おいしい宇宙を召し上がれ♪ 宇宙教育センタースタッフブログへようこそ!
未来を担う子どもたちのため、全国各地を日々飛び回る宇宙教育センターの活動風景や雑感をお届けします。 おいしい宇宙って


2014年02月13日

SEEC2014レポート#5(終了)

 2月8日、SEEC最終日のレポートです。この日はJAXAのセッションはなかったので、各自、他のセッションに
参加していました。
 参加したセッションをひとつ紹介します。これはExploring the Solar Systemという太陽系の探査を題材にした
セッションで、NASTARという組織のGregory P. Kennedy氏が探査機の紹介をしたほか、彼らが子供向けにも
使っているという着陸船をテーマにした工作を行いました。日本でもエッグドロップで知られているものですね。
私もほかの参加者とともに作ってみましたが、着地の向きや部品取り付けの関係か失敗してしまったので、
ちょっと悔しかったです。

seec5-1.jpg
工作を行う参加者

 この日最後に行われた基調講演にはKen Cameron氏が登場しました。氏は3度宇宙に行ったことのある宇宙飛行士
です。写真を交えながらシャトルミッションの色々な場面を説明していましたが、印象的だったのは下の写真です。
この時のミッションでは、スペースシャトルでロシアの宇宙ステーションのミールとドッキングするための部品を
運んでおり、ミールの乗組員と共同で作業にあたっていました。ドッキング自体は2回目だったようです。冷戦は
終わっていたとはいえ、空軍のパイロットだった二人が協力する様子は当時も意味のあるものだったのではないか
と思います。

seec5-2.jpg
握手するKen Cameron氏とユーリ・ギジェンコ氏

以上で、SEEC2014のレポートを終わります。大変に密度の濃い3日間でしたが、参加した先生からの感想で最も
記憶に残っているのは「教えることが好きだということを再確認できた」というお話です。場所や言葉が変わっても、
何かを伝えたいという想いが相手を動かしていく力になっていくのではないでしょうか。参加した先生方はきっと
今までよりもさらに学びを広めていくことと思います。今後も宇宙教育センターではSEECに参加していく予定です
ので、新しい先生方にも奮って応募いただきたいと思います。

2014年02月11日

SEEC2014レポート#4

 2月7日になりました。SEEC2日目です。今日はJerry Ross氏の基調講演から始まりました。氏は7回の
スペースシャトルミッションに参加しており、宇宙への最多飛行回数の記録保持者の一人でもあり、
空軍にも所属していました。講演では子供時代から空軍を経てスペースシャトル時代の活躍の様子まで
色々な話を聞くことができました。

seec4-1.jpg
Jerry Ross氏

 昨日に引き続き今日もJAXAの発表がありました。回数をこなしているせいか各々の発表も随分と上達し、
加えて昨日は開始時刻がずれこみ時間が足りない状態から始まったところ、今日はそれほどの遅れはなく
時間的な余裕があったので伝えたいことがより伝わっているように感じました。
 昨日から参加者たちは先生方の発表に興味を持って取り組んでいる様子でしたが、今日、参加者たちが
帰り際に子供たちの興味付けについて感想を言い合っているのが聞こえてきて、冒頭の宇宙教育センターの
紹介で私たちの活動方針を説明した意味もあったのだなと思いました。

seec4-2.jpg
JAXA宇宙教育センターの紹介を行う佐々木計画マネージャ

seec4-3.jpg
グライダーのおもりの重さを変えながら試行錯誤する参加者たち(藤林先生の発表にて)

seec4-4.jpg
コマを作成しながら比較したり熱心に写真に収めていました(有水先生の発表にて)

 最後に、今日参加したセッションの中から一つRichard DeLombard氏の写真を紹介します。氏はNASAの
Glenn Research CenterのOBで、在職中から教育活動に携わっていたそうです。セッションのテーマは
Microgravity Drop Towerであり、JAXAでも無重量状態を観察するために似通った装置を作ったりしていますが、
水平器等の観察する物体のアイデアをいくつか聞くことが出来たので今後の参考になりそうです。

seec4-5.jpg
Richard DeLombard氏

seec4-6.jpg
水平器の中の空気と油分に働く力に関する模式図

2014年02月10日

SEEC2014レポート#3

いよいよ2月6日になりました。今日からSEECが始まります。SEECは3日間にわたって行われており、
昨年は私たちの発表は最終日でしたが、今回は初日である今日と明日の2度発表することになりました。
 一行はまず初心者向けの案内やDan Rather氏の基調講演を聴講しました。氏はCBCテレビのニュース
アンカーを長年務めていた著名なジャーナリストです。講演では歴史的なものを含め宇宙開発について
幅広くお話しされていましたが、アメリカ内の宇宙センターにもその名が残るケネディ、ジョンソン
両大統領の功績について聞くことが出来、興味深かったです。

 その後いよいよ参加者たちの発表が始まります。SEECでは自らの発表だけでなく、今後の活動のための
材料やヒントを持ち帰るために他の発表者によるセッションやNASA施設の見学に参加する機会も設けられ
ており、多数のプログラムの中から興味のあるものを選んで参加することが出来ます。
 私はMission Control Centerを見学しました。現在まさに使われている国際宇宙ステーションの管制室を
見学できたほか、アポロ計画時代の管制卓には触ることもできました。昔の電話機に似たダイアルがついて
いたりと時代を感じます。実物を触れるのは良いですね。

seec3-1.jpg
国際宇宙ステーションの管制室

seec3-2.jpg
アポロ計画時代の管制室


 さて、いよいよ私たちの発表の時間がやってきました。前日に小学校で実践した成果か、よりスムースに
発表を行うことが出来ました。セッション参加者のみなさんもやさしく接してくださり、無事にセッションを
終えることが出来ました。明日も発表が続きます。

seec3-3.jpg
藤林先生(左上)による植物種子を参考にしたグライダーの発表

seec3-4.jpg
有水先生(青いジャケット)によるコマとジャイロの発表

2014年02月07日

SEEC2014レポート#2

 こちらヒューストンは2月5日です。昨日までは天候が悪かったのですが、今日は朝から晴れています。
 SEECでの発表は明日からですが、今日はヒューストンのWard Elementary Schoolにお邪魔して、子供たちを
前にSEECでの発表に近い形で演示させていただきました。
 訪れた一行は、まず校長先生や現地校に通う日本人の児童に案内されて学校内の各所を見学させてもらいました。

seec2-1.jpg
これは職員用区画の一部屋です。


 図書室にも立ち寄ったところ、移動用プラネタリウムのようなものが来ていました。週単位程度で各学校を回って
いるようで、この中で科学に関するプログラムを鑑賞できるそうです。

seec2-2.jpg
青いドーム型のものがプラネタリウムです。


 ここからは、教室での先生たちの様子です。事前の練習では不安そうな感じもしていた先生たちですが、児童たちを
前にしてより生き生きと発表を行っていました。話を聞いた児童たちも楽しんでいたようで、最後には授業が始まった時
よりもずっと打ち解けられたように思います。SEECでの発表もより自信を持って臨めそうです。

seec2-3.jpg
生徒の皆さんと藤林先生

seec2-4.jpg
教壇に立つ有水先生


明日からはいよいよSEECが始まります。楽しみです。

2014年02月06日

SEEC2014レポート#1

 こんにちは。宇宙教育センターの門倉です。こちらのブログでは初登場?でしょうか。
 さて、今、私たちはアメリカのヒューストンに来ています。ここで、これから「宇宙を教育に利用するための
ワークショップ」、略してSEEC(シークと読みます:Space Exploration Education Conference)に参加する
のです。この大会は、宇宙教育(Space Education)に携わる学校の先生や、大学等の教育関係者が全米
から集まる年に一度の大会で、日本をはじめ他国からも参加しています。

 宇宙教育センターもこのところ毎年のように参加していますが、公募により日本国内から発表者募集を行い、
今回2名の先生方に発表していただくことになりました。SEEC本体での発表はヒューストンの時間で2月6日から
予定されています。

 成田空港を飛び立った私たちは、約11時間かけてヒューストンに到着しました。空港を出ての第一印象は
「思ったより寒い」でした。気温の差が大きいとは聞いていましたが、天候が良くないせいか東京と同じくらい
寒いです。

 2月4日現在は、荷物の準備や発表の練習を行っているところです。英語で発表してみると思っていたより
時間がかかったりと色々と検討事項が出てきました。

 これから何日かにわたって現地の様子を紹介していく予定ですのでよろしくお願いします。

seec1.jpg
準備中の先生方の様子。

seec2.jpg
発表練習中の藤林先生

seec3.jpg
発表練習中の有水先生