教員研修

長野県総合教育センター 研修講座テーマ『宇宙を活用した授業づくり ~宇宙の素材で子どもの心に火をつける~』

長野県・長野県総合教育センター

概要

全研修を通した趣旨

・宇宙の素材を導入場面等で活用することを通して、理科だけでなく社会や国語、総合的な学習の時間などあらゆる分野で、「子どもの心に火をつける」魅力的な授業をつくることを学ぶ。
・講義や実践発表から宇宙の素材を活かした授業例や導入教材について知り、授業に生かす構想をたてる。

対象

県内小・中・特別支援学校教員 16名

期間

平成28年11月19日

構成表

実施日
時間
形式
人数
内容
1
270分
講義
16名
宇宙を活用した授業づくり
実習
宇宙の素材を体験しよう1(宇宙食の食べ比べをしよう)
宇宙の素材を体験しよう2(コミュニケーション力をきたえよう)
実践発表
小中学校における宇宙教育の実践
演習
宇宙の素材を活用した授業を構想しよう
講師:室町 篤(JAXA宇宙教育センター)

『研修会記録シート』

実施日
11月19日
合計時間
270分
参加数
16名
時間配分
研修内容
受講者のようす・感想
研修の感想・メモ
講義
(50分)
宇宙を活用した授業づくり
・「JAXAが教育に関わって、いろいろな情報を提供・活動していること、実践例を多く知りえたことが最大の成果と感じました。」
・「宇宙を単元に取り込むという発想自体がなかったため、ICTを使ってより具体に近い授業や子どもの新たな気づきを生んでいけるような授業をしていきたい。」
・「宇宙を身近に感じることができ、宇宙を題材に自分の教科だけでなく総合的な学習の時間や道徳などで活用できると感じました。」
・「JAXAの教育活動への積極性ががよくわかった。」
実習
(60分)
宇宙の素材を体験しよう1(宇宙食の食べ比べをしよう)
・「宇宙食の食べ比べではいろいろなことが考えられてつくられていることが分かりました。」
・「カレーの食べ比べはいろいろな発見がありました。」
・カレーを温めたり用意するタイミングの打合せが大切である。
実習
(60分)
宇宙の素材を体験しよう2(コミュニケーション力をきたえよう)
・「コミュニケーションの難しさを感じた。自分の説明が簡潔で分かりやすく適切かという日々の反省ができた。」
・「図形情報を伝えるのも受け取るのも難しいことだと感じました。」
・はさみはセンターで人数分準備した。
実践発表
(50分)
小中学校における宇宙教育の実践
・理科だけでなく、総合的な学習の時間や道徳など多くの教科で宇宙を素材に授業できることを意識して発表を行った。
・衛星データを処理した画像パネルを準備し、実際に受講者の方に見て考えていただく場面を設けた。
演習
(50分)
宇宙の素材を活用した授業を構想しよう
・講座の最後で、実際の授業を構想しグループ協議を行った。「グループの人の考えに触れ視野を広くもてた。」「グループでたくさんの構想が出て、どれも参考になった。」等の意見があり、授業のイメージ化につながった。
・個人での追究やグループ協議しやすいようにワークシートや付箋などを準備し利用した。

授業の感想・メモ

  • 講義用とグループワーク用の座席を別に設けたことはよかった。
  • 会場後方には宇宙に関する資料を展示した。(資料室の書籍とDVD、JAXA資料、宇宙関係資料)休憩中などに多くの方が閲覧していた。
  • 各自にノートパソコンを配布し、JAXAのHPのコンテンツを見ることができるようにした。休憩中等に閲覧をしていた。
  • 書画カメラ用のプロジェクターとスクリーンを設置し、ICTの活用も含めて説明した。
  • 開講前や昼休みに、資料室のDVD(NASA)の放映をして雰囲気を高めた。
  • JAXAからの配布資料が、いろいろな教科の導入教材として活用できる素晴らしいものであった。
  • 来年度もこの講座を実施してほしい記述が複数あり。
研修の様子1
宇宙カレーと市販カレーの食べ比べ
研修の様子2
コミュニケーション力をきたえよう
(言葉のみで図形を伝える)
研修の様子3
授業構想のためのワーク
教員研修実績一覧

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