教員研修

道東科学教育支援ネットワーク(DoToねっと)・たんちょう先生の実験教室テーマ『授業で使える!実験・工作』

北海道・釧路市こども遊学館

概要

全研修を通した趣旨

釧路市をはじめとした道東地域で、科学の普及に携わる様々な機関・人員・施設の有効活用をはかり、知的財産の共有を目指すとともに、会員相互のネットワークを立ち上げ、児童・生徒や一般の方への科学に対する興味・関心を高め、豊かな文化を創造する。

対象

釧路・根室・網走・帯広管内教員の希望者 (4月:31名、5月:25名、12月:29名)

期間

平成24年4月28日~

構成表

実施日
時間
形式
人数
内容
1
120分
31名
演習
【授業で使える!実験・工作】 「気体の発生」
講師:岩岬 輝明(釧路市立幣舞中学校)
    宮下 道明(紋別市立紋別中学校)
演習
【理科キッチン(明日のレシピ)】 「『宇宙の学校』教材紹介」
講師:佐久間 勝教(釧路市立大楽毛小学校)
演習
【情報交換】「HOUSTON -SEEC- 報告」
講師:佐久間 勝教(釧路市立大楽毛小学校)
演習
【情報交換】「部分日食の安全な観察」
講師:多胡 孝一(釧路市こども遊学館)
2
120分
25名
演習
【授業で使える!実験・工作】「消化と吸収」
講師:佐久間 勝教(釧路市立大楽毛小学校)
演習
【理科キッチン(明日のレシピ)】「地層の中の鉱物を観察しよう」
講師:境 智洋(北海道教育大学釧路校)
演習
【情報交換】「部分月食(6月4日)」、「金星の日面通過(6月6日)」
講師:多胡 孝一(釧路市こども遊学館)
3
90分
講義
29名
JAXA主任開発員 米倉克英氏をお招きし、今までに関わってこられた月探査機「かぐや」や惑星間ソーラーセイル宇宙機「イカロス」、最新の宇宙開発についてお話いただく。
講師:米倉 克英
(JAXA 月・惑星プログラムグループ)

北海道・釧路市こども遊学館

第1回目 『研修会記録シート』

実施日
4月28日
合計時間
120分
参加数
31名
時間配分
研修内容
受講者のようす・感想
研修の感想・メモ
演習
(60分)
【授業で使える!実験・工作】
「気体の発生」
「ガスバーナーの扱い方」
・ガスバーナーの扱い方は大変役に立ちました。
・ガスバーナーの操作、気体の発生の実験などを通して、安全指導や興味を引きつける声掛け等の勉強になった。
・気体(水素)のペットボトルを使ったっ実験を初めて見ました。とてもインパクトのある実験で、おもしろいと思いました。また、洗剤の中に水素を入れ、火をつける実験も初めてだったので、自分の引き出しの1つになったと思います。
ガスバーナーの扱い方を確認した後に、気体の発生実験を行ったこともあり、参加者にとって実践的な内容となった。
演習
(10分)
【理科キッチン(明日のレシピ)】
「『宇宙の学校』紹介」
今年度の「たんちょう先生の実験教室」は、JAXA宇宙教育センターが開発した『宇宙の学校』を活用する。どのような教材があるのかを簡単に紹介した。
演習
(50分)
【情報交換】
・「HOUSTON -SEEC- 報告」
・「部分日食の安全な観察について」(宇宙の学校教材「みんなで木もれ日を撮ろう」を用いて)
・日食に関する注意事項は、しっかり子どもたちに伝えていきます。
・ピンホールは自分が観察するために活用させていただきます。
・SEEC(宇宙を教育に利用するためのワークショップ)に参加でヒューストンを訪問した方に、ヒューストンの様子や実践の内容を紹介していただいた。
・今年観測することができる天文現象とその観測方法を紹介した。太陽の観測は大きな危険を伴うため、十分な注意喚起をする良い機会となった。

授業の感想・メモ

  • 今年度からJAXA宇宙教育センターが開発した『宇宙の学校』を活用するということもあり、JAXA教材や宇宙教育について知りたいという声を多くいただいた。

北海道・釧路市こども遊学館

第2回目 『研修会記録シート』

実施日
5月26日
合計時間
120分
参加数
25名
時間配分
研修内容
受講者のようす・感想
研修の感想・メモ
演習
(50分)
【授業で使える!実験・工作】
「消化と吸収」
・デンプンの変化の実験をより簡単にできる方法を学ぶことができました。ありがとうございました。
・だ液の実験を時間の経過ごとにみていくこと、またヨウ素液は出来るだけ希釈する方が良いということ(アルコールで)、とても参考になりました。
・ヨウ素液の調整の仕方や、だ液のはたらきを時系列で観察する方法を紹介していただいた。準備から、授業の流れまでをイメージできるような実践的な内容だった。
演習
(60分)
【理科キッチン(明日のレシピ)】
「地層の中の鉱物を観察しよう」
・色々な鉱物が見られてよかったです。学校の周辺にも火山灰がたくさんあると思うので、子どもたちと鉱物を観察してみたいと思います。
・鉱物は実際に見るとはっきりとした違いがあることがわかり、構成からどこの火山のものかわかるということにとても興味を感じました。
・火山灰の観察は、今年中1の授業で活用させて頂きます。
「宇宙の学校 地層の中の鉱物を観察しよう」を紹介していただいた。北海道等で採集したいくつかの火山灰を参考に、どのような鉱物が見えるか、またその山の形状などを考えた。
演習
(10分)
【情報提供】
「部分月食(6月4日)と金星の日面通過(6月6日)の安全な観察について」
・今度の金星の通過や月食は、自分の目で確認できたらいいなと思います。
金星の日面通過や部分月食の観測方法を紹介していただいた。時間帯の問題もあり、学校で実践することは難しいようであったが、天文現象を知っていただく良い機会となった。

授業の感想・メモ

  • 今回は、実践的な内容が多く、参加者から授業に役立つものばかりだったという声を多くいただいた。

北海道・釧路市こども遊学館

第3回目 『研修会記録シート』

実施日
12月11日
合計時間
90分
参加数
29名
時間配分
研修内容
受講者のようす・感想
研修の感想・メモ
講義
(90分)
JAXA主任開発員 米倉克英氏をお招きし、今までに関わってこられた月探査機「かぐや」や惑星間ソーラーセイル宇宙機「イカロス」、最新の宇宙開発についてお話いただく。
月探査機「かぐや」や惑星間ソーラーセイル宇宙機「イカロス」など、実際に開発に携わった方のお話を聞くことができ、とても興味深かった。講義の間も、たくさんの質問があり、その一つ一つに丁寧にお答えいただいたので、とても充実した時間を過ごすことができた。
・机を囲む形で講義を行ったこともあり、リラックスした雰囲気でお話を聞くことができた。講義では、現在の宇宙開発はもちろん、これからの計画についてもお話しいただけたので、参加者も興味深そうに聞き入っていた。

授業の感想・メモ

  • これまで様々な宇宙開発に携わってこられた方に、実体験をふまえながら講義をしていただいたことで、参加者にもわかりやすく、大変興味深い内容だった。参加者からも「充実した時間を過ごすことができた」という声を多くいただいた。

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