教員研修

環境教育研修会テーマ『環境教育について』

東京都・日野市教育委員会

概要

研修の趣旨

環境教育は各学校の教育課程に意図的に位置付けて推進することが求められている。したがって、本研修会は、各教育委員会が環境教育推進事業として教員研修に位置付けているものの一つである。
夏季休暇中の一日研修であるため、午前は河原の植物など、ごく身近な自然に目を向け、午後は視点を「宇宙から地球の環境をみる」として、宇宙の素材をPCを活用して教材にできるよう日野市立平山中学校のコンピューター室で研修会を実施。

対象

市立小学校、中学校の教員 24名

期間

平成18年8月2日

回数(総時間)

1回(5時間30分)

構成表

実施日
時間
形式
人数
内容
1
330分
実習
24名/23名
「環境」をテーマに屋外でフィールドワークを行う。(150分:24名)
講義
『環境教育』の推進と学校の役割 (30分:24名)
 講師:遠藤 純夫
(JAXA宇宙教育センター 参事)
演習
『環境教育』へ宇宙の素材(画像)を活用する。(150分:23名)
「環境」に関連しそうな画像を検索できるサイトを、宇宙航空研究開発機構(JAXA)のホームページを中心に紹介する。(パソコン演習も行う。)
 指導:岸 詔子
(JAXA宇宙教育センター 主査)
◎参考教材:導入教材ガイドブック 理科編
 支援:遠藤 純夫・岸 詔子

東京都・日野市教育委員会

第1回目/全1回『研修会記録シート』

実施日
8月2日
合計時間
330分
参加数
24名/23名
時間配分
研修内容
受講者のようす・感想
研修の感想・メモ
実習
(150分)
◆野外の自然観察
「植物の生きる姿の観察」
学校正門前を流れる浅川の河原をフィールドにして実施。

観察の視点として、
(1)動くことのできない植物が、光を求めるしくみをどのように発達させてきたか。どの植物にも生きるしくみがあることを見つける。
(2)花と花粉を仲介する昆虫などとの関係や一つの花で雄しべと雌しべの熟す時期をずらす
など、生きるために工夫しているようすを通して、生命の大切さを学ぶ。
◆どんな草にも、思いもよらない工夫があることに感動した。

◆生きる姿を観察させることができれば、名前が分からなくても自信をもってこどもたちと野外の活動ができる。

◆地球でみんなが生命を大切に生きていることを子どもに伝えたい。
講義
(30分)
◆『環境教育』の推進と学校の役割
演習
(150分)
◆「環境」学習に宇宙からの素材を活用する。
環境に関連すると思われる画像を検索できるサイトをJAXAを中心に紹介し、画像をダウンロードしたり、印刷するなどPC活用の研修を兼て実施。

≪紹介した画像≫
○地球観測衛星の撮影した画像
○宇宙からみた地球
○他の惑星との比較から考える地球環境
○宇宙での生活と比較した地球環境
○画像が掲載されているサイトの紹介
○その他
 宇宙教育センターのサイトより、知恵の樹、マイスペースなど
◆宇宙の画像がこんなに美しいことに感動した。

◆宇宙の素材を授業で使ってみたい。

◆PCを使って授業をしてみようと思った。

授業の感想・メモ

  • 【担当指導主事より】
    先生方から宇宙素材を授業に活用したいと申し出があったら、資料などの提供をJAXAよりしてほしい。

東京都・日野市教育委員会

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