授業連携

振り子は、宇宙ではどのような動きをするのだろうか。

東京都・立川市立新生小学校

  • 小学校
  • 小5
  • 理科

概要

<全授業を通した指導目標>

振り子の動きの規則性を捉え直し、「無重力」の状態での振り子の動きについて、関心をもって考えられるようにする。

<対象>

小学5年生 31名

<期間>

平成25年7月17日

<区分>

教科 (理科)

構成表

実施日
時間
形式
人数
授業内容
1
45分
実験
31名
1.落下実験を行い、無重力の状態を再現する。
2.実験結果を参考に、振り子は宇宙ではどのような動きをするか、予想する。 
3.回答VTRを見て、学習のまとめをする。
支援:門倉 真士

第1回目/全1回『授業記録シート』

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
導入
(10分)
・振り子の規則性を想起する。
「振り子は、宇宙ではどのような動きをするのだろうか」
△振り子が1往復する時間は、振り子の長さによって変わること、おもりの重さや振れ幅は関係しないことを想起する。
△「宇宙」や「無重力」について知っていることを発表する。
・写真を提示し、宇宙や無重力の状態をイメージできるようにする。
展開
(30分)
・落下実験を行い、無重力の状態を再現する。
・振り子は宇宙ではどのような動きをするか、予想する。
◎実験装置を紹介する。
△班で1人ずつ代表を決め、実験の手伝いをする。
◎ビデオカメラのスロー再生で結果を確認する。
△結果の映像を基に、無重力状態での振り子の動きを予想する。
・実験方法と安全指導、観察のしかたを確認する。
・予想をする上での条件を知らせる。
・1人1枚紙を配布し、書いた予想を整理しながら黒板に掲示する。
まとめ
(5分)
・ISSの実験VTRを視聴し、学習のまとめをする。
△自分の予想と比べながら結果を確認する。

授業の感想・メモ

  • ○落下実験装置のような大がかりな実験はあまり経験がないため、多くの児童が興味をもって授業に参加できました。
  • ○一瞬の無重力状態の結果から児童はさまざまな想像をはたらかせ、1人1人が自分の予想を具体的に考え、絵や言葉に表すことができました。
  • △反面、非日常(身近ではない)のため、無重力の状態をイメージしづらく、どう予想してよいか戸惑う児童も見られました。
  • △落下実験装置では無重力の状態は一瞬しか再現できず、児童主体の実験や結果の判定は困難であること、宇宙教育センターの方の支援がないと装置のセットや実験も難しいと思いました。

東京都・立川市立新生小学校(5年生・理科)

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