宇宙を活用した教育実践例

宇宙に引っ越すとしたら?−食物連鎖について考える−
(小学6年 理科「生物のくらしと環境」)

新潟県・柏崎市立比角小学校

  • 小学生
  • 学校教育

概要

学校・団体名 新潟県・柏崎市立比角小学校
対象 6年生
対象人数 65人
実施日 2019年7月19日
タイトル 宇宙に引っ越すとしたら?−食物連鎖について考える−
(小学6年 理科「生物のくらしと環境」)
活動内容 (1)食物を通した生物どうしの関わり(2時間)
・すべての生物は「食べる」「食べられる」の関係でつながっていることを理解する。
(2)生物と水との関わり(1時間)
・生物が生きていく上で水はなくてはならないものであることを理解する。
(3)生物と空気との関わり
・植物は日光が当たると二酸化炭素を取り入れて酸素を出す働きをしていること、動物は植物がつくり出した酸素を吸って二酸化炭素を出していることを理解する。
・動物と植物が空気を通してたがいに関わり合って生きていることを理解する。
(4)★「宇宙に引っ越すとしたら?」-食物連鎖について考える-
・宇宙箱舟ワークショップを通して、食物連鎖を考えた持続可能な疑似生態系について話し合う。
*「本時の展開」参照
宇宙箱舟ワークショップ「本時の展開」 PDF(90.2KB)
生き物のコマ(例) PDF(1.3MB)
宇宙箱舟の船 PDF(38.2KB)
使用した宇宙の素材・教材など 宇宙箱舟ワークショップ(京都大学宇宙総合学研究ユニット)
参加者の様子・感想など
  • 何もない宇宙に行くのは大変だということが分かりました。
  • 人間が生きていくためには、いろいろ(食物・水・空気)必要。
  • 宇宙に行くためには食べ物のことや、重力のことなども関係するから、運ぶのは難しかった。
  • 酸素のことも考えて広葉樹を選んだ。
  • 生き物をつなげるように、食物連鎖になる生き物を選んだ。
  • 宇宙に行くにはいろいろアクシデントが起こるので、そこで落ち着いて行動できればいいと思いました。
  • 地球以外のところに行くと大変そうだから、今の生活を楽しく過ごそうと思いました。
  • 生きるためには、食べたい物(好きな物)を選んでいる場合ではないので、ガマンして生活したいです。
  • 班で協力して選ぶことができた。

活動のご感想・ご要望など

  • 生物同士の関わりや食物連鎖の仕組みなどは、なかなか実感として捉えることが難しいため、このように擬似的ではあっても具体的に考える活動は、学習した内容を確認するという点で有効である。これは正解が無い課題である。そのため既習の知識を基にしながら自由な発想で考えを交流しやすく、様々な考えが表出しやすい。最終的には折り合いをつけながらグループで妥当な結論をまとめようとする姿などが見られていた。
  • 話し合いが活性化しやすい課題なので、45分の授業内では時間が足りず、グループ同士の考えを交流するところまでは至らなかった。十分に時間を確保したり、意見交流の場を工夫したりすることで、より充実した学習活動になると感じた。次に生かしていきたい。

授業の様子

授業の様子1
授業の様子2
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