APRSAFは、アジア太平洋地域における宇宙利用の促進を目的として、この地域の宇宙機関や宇宙利用ニーズを有する行政機関・国際機関の参加の下、各国の宇宙活動や将来計画に関する情報交換及び具体的な協力活動の構築に向けた議論を行う国際会議です。
アジア太平洋地域宇宙機関会議(APRSAF)宇宙教育普及分科会の勧告を受けて、2005年に北九州で第1回目の大会が開催されて以来、APRSAF水ロケット大会が毎年開催されています。2006年にはインドネシア・ジャカルタで、2007年にはインド・バンガロールで、2008年にはベトナム・ハノイで開催されました。2010年にタイ・バンコク郊外で開催された大会では、アジア・太平洋地域の13カ国および南米地域の2カ国から、36名(12歳〜16歳)が打上げ競技に参加しました。
教育目的の水ロケット活動をアジア諸国を中心に世界各国で進めるため、2008年には、学校教員や教育関係者、宇宙機関の教育活動担当者を対象に、オーストラリア・メルボルンでAPRSAF国際水ロケット教育ワークショップが開催されました。アジア・ラテンアメリカの12カ国から32名が参加したこのワークショップでは、各国における水ロケット活動が紹介されたほか、水ロケット教育手法・教材交換やイベント情報交換を目的とするオンラインのネットワークが立ち上げられました。
また、2006年からは、アジア太平洋地域の8歳から11歳の子供を対象に、水ロケット大会と同じ開催国において、ポスターコンテストも実施されています。
また、宇宙についての理解を深める機会を小中高生に提供する「宇宙教育フォーラム」や、宇宙の題材を学校教育に効果的に取り入れることを目指し、学校教員らに宇宙教育における研修の機会を提供する「宇宙教育セミナー」もアジア地域の途上国で開催しています。これまでに、国連教育科学文化機関(UNESCO)と共催で2006年3月にベトナム・ハノイ市で宇宙教育フォーラムが、同年12月にインドネシア・ジャカルタ市で宇宙教育セミナーが開催され、2009年9月にはスリランカ・カトゥベッダ市で宇宙教育セミナーが開催されました。
また、宇宙教育普及分科会を通じ、アジア諸国における宇宙教育に関する教材の交換にも力を入れています。 宇宙教育センターでは豪州ヴィクトリア州宇宙科学教育センター(VSSEC)及び同州環境教育センター(Ecolink)との協力事業として「Frogs in Orbit」という、中高生対象のカエルを題材とした宇宙・環境・生物学の教材を共同開発するとともに、VSSECを通じてJAXAが提供した宇宙の素材が現地の高校の日本語のクラスでも活用されました。宇宙教育センターが開発し、同分科会で紹介した、教育者用の水ロケット活動マニュアルや「飛ぶ科学」の指導ガイドは好評を博して各国に幅広く配布され、現地の言語に訳して宇宙教育活動普及に利用している国も増えつつあります。
今後も引き続き、APRSAF宇宙教育普及分科会の活動として、水ロケット大会、ポスターコンテスト、宇宙教育セミナーなどの開催が予定されています。

| 対象 | アジア太平洋地域の青少年や学校教員、教育関係者ら |
|---|---|
| 期間・日程 | 各イベント・プログラムにより異なる |
| 場所 | アジア太平洋諸国 |
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