教員研修

理科の観察・実験研修講座1 宇宙科学テーマ『生徒の興味・関心を引き出す理科の授業づくり』

神奈川県・神奈川県立総合教育センター

概要

全研修を通した趣旨

日本の先進科学研究に関する講義及び実習を通して宇宙科学調査研究の現在に触れ、理科教育の役割や目的を振り返り、生徒の興味・関心を引き出す理科の授業づくりに役立てます。

対象

神奈川県内中学校・高等学校理科教員、特別支援学校教員 21名

期間

平成29年8月4日

構成表

実施日
時間
形式
人数
内容
1
300分
見学
21名
・JAXA相模原キャンパスの施設見学
講義
・JAXA宇宙教育センターの紹介
実習
・コミュニケーション力をきたえよう!
講義
・X線でさぐる宇宙
協議
・「Dagik Earth」を触りながら、グループディスカッション
講師:菅原 泰晴(JAXA宇宙科学研究所科学衛星運用・データ利用ユニット)、松原 理(JAXA宇宙教育センター)

『研修会記録シート』

実施日
8月4日
合計時間
300分
参加数
21名
時間配分
研修内容
受講者のようす・感想
研修の感想・メモ
見学
(80分)
日本の宇宙科学研究の現在と成果(1)
・JAXA相模原キャンパスの施設見学
・詳しい説明をしていただき、興味深かった。
・はやぶさの本来の目的は、イオンエンジンの長時間運転の検証であることがよく分かった。
・あかつきの説明の中で金星の天気の観測があったので、天気予報を取り扱った授業の中で取り入れてみたい。
・日本の打ち上げた様々な人工衛星について、詳しく知ることができた。
講義・実習
(80分)
理科の授業づくりのための宇宙を題材にした教材について(1)
・JAXA宇宙教育センターの紹介
・コミュニケーション力をきたえよう!
・コミュニケーション力を育成する活動を、LHRなどで取り入れてみたい。
・こちらの思う言い方では、相手に完璧には伝わらないということを実感できた。
講義
(80分)
日本の宇宙科学研究の現在と成果(2)
・「X線でさぐる宇宙」
・X線の発見から極めて短期間に日本で教具が実用化されていたことに、明治の人の科学技術に対する旺盛な行動力を感じた。
・X線天文学の話からダークマターの存在まで、多岐にわたる話を伺うことができた。
協議・実習
(60分)
理科の授業づくりのための宇宙を題材にした教材について(2)
・Dagik Earthを触りながらグループディスカッション
・気象、天体等の分野でDagik Earthを使いたいと思った。
・地学の授業では、このような映像を用いた授業を行いたい。
・教科書や資料集だけでなく、ICTを積極的に授業に取り入れてみたい。
・Mitakaのような教材を用いて、生徒がイメージを持ちやすい授業展開をしていきたい。

授業の感想・メモ

  • 人工衛星や探査機に関する話を、地学基礎の宇宙を扱う単元の中に取り込んでみる必要性を感じた。
  • 地学基礎の授業を持っており、生徒もこの分野に興味を持っている。今日の講義は、今後の教材研究にいかしたいと思えるものだった。
  • 一見異なる分野の教材であっても、授業に活用できることが分かり、参考になった。
  • 宇宙をテーマにした授業を行いたいので、サイト等を活用していきたい。
  • この研修が、JAXAの様々な活動を教育分野で活用する機会になると良い。
神奈川県・神奈川県立総合教育センター
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