授業連携

宇宙と日本の宇宙開発の最近の話題と将来

鹿児島県・鹿児島市立郡山中学校

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概要

<全授業を通した指導目標>

「宇宙の広がりや天体のようす、宇宙開発に関する話題や将来のことに触れることにより、生徒の宇宙に対する興味関心を高め、目標(夢)を持って前向きに学校生活を送る生徒を育成する」

<対象>

中学1~3年生 186名

<期間>

平成28年1月27日

<区分>

教科 (理科(地球と宇宙))

構成表

実施日
時間
形式
人数
授業内容
1
60分
講義
186名
写真や動画を用いて、宇宙の広がりや天体の種類、「はやぶさ」からの情報や「はやぶさ2」が担う役割、小惑星からサンプルを採取する方法、国際宇宙センターでの仕事内容等ユーモアを交えながら紹介していただきました。また、宇宙飛行士に必要な資質はこれからを生きる生徒にとっても必要な資質であることを熱く語っていただきました。
講師:大嶋 龍男(JAXA 宇宙教育センター)

『授業記録シート』

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
導入
(5分)
・JAXAについての紹介
◎時間通りに始められるように整列をさせた。
◎講師の紹介をした。
△JAXAについて知らない生徒も多かったが、種子島宇宙センタ-の話なども用いて話をしてくださり、JAXAについて大体のイメージを持つことができたようである。
展開
(45分)
・宇宙と地上の境目とは?

・「はやぶさ」とは何か。
・「はやぶさ」が行ったサンプルの採取方法を動画を用いて説明。
・「はやぶさ2」が担う役割について
・小惑星を調べる理由
・「あかつき」が調べる金星とはどのような天体か。
・火星探査機について
・国際宇宙ステーションについて
・宇宙飛行士の生活について
・宇宙飛行士に必要な資質とは何か。
△宇宙と地上の境目について考えて発表していた。
△宇宙の広がりについては距離を表す単位が難しく、1~2年生にとっては難しい内容であった。
△「はやぶさ」の動画については生徒も教師も引き込まれて見ていた。
△「はやぶさ2」が2020年に帰還する予定と知り、楽しみにしているようだった。
△宇宙飛行士になるには、どのような資質が大切であるかやその資質が今学校生活を送る上でも大切なことであることを熱く語っていただき、生徒も納得している様子であった。
◎集中の途切れている生徒については、声かけを行った。
◎動画を見せる場合は、小さなスクリーンだと見応えがないので、今回舞台背面に映し、迫力のある映像を見せることができたので良かった。
まとめ
(10分)
・質問の時間を設けた。
~質問内容~
・ブラックホールはあるか。
・これまで見た天体の中で最も美しい天体は何か。
・JAXAに入るにはどのような試験があるのか。
・なぜこの仕事に就こうと思ったのか。
△大嶋さんの実体験を元にした話や月面着陸の新聞記事の話から、これから将来の目標を見つけて頑張る生徒にとっては大変励まされる話であった。
◎事前にアンケートを取り、質問事項を大嶋さんに連絡した。時間内に答えられない内容をまとめて下さったので後日生徒に紹介することができた。大変有り難かったです。

授業の感想・メモ

  • 宇宙の広がりや天体の話、「はやぶさ2」や「あかつき」等最近の宇宙に関する現状を写真や動画等を用いて丁寧に話をしてくださり、生徒も教師も引き込まれて話を聴いていました。生徒の感想からは、「大嶋さんが目を輝かせて話をされたので私も興味も持ちました。」「宇宙に関する謎がさらに深まってもっと宇宙について知りたいと思うようになった。」「将来、火星に行けるかもしれないと聴いて驚いた。いつか私も行ってみあたい。」「何事もあきらめないこと、人と仲良くすること,命を大切にすること等大切なことを教えていただきました。忘れずに生きていきたい。」等大変前向きな感想が目立った。今回の講演を通して、宇宙に対する興味関心が深まったとともに、これからの世の中を生きる生徒たちにとって背中を押してもらったような内容だったと思い、大変感謝しております。
授業の様子1
授業の様子2
授業の様子3

鹿児島県・鹿児島市立郡山中学校

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