授業連携

質量の性質

青森県・青森市立造道中学校

  • 中学校
  • 中1
  • 総合的な学習の時間

概要

<全授業を通した指導目標>

重力に関係なく質量が大きいものは動かしにくいことを確かめることを通して、質量と重力の違いを説明することができる。

<対象>

中学1年生 33名

<期間>

平成21年12月21日

<区分>

総合学習の時間

構成表

実施日
時間
形式
人数
授業内容
1
講義
33名
質量の性質についてビデオを確認しながら質量の性質を考え、地球でも確かめる実験を発見する目標と関連付けて解釈する力を育成する。

第1回目/全1回『授業記録シート』

<今回の授業の指導目標>

質量の性質についてビデオを確認しながら質量の性質を考え、地球でも確かめる実験を発見する目標と関連付けて解釈する力を育成する。

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
導入
問題をつかむ
◎ISSではラジオ体操ができるでしょうか。

△無重力だからやりづらそう。
△無重力だから体が軽そう。
△無重力だからバランスが難しそう。
△結構、体の重みで普通にできている。
・JAXAホームページから若田さんの面白実験を観察する。

・「質量」の代りに「地球で重かった」という言葉を使う。
展開1
予想する
◎予想してみよう。理由も考えて言葉にしてみよう。

△全く力を感じないでものを動かせるだろう。理由は無重力だから関係がなくなるから。
△重かったものは宇宙空間でも動かしにくいだろう。理由は量がたくさんあるから。
展開2
確かめる
◎ビデオから実験のヒントを得よう。
・同じ大きさで地球では重いものと軽いものを並べて息を吹きかけると、軽いものが良く動く。
・地球でもできそうだ。


◎同じ大きさのアルミニウムと鉄の円柱を机上に置いて息を吹きかけてみよう。
・地球でも動き方が違う。
・ESAのビデオから、ニュートンの第2法則の場面を観察させる。

・密度測定容体を使って自由に調べさせる。
まとめ
まとめる
◎発表しよう。日常生活でも良くみられる場面が無いか。
△地球で重かったものは、宇宙でも動かしにくい。
△地球上でも重いものは摩擦を減らしても動かしにくい。


◎物体が持っている量を何というのだろう。重さと関係なく質量を測るためにはどうすればよいだろう。
△物体が持っている量は物質の量だから「質量」という。
△質量は上皿天秤を使うと重力が弱いところでも測ることができる。
△「はかり」は重力を測っていて質量を測ってはいない。
・生徒発表

・地上では摩擦力が更に重いものを動かしにくくしていることにふれる。

授業の感想・メモ

  • この「重力と質量」の授業では、測り方の違いの説明で終わることが多く、かねてから質量のもつ独自の性質を積極的に実感させたいと考えていた。生徒が感想にとても役に立ったと書いてあるので有意義な授業になったと思う。

青森県・青森市立造道中学校

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