教員研修

5年経験者研修講座(小・中教研理科部会)テーマ『新学習指導要領で追加された新内容、進化、日食・月食についての講義・演習』

岡山県・倉敷教育センター

概要

全研修を通した趣旨

新学習指導要領で追加された新内容、生物の進化と変遷や日食・月食についての講義・演習は、身近な話題や素材を用いながら行い、その指導法についての考察をする。また、小中学校の系統的な流れについて専門的な視点からの説明を受ける。さらに、国際宇宙ステーションに滞在中の宇宙飛行士の筋肉量の変化を話題に取り上げたり、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が取り組んでいる最新情報について説明を受けたりしながら教材化を図る。

対象

5年研中学校理科受講者、小・中教研理科部会参加者・CSTを目指す学生 31名

期間

平成23年8月26日

構成表

実施日
時間
形式
人数
内容
1
180分
講義・演習
31名
講義・演習「生物の進化と変遷や日食・月食」
教材紹介「宇宙教育活動の実践例紹介」

岡山県・倉敷教育センター

第1回目/全1回『研修会記録シート』

実施日
8月26日
合計時間
180分
参加数
31名
時間配分
研修内容
受講者のようす・感想
研修の感想・メモ
講義・演習
(90分)
進化の視点からみた「生物のからだのつくりと働き」

ISSでの生活とからだのしくみ 

花と果実のつくり
進化の話題では、身近な野菜を使った実習、日食・月食の内容では、実技をまじえた説明がなされた。「子ども(種子)を守る戦略」という新しい切り口での展開は、花や種子がどうしてそういう仕組みになっているのかという進化の過程をたどる方法としてとてもわかりやすい内容であったので、休憩時間には多くの先生が身近な話題についても質問を繰り返す等、受講者の探求心をかきたてていた。
・花と果実のつくりの内容は、進化の視点で授業展開していなかったので、驚きがいっぱいでした。遠藤先生の話のように、不思議さや驚きが感じられる内容を目指していきたいです。
・身近な素材であるバナナやエンドウを例に、新しい切り口の展開を学ばせていただきました。すぐに伝えたいと思いました。
・進化の内容はとても好きな部分なので、専門的に学べて良かったです。やはり理科は楽しいです。生徒にもそのように感じてもらえるような授業をしていきたいです。
講義・演習
(80分)
今年度の皆既月食と次年度早々の金環食の観察について
来年起こる金環日食を題材にした授業展開の例やJAXAの担当者から宇宙教育活動を取り入れてた実践例を示した多くの教材提供があった。感想には、「知らないことをたくさん教えていただき大変役に立った。
・月の話題は、すぐに授業に活かせそうです。スチロール球をいただけたので、これを活かし実感の伴った理解につなげていきたいと思いました。
・宇宙については、大きさの比較や距離の間隔の様子が実感しにくかったので、今日の研修を参考に指導していきたいと思いました。
講義
(10分)
宇宙教育活動に関わる教材紹介
導入教材や日常生活に関連した多くの資料及び宇宙教育教材のDVD紹介があり、参加者の意欲を高めていた。
・知らないことをたくさん教えていただき、大変役に立ちました。
・教師がしっかりこのような研修を受けて学ぶことが子どもの理科好きを増やすことにつながると思います。

授業の感想・メモ

  • 進化の話題では、身近な野菜を使った実習、日食・月食の内容では、実技をまじえた説明であり、どれも大変わかりやすく専門的な知識の幅が広る効果的な研修となりました。

岡山県・倉敷教育センター

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