授業連携

太陽・月について詳しく知ろう

岐阜県・大垣市立宇留生小学校

  • 小学校
  • 小6
  • 理科

概要

<全授業を通した指導目標>

太陽と月の表面の様子や,月の形が日によって変わって見えることに興味をもち,太陽と月の表面の様子を調べるとともに,月の位置や形を観察して記録し,月の位置と太陽の位置とを関係づけて考え,月の形の見え方は,太陽と月の位置関係によって変わることを推論することができるようにする。また,これらの活動や研究者の講演を聞く活動を通して,太陽や月に対する豊かな心情をはぐくむことができるようにする。

<対象>

小学6年生 103名

<期間>

平成28年9月5日~9月27日

<区分>

教科 (理科)

構成表

実施日
時間
形式
人数
授業内容
1
9月5日
45分
授業
103名
太陽と月の表面の様子や月の位置や形について話し合い,実際に観察して調べる。
2
9月7日
45分
授業
103名
太陽と月の表面の様子や見え方などについて,資料などで調べる。観察結果や資料をもとに,太陽と月を比較しながら,それぞれの表面の様子をまとめる。
3
9月8日
45分
授業
103名
日没直後の月の形と位置を調べて,記録する。数日後にもう一度調べて,記録する。観察結果から,月の形が日によって変わって見えることをまとめる。
4
9月13日
45分
授業
103名
月の形が変わって見える理由を,ボールに光を当てる実験で確かめる。
5
9月15日
45分
授業
103名
実験結果と観察結果を関連づけながら,月の形が変わって見える理由を考え,まとめる。
6
90分
講義
103名
月や太陽につての講演を聞き,月,太陽,宇宙に対する関心を高め,豊かな心情を育む。
講師:松原 理(JAXA宇宙教育センター)
7
9月27日
45分
授業
103名
講演の感想文を書くとともに,家庭で家族に感想を伝えたり,改めて月を観察したりする。

第6回目/全7回『授業記録シート』

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
導入
(10分)
・JAXAの研究内容について学ぶ。
◎ロケットや人工衛星だけでなく,航空機の騒音減少などの研究も行っていることを伝える。
・学習後にまとめの新聞を作成することを伝えておく。
・メモ用紙を準備する。
展開
(80分)
・宇宙の概念について学ぶ。

・月周回衛星「かぐや(SELENE)」の研究から分かった月の様子について学ぶ。

・太陽の様子について学ぶ。

・宇宙から見た地球の様子について学ぶ。

(休憩10分)

・地球儀・月球儀を作製する。
◎上空100㎞と聞くとかなり遠く感じるが,地上では大垣~京都間の距離であることを伝える。
△宇宙までの距離,を視点を変えてとらえることができ,興味深く聞くことができた。
△ISS内で雑巾を絞った結果が予想外だったため,驚きをもって視聴することができた。
◎3D眼鏡で見る立体動画によりクレーターの様子をとらえさせる。
△非常に興味深く視聴できた。もう一度見たいという希望から2回視聴した。
◎宇宙からは,地球がどのように見えているかを伝える。
△雷,都市部の明かり,オーロラの幻想的な景色に感動しながら視聴した。
◎地球儀・月球儀の作成手順を説明する。
△丁寧に製作し,全員が「マイ地球」を持つことができた。
・地球儀用:6㎝径カラーボール
・月球儀用:1.5㎝径スチロール球(手芸用)
・B4シール用紙に3人分印刷
・地球儀・月球儀の両方を作製するにはもう少し時間が必要である。
まとめ
(45分)
・学習のまとめとして新聞を作成する。
△まとめの新聞を作成する。
・初めて知ったこと
・さっそく家族に教えたいこと
・これからやってみたいこと
・まとめの新聞用紙は,家庭での話題のできるような項目を入れた。

授業の感想・メモ

  • 研究者の講演を聞く機会に恵まれ,児童は大変意欲的に参加することができた。
  • 専門的な内容も,難解な表現にならないよう心がけていただき,児童の関心や意欲が高まった。
  • もう少し時間があれば,質問タイムや月球儀作製の時間がとれた。
授業を受ける生徒達1
授業を受ける生徒達2
授業を受ける生徒達3
授業を受ける生徒達4

岐阜県・大垣市立宇留生小学校

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