コンテスト
2つのコンテストへの参加を募ります。
もしも、ISSで…
さまざまな⽣物系試料(⽣物個体や細胞、⽣体物質など)を⽤いることができたら、そこから何か新しい産業は生まれないかを考える、アイデア提案コンテスト
たとえば、ISS搭載の水生生物実験装置(教材5)を用いて生きた真珠貝を一定期間飼育し、その結果生成されるだろう真珠が実際、地上で形作られるものと構造上違いの生じることが明らかとなったら、その後どのような展開、発展が考えられるでしょうか。
宇宙生まれの真珠の色や形、光沢などにまさに宇宙産ならではの基本的差異が実際認められたとしたら、もちろん現状「もしも」の話です。
宇宙環境で作られたものという貴重価値のみならず、新たな特徴を持った宝石として一定の評価が認められたとしたら、将来それを基盤とする産業化、商業化、そのような道が開かれる可能性はないでしょうか。
様々な生物系試料をISSに搭載することを出発点として、それが将来産業化、商業化に結び付く可能性があるのではと見積もられる日本全国児童・生徒さんたちの具体的アイデアをお教えください。またそれが実際どのような理由、根拠でもって導き出されたビジョンなのか解説をお願いします。
もしも、ISSで…
生きた真珠貝に真珠を作らせる飼育実験を行った場合、無重力(微小重力)状態で成長していく宇宙真珠は地上のものと構造上異なるようになるのか、その研究最終目標の一歩前段階、系をより単純化したイン・ビトロ(生体外)系での反応推移を物理化学の基盤に立って考察・推論する科学コンテスト
当プログラム専門委員・宮下元教授らによるイン・ビトロ(生体外)での溶液結晶形成実験「授業2:8.アラレ石平板状結晶の形成(p12)」をもしISSで、「教材5:国際宇宙ステーション搭載・実験装置」掲載溶液結晶化観察装置を用いて、実際に反応させた場合を仮定します。
その時、「教材2:微小重力環境の物理学的特徴」の要旨等、即ち、微小重力下では1)無浮遊・無沈降、2)無対流、3)無静水圧、4)無容器浮遊、また、表面張力が顕著になるといった現象が当然現れることを前提にしつつ、地上における場合と比べて微小重力下では反応全般中どの部分でどのように違いが起きるのか、あるいは起きないのか、生徒さんたちが主体となり順序立てて推論を進めて下さい。
また、その結論を導き出す上で元となった根拠、理由を上げ、そこから結論に至る展開過程を順を追ってご説明下さい。
◇ステップ① 参加するコンテストを選ぶ
◇ステップ② 課題を討論する
◇ステップ③ 書類を事務局にメールで送信する
◇公開賞副賞
広く公開して多くの先生、生徒皆さんにご紹介したいと判断させて頂きましたレポートのグループに対しては、記念品をお贈りします。
月レゴリスシミュラント砂時計 授業・教材用「真珠」(イメージ)
コンテスト募集期間:2019年5月17日~6月21日(必着)
提出書類・提出方法
レポート(図、イラスト挿入可、A4紙3ページ以内)提出書類をPDF化し、
下記事務局メールアドレスへ募集期間中にご送付下さい。
注意事項
応募するグループの単位は問いませんが(例:学校、学級、班、部活動など)
必ず学校教諭の指導・監督のもと議論し、結論を集約してご応募ください。
提出電子データ送信先
宇宙航空研究開発機構 宇宙教育センター
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