宇宙を活用した教育実践例

金星の太陽面通過特設授業

大分県・別府市立境川小学校(3)

  • 小学生
  • 学校教育

概要

大分県・別府市立境川小学校(3)
小学4年生
80名
2012年6月6日
金星の太陽面通過 特設授業
(小学校の授業時間内で実施)
JAXA宇宙教育センターより提供を受けた金環日食観測パンフレット「木もれ日を撮ろう」を使用
・発展として
・習得させる学習内容として
 大分県別府市は、 5月21日の日食はあいにくの空模様で観察することができなかった。部分月食状態の満月もあいにくの天気で観察することができなかった。6月6日の金星の太陽面通過は天気がよくなればと願っていたところ、快晴。朝から金星観察のための特設学習を行った。
 日食観察のための安全指導は以前実施したため、今回は「日食めがね」で金星がどこにあるかを確認することを授業のねらいとした。
 金星は地球の兄弟星で、金星の大きさは地球とほとんど一緒。太陽に見える金星の影は、地球の大きさと同じ。遠く離れた太陽であっても点にしか見えない金星の大きさから、太陽がとても大きな星という実感をさせたかった。そこで、色画用紙にだいたいの縮尺ではあるが、金星に見立てた割り箸の先に赤いシールを張った金星をグループにひとつずつ準備した。今、太陽のどの辺りに金星が見えるかを確認するともに、金星が太陽をどのような軌跡で通過するかを日時計のように観測させた。
 結果、太陽の横を直線で横切ると思われたが、波のような軌跡をたどって通過することがわかった。「どうしてこんな動きをするのかな?」と疑問に思う児童もいた。答えを説明しても理解に難しいので、「地球よりも太陽に近いところを回る金星はこういうふうに動いて見えるんだね」とまとめた。

授業・活動後の先生のご感想、ご要望など

  •  金星と地球はとなりの星だが日常生活でおとなりを実感する機会は少ない。今回の天文現象は金星を通して、地球の大きさを知るきっかけになった。太陽と比べて、大きさがほとんど同じ金星と地球。「地球は太陽に比べると小さいけど、その小さく見えた地球のなかに私たちが生きているのがすごいと思いました。」という児童の感想が印象的だった。今回は金環日食の時に行った特設授業の、太陽観察に向けての安全学習をいかした授業として行った。安全指導は十分してもしすぎることはないと思っている。前回学習していたために安全指導の時間を短縮でき、十分な時間太陽と金星を観察できた。

授業の様子

授業の様子1
授業の様子2
授業の様子3
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