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2007年12月18日   JAXA宇宙教育センター

月周回衛星「かぐや(SELENE)」の軌道データの提供について

JAXA宇宙教育センターでは、月周回衛星「かぐや(SELENE)」のクリティカルフェーズにおける軌道情報を公開・提供いたします。

本データを利用いただき、「かぐや」を通じた宇宙に関する教育活動の教材として、また、宇宙に対する理解増進などに積極的にご活用ください。


【注意】
本データの利用には、専門知識が必要です。
宇宙教育センターでは、提供データに関するご質問には一切お答えできませんので、予めご了承ください。

▲ 月周回衛星「かぐや(SELENE)」

-月周回衛星「かぐや(SELENE)」クリティカルフェーズ軌道暦-

-データに関する補足情報-

・地球中心の軌道暦です。

・データ形式は、CCSDS準拠です。
 (CCSDS勧告文書のOrbit Data Messages/Orbit Ephemeris Messageです)

  * CCSDS勧告文書は、以下のCCSDSホームページからダウンロードできます。
  CCSDS勧告文書(pdf形式)

  (用語:CCSDS
   Consultative Committee for Space Data System
   宇宙データシステム諮問委員会)

  * 勧告では、OBJECT_IDには国際識別番号を格納することになっておりますが、
   「かぐや」の実運用でも使用した都合上、JPL内部番号の「131」が格納されています。

-(参考)月周回衛星「かぐや(SELENE)」について-

月探査の未来を拓く
月周回衛星「かぐや(SELENE)」

2007年9月14日、日本初の大型月探査機がH-IIAロケットによって打ち上げられました。この計画は「SELENE(セレーネ:SELenological and ENgineering Explorer)」と呼ばれ、アポロ計画以来最大規模の本格的な月の探査として、各国からも注目されています。
主な目的としては、月の起源と進化を解明するためと、将来の月の利用のためのさまざまな観測です。これまでの探査計画でも月に関する多くの知識を得てきましたが、月の起源と進化に関しては、依然として深い謎のままです。
「かぐや」は月表面の元素組成、鉱物組成、地形、表面付近の地下構造、磁気異常、重力場の観測を全域にわたって行います。これらの観測によって、総合的に月の起源・進化の解明に迫ると期待されています。同時に周回衛星に搭載された観測機器で、プラズマ、電磁場、高エネルギー粒子など月周辺の環境計測を行います。これら計測データは、科学的に高い価値を持つと同時に、将来月の利用の可能性を調査するためにも重要な情報となります。



「かぐや」の構成と具体的なミッション内容

「かぐや」は主衛星(月周回衛星)と、2機の副衛星(リレー衛星・VRAD(ブイラド)衛星)から構成されています。主衛星は月付近に到達します。月に到達すると、高度100キロメートルの極周回円軌道に投入されます。リレー衛星は、その途中の遠月点高度2400キロメートルの楕円軌道に乗り、月の裏側の重力場計測のため、地上局と主衛星との間の通信を中継します。さらに、VRAD衛星が、遠月点高度800キロメートルの楕円軌道に投入されます。VRAD衛星は、電波を送信することで、月の周りの重力場を測る役割を担います。主衛星は約1年間運用され、その間に月の全球観測を行います。

▲ 「かぐや」が撮像した月と地球
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