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[活動報告]APRSAF-25水ロケット大会とポスターコンテスト

2018年12月10日
宇宙航空研究開発機構

アジア・太平洋地域(ちいき)の国内予選を勝ち抜(ぬ)いた中高生が水ロケットの打ち上げ競技(きょうぎ)をする、APRSAF(エーピーアールサフ) 水ロケット大会。今年はシンガポールで開催(かいさい)されました。主催するのは、APRSAF宇宙教育分科会という、宇宙を通じて子どもたちがもっと楽しく、深く学べるようにさまざまな活動をしている大人たちのグループです。毎年1回、この国際水ロケット大会を開いていて、今年は14回目です。

ペットボトルで作り、水と空気の力で飛ばす水ロケットは、簡単(かんたん)に作れるけれど、飛ぶ仕組みは本物のロケットと同じなので、科学の教材としていろいろな国々で使われています。

飛べ! 水ロケット!
飛べ! 水ロケット!

日本でも予選を行い、中学生2名、高校生4名が代表に選ばれました。
夏休み中に代表として水ロケット打ち上げ特訓や英語のレッスンも受けて、いよいよ大会に参加!

シンガポールのチャンギ国際空港に到着(とうちゃく)した日本代表チーム。
シンガポールのチャンギ国際空港に到着(とうちゃく)した日本代表チーム。

今年の大会は12か国から58人の生徒が競技(きょうぎ)に参加しました。様々な国の人と英語でコミュニケーションすることも、この大会ではとっても大切なこと。

ランダムに選ばれたメンバーで自己紹介(じこしょうかい)中。
ランダムに選ばれたメンバーで自己紹介(じこしょうかい)中。
打ち上げ用ランチャーの使い方も、英語で説明を受けます。
打ち上げ用ランチャーの使い方も、英語で説明を受けます。

各国の生徒たちが自分の国を英語で紹介する「カントリープレゼンテーション」は、楽しく盛(も)り上がりました。

インドネシアチームのカントリープレゼンテーション。
インドネシアチームのカントリープレゼンテーション。

製作(せいさく)した水ロケットを打ち上げる生徒たち。的の中心にどれだけ近く着地させるかを競います。ロケットに入れる水の量や取り付ける角度を細かく調整します。みんな真剣!

的に向かって正確(せいかく)に飛ぶように、ロケットの方向と角度を調整。
的に向かって正確(せいかく)に飛ぶように、ロケットの方向と角度を調整。

競技を終えて、表彰式(ひょうしょうしき)とランチパーティ。仲良くなった海外の仲間たちと、プレゼント交換(こうかん)をしたり、写真を撮(と)ったり...。思い出がたくさんできました。

はい、チーズ!
はい、チーズ!
プレゼント交換。
プレゼント交換。

APRSAF宇宙教育分科会は、水ロケット大会だけでなく、ポスターコンテストも行っています。今年のテーマは"My Home in Space"(宇宙にある私のおうち)。アジア太平洋地域12か国から、8歳から11歳までの子どもたちの作品34点が選ばれ、APRSAF-25会場に展示(てんじ)されました。研究者や技術者(ぎじゅつしゃ)など、会議に来た人たちの投票で賞(しょう)が選ばれます。

ポスターコンテストの様子。
ポスターコンテストの様子。
今年のベストポスター賞は中国 Rui Xu(ルイ シュウ)さんの作品でした。
今年のベストポスター賞は中国 Rui Xu(ルイ シュウ)さんの作品でした。
JAXA賞には、日本代表の樋渡俊翔(ひわたり しゅんと)さんの作品が選ばれました。
JAXA賞には、日本代表の樋渡俊翔(ひわたり しゅんと)さんの作品が選ばれました。

水ロケット大会とポスターコンテスト、どちらもアジア太平洋地域の子どもたちがロケットや宇宙への興味(きょうみ)をきっかけに一生懸命(いっしょうけんめい)がんばっていました。そんな子どもたちをAPRSAF宇宙教育分科会はこれからも応援(おうえん)しています!

APRSAF 宇宙教育分科会のメンバー。
APRSAF 宇宙教育分科会のメンバー。

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※ この活動報告は、学研キッズネットでかつて掲載していたものです

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