授業連携

宇宙キッチンKagoshima

鹿児島県・鹿児島市立山下小学校

  • 小学校
  • 小6
  • 総合的な学習の時間

概要

<全授業を通した指導目標>

(1)宇宙食や郷土料理について興味や関心に基づいた課題を自ら見付け、自ら考え、主体的に判断し、テーマを決めて意欲的に活動的に進めることができる。
(2)教科学習で学んできたことを駆使し、また、新たな追究の仕方を模索して、自分なりの表現方法でまとめることができる。
(3)新たな追究課題へと発展し、実践化への意欲をもつことができる。

<対象>

小学6年生 50名

<期間>

平成18年6月13日~11月7日
回数(総時間):19回(27時間)

<区分>

総合学習の時間

構成表

実施日
時間
形式
人数
授業内容
1
6月13日
45分
授業
50名
全体オリエンテーション
本年度の単元「かがやき」について説明する。
2
90分
講義
52名
「宇宙への挑戦と宇宙でのくらし」
講師:渡辺 勝巳(JAXA宇宙教育推進室長)
3
90分
講義
50名
「宇宙キッチンKagoshima
宇宙旅行時代を迎えるにあたって」
講師:宮園 寛((社)鹿児島青年会議所 監事)
講師:谷村 敬智((社)鹿児島青年会議所
4
90分
講義
50名
「鹿児島県の地元食材とその調理法について」
講師:小山 光義(料亭つるや 社長)
5
45分
授業
50名
山崎直子宇宙飛行士からのメッセージを紹介してもらい、宇宙食を作る上での条件を確認する。
支援:岸 詔子
6
90分
授業
50名
各自、鹿児島の地元食材や特産品を調査し、宇宙食レシピを考える。
7
90分
授業
50名
それぞれの追究課題を決定するための「かがやき会議」を開き、課題ごとにグループを作る。
夏季休業中は自宅においてそれぞれのグループで決めた料理にチャレンジする。
8
90分
授業
48名
児童それぞれのアイデアに基づく、夏季休業中における試作品作りへの取り組みをグループ内でお互いに発表し合い、グループの料理を決める。
9
90分
授業
48名
グループのメイン食材に関して、インターネットや本などの情報を駆使して食材の持つ良さや調理方法といったアピールポイントをグループでまとめる。
10
90分
授業
48名
グループのメイン食材に関して、インターネットや本などの情報を駆使して食材の持つ良さや調理方法といったアピールポイントをグループでまとめる。
11
90分
授業
48名
グループのレシピについて話し合う。
12
90分
授業
48名
自宅でのチャレンジをもとに、レシピを完成させ、調理の手順を確認する。
13
180分
授業
48名
宇宙食を試作し、審査会場で自分たちの作った宇宙食をアピールすることができる。
審査員:JAXA宇宙教育センター・鹿児島青年会議所・地元企業等
支援:渡辺 勝巳・ 詔子
14
90分
授業
48名
宇宙食試作を振り返り、これまでの活動の感想をまとめて、「かがやき研究発表大会」での発表に生かすことができるようにする。
15
90分
授業
48名
宇宙食試作を振り返り、これまでの活動の感想をまとめて、「かがやき研究発表大会」での発表に生かすことができるようにする。
16
90分
授業
48名
「かがやき研究発表大会」の事前発表を行う。
17
45分
授業
48名
「かがやき研究発表大会」の事前発表をふまえて、各グループの発表の修正を行う。
18
90分
発表
48名
「かがやき研究発表大会」
これまでの活動を発表し、宇宙食の審査結果を発表してもらう
審査結果発表:JAXA宇宙教育センター・鹿児島青年会議所・地元企業等
支援:岸 詔子
19
45分
授業
48名
これまでの『宇宙キッチンKagoshima』の活動を振り返る。

第2回目/全19回『授業記録シート』

<今回の授業の指導目標>
宇宙での宇宙飛行士の活動や宇宙の不思議、宇宙食についての話を聞き、これからの活動に意欲的に取り組むことができるようにする。

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
導入
(5分)
講師紹介
◎講師を紹介する
展開
(80分)
講師による授業
(80分)

*途中トイレ休息有り
(10分程度)
◎子どもたちが初めて目にするような宇宙の題材を準備し、単元への興味・関心を高める。

◎講師の質問に答えたり、自由に発言したりする機会を多く作り、双方向のやりとりで、一方的な講演や講義の形式ではない、楽しい授業を作りあげる。

△宇宙飛行士の宇宙での生活の様子や、無重力の実験などの話を聞く。

△宇宙のクイズに答える。

△質問をする。

△ワークシートに感想をまとめる。

◎パワーポイントやビデオなどの視聴覚機器を効果的に使い、分かりやすく子どもたちに説明する。
・子どもたちの宇宙・宇宙食への関心を、郷土の食材・料理への興味・関心の喚起につなげられるようにする。

・外部講師を積極的に活用し、鹿児島の食材や郷土料理を使って宇宙食を作るという意識を持たせる。
まとめ
(5分)
質問と感想発表の時間
(5分程度)

授業の感想・メモ

  • 初めて目にする宇宙食や、無重力状態での実験の映像は、子どもたちの興味も大変高く、歓声や驚きの声を上げていた。
  • 「無重力状態で鳥を飛ばすとどうなるか」といった宇宙に関する質問も多く出され、宇宙への関心が高まった様子がうかがえた。
  • 鹿児島の食材を使って宇宙食を自分たちで作ってみたい、という意欲も感じられた。

第3回目/全19回『授業記録シート』

<今回の授業の指導目標>
鹿児島青年会議所の提言「2030年 未来世紀鹿児島」から、宇宙のキッチンとしての鹿児島の夢について知り、郷土の素材で宇宙食を作ろうとする意欲を持つことができる。

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
導入
(5分)
講師紹介
◎講師の紹介をする。
展開
(80分)
講師による授業
(80分)

*途中トイレ休息有り
(10分程度)
△青年会議所が行ってきた活動、宇宙と鹿児島との関わりについて話を聞く。

◎テーマの由来である「宇宙のキッチン構想」について理解し、鹿児島と宇宙を関連づけられるようにする。

◎講師の質問に児童が答えたり、児童が自由に発言したりする機会を多く作り、双方向のやりとりで、一方的な講演や講義の形式ではない、楽しい授業を作りあげる。

◎パワーポイントやビデオなどの視聴覚機器を効果的に使い、分かりやすく子どもたちに説明する。

△提言事業について話を聞き、宇宙食と鹿児島の食を結びつける。

△今の時点で作ってみたい料理について、グループで話し合う。
・子どもたちの宇宙・宇宙食への関心を、郷土の食材・料理への興味・関心の喚起につなげられるように、前の授業からの流れを大切にする。

・地域の外部講師を積極的に活用し、鹿児島の食材や郷土料理を使って宇宙食を作るという意識を持たせ、地域の方々とのつながりを実感させる。
まとめ
(5分)
質問と感想発表の時間
(5分程度)
△それぞれのグループで、作ってみたいものを発表し、ワークシートに感想をまとめる。

授業の感想・メモ

  • 鹿児島が宇宙のキッチンになるというイメージを持つことができた。
  • 子どもたちはこれまでの既習事項や生活経験から今の段階で作りたいものを発表できた。
  • 鹿児島の食材を使って宇宙食を自分たちで作ってみたいという意欲も感じられた。

第4回目/全19回『授業記録シート』

<今回の授業の指導目標>
鹿児島県の地元食材とその調理方法について知ることができる。

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
導入
(5分)
講師紹介
◎講師の紹介をする。
展開
(80分)
講師による授業
(80分)

*途中トイレ休息有り
(10分程度)
◎鹿児島県の特産物について、実物をもとに説明を受ける。

◎豊富な鹿児島の食材と、それを使った郷土料理をなるべくたくさん知ることができるように、パンフレット、画像、野菜の実物などの資料を効果的に活用する。

△パンフレット等を参考に、鹿児島県の食材についての理解を深める。

◎講師の方が準備された料理を実際に試食することで、鹿児島の味(豚骨、さつまいも、きびなご)についての理解を深めることができるようにする。

△鹿児島の味(豚骨、さつまいも、きびなご)の料理を試食する。
・子どもたちがこれまでの学習で学んできた郷土の食材や料理の知識を大切にしながら、これまであまり知らなかったような地元の食材についても説明を受ける。そして、地元食材を使ってオリジナルの宇宙食を作っていこうとする意欲の喚起につなげることができるように指導する。

・地域の外部講師を積極的に活用し、鹿児島の食材や郷土料理を使って宇宙食を作るという意識を持たせ、地域の方々とのつながりを実感させる。
まとめ
(5分)
質問と感想発表の時間
(5分程度)
△ワークシートに感想をまとめる。

授業の感想・メモ

  • 鹿児島の地元食材や料理について、これまで知らなかったことを知り、宇宙食づくりに生かそうとしていた。
  • 鹿児島の郷土料理(豚骨、さつまいも、きびなご)を実際に食べて、そのおいしさに大変喜んでいた。
  • 食材のパンフレットや、野菜の実物を準備してもらったため、大変分かりやすかったようだ。さらにキビナゴはその場で調理し、試食するということで子どもたちも大変喜んでいた。

第5回目/全19回『授業記録シート』

<今回の授業の指導目標>
山崎直子宇宙飛行士からのメッセージを紹介してもらい、宇宙食を作る上での条件を確認する。

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
               
指導上の留意事項
           
導入
(2分)
講師紹介
◎講師の紹介をする。
展開
(40分)
岸詔子先生(JAXA)より、宇宙飛行士からのメッセージの紹介と、宇宙食の条件について確認していただく。

・宇宙飛行士からのメッセージを紹介してもらう。

・国際宇宙ステーションのことや山崎宇宙飛行士の仕事について知る。

・宇宙食の条件について考える。
△山崎直子宇宙飛行士のことや、国際宇宙ステーションのことなどがよく分かった。

△メッセージをいただいたことに感動していた。

△宇宙食を早く作ってみたいという気持ちが高まっていた。

△質疑応答を行う。
・山崎直子宇宙飛行士からのメッセージをもとに、宇宙飛行士はどのような宇宙食を希望しているのか、知ることができるようにする。

・これから作る宇宙食の条件(鹿児島の食材で作る・宇宙飛行士に喜んでもらえる・宇宙空間で食べられる)を確認できるようにする。
まとめ
(3分)
今日の学習の感想を発表する。
△鹿児島の食材を使って宇宙飛行士に食べてもらいたいという感想を述べていた。

授業の感想・メモ

  • 今回は授業参観と合わせて行い、保護者の方々にも「総合的な学習の時間(かがやき)」で行われる宇宙教育について、理解を深めてもらうことができるようにした。
  • 鹿児島県にゆかりのある山崎直子宇宙飛行士が、鹿児島の食材や郷土料理の思いについて語るメッセージをいただくことで、鹿児島の食材で宇宙食を作りたいと思う気持ちを高めることができるようにした。

第6回目/全19回『授業記録シート』

<今回の授業の指導目標>
各自、鹿児島の地元食材や特産品を調査し、宇宙食レシピを考える。

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
                   
指導上の留意事項
         
導入
(5分)
今日の活動のめあてを立てて、活動の流れを確認する。
展開
(80分)
前時までの活動を振り返り、自分の作ってみたい宇宙食や、使ってみたい鹿児島の食材について考える。
△作ってみたい宇宙食について話し合う。

△次の時間のかがやき会議に備えて、自分が使ってみたい鹿児島の食材を決め、その理由を考える。

△ワークシートに「自分が選んだ食材名」と「その理由」をまとめる。
・使ってみたい鹿児島の食材を自分で決め、その理由についても発表できるようにすることで、課題に対する意識を高めることができるようにする。
まとめ
(5分)
今日の学習を振り返り、「かがやき会議」の実行委員を決める。
△「かがやき会議」の実行委員に立候補する。

授業の感想・メモ

  • それぞれ使ってみたい鹿児島の食材を、その理由とともに考えることができた。
  • 多くの鹿児島の食材が候補として上がっているので、子どもたち自身で調整させて納得のいくグルーピングをさせたい。

第7回目/全19回『授業記録シート』

<今回の授業の指導目標>
それぞれの追究課題を決定するための「かがやき会議」を開き、課題ごとにグループを作る。

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
導入
( 分)
展開
(90分)
「かがやき会議」
・開会の言葉
・校歌
・会議を開く理由の説明
・会議のめあての発表
・自分の課題の発表・グループ分け
・自分のグループでの活動
・「かがやき宣言」発表

「かがやき宣言」とは
1.鹿児島の魅力がたくさんつまった「ふるさと宇宙食を目指せ!」

2.宇宙飛行士が食べたくなるような「おいしい宇宙食を目指せ!」

3.宇宙空間に持っていってもらえる「本物の宇宙食を目指せ!」

・先生のお話
・閉会の言葉

*途中トイレ休憩あり(5分程度)
△かがやき実行委員を中心に「かがやき会議」を開く。

△これまでの学習をふまえて、自分の作りたい食材を理由をつけて発表する。

△追究課題ごとにグループを作り、グループ名やアピールポイントを考える。

◎自分の課題を自分で決定する「かがやき会議」で、子どもたちの主体性を高めることができるようにする。

◎「かがやき宣言」を採択して、これからの活動のめあてとする。
・実行委員を中心に自分たちで会議を進め、自分の課題をみんなの前で発表し,グループを決定することで、自分の課題に責任を持って取り組んでいけるようにする。

・グルーピングも子どもたち自身が納得できるように、子どもたち自ら調整する。
まとめ
( 分)

授業の感想・メモ

  • 実行委員を中心に自分たちで会議をすすめることができた。
  • 一人一人、鹿児島の食材を選んだ理由をはっきりと発表することができた。
  • グルーピングも子どもたち同士で意見を出し合い、みんなが納得できる形(9グループ)でできた。

第8回目/全19回『授業記録シート』

<今回の授業の指導目標>
児童それぞれのアイデアに基づく、夏季休業中における試作品作りへの取り組みをグループ内でお互いに発表し合い、グループの料理を決める。

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
                  
指導上の留意事項
導入
(10分)
野口宇宙飛行士の宇宙食の感想を読む。
「宇宙日記 ディスカバリー号の15日 ~生命の輝きに満ちたこの星で~」
著者:野口聡一
発行:世界文化社

今日の活動のめあてを立てて、活動の流れを確認する。
△野口宇宙飛行士の宇宙食の感想を読んで、宇宙飛行士に人気があるメニューについて知る。
・1学期の最後の学習(7月18日)から時間が経過しているので、野口宇宙飛行士の宇宙食の感想を準備し、導入で使うことで、宇宙食への関心を高めることができるようにする。
展開
(70分)
グループの中で、夏季休業中における宇宙食試作品の感想をお互いに発表し合い、グループの宇宙食作りについて話し合う。
△チャレンジしてうまくいったこと、修正が必要なことをお互い発表する。             

△自分たちのグループのメインとなる食材を生かす宇宙食作りについて考える。        

△グループのレシピについて考える。

△宇宙食のアイデアスケッチを行う。
・話し合いが停滞しているところに積極的に教師が入り、グループのアイデアの良さが発揮できるように支援する。
まとめ
(10分)
現段階でのグループのアイデアについてそれぞれ発表する。
△料理の名前やアイデアについて、現段階で話し合ったことを発表し、それぞれのグループの発表の良いところに気付く。
・それぞれのグループの良いところを称賛し、これからの活動に生かすことができるようにする。

授業の感想・メモ

  • 夏季休業中に取り組んだことを、自信を持って友達に伝えることができた。
  • メンバーと話し合いながら、それぞれのアイデアの良さを取り入れようと努力し、グループの宇宙食づくりを協力して進めていこうとしていた。
  • 他のグループのアイデアを参考にして、よりよいものを作っていこうとしていた。

第9回目/全19回『授業記録シート』

<今回の授業の指導目標>
グループのメイン食材に関して、インターネットや本などの情報を駆使して食材の持つ良さや調理方法といったアピールポイントをグループでまとめる。

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
                   
指導上の留意事項
           
導入
(5分)
今日の活動のめあてを立てて、活動の流れを確認する。
◎ワークシートの説明をする。
・グループで、提出用のワークシートを1枚作成するように伝えておく。
展開
(80分)
グループの中で分担し、自分たちの宇宙食を追究する。
△自分たちの選んだ鹿児島の食材について調べる。(生産量や生産方法・由来・栄養素・調理方法など)

△「かがやき宣言」に基づく、3つのアピールポイントを意識したレシピとアイデアスケッチを作りあげる。

△提出用のプリント(アピールポイント1、アピールポイント2、アピールポイント3、レシピ、アイデアスケッチ)をグループ内で分担して作成する。
・話し合いが停滞したときには「かがやき宣言」を振り返り、目指す宇宙食から離れないようにする。
まとめ
(5分)
今日の学習の感想を発表する。
△今日、自分が頑張ったところを感想に書く。
・それぞれのグループの良いところを称賛し、これからの活動に生かすことができるようにする。

授業の感想・メモ

  • 自分たちの宇宙食をアピールできるように、鹿児島の食材の細かい情報まで調べていた。
  • 選んだ食材が、宇宙食に向かないグループも、何とか宇宙に持って行ける工夫はないかと試行錯誤していた。

第10回目/全19回『授業記録シート』

<今回の授業の指導目標>
グループのメイン食材に関して、インターネットや本などの情報を駆使して食材の持つ良さや調理方法といったアピールポイントをグループでまとめる。

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
                        
指導上の留意事項
導入
(5分)
今日の活動のめあてを立てて、活動の流れを確認する。
△先週に引き続きいての活動を行うので、活動の進み具合とグループの中での分担を確認する。
・グループで、提出用のワークシートをこの時間までに作成するように伝えておく。
展開
(80分)
グループの中で分担し、自分たちの宇宙食を追究する。
△自分たちの選んだ鹿児島の食材について調べる。(生産量や生産方法・由来・栄養素・調理方法など)

△「かがやき宣言」に基づく、3つのアピールポイントを意識したレシピとアイデアスケッチを作りあげる。
                  
△提出用のプリント(アピールポイント1、アピールポイント2、アピールポイント3、レシピ、アイデアスケッチ)をグループ内で分担して作成する。
・話し合いが停滞したときには「かがやき宣言」を振り返り、目指す宇宙食から離れないようにする。
まとめ
(5分)
今日の学習の感想を発表する。
△今日、自分が頑張ったところを感想に書く。
・それぞれのグループの良いところを称賛し、これからの活動に生かすことができるようにする。

授業の感想・メモ

  • それぞれのグループの目指す宇宙食のイメージが固まりつつあった。
  • 仕事を分担し、グループの全員が活動することができていた。

第11回目/全19回『授業記録シート』

<今回の授業の指導目標>
グループのレシピについて話し合う。

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
               
導入
(5分)
今日の活動のめあてを立てて、活動の流れを確認する。
◎レシピを書くときに必要なことを伝える。
(材料の分量を正確に(10人分)・調理方法を分かりやすく。)
・この時間までにレシピを完成させるように伝えておく。

・グループで今日決定したレシピについて、自宅でチャレンジし、次回修正を加えることをあらかじめ確認しておく。
展開
(80分)
レシピの最終確認を行う。
△「かがやき宣言」に基づく、3つのアピールポイントを意識したレシピとなっているか、グループの中で話し合う。
・自分たちの力で完成させることができる料理なのか、「かがやき宣言」を意識した宇宙食になっているのか、各グループをまわって確認する。
まとめ
(5分)
今日の学習の感想を発表する。
△今日、自分が頑張ったところを感想に書く。
・それぞれのグループの良いところを称賛し、これからの活動に生かすことができるようにする。

授業の感想・メモ

  • 今日決めたグループのレシピをもとに自宅で料理にチャレンジしようとしていた。 

第12回目/全19回『授業記録シート』

<今回の授業の指導目標>
自宅でのチャレンジをもとに、レシピを完成させ、調理の手順を確認する。

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動            
指導上の留意事項
              
導入
(5分)
今日の活動のめあてを立てて、活動の流れを確認する。
・自宅でチャレンジしたことをレシピに生かすように話す。
展開
(80分)
レシピの最終確認と、タイムテーブルに沿った仕事の分担、手順の確認を行う。
△自宅でのチャレンジをもとに料理の手順を確認する。

△必要な材料や調味料をもう一度確認する。          

△タイムテーブルに沿った役割を分担する。
・宇宙食試作作り当日に不備がないように、細かく手順を確認させる。
まとめ
(5分)
今日の学習の感想を発表する。
△今日、自分が頑張ったところを感想に書く。
・それぞれのグループの良いところを称賛し、これからの活動に生かすことができるようにする。

授業の感想・メモ

  • 自分たちの宇宙食作りの最終確認を行う中で、試作作りを楽しみにしている様子がうかがえた。
  • 子どもたちの宇宙食作りに必要な材料と調味料は、鹿児島青年会議所を通じて地元企業による提供を受けることになり、子どもたちも感激していた。

第13回目/全19回『授業記録シート』

<今回の授業の指導目標>
宇宙食を試作し、審査会場で自分たちの作った宇宙食をアピールすることができる。

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
                
指導上の留意事項
             
導入
(10分)
今日の活動のめあてを立てて、活動の流れを確認する。
△授業開始までに身支度を整える。
・衛生面には十分気を付けるように指導する。
展開
(145分)
調理を開始する。(115分)
※休息は各グループで随時取る
※片付けもできる限り終わらせる

審査を開始する。(30分)
※審査会場で料理の説明と質問への受け答えを行う。
※各グループ3分程度
◎各グループをまわって、調理が計画通りに進んでいるか確認する。

△手順に従って調理する。

△10人分の試作品を作りあげる。

△審査会場で自分たちの宇宙食のアピールを行い、審査員からの質問に答える。
・計画通りに進まなかったり、調理方法に問題がある場合には教師が入って支援する。
まとめ
(25分)
今日の学習をまとめて、家庭科室を片付ける。
△自分たちのグループの後片付けを協力して行う。
・ごみを分別し、調理器具をもとあった場所にきちんと戻すことができるように指導する。

授業の感想・メモ

  • 事前にタイムテーブルをもとに役割分担を考えていたので、試作作り当日は、どのグループも時間をオーバーすることなく作りあげることができた。
  • 綿飴を作る機械を自分たちで作り、自宅でのチャレンジでも成功したグループが、本番当日に失敗してしまい、綿飴ができず大変残念そうだった。しかしながら、その過程において多くのことを学び、工夫を凝らした点は評価したい。
  • 審査員(JAXA宇宙教育センター・鹿児島青年会議所・商品化検討企業・食材提供企業)の前でのアピールでは、子どもたちは大変緊張している様子がうかがえた。
  • 審査員からは、「料理の味がしっかりしている。」「一口サイズになっていることやごみを出さない工夫など、宇宙に持って行ける工夫がされている。」など、多くのコメントをいただき、子どもたちも喜んでいた。

第14回目/全19回『授業記録シート』

<今回の授業の指導目標>
宇宙食試作を振り返り、これまでの活動の感想をまとめて、「かがやき研究発表大会」での発表に生かすことができるようにする。

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
               
指導上の留意事項
             
導入
(5分)
今日の活動のめあてを立てて、活動の流れを確認する。
展開
(80分)
宇宙食試作・審査会の感想をそれぞれまとめる。

グループの中で感想を発表し、グループの感想をまとめる。

発表の準備をする。
△宇宙食試作の感想を書く。

△それぞれの感想を発表し合い、グループ全体の感想をまとめる。

△発表内容を分担する。
・「かがやき研究発表大会」において、これまでのグループでの活動の感想や、自分たちの宇宙食のアピールポイントを、時間内(5分間)に分かりやすく伝えられることができるように具体的な発表の仕方を例示しながら支援する。
まとめ
(5分)
今日の学習の感想を発表する。
△今日、自分が頑張ったところを感想に書く。
・それぞれのグループの良いところを称賛し、これからの活動に生かすことができるようにする。

授業の感想・メモ

  • どのグループも宇宙食試作における達成感や充実感を感想に書いていた。
  • 審査結果を楽しみにしている様子がうかがえた。
  • 活動のまとめとなる「かがやき研究発表大会」でも、グループの良さをしっかり出そうと、協力する姿が見られた。

第15回目/全19回『授業記録シート』

<今回の授業の指導目標>
宇宙食試作を振り返り、これまでの活動の感想をまとめて、「かがやき研究発表大会」での発表に生かすことができるようにする。

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
                
導入
(5分)
今日の活動のめあてを立てて、活動の流れを確認する。
展開
(80分)
発表の準備をする。

発表の練習をする。
△事前の分担に従い、発表の原稿をまとめる。

△発表の練習をする。
・「かがやき研究発表大会」において、これまでのグループでの活動の感想や、自分たちの宇宙食のアピールポイントを、時間内(5分間)に分かりやすく伝えられることができるように具体的な発表の仕方を例示しながら支援する。
まとめ
(5分)
今日の学習の感想を発表する。
△今日、自分が頑張ったところを感想に書く。
・それぞれのグループの良いところを称賛し、これからの活動に生かすことができるようにする。

授業の感想・メモ

  • 「かがやき研究発表大会」では全員が発表できるように、発表内容を分担していた。

第16回目/全19回『授業記録シート』

<今回の授業の指導目標>
「かがやき研究発表大会」の事前発表を行う。

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
               
指導上の留意事項
               
導入
( 分)
展開
(85分)
実行委員を中心に、「かがやき研究発表大会」のリハーサルを行う。
△時間を計って各グループごとに発表を行う。

△リハーサルの感想をまとめる。

△発表に修正すべき点はないか話し合う。
・「かがやき研究発表大会」において、これまでのグループでの活動の感想や、自分たちの宇宙食のアピールポイントを、時間内(5分間)に分かりやすく伝えられることができるように具体的な発表の仕方を例示しながら支援する。
まとめ
(5分)
今日の学習の感想を発表する。
△今日、自分が頑張ったところを感想に書く。
・さらに工夫すれば良くなると思われる点を伝え、「かがやき研究発表大会」に生かすことができるようにする。

授業の感想・メモ

  • 決められた時間(各グループ5分以内)を超過するグループもあり、修正をする必要があった。
  • 宇宙食のアピールが足りないグループもあったので、もっとアイデアや工夫した点を前面に出して発表するように指導した。
  • パワーポイントで各グループの作った宇宙食の画像を提示し、分かりやすく発表できるようにした。

第17回目/全19回『授業記録シート』

<今回の授業の指導目標>
「かがやき研究発表大会」の事前発表をふまえて、各グループの発表の修正を行う。

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
                
導入
(5分)
今日の活動のめあてを立てて、活動の流れを確認する。
展開
(35分)
前時の事前発表での課題を修正し、「かがやき研究発表大会」の練習を行う。
△時間を超過しないように、発表内容を見直す。

△声の大きさを考える。

△発表の練習をする。
・「かがやき研究発表大会」において、これまでのグループでの活動の感想や、自分たちの宇宙食のアピールポイントを、時間内(5分間)に分かりやすく伝えられることができるように具体的な発表の仕方を例示しながら支援する。
まとめ
(5分)
今日の学習の感想を発表する。
△今日、自分が頑張ったところを感想に書く。
・さらに工夫すれば良くなると思われる点を伝え、「かがやき研究発表大会」に生かすことができるようにする。

授業の感想・メモ

  • それぞれのグループの良さが出て、より分かりやすく、楽しい発表に近づいてきた。
  • 全ての子どもが何らかの役割を担い、発表を作りあげるという意識で、協力して取り組んでいた。

第18回目/全19回『授業記録シート』

<今回の授業の指導目標>
これまでの活動を「かがやき研究発表大会」の中で発表する。
宇宙食の審査結果を発表してもらう。

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
導入
( 分)
展開
(85分)
「かがやき研究発表大会」
(1)これまでの活動を振り返ってみよう
・実行委員によるパワーポイントを使っての説明。

(2)各グループの発表

(3)審査結果発表・授賞式、講評

※JAXA宇宙教育センターより
「ふるさと宇宙食賞」・・・3グループ
「おいしい宇宙食賞」・・・3グループ
「ほんもの宇宙食賞」・・・3グループ
を表彰

※鹿児島青年会議所・地元企業より
審査結果1位から3位までを表彰
△これまでの活動をパワーポイントの画像やニュースで取り上げられた映像を見て振り返る。

△グループごとに自分たちの作った宇宙食について発表する。

△審査結果と講評を聞く。
・教師の側が会を進めるのではなく、実行委員を中心に「かがやき研究発表大会」を進めることができるように、事前に打ち合わせを行っておく。
まとめ
(5分)
教師の話を聞く。
△これまでの活動を振り返る。
・・・3グループこれまでの活動の成果や頑張りを、他の部分まで広げることができるように励ましと称賛を行う。

授業の感想・メモ

  • 自分たちの考えた宇宙食の素晴らしさを伝えたいという意欲にあふれ、熱意のこもった発表ができていた。
  • 審査結果発表の際は、祈るような表情で待っていた。自分たちのグループの名前があがると歓声が起こった。嬉しい気持ちが伝わってきた。

第19回目/全19回『授業記録シート』

<今回の授業の指導目標>
これまでの『宇宙キッチンKagoshima』の活動を振り返る。

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
             
導入
(5分)
今日の活動のめあてを立てて、活動の流れを確認する。
展開
(35分)
「かがやき研究発表大会」を振り返って意見交換する。

単元『宇宙キッチンKagoshima』を振り返る。
△受賞結果や宇宙食への講評について話し合う。

△単元を通して自分で成長したと思えることなどをまとめて、発表する。
・単元『宇宙キッチンKagoshima』の中で、子どもたちが成長したと思われる部分については、教師の側で、具体的に説明ができるようにしておく。
まとめ
(5分)
教師の話を聞く。
△単元全体を振り返る。
・成長した点に焦点を当て、新たな課題へ挑戦していくことができるようにする。

授業の感想・メモ

【子どもの感想の中から】

  • 6年生の素晴らしい思い出になった。
  • 以前は全く興味の無かった宇宙のことや鹿児島の食材について興味を持つようになった。
  • 自分たちの活動を支えてくれた人に感謝したい。
  • これからも宇宙食にできる鹿児島の料理はないか研究してみたい。

鹿児島県・鹿児島市立山下小学校

授業連携実績一覧

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