2014年06月21日

NASA Academy 1

こんにちは。岡野です。
NASA Academyへ派遣中の長崎君が、あちらでの様子を報告してくれましたので紹介します。
定期的に報告をお願いしていますので、今後もお楽しみに。


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はじめまして。

2014年NASA Ames Academy(http://edu.jaxa.jp/news/20140115.html)に参加しております長崎です。

NASA Ames AcademyとはNASA Ames研究センターの夏季インターンシップ・プログラムの一つです。

NASAには他にも色々なインターンシップがありますが、Academyが色々な面で最も充実したプログラムらしいです(その分アメリカ人にとっても倍率が一番高い)。

こちらのブログでこれからの10週間のNASA Ames Academyでの生活を報告したいと思います。

始めに軽く自己紹介から。

氏名 長崎 陽(Nagasaki Yoh)
所属 京都大学生存圏研究所山川研究室博士課程2年
専攻 電気工学専攻
生年月日 1988年6月4日
趣味 サッカー、ドラム、バックパッカーなど

研究経歴などの詳細はこちらのページへどうぞ。
http://www.rish.kyoto-u.ac.jp/space/people/nagasaki/index-j.html


NASA Week1

日曜日にNASA Ames Academy参加メンバー集合(計15人)。その後Academy主催者のDr. Douglas A. O'Handley (Doug) の家に行きBBQとプールを楽しみました。

実はアメリカ国籍を持たないInternational Studentは数日前に現地入りして、セキュリティ登録等を済ませています(16時間の時差ボケ解消も目的。実際この4日間は食う・寝るしかしていなかった気がします)。

今年はESA(欧州宇宙機関)やCSA(カナダ宇宙庁)がAcademyに参加していないため、International Studentは日本とオーストラリアからの2人のみ。少し寂しい4日間を過ごしました。

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写真:オーストラリアからの参加者Jiro Funamoto(日本人と韓国人のハーフのオーストラリア人でまさかの日本語ペラペラ)。


第一週は
月曜日:Orientation(Academy、Amesに関する色々な説明が計4時間くらい)
火曜日:Team Building(丸一日)
水曜日:Happy Hour @ Megabites (Amesの食堂Megabitesで。アメリカの文化でお酒が安く飲める時間帯をHappy Hourという)
木曜日:Dinner Lecture (Dr. David Morrison)
金曜日:自分のこの夏の研究についてA4一枚でまとめて提出
土曜日:サンフランシスコ観光
日曜日:Amesの所長Dr. Wordenとワイナリーへ

とこの夏の研究スタートと同時に色々なイベントが目白押しでした。

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写真:オリエンテーション後に撮った集合写真(右下が長崎)


Team Building:
初対面のAcademyメンバー内の結束を固める+NASAが行っているプロジェクトの過程を体験するという目的で、NASAからスペースシャトルと月面ローバーの製作を受注したという設定で、プロジェクトのシミュレーションを行いました。

厳しいNASAからの製作要求やプロジェクトチーム全体の意思疎通の難しさ、様々なアクシデントなど、プロジェクト遂行の難しさを体験しました。
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写真:Team Buildingの様子と製作したプラモデル


Dinner Lecture (Dr. David Morisson):
Dougの家で食事を楽しんだ後に、地球衝突小惑星の回避手法(映画「アルマゲドン」みたいなプロジェクト)に関する研究の権威であるDr. David Morrison(http://www.nasa.gov/centers/ames/research/2007/morrison.html#.U8wVJfldXNE)の(カジュアルな)Lectureを聴講しました。

私の所属する山川研究室や、日本でも地球衝突小惑星の回避手法の検討が行われ始めていることをアピールしておきました。

ただ、実際に衝突する小惑星が発見された場合、国際的な問題であるにも関わらず、現状予算を掛けて研究しているのはアメリカのみであることをDr. Morrisonは嘆いておられました。
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写真: Dougの家でのDr. David MorrisonのLecture風景


Individual Project
私はAmesのSpace Bioscience Divisionに配属されまして、個人の研究(Individual project)としては、将来の長期的な有人宇宙探査(火星探査など)に向けた磁気シールドの研究を行うことになりました。

Group Project
自分個人の研究以外にもAcademyメンバーで一つの研究に取り組みます(Group Project)。Group Projectとしては月・火星での植物栽培のための基礎研究に取り組むことになりました(数日に渡る長いグループディスカッションの末‥)。

具体的には、密閉された空間(宇宙機などの)において、植物の成長を二酸化炭素の計測のみでモニターするシステムの構築を行います。


週末はサンフランシスコ観光やワイナリーへ行きました。週末は全力できっちり遊ぶのがアメリカ文化です。
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写真(左):サンフランシスコのロンバードストリート前 写真(右):ワイナリー (Amesの所長Dr. Wordenと)