SEEC(宇宙を教育に利用するためのワークショップ)派遣プログラム

第15回 SEEC派遣プログラム 派遣実績

2009年2月5日~7日の3日間、米国テキサス州のスペースセンター・ヒューストンにて第15回「宇宙を教育に利用するためのワークショップ」(Space Exploration Educators Conference: SEEC)が開催されました。記念すべき15回目の今回もアメリカ、カナダ、ヨーロッパ、アジアの各地から約580名の教育関係者が参加し、今回から1セッションあたりの時間(90分間~120分間)が長くなったため例年よりセッションの数は減少しましが、期間中には107のセッションが行われました。

日本(JAXA)のセッション「日本の宇宙教育(Space Education in Japan)」は90分間ずつ2回あり、日本全国から公募で選ばれた3人の小中学校の先生方と宇宙教育センター職員の計4人が英語で発表を行いました。毎年好評な日本のセッション(30名定員/1セッション)は今年も満席で、日本の文化も活かした楽しく充実した内容に、参加者はみな夢中で取り組んでいました。(詳しくは「活動の様子」をご覧ください。)

日本のセッション終了後には、発表した先生方を参加者が囲み、連絡先を交換する姿も見られました。また、セッション参加者が記入する5段階からなる評価シート(SEEC事務局が取りまとめ、後日発表者に送付される)で、日本のセッションはほとんどの項目で5と高い評価を受けています。

今回派遣された先生方も、自身が発表したセッションでの参加者との交流はもちろんのこと、他のセッションや施設見学、基調講演に積極的に参加し、情報収集や他国の教育関係者と意見交換を行うなど、充実したワークショップ参加となりました。このワークショップ参加により得られた経験や知見、またそれらの授業への活用実績等は、今後JAXAが開催するワークショップ等で発表していただき、日本の教育現場で広く共有されることを目指すこととしています。

参加者

発表者

  • 鹿児島県鹿児島市立和田中学校
    大塚 泰史(オオツカ ヤスフミ)教諭 (担当科目:理科)
  • 大阪府枚方市立殿山第一小学校
    竹内 絵理(タケウチ エリ)教諭 (担当科目:英語)
  • 岩手県奥州市立羽田小学校
    三浦 秀行(ミウラ ヒデユキ)教諭 (担当科目:理科)

関連リンク(プレスリリース)

発表内容

発表者 発表内容
大塚 泰史 教諭 注射器ロケットでロケットの発射を体感しよう
竹内 絵理 教諭 温暖化について(二酸化炭素を用いた実験を交えて)
三浦 秀行 教諭 身近なもの(野菜や果物)で電池をつくろう
中村 日出夫
(JAXA宇宙教育センター参事)
飛ぶ科学について
(ペーパースチロールを用いた工作実験を交えて)

主なスケジュール

日程 時間 内容
2月4日(水) 午後 会場下見、事前準備(JAXAヒューストン駐在員事務所)
2月5日(木) 7:45 受付開始
8:15 初心者向けオリエンテーション(希望者)
9:00~16:30 各セッション、NASA施設見学
18:00~21:00 ウェルカムレセプション
2月6日(金) 7:00 朝食
7:45 開会式
8:30~ 9:45 宇宙飛行士による基調講演
10:30~12:00 各セッション、NASA施設見学
13:30~15:00 JAXAセッション
15:30~17:00 各セッション、NASA施設見学
19:15~24:00 バンケット、宇宙飛行士バンドによる演奏
2月7日(土) 7:30 朝食
8:00~9:00 基調講演
9:30~11:00 各セッション、NASA施設見学
12:30~14:00 JAXAセッション
14:30~16:00 各セッション、NASA施設見学
16:15~16:45 抽選会・閉会式
SEEC派遣プログラム開催実績

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