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2016年2月29日   宇宙航空研究開発機構

[活動報告]宇宙教育教員セミナー in フィリピン

2016年2月16日(火)~17日(水)の2日間、フィリピンのアンヘレス市という場所で、JAXA宇宙教育センターが「宇宙教育教員セミナー」を実施(じっし)したよ。宇宙教育教員セミナーは、「宇宙」という素材(そざい)を、教室でどのように活用できるか学ぶための勉強会なんだ。今回は、フィリピン全域(ぜんいき)から集まった25人の先生が宇宙教育について勉強したんだ。

JAXA宇宙教育センターは、日本国内でも学校の先生のために教員セミナーを行なっているんだけど、実は毎年1回、海外でもセミナーを行っているよ。今年はJAXA宇宙教育センターのスタッフ4人がフィリピンを訪(おとず)れたんだ。会場となったアンヘレス市は、首都マニラから車で3時間くらい離(はな)れている場所だよ。

セミナー1日目の最初の講義(こうぎ)ではJAXA職員(しょくいん)が最新の宇宙科学技術(ぎじゅつ)についてお話したよ。

お話のあと、参加した先生たちは、実際(じっさい)の授業(じゅぎょう)で使える3つの教材を体験したんだ。
1つ目は、落下実験装置(そうち)を使った教材。これはファット君という180㎝くらいのタワーから箱(はこ)を落としてロウソク、風船、鉄球など、ものが落ちるときの様子を観察する実験だよ。

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▲宇宙科学技術についての講義

2つ目は、ロボットハンドの工作。国際(こくさい)宇宙ステーションには、日本の宇宙ステーション補給機(ほきゅうき)「こうのとり」などをつかみ取るためのロボットアームがあるんだけど、そのロボットアームの先の部分で使っている技術を、紙コップと糸を使って再現(さいげん)できるんだ! 先生たちは、自分たちで作ったロボットハンドで、いろんなものをつかみ取れることがわかって、とても驚(おどろ)いていたよ!

そして1日目の最後は真空実験。今回は特別な装置をつかってプラスチックの容器(ようき)の中にある空気を全部抜(ぬ)いて、中に入っているマシュマロや風船がどうなるか観察したよ。みんなも実験の結果を考えてみてね。

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▲紙コップでロボットハンドをつくっている様子

セミナー2日目、フィリピンの先生たちは、月や火星を探査(たんさ)するローバーと地上との通信を、ラジコンカーを使って再現する教材や、コンピュータで衛星(えいせい)画像を処理(しょり)する教材を体験したよ。

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▲JAXA職員による衛星画像の講座

また2日目の後半は、フィリピンの先生が1日目に学んだ活動を先生同士で教えあったり、今回学んだことをどのように自分の授業で教えられるか話し合ったりしたんだ。

そしてセミナーの途中(とちゅう)、天候(てんこう)により打ち上げが延期(えんき)になっていたX線(エックスせん)天文衛星「ひとみ(ASTRO-H)」の打ち上げの様子を、ネット配信で見ることができて、セミナー会場もとても盛(も)り上がったよ!

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▲現地の先生による真空実験の模擬(もぎ)授業

2日間はあっという間に過(す)ぎてしまい、最後はJAXAから先生に表彰状(ひょうしょうじょう)を渡(わた)して、今回のセミナーは終了したよ。

日本だけでなく世界中の先生が、教える技術を高めるために、みなさんとおなじように一生懸命(いっしょうけんめい)勉強しているよ。そんな先生の授業をみんなもしっかり聞いて、いっぱい学んでね。

関連リンク

フィリピンでの宇宙教育教員セミナーのようすを公式Twitter(ツイッター)で見ることができます。

宇宙教育センター公式Twitter

ロボットハンドを作ろう(「宇宙のとびら」32号 16,17ページで紹介しています)

「宇宙のとびら」32号のページはこちら!

※ この活動報告は、学研キッズネットでかつて掲載していたものです

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