育に利用するためのワークショップ」。ぜひ来年も、JAXAから参加したいと思います。国が違っても、英語がうまく話せなくても、そこは同じ学校の先生同士。実演や熱意できちんとコミュニケーションはできます。腕に覚えのある全国の先生、来年はぜひ申し込んでみては。
 
<宇宙を教育に利用するワークショップ(SEEC)関連リンク>
宇宙を教育に利用するためのワークショップ(SEEC):教育関係者派遣プログラム(宇宙教育センター)
宇宙を教育に利用するためのワークショップ(SEEC)(宇宙ステーション・きぼう広報・情報センター:過去からのSEEC派遣の結果がご覧いただけます)
昨年度のSEEC派遣のようす(宇宙教育センター)
宇宙を教育に利用するためのワークショップ(SEEC)公式ウェブサイト(英語)

2009年03月04日

日本の先生、ヒューストンで授業をご披露 #02(全3回)
−いよいよ本番−

2月6日。最初の授業の日です。早めに昼食を済ませ教室で準備していると、待ちきれないかのようにちらほら参加者がのぞきに来ます。12時30分。今年も満員御礼で、いよいよ授業の始まりです。はじめに宇宙教育センターの室長からJAXAでの宇宙教育の取り組みについて説明があって、続いて先生方の発表。
 

▲ 教室いっぱいの参加者を前にいよいよ授業開始
 
一人目は、岩手県の羽田小学校から参加された三浦先生。身近なものを使って、電池をつくるという実験です。最初の素材は、現地のお店で調達した果物や野菜。日本では見かけない食材もあったのでうまくいくか心配でしたが、結果はすべて成功。続いて、日本の十円玉や一円玉を使ったコイン電池の紹介です。自分の財布からコインを取り出して試している参加者もいました。お土産に「二十二円バッテリー」を配ると、みんな大喜びでした。
 

▲ 三浦先生(羽田小学校)の電池の仕組みの実演
 
二人目は、大阪の殿山第一小学校から参加された竹内先生。担任している1年生の子供たちから「がんばって」と応援されてきたという先生は、日本の文化も紹介しながら、地球温暖化について発表しました。二酸化炭素による温室効果を実演するために、ドライアイスから気体を取り出して、ビンに注入。熱源をあてて、通常の空気の入ったビンと比べながら温度の上昇と、熱源を切ってからの温度変化を測ります。30秒後毎の変化を記録しました。その後日本のエコ活動の紹介として、プラスチックバックの代用に日本の伝統的な日用品、風呂敷を使うことを提案して、ワインボトルを2本も包んでみせると、拍手喝采。その後参加者も夢中になって挑戦しました。
 

竹内先生(殿山第一小学校)の環境問題の実演
 
三人目は、鹿児島の和田中学校から参加された大塚先生。コズミックカレッジでも大人気の注射器を使ったロケットの実験に先生が手軽にできるよう手を加えたもの。簡単に手に入る注射器にちょっと細工して、シリンダーの中にエタノールを吹き付けて点火すると、勢いよく注射器ロケットが飛び出します。大きな音と派手さが受けたのか、参加者からボランティアを募ると、みんなやりたそうにたくさんの手が挙がります。簡単な素材で、楽しみながらロケットが飛ぶ原理を理解できるのがとても好評でした。
 

▲ 大塚先生(和田中学校)の注射器ロケットの実演
 
最後は、宇宙教育センターの参事で、長年、中学校の校長を務められた中村先生。「飛ぶ科学」と題して動物や種子、凧、飛行機にいたるまで、さまざまな飛ぶものにまつわる科学を実演を交えながらお話ししました。日本から持ち込んだ奴凧などを見せながら、参加者たちにも材料を配布して、みんなで凧やグライダー模型作りに挑戦です。出来上がると、自分が作った模型を飛ばすのに夢中になっていました。
 

▲ 中村先生(宇宙教育センター)の飛ぶ科学の発表
 
セッションの合間に参加するNASA見学ツアーも楽しみの一つ。アポロ宇宙船を月に打ち上げた世界最大のサターンVロケットや、実際に使われたというアポロ時代の管制室、そして宇宙飛行士が訓練している大きなプールもありました。ワークショップの参加者たちにとって、普段は入ることのできない施設まで見れるというのが大きな特典です。
 

▲ 写真に収めるのが大変なほど巨大なサターンVロケット
 

▲ 宇宙飛行士が実際に訓練していた訓練用プール
 

▲ ISS(国際宇宙ステーション)を運用中の管制室
 
2日目の授業もたくさん参加者が来てくれ、先生方も昨日の経験もあって授業はスムーズに進み大成功でした。2日間にわたる発表も無事に済み、先生方もほっとしたようです。帰国前日の夜は、JAXAの駐在事務所主催の懇親会があり、宇宙飛行士の山崎さんと星出さんも参加して、メキシコ料理を食べながら宇宙飛行士としての色々な体験を話してくれて、本当に楽しい会でした。先生方がこれらの経験を子供たちに伝え、それに子供たちがどう反応するのかとても楽しみです。
 
(#03につづく →)

2009年03月03日

日本の先生、ヒューストンで授業をご披露 #01(全3回)
−世界中の先生が集合−

はじめまして。宇宙教育センターに来て3ヶ月目になる松岡です。
今回は、アメリカのヒューストンで開催されたワークショップの報告です。
 
日本との時差15時間。「宇宙を教育に利用するためのワークショップ(Space Exploration Educators Conference)」がアメリカ航空宇宙局(NASA)の有人宇宙飛行の拠点、ジョンソン宇宙センターのあるヒューストンで開催されました。今回は、日本全国の小中学校から選ばれた3人の先生方といっしょに出席してきました。
 

▲ 有人宇宙飛行の中心地NASAジョンソン宇宙センター(JSC)
 
このワークショップの目的は、宇宙ミッションで得られた成果を幅広く教育に利用してもらって、宇宙科学や宇宙開発への理解をより深めてもらうこと。今年でもう15回目を数えます。全米だけでなく、ヨーロッパやカナダからも多数の教育関係者が参加するこの会議に、JAXAが参加して5年目になります。日本のセッションは毎年好評で、今年は90分間の授業を2回ももらっています。日本のセッション名は「日本の宇宙教育(Space Education in Japan)」。
 
2月4日。出発の日です。日本からのフライトは約12時間かかります。定刻通りにヒューストンのジョージ・ブッシュ国際空港に着くも、入国審査に長打の列。米国は相変わらずチェックが厳しい。それもやっと無事クリアして早速、その足でJAXAの駐在事務所まで移動です。日本から送った実験機材がちゃんと届いているかを確認したりと、緊張気味でもやはり授業に熱心な日本の先生たちは発表の準備に余念がありません。宇宙飛行士たちが興味深そうにのぞきに来てくれると、先生たちの緊張もちょっと解けて、いっしょに記念写真。野口飛行士、山崎飛行士が授業内容を聞いてくれて、色々アドバイスを頂きました。
 

▲ 授業内容をとても興味深く聞いてくれた野口宇宙飛行士(左から2人目)と山崎飛行士(一番右)といっしょに記念撮影

(#02につづく →)

2008年09月18日

アフリカ御一行様 2008

こんにちはー、中村です。
 
今年も夏があっという間に過ぎました。
8月はなんだかんだでバタバタとしていたので、前回までのブログで何回かに分けて8月のレビューをやっていましたが、通常更新に戻ります。
 
今年もこの時期恒例のJICAが行っている中等科学教育実技研修の一環で、アフリカの先生方が、先日9月5日に宇宙教育センターを訪れ、宇宙教育の基本や代表的な教材のレクチャーを受けてもらいました。海外版の教員研修、といったところでしょうか。
 
今年もアフリカ各国、ガーナ、ケニア、レソト、マラウイ、タンザニアから7名の中学校の理科の先生が来ていましがたが、昨年一昨年同様、皆さん本当に熱心に見たり、聞いたり、触ったり、動かしたりして、楽しみながら学んで帰っていただきました。
 
毎年この研修を開催するたびに思いますが、この3年間でこの研修を受けてきた先生たちが、アフリカの地で宇宙教育を広げてもらっていると思うと、なんだかうれしくなります。
 
 


▲ 今回も、まずはJAXAと宇宙教育センターの紹介から
みなさん本当に熱心に聞いていただきました

 

▲ 座学のあとは教材実習です
まずは発泡スチロール凧の製作から

 

▲ 続いて種飛ばしの教材実習です
 

▲ 最後はかさ袋ロケットの製作です
 

▲ 今回参加した皆さんで記念写真

2008年02月15日

APRSAF-14水ロケット大会(AWRE)日本代表の現地レポート

こんにちはー、中村です。
 
何度かニュースでもご紹介してますが、昨年の11月にインドで行われたAPRSAF(アジア太平洋地域宇宙機関会議)国際水ロケット大会に参加いただいた先生や生徒さんの現地レポートを掲載しています。
 
レポートは コチラ です。
 

 
次回のAPRSAF水ロケット大会で「次は、自分も行くぞ!!」と思っているアナタ。
このレポートを見て、イメージしてみてください。

2007年09月08日

アフリカ御一行様

 こんにちはー、宇宙教育センターの中村です。
 
ちょうど1年前にもブログに書き込んだんですが、今年もJICAの研修で約1ヶ月滞在中のアフリカの中高の先生たちにJAXAにお越しいただき、宇宙教育センターの紹介と活動で使っている教材の紹介・実習を行いました。
参加の先生方は、ガーナ、タンザニア、マラウイ、ザンビア、ウガンダ、ケニアと、いろいろな国からきています。(ぜんぶアフリカのどこにあるか場所をイメージできます???国名をクリックすると、地図がでますんで、イメージしたあと見てみてください) 
先生たちは、1ヶ月の間にJAXAの他にもいろいろな研究機関、教育機関などで研修を行って帰国して、学んだことを自国で役立てるそうです。
 
 
 
 
 ▲ まずは宇宙教育センターの紹介から
 
 
 
NASAがある米国や、ESAがある欧州での宇宙をつかった教育活動は、もちろん熱心におこなわれていますが、アジア諸国や今回のアフリカの国々では、なかなか宇宙教育に接する機会がありません。
そういった場所に宇宙教育の輪を広めていくことも宇宙教育センターでは重要と考えています。
 
 
 
 
 ▲ 宇宙教育センターの“凧あげ”の教材実習
   “種飛ばし”とともに“飛ぶ”という横断的なテーマで教える際の教材です
   飛ぶは最終的にロケットが人工衛星が“飛ぶ”につながっていきます
 
 
 
教材は国境を越える、というかなんというか、教材をやりはじめると言葉の壁がなくなっていくような感じですね。
 
 
 
 
 ▲ “種飛ばし”の実習のようす
 
 
 
アフリカの先生方には昨年同様かなり好評で「自分の国でも是非宇宙教育を行いたい」という声が聞かれました。でもやはり「なかなか宇宙教育や教材・情報を手にする機会が無い」ということもやはり声としてありました。
 
 
 

 ▲ アフリカの先生方と記念撮影
 
 
 
まずは、こういった機会に少しでも知っていただき、帰国した後で何百人、何千人の他の先生や生徒さんに広げてもらうことで、広がっていくといいと思いました。
アフリカの地で今回実習した“種飛ばし”や“凧あげ”が行われるのかと思うと、なんだか嬉しいです。
(個人的には、なんとな〜く、サバンナで野生の動物をバックに授業やっている風景を想像してしまいました。。。完全にアフリカをとらえちがっているよ〜な。今度勉強しに実際に行ってこようかな。。。)
  
 
 

 ▲ “凧あげ”教材実習のようす
   (00:04/画面中央のPLAYボタンをクリック)
 

 ▲ “種飛ばし”教材の解説のようす
   (00:12/画面中央のPLAYボタンをクリック)
 

 ▲ “種飛ばし”教材実習のようす
   (00:16/画面中央のPLAYボタンをクリック)
 
 
 
JAXA宇宙教育センターの国際活動、先日ブログでレポートした宇宙ボランティア育成同様、ウェブサイトがこれまで無かったので(スミマセン!!)、急ピッチで制作中です。こちらも9月オープンの予定ですので、楽しみにしていてください。

2006年09月19日

宇宙教育センターの国際活動
-アフリカの先生方の研修受け入れ-

こんにちはー、宇宙教育センターWeb担当の中村です。


 


宇宙教育センターのWebサイトやこのブログにはあまり出てこないので、今後充実させねば!!思っている宇宙教育センターの活動に国際協力・連携の活動があります。


 


もともと、宇宙教育なるものが誕生したのはNASAESAなど欧米発のものです。


ここへ来て個人的に思うことは、宇宙教育のみならず近代教育は欧米の方が進んでいるという点です。「医療と教育は欧米が進んでいるな」と思う今日この頃です。


日本のそれらは満点ではなくとも満足のいかないものではありません。


教育にしたって小中の義務教育のみならず、現在では高校や大学進学率も本当に高い数字となっています。


宇宙教育だって、昨年度から宇宙教育センターができて活動を行っているのです。


しかし、欧米や日本のように満足な教育を受けられない国や地域がある現実を受け止めなければいけません。


宇宙教育センターは、それら世界の様々な国々と協力し、宇宙教育を推し進めています。


 


つい先日、アフリカの先生方にJAXAの東京事務所へお越しいただきました。



こんにちはー、宇宙教育センターWeb担当の中村です。


 


宇宙教育センターのWebサイトやこのブログにはあまり出てこないので、今後充実させねば!!思っている宇宙教育センターの活動に国際協力・連携の活動があります。


 


もともと、宇宙教育なるものが誕生したのはNASAESAなど欧米発のものです。


ここへ来て個人的に思うことは、宇宙教育のみならず近代教育は欧米の方が進んでいるという点です。「医療と教育は欧米が進んでいるな」と思う今日この頃です。


日本のそれらは満点ではなくとも満足のいかないものではありません。


教育にしたって小中の義務教育のみならず、現在では高校や大学進学率も本当に高い数字となっています。


宇宙教育だって、昨年度から宇宙教育センターができて活動を行っているのです。


しかし、欧米や日本のように満足な教育を受けられない国や地域がある現実を受け止めなければいけません。


宇宙教育センターは、それら世界の様々な国々と協力し、宇宙教育を推し進めています。


 


つい先日、アフリカの先生方にJAXAの東京事務所へお越しいただきました。


これはJICA(独立行政法人 国際協力機構)中国国際センターと広島大学(大学院教育研究科)による平成18年度(第2回)集団研修「中東科学教育実技というものの中で実施された研修旅行の中のひとつとしてJAXAにお越しいただいたものです。


お越しいただいた先生方の国は、アフリカのガンビア、ガーナ、マラウイ、ナミビア、南アフリカ共和国、タンザニア、ウガンダと、非常にバラエティ豊かな先生方のご一行です。





▲ JAXAが行っている教育活動(宇宙教育センターの活動)の紹介などを行いました


 


発展途上国がなかなか発展しないひとつの要因として、満足な教育が受けられない現状というものがあり、それは何も学校の施設や教室の設備が整っていないだけの問題ではなく、それら設備があったとしても、それらを満足に動かしたり使うことができない現状もあるということでした。


日本は、これまでずいぶんODA(政府開発援助)などで資金面の貢献や水道設備・発電設備・学校や病院施設の整備などを行っていることは聞いていましたが、JICANGOが行う現地での利用促進活動や、今回のような場において「(限られたものをつかって)どういった利用や使い方のスタイルをとればいいのか」ということを広めていかなければ、歯車はうまく回らないんだな、と思いました。





▲ 熱心に聞き入るアフリカの先生方


 


今回訪問いただいた中では、JAXAが行っている宇宙教育についての内容紹介や、比較的安価な材料をつかって科学技術の原理を理解する実験の紹介などを行いました。


いらっしゃった先生方は、熱心にそれらをメモやカメラで記録をとって、質問も行っていました。


研修は、JAXA訪問のほかにももちろんたっぷりあり、8月初旬から9月末まで約2ヶ月間もの間滞在し、科学技術教育の枠組みやその方法などのことを学んで、先生方は祖国へ帰り、子どもたちへの教育に活かしていきます。


 
 

▲ フィルムケースとエタノールを使った安価な“プチロケット”の実習も行いました
 
 

 


宇宙教育センターが行う国際協力や国際連携。


これからWebでも積極的に紹介できたらと考えています。


そして、この活動を続けていかなければな、と思いました。


 
 

▲ 最後に皆さんで記念写真をパシャリ。ちなみに今回は僕は写っていません、あしからず。。。
 
 

 


ではでは、この話はこの辺で。


次回もお楽しみに。