教員研修

三重県・四日市市教育委員会 夏季教職員研修テーマ『JAXA宇宙教育教材を活用した理科授業』

三重県・四日市市教育委員会

概要

全研修を通した趣旨

理科の授業で実施できる教材や内容とその効果的な活用方法を学ぶ。

対象

四日市市・三重郡の小中学校教員 67名

期間

平成26年7月28日

構成表

実施日
時間
形式
人数
内容
1
150分
講義・実技
67名
講義「宇宙教育について」「月と地球、月食について」
実技「ストローロケットづくり」
講師:遠藤 純夫
(JAXA宇宙教育センターアドバイザー)

三重県・四日市市教育委員会

『研修会記録シート』

実施日
7月28日
合計時間
150分
参加数
67名
時間配分
研修内容
受講者のようす・感想
研修の感想・メモ
講義
(60分)
○宇宙教育と教材開発の視点
・宇宙という考え方が時間と空間がもとになっていることを知りました。生活科にも応用できるというアイデアには驚きでした。
・「宇宙」というと、「星」「夜空」というイメージしかありませんでしたが、今日お話をきいて「身近なもの」「自分自身」も宇宙の一部という考え方に「なるほど」と感じ、ひとつの視点(見方)から見るのではなくいろいろな視点からとらえることの大切さを実感しました。
・子ども自身と身の回りの事象を基点に、地球を包含する宇宙について扱うという話を聞き、遠く離れたものとして扱うのではなく身近なものを感じながら扱っていきたいと思いました。
・天体の学習で重要な「時間」概念、「空間」概念を子どもたちに身につけさせるために、学校生活のいろいろな場面で意識させる例を教えてもらった。
講義
(60分)
○発泡球を使った「月と太陽」の授業
○「皆既月食を観察しよう」
・天体の学習をする際に、今までは説明が中心だったものが写真や球体を使って自分で考える時間や見え方を比べる時間を増やし、自分の言葉でまとめる内容にかえることができそうです。特に月の観察では見るポイントをしぼって取り組むことができそうです。
・4年生なので、2学期に入ったらすぐ月の満ち欠けを学習し、10月8日に備えたいです。月の大きな映像も使って授業しようと考えています。
・「月と太陽」「月食」の内容については、発泡球を使って実際の授業のように進めてもらい、参加者の教員が授業のイメージをしやすかった。
・10月8日に「皆既月食」が観測できることもあり、月食のくわしいしくみも興味深く聞くことができた。また、「月食」観察用の教材の紹介もよかった。
実技
(30分)
○ストローロケットづくり
・ストローロケットを自作し、いろいろ重さや長さを変えて実験しました。楽しみながら実験をすることができました。工夫しよく飛ぶようになると楽しいことを子どもとともにやってみたいと思いました。
・参加した教員が長さなどを工夫したストローを実際に飛ばして結果を確かめていて、よかった。

授業の感想・メモ

  • 子どもたちに「時間」概念、「空間」概念を身につけさせるという学習のベースに関わる考え方を学ぶことができた。
  • 「月と太陽」の内容に関わって、実際の授業ですぐに使える教材、その教材を使った具体的な授業の展開について学ぶことができた。
  • 紹介してもらった教材を使った授業や学んだ考え方をもとにした授業をやってみようと思う教員が多くみられた。
研修の様子1
研修の様子2

三重県・四日市市教育委員会

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