教員研修

武蔵村山市小学校教育研究会理科部テーマ『『アイソン彗星の観察について』『水溶液の実験』』

東京都・武蔵村山市小学校教育研究会理科部

概要

全研修を通した趣旨

今年接近するアイソン彗星を含む彗星について理解するとともに、小学校児童への観察の仕方を紹介。 小学校6年生の理科単元における「水溶液の性質」の指導法及び実験方法等の紹介。

対象

武蔵村山市小学校教員 15名

期間

平成25年9月11日

構成表

実施日
時間
形式
人数
内容
1
90分
講義・
15名
「彗星のしくみについて」 
実技
「アイソン彗星の観察について」   
「アイソン彗星の軌道模型作成」 
「モーターを使用した風のおもちゃの作成」 
「アンモニア水を使用した水溶液の実験」 
講師:遠藤 純夫
(JAXA 宇宙教育センター)

東京都・武蔵村山市小学校教育研究会理科部

『研修会記録シート』

実施日
9月11日
合計時間
90分
参加数
15名
時間配分
研修内容
受講者のようす・感想
研修の感想・メモ
講義
(20分)
・彗星のしくみについて
・今年接近するアイソン彗星についての概要       
彗星がどのようにしてできるのか、また、地球との距離や太陽との位置などによって見え方が変わる等のくわしいしくみについて教わることができ、とても勉強になった。 
また、今年11月から12月に向けて接近するアイソン彗星について具体的に教えて頂いたことによって児童への紹介の時にいかしていきたいと思う。
講義・実習
(40分)
・アイソン彗星の軌道模型作成
・モーターを使った風のおもちゃの作成
電動の消しゴム、プラカップ、等を使ってドライヤーのようなおもちゃを作成。 
・実際に模型を作ることでどのようにして実際に見えるのか、ということがくわしく分かり、とても勉強になった。
・模型を通して彗星のしくみを他の惑星の位置と地球の位置を確認しながら理解することができた。それぞれの学校で児童に伝えていきたい。
・風のおもちゃは身近なものを使ってこれだけのものができるとは思わなかった。みんな夢中になって作っていた。     
模型作りは細かい作業も多かったが、高学年の児童なら作成できると思った。          
風のおもちゃは3年生の単元だが、モーターと組み合わせたことで6年生でも指導できると思った。
実験
(30分)
・アンモニア水を使用した水溶液の実験
アンモニア水をあたためてアンモニアを発生させ、採取する。採取したアンモニアがフェノールフタレイン溶液と反応し、ピンク色の噴水ができた。
アンモニア水をあたためてアンモニアを発生させるのが思っていた以上に時間がかかることが分かった。
実際に噴水の様子を目で見ると受講者から大きな歓声が上がった。
小学生には難しい実験だったが、教師が実験して見せてみたいと思った。
フェノールフタレイン溶液は毒性もあり、小学校にはほとんど置いていないが、BTB溶液でも代用できることが分かり、安全面でも勉強になった。

授業の感想・メモ

  • 毎年、遠藤先生には講演していただき、たくさんのことを教えていただいているが、今回の彗星のこともとても勉強になった。天体については実際に身近に見えるものではないので子供たちに伝えるのはとても難しいが、しくみや理論を分かりやすく教えていただいたことによって子供たちにも伝えることができると思った。

東京都・武蔵村山市小学校教育研究会理科部

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