授業連携

スペース・サイエンス~宇宙・地球・生命~

愛媛県・済美学園済美高等学校

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概要

<全授業を通した指導目標>

 本校の自然科学部では、JSTの平成22年度中高生の科学部活動振興事業に採択され、宇宙と科学をメインテーマに、物理班、化学班、生物班、天文班、宇宙班、水ロケット隊のグループに分かれて活動している。自然科学全般を包括する本テーマに沿って学ぶことで、宇宙はもちろんのこと、自然科学全般に対する興味関心を一層高めるとともに,科学的思考力や問題解決能力を向上させ、理数系に優れた人材を育成する。

<対象>

高校1~3年生 15名

<期間>

平成22年12月11日

<区分>

クラブ活動

構成表

実施日
時間
形式
人数
授業内容
1
240分
講義
15名
講義1「宇宙の環境」や宇宙ステーションでの生物実験の意義について
講義2 無重力実験について
講義3 クリノスタットの制作指導、実験提案へのアドバイス
講師:高沖 宗夫
(JAXA有人宇宙環境利用ミッション本部宇宙環境利用センター 主幹研究員)
立元 恵(JAXA宇宙教育センター 主事)
20分
ビデオ視聴

第1回『授業記録シート』

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
導入
(20分+5分)
有人宇宙活動(若田宇宙飛行士のビデオ)を視聴
△ビデオ視聴

◎講師の紹介ならびに本時のねらいを生徒に説明
今回の講義後に各グループに分かれて実験や制作をおこなうため、そのねらいを明確にした
展開
(210分)
講義1 「宇宙の環境」や宇宙ステーションでの生物実験の意義について

宇宙の環境について学び、宇宙ステーションでこれまでに行った実験を例に実験の意義について講義を受けた

講義2 無重力実験について
いろいろな無重力実験について紹介していただいた

講義3 クリノスタットの制作指導
クリノスタットを作成した例を紹介していただき、制作に必要な材料の集め方や実験方法などを紹介していただいた

(追加講義)
微重力の実験に関する生物的考察の仕方について講義をしていただいた
△講義を受け、必要に応じてメモをとった

◎講師の話を聞くとともに、生徒の理解度を観察した

◎記録用の写真を撮影した
生徒の理解度を観察し、補足が必要な場合にできるようにしておいた
まとめ
(25分)
講義4 実験提案へのアドバイス
各グループに分かれてのディスカッションと発表、質疑応答と講師のコメント
△部活動のグループで分かれて今後の研究についてディスカッションを行った

◎ディスカッションに対して補足した
ディスカッションの方向を示したり、アドバイスをしたりした

授業の感想・メモ

  • まず、宇宙ステーションでの実験のビデオを見て、生徒は宇宙開発や宇宙の環境に興味を持ったようであった。もともと、1学期よりスペース・サイエンスをテーマに各グループでの活動を計画していたので、その活動がいよいよ実行につながるということもあり、生徒は意欲的に講義に参加していたように感じた。実施後、クリノスタットを作成するグループは早速設計図を描いて材料を調達する準備を行っている。また、生物班はヤマトヒメミミズを飼育して増殖させたり、カイワレ大根を育てて予備実験を始めている。

愛媛県・済美学園済美高等学校

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