おいしい宇宙を召し上がれ♪ 宇宙教育センタースタッフブログへようこそ!
未来を担う子どもたちのため、全国各地を日々飛び回る宇宙教育センターの活動風景や雑感をお届けします。 おいしい宇宙って


2015年02月19日

SEEC2015~最終日編~

皆さん、こんにちは、小島です。いよいよ、SEEC最終日のレポートです。
長い時間をかけ、準備と練習を重ねてきた発表も、今日で最後。振り返ると、早かったような、やっぱり長かったような。
先生方も思い残すことがないよう、ご自身の出身地について参加者へ質問を投げかけたり、自分が何故、教師になったのかというバックグラウンドを話したり(皆がうんうん、と深く頷きながら聞いているのが印象的でした)冗談を言い合ったり、スムーズに授業を展開されていました。
何より驚いたのは、朝一番のセッションにも関わらず、次から次へと参加者が増え、最後は20人を超える満員御礼となりました。
「JAXAのセッションにどうしても参加したかったの!」
と、SEEC運営側のSCHスタッフも、運営の合間を縫って参加してくれました。

まずは、柴田先生の落下実験の様子。皆、自分が撮影した実験映像に釘付けです。

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先生から上手に落とすコツも伝授され、2日目まで生き残ったカメラ達は皆、無事でした!

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次は市橋先生の鏡の世界。オリジナルの"はてるまTシャツ"もご紹介。(モチーフは星空とヤギ。)

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参加者と一緒に、先生も万華鏡作りに参加。

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「その万華鏡、どうなっているの?」という質問があちこちから飛び、「実は簡単な仕組みなんですよ」と丁寧に説明されていました。

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締めくくりは、市橋先生の三線(さんしん)に合わせ、会場全体が一体となって踊り出し、素晴らしいフィナーレとなりました!!

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セッション後、参加者達は
「16年間SEECに出続けているけれど、最も素晴らしいセッションだった!」
「同僚にも資料をちょうだい」
「また来年も必ず来るわ」
と興奮さめやらぬ状態で、JAXA一行と写真撮影や意見交換をしばし行いました。

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これにて、JAXAセッションは終了しました。

その後は各自興味のあるセッションを受講。私が取った"MARSBOUND"について少し紹介したいと思います。
これは、アメリカのいくつかの学校で授業に使用している教材です。大きなシートに「打上げ」「搭載機器」「追加の機能」など項目が書かれ、その周りにカードが置かれます。カードにはそれぞれの搭載機器や輸送機の【値段】【質量】【パワー】が記載されています。

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火星に行くミッションを具体的に決め、そのために必要な機器類を買い揃えていくのですが、これがとても大変。先生から予算を与えられ、その中でやりくりしなくてはいけません。火星に生命がいるか探査したいけれど、それにはローバーが必要。ローバーを着陸させるにはパラシュートも必要。火星の表面は高低差が激しいのでしっかりしたタイヤのローバーを選択しよう。など、皆で意見を出し合いながらカードを選択して行きます。この過程で、生徒達は火星の環境やローバーの役割について調べ、学んで行きます。
しかし、理想通りに組み立てると・・あっという間に予算オーバー。ではどこを削れるのか、電卓(携帯電話)を片手に知恵を出し合います。先生曰く、これがまさに火星探査を試みるエンジニア達が悩みながらプランを組み立てていく過程だと仰っていました。


セッションが全て終了し、最後は最終講演と大抽選会です。
SEEC参加者全員の名札が入ったBOXを運営事務局が次々引いては名前を読み上げて行きます。
JAXA一行も当たるかな?とドキドキしていました。
"Hideo Shibata!"
十人目ぐらいで、落下実験の柴田先生が当選されました。景品は可愛い宇宙飛行士のついたUSB。
その後も次々と景品が用意され、名前が読み上げられていきましたが、一向に私達の名前が呼ばれません。確率から見ると2-3人は当たってもよさそうなのですが。。
"The last one!"(最後の一枚よ!)
と司会者が手に掲げた景品は・・・最新型のタブレットPC!!何という事でしょう。SEECの景品に脱帽です。会場の盛り上がりは最高潮。ここで名札を引いた司会者が驚いた表情を見せ
"Hmmm, interesting"(あら、面白いわ)
と言いました。何が面白いのかな?と思っていると、
「名前がKの人、立って!」
と、突然の指令。戸惑いながら、JAXA一行からも2名、起立。
「苗字がIの人立ったままでいて」
と次の指令。

すると・・・

市橋先生だけが、残りました。

おめでとうございます!一等賞です!!
SEEC2015に選ばれたお二人の先生共に見事当選し、こうして今年のSEECは幕を閉じました。

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米国、ヨーロッパ、日本と世界各国から教育関係者が集まり、実にユニークで楽しい数々の授業(セッション)が展開され、その中でも、JAXAの授業は高評価を頂きました。
先生方が準備と練習を重ね、一生懸命作り上げてくれたこの授業は、宝物です。
SEECで参加した他の授業も、意見を言う生徒に対しチョコレートを投げてきたりという日本とは違った授業スタイルを体験し、内容のみならず学び多き日々となりました。

何より、月面着陸を成功させた、アポロのミッションコントロールセンターのあるジョンソン宇宙センターで「宇宙」を題材にした授業が出来た事は、先生方にとっても、一生忘れられない経験になったのではないでしょうか。
ここで得た学びと、世界各国の先生方との繋がりを、今後の日本における宇宙教育に活かして行きたいと思います。


来年は、一体どんな物語が待っているのでしょうか。
日本全国の先生方、是非一緒にSEEC2016へ挑戦しましょう!!

2015年02月10日

SEEC2015~SEEC初日編~

皆さん、こんにちは。アメリカのビッグサイズなハンバーガーとポテトで少し太り気味の小澤です。2月5日、ついにSEECの初日です。
朝一番はNASAのクレイ・アンダーソン宇宙飛行士の基調講演でした。クレイのユーモアたっぷりの宇宙の話に会場は大盛り上がり!

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↑クレイはアルマゲドン風のポスターで知られるSTS-131で山崎飛行士と搭乗!最近ではNASAジョンソンスタイル♪でも有名ですね!

さて、基調講演が終わるといよいよセッション開始です。
まず、私が参加したのはNASA-ERC(Education Resource Center)のセッション。ERCは宇宙教育センターのような部門で、Twitter、Facebook、Google+、Youtubeなど様々なソーシャルメディアにおける無償の教育コンテンツを開発しています。今回のセッションではipadのAurasmaとSpacecraft 3Dというアプリを使いました。ipadで岩場の写真を映すと、・・・なんとキュリオシティのCGが出てきました!特定の画像に反応して映像が流れる仕組みのようです。スマホやipadを使って新聞、雑誌、教科書などから動画を見る時代が来るかもしれませんね。

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さて、午後はいよいよJAXAセッションの時間です。
今年の発表者の柴田先生と市橋先生も緊張している様子。でも今までたくさん練習してきたから大丈夫!今日は20名の参加者がきました。JAXAセッションは毎年人気のようです。
柴田先生が発表した無重力実験では、みんな実験装置に興味津々。ロウソクに火をつけて、カメラのスイッチをオンにして、・・・落下!ガツン。何台かのカメラがご臨終しました。(度重なる日本での衝撃実験に耐えてここまで来たのに。。泣)でも、落下中の丸くなった火を見て参加者は歓声を上げていました。

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市橋先生が発表した鏡の実験では、スライドガラスとビニールテープを使って万華鏡を作りました。参加者はみんな一生懸命です。参加者にキューブ型の万華鏡を見せると、「すごいわ!これどうやって作るの!?」と質問がたくさん上がりました。

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最後は参加者からのご要望に応えて市橋先生の三線(さんしん)演奏。柴田先生もそれに合わせて踊っています。拍手喝采でした。

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明日もまた様々な楽しいセッションに参加して、明後日(最終日)は2回目の発表です。
この報告はまた次回。ではまた!

2015年02月06日

SEEC2015~Ward Elementary School訪問編~

初めまして、こんにちは。宇宙教育センターの小島です。
SEEC2015レポート第二弾は私からお届けします。

現在、ヒューストンは2月4日の夜です。
到着した日は春の様に暖かかったのですが、翌日はグッと冷え込み日本の真冬並みの寒さでした。
ジョンソン宇宙センターは、周りに湖や公園があり、リスが木の上で追いかけっこもしている素敵な場所にあります。今日は、そこからそんなに遠くない現地の小学校を訪れました。
例年SEEC開催前に代表の先生達はヒューストンの現地校、Ward Elementary SchoolにてSEECで行う授業を実施しています。
授業の実施、校長先生達との話し合いを通し、互いの教育状況をシェアし、問題点等を話し合う目的で、ここ数年間訪れています。今日もバッチリ3年生と4年生へ授業をしてきました!
初めは先生達も緊張していましたが、いざ授業が始まるとさすが日本を代表してはるばる来られた先生方!クラスは一気に先生のお話に引き込まれて行きました。綺麗な万華鏡を作って鏡の不思議について学んだり、無重力を作り出すエキサイティングな実験をしたりと、大盛り上がりでした。その他、生徒達は先生たちの出身地「波照間(はてるま)」のヤギのお話や「東京」の相撲のお話も興味深そうに聞いていました。

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授業の前には、校長先生とESL(英語補習授業)の先生が様々なクラスを案内してくださいました。
日本とは全く雰囲気の違うカラフルで開放的な図書館の真ん中には各学校を週ごとに回っているというプラネタリウムドームが来ていて、中で生徒達が授業を受けていました。

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5年生のクラスでは生徒一人一人にタブレット端末が支給され、先生が各自の進行具合を確認しながら授業を進めていました。興味深かったのは机に向かって授業を受ける生徒もいれば、床にタブレットを広げる生徒もおり、思い思いの姿勢で授業を受けていました。写真にもありますが、床はカーペット敷きでこれまたカラフルなデザインが施されているところもあり、日本との違いを認識しました。

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ヒューストンの小学校は、幼稚園年長児から小学校5年生までの6学年の構成になっています。幼稚園児のクラスにもお邪魔して、様子を見せて貰うと・・なんと、テキサス州の幼稚園では算数、国語など既に"学習科目"が設定されていて、先生の指導を受けながら"お勉強"していました。

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その他、1年生や特別支援、美術室での授業や、理科実験室、食堂、花壇や校庭とあちこち見学させて貰い、Ward Elementary Schoolを堪能する事が出来ました。なお、校内ツアーには、日本人の在校生である小学4年の2名の児童が随行してくれて、通訳兼子ども目線からの補足解説などたっぷり4時間以上大活躍してくれました。校長先生の裁量だと思いますが、自分のクラスの授業を受けるのではなく特別な役割を与える事が出来るというのも日本ではなかなか考えにくいことなのではと感じました。
その後、校長先生たちと意見交換をし、幼稚園生に学習科目を設定している事、教科書を授業のメインとして使わないスタイルなど、日本と米国テキサス州の教育の違いについて沢山の気付きを得ることが出来、お互いに学び多き一日となりました。
最後に集合写真を撮り、学校を後にしました。Ward Elementary Schoolの皆様、お世話になりました。とても素敵な一日をどうもありがとうございました!

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2015年02月03日

SEEC2015~到着&準備編~

初めまして。宇宙教育センターの小澤です。
2月1日、僕ら宇宙教育センターの3人と学校の先生2人は、飛行機で11時間もかけてアメリカのヒューストンまでやってきました。
みんなヒューストンには何があるか知っているかな?そう、NASAのジョンソン宇宙センターです。これからここで「宇宙を教育に利用するためのワークショップ」、通称SEEC(Space Exploration Education Conference)が開催されるのです。

↓ここで、SEECの概要。
SEECは、NASAジョンソン宇宙センターに併設されている広報施設スペースセンターヒューストンに宇宙教育(Space Education)に携わる学校の先生たちが全米を中心に諸外国から集まる大会です。毎年開催していて今年で21回目になります。日本の先生も参加し、自分が実践している宇宙教育活動を発表します。

初日の今日はホテルまでたどり着くのが目標です。ヒューストン国際空港からホテルまではレンタカーで30分。高速道路を走っていると、そこには・・・・椅子!?
マリ○カートのバナナのように道路のど真ん中に椅子が落ちているではありませんか!
スリップしたら大変ですね。なんとか運転手のドライビングテクニックで回避しました。
しかし、高速道路に椅子が落ちているとはさすがアメリカ。日本にはない何かを感じますね。

さて、そのあとは皆で食料の買い出しや食事をしたら、もうすっかり夜でした。
これは夕食の様子です。イエーイ!
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2月2日、今日はJAXAヒューストン駐在事務所で、日本から送った荷物の確認と発表練習をします。先生たちもヒューストン駐在所長たちの目の前で英語発表するので若干緊張している様子。がんばれ!

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日本で本番さながらの練習をしてきたこともあって、無事に発表が終わりました。
このあと先生たちは、4日に現地の小学校で発表し、2月5日と7日にはSEECで発表します。本番が楽しみですね。ではまた!

2014年02月13日

SEEC2014レポート#5(終了)

 2月8日、SEEC最終日のレポートです。この日はJAXAのセッションはなかったので、各自、他のセッションに
参加していました。
 参加したセッションをひとつ紹介します。これはExploring the Solar Systemという太陽系の探査を題材にした
セッションで、NASTARという組織のGregory P. Kennedy氏が探査機の紹介をしたほか、彼らが子供向けにも
使っているという着陸船をテーマにした工作を行いました。日本でもエッグドロップで知られているものですね。
私もほかの参加者とともに作ってみましたが、着地の向きや部品取り付けの関係か失敗してしまったので、
ちょっと悔しかったです。

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工作を行う参加者

 この日最後に行われた基調講演にはKen Cameron氏が登場しました。氏は3度宇宙に行ったことのある宇宙飛行士
です。写真を交えながらシャトルミッションの色々な場面を説明していましたが、印象的だったのは下の写真です。
この時のミッションでは、スペースシャトルでロシアの宇宙ステーションのミールとドッキングするための部品を
運んでおり、ミールの乗組員と共同で作業にあたっていました。ドッキング自体は2回目だったようです。冷戦は
終わっていたとはいえ、空軍のパイロットだった二人が協力する様子は当時も意味のあるものだったのではないか
と思います。

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握手するKen Cameron氏とユーリ・ギジェンコ氏

以上で、SEEC2014のレポートを終わります。大変に密度の濃い3日間でしたが、参加した先生からの感想で最も
記憶に残っているのは「教えることが好きだということを再確認できた」というお話です。場所や言葉が変わっても、
何かを伝えたいという想いが相手を動かしていく力になっていくのではないでしょうか。参加した先生方はきっと
今までよりもさらに学びを広めていくことと思います。今後も宇宙教育センターではSEECに参加していく予定です
ので、新しい先生方にも奮って応募いただきたいと思います。

2014年02月11日

SEEC2014レポート#4

 2月7日になりました。SEEC2日目です。今日はJerry Ross氏の基調講演から始まりました。氏は7回の
スペースシャトルミッションに参加しており、宇宙への最多飛行回数の記録保持者の一人でもあり、
空軍にも所属していました。講演では子供時代から空軍を経てスペースシャトル時代の活躍の様子まで
色々な話を聞くことができました。

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Jerry Ross氏

 昨日に引き続き今日もJAXAの発表がありました。回数をこなしているせいか各々の発表も随分と上達し、
加えて昨日は開始時刻がずれこみ時間が足りない状態から始まったところ、今日はそれほどの遅れはなく
時間的な余裕があったので伝えたいことがより伝わっているように感じました。
 昨日から参加者たちは先生方の発表に興味を持って取り組んでいる様子でしたが、今日、参加者たちが
帰り際に子供たちの興味付けについて感想を言い合っているのが聞こえてきて、冒頭の宇宙教育センターの
紹介で私たちの活動方針を説明した意味もあったのだなと思いました。

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JAXA宇宙教育センターの紹介を行う佐々木計画マネージャ

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グライダーのおもりの重さを変えながら試行錯誤する参加者たち(藤林先生の発表にて)

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コマを作成しながら比較したり熱心に写真に収めていました(有水先生の発表にて)

 最後に、今日参加したセッションの中から一つRichard DeLombard氏の写真を紹介します。氏はNASAの
Glenn Research CenterのOBで、在職中から教育活動に携わっていたそうです。セッションのテーマは
Microgravity Drop Towerであり、JAXAでも無重量状態を観察するために似通った装置を作ったりしていますが、
水平器等の観察する物体のアイデアをいくつか聞くことが出来たので今後の参考になりそうです。

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Richard DeLombard氏

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水平器の中の空気と油分に働く力に関する模式図

2014年02月10日

SEEC2014レポート#3

いよいよ2月6日になりました。今日からSEECが始まります。SEECは3日間にわたって行われており、
昨年は私たちの発表は最終日でしたが、今回は初日である今日と明日の2度発表することになりました。
 一行はまず初心者向けの案内やDan Rather氏の基調講演を聴講しました。氏はCBCテレビのニュース
アンカーを長年務めていた著名なジャーナリストです。講演では歴史的なものを含め宇宙開発について
幅広くお話しされていましたが、アメリカ内の宇宙センターにもその名が残るケネディ、ジョンソン
両大統領の功績について聞くことが出来、興味深かったです。

 その後いよいよ参加者たちの発表が始まります。SEECでは自らの発表だけでなく、今後の活動のための
材料やヒントを持ち帰るために他の発表者によるセッションやNASA施設の見学に参加する機会も設けられ
ており、多数のプログラムの中から興味のあるものを選んで参加することが出来ます。
 私はMission Control Centerを見学しました。現在まさに使われている国際宇宙ステーションの管制室を
見学できたほか、アポロ計画時代の管制卓には触ることもできました。昔の電話機に似たダイアルがついて
いたりと時代を感じます。実物を触れるのは良いですね。

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国際宇宙ステーションの管制室

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アポロ計画時代の管制室


 さて、いよいよ私たちの発表の時間がやってきました。前日に小学校で実践した成果か、よりスムースに
発表を行うことが出来ました。セッション参加者のみなさんもやさしく接してくださり、無事にセッションを
終えることが出来ました。明日も発表が続きます。

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藤林先生(左上)による植物種子を参考にしたグライダーの発表

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有水先生(青いジャケット)によるコマとジャイロの発表

2014年02月07日

SEEC2014レポート#2

 こちらヒューストンは2月5日です。昨日までは天候が悪かったのですが、今日は朝から晴れています。
 SEECでの発表は明日からですが、今日はヒューストンのWard Elementary Schoolにお邪魔して、子供たちを
前にSEECでの発表に近い形で演示させていただきました。
 訪れた一行は、まず校長先生や現地校に通う日本人の児童に案内されて学校内の各所を見学させてもらいました。

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これは職員用区画の一部屋です。


 図書室にも立ち寄ったところ、移動用プラネタリウムのようなものが来ていました。週単位程度で各学校を回って
いるようで、この中で科学に関するプログラムを鑑賞できるそうです。

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青いドーム型のものがプラネタリウムです。


 ここからは、教室での先生たちの様子です。事前の練習では不安そうな感じもしていた先生たちですが、児童たちを
前にしてより生き生きと発表を行っていました。話を聞いた児童たちも楽しんでいたようで、最後には授業が始まった時
よりもずっと打ち解けられたように思います。SEECでの発表もより自信を持って臨めそうです。

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生徒の皆さんと藤林先生

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教壇に立つ有水先生


明日からはいよいよSEECが始まります。楽しみです。

2014年02月06日

SEEC2014レポート#1

 こんにちは。宇宙教育センターの門倉です。こちらのブログでは初登場?でしょうか。
 さて、今、私たちはアメリカのヒューストンに来ています。ここで、これから「宇宙を教育に利用するための
ワークショップ」、略してSEEC(シークと読みます:Space Exploration Education Conference)に参加する
のです。この大会は、宇宙教育(Space Education)に携わる学校の先生や、大学等の教育関係者が全米
から集まる年に一度の大会で、日本をはじめ他国からも参加しています。

 宇宙教育センターもこのところ毎年のように参加していますが、公募により日本国内から発表者募集を行い、
今回2名の先生方に発表していただくことになりました。SEEC本体での発表はヒューストンの時間で2月6日から
予定されています。

 成田空港を飛び立った私たちは、約11時間かけてヒューストンに到着しました。空港を出ての第一印象は
「思ったより寒い」でした。気温の差が大きいとは聞いていましたが、天候が良くないせいか東京と同じくらい
寒いです。

 2月4日現在は、荷物の準備や発表の練習を行っているところです。英語で発表してみると思っていたより
時間がかかったりと色々と検討事項が出てきました。

 これから何日かにわたって現地の様子を紹介していく予定ですのでよろしくお願いします。

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準備中の先生方の様子。

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発表練習中の藤林先生

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発表練習中の有水先生

2013年02月13日

SEEC 2013~終了報告~

こんにちは。石川です。
ただいま、日本の2月12日です。
米国の理科の先生をはじめ、日本、カナダ、欧州から計368人の教育関係者が参加したSEEC 2013が
終わりました。3日経ってしまいましたが報告です。

SEEC 2日目の2月8日は、朝8:00からJAXAの宇宙飛行士・古川聡さんの基調講演がありました。
宇宙から撮影したスプライト、宇宙飛行士の仕事や国際宇宙ステーション(ISS)、日本人宇宙飛行士
などについての、沢山の写真を使ったとてもわかりやすい説明で、参加した各国の先生方は熱心に、
そして楽しそうに聞いていました。

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その他、100以上ものセッション・ツアーが行われた中で、私たちが参加したセッションや2日目に
開催された夕食会の様子を少し紹介しますね。


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Mission(ミッション)Xという、健康社会の促進を目指して世界各国の宇宙機関が取り組むプログラムを体験中。
上の写真はクルー間のコミュニケーション力や緊急時の問題解決力を高めるためのプログラムを体験しているところです。 
参考: http://iss.jaxa.jp/med/missionx/

image004.jpgのサムネール画像  image005.jpgのサムネール画像
2日目の夜に開催された夕食会です。宇宙飛行士とエンジニアでバンドを結成し、素敵な演奏を聞かせてくれました。


さて、今回の私たちの一番の目的である発表の様子をご報告します。
SEEC最終日2月9日の朝一番目が私たちのセッションです。朝8:00から開始なので、7:00前に
ホテルロビーに集合し、会場に向かいました。
1時間の準備時間はあっという間に終わり、いよいよセッション開始です!


傘袋を使って作るロケットや薄い発泡スチロールのシートで作る凧、スポイトで作るロケットの3つを使ったそれぞれの教育活動を3人の先生が発表しました。

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先生方はちょっと不安と言っていた英語での発表ですが、3人とも2月5日の発表練習とは違い堂々たるもので、会場と一体感のある楽しい発表で、「すごいな」と本当に感心しました。SEEC 1~2日目でさまざまなセッションに参加した経験もしっかり生かされていたようでした。
そして、セッションに参加してくれた各国の先生たちも皆さんノリが良く、問いかけやジョークなどに応えてくれたり、笑ったりしてくれて発表しやすい雰囲気を作ってくれていました。参加者もセッションをより良くするための大切なメンバーであるのだと、改めて感じました。私もこれからこのような機会に参加する時は、盛り上げていくメンバーにならなければと思いました。

90分の発表は遅れて始まったにも関わらず時間内に無事終了し、参加者の方からいただいたアンケートでは「excellent」(とても良かった)をたくさんいただきました。
私たちのSEEC 2013は無事、終了です!!

今回のSEEC 2013への参加を振り返って思ったことは、皆がそれぞれ持っている活動経験を共有する場が重要であることと、そのような機会には例え言語が違っても果敢に挑戦することが大事であるということです。普段決して会うことのない遠く離れた先生たちが集まり交流し、さらなる発展と広がりをつくることはとても素敵だと思いました。帰国の時、参加した先生方も「色々なことが体験できて本当に良かった。この感動を子どもたちや周りの先生にぜひ伝えたい!」と話していました。
日本からより多くの先生方に参加していただきたいです。

少し長くなりましたが、これでSEEC 2013の参加報告を終わります。
来年もSEECは開催される予定で、宇宙教育センターも発表希望者を公募して発表のサポートをする予定ですので、
是非、興味ある先生方はチャレンジして下さいね。

では、また!

2013年02月08日

SEEC2013~ついに始まり! 1日目~

こんにちは。石川です。
ただいまのヒューストンは、2月7日の夜です。

今日はついにSEECが始まりました。
朝7:30から初参加者向けのオリエンテーションがあり、続けて宇宙飛行士の基調講演が続きます。
今日は話してくださったのは、NASAの宇宙飛行士であるLee Morinさんでした。
Morinさんは国際宇宙ステーション(ISS)の組み立てなどに携わった方で、船外活動なんかも行ってます。
いろいろしてくれた話の中で心に残ったのは、子どもたちが「○○になりたい!」と語った時に、
「あなたには無理よ」なんて言ってはいけません――と言っていたことです。
Morinさん自身は子どもの頃から宇宙飛行士になりたいと思い、その夢を叶えました。
だからこそ、夢を思い続け、それに向かって好きなことに取り組み続けることの大切さと可能性の
大きさを知っているんですね。

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大きなモニターで建設中のISSの画像など、すてきな写真をたくさん見せてくれました。


基調講演のあとは、さまざまなセッションが開催されます。セッションには、NASAの施設の中を
見せてくれるツアーや、先生たちによる独自の教育活動の発表などがあります。
私は、月などでの生活を模擬試験する居住施設の見学やISSと連絡を取り合う管制室の見学ツアー
などに参加しました。


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模擬試験用の居住施設はアリゾナの砂漠などに運んで実際に生活してみて、どのような機能が必要か
などを調べるそうです。


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ISSの宇宙飛行士はすでに就寝中だったのですが、管制室では多くのスタッフが働いていました。


あっという間にSEEC2013の1日目が終了です。
また、ご報告ができるよう頑張ります。


See You Next!

2013年02月07日

SEEC2013~現地校での教育活動を実践~

こんばんは。石川です。
ただいまのヒューストンは、2月6日の夜です。


今日は、ヒューストンにあるWard Elementary Schoolという学校に授業をするため行ってきました。
授業をしたのは、もちろん、SEEC2013で発表する3人の先生です。(私はお手伝いです)
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小雨が降る中、学校の玄関前でまずは記念撮影です。


学校には昼前に到着し、まずは校長先生や本日の案内役をしてくださる先生たちと挨拶です。
校長先生も他の先生もとても優しく、気さくな方々でした。
学校のこともたくさん話して下さり、学校の授業日数は187日であることや、日本にはない休暇
(クリスマス休暇など)があること、州のでカリキュラムなどが決められていることなどいろいろと
お話を聞けました。3人の先生たちは日本との違いや同じところなどを知り、とても興味深そうでした。

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挨拶とお話の後に学校見学をさせていただきました。
さまざまな学年の教室にお邪魔して授業風景を見せていただき、さらに給食まで御馳走になりました。

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私が食べた給食です。チキンナゲットやピクルスなど食べました。

給食のメニューはいくつかあり、プレートの上に自分の好きなものを選んでのせます。
ミルクも3種類あり、私はチョコ味を選んでみました。結構おいしかったです。
ランチは教室ではなく、広いランチルームで食べるのでいろんな学年の子供たちがいました。
皆、笑顔で迎えてくれ、「こんにちは」と話しかけてくれる子も!うれしかったです。


さて、給食を食べた後に少し学校見学をして、いよいよ授業です。
3人の先生たちは別々の学年を教えます。今回は幼稚園、小学校1年生と4年生です。
授業風景と教室の様子は下の写真でご覧ください!

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教室はとてもカラフルで、レイアウトも日本とはずいぶん違いました。
先生や子どもたちが作った飾りなどでデコレーションして、どの教室にも個性がありました。


ざて、授業の方はさすが3人とも先生です。慣れない英語の授業でも、子どもたちと接する時は
とても楽しそうで、うれしそうでした。
後で感想を聞いたところ、「日本の子どもたちとの反応や理解の違いが知れて良かった」
「もっと子どもたちと接する時間がほしかった」「文化が違う中でも子どもたちの反応には
同じ部分があり、親しみが持てた」など、とても良い経験になったようです。


明日はいよいよ、SEEC2013が始まります。
初日は朝7:30から初参加者用のオリエンテーションがあるので、そろそろ明日に備えて休みます。
では、また。

2013年02月06日

SEEC2013レポート ~発表に向けて~

はじめまして。昨年から宇宙教育センターで働いている石川です。
私は今、アメリカのテキサス州にあるヒューストンに来ています。
ヒューストンに来た目的は、もちろんお仕事!


ヒューストンにはNASAのジョンソン宇宙センターがあり、毎年こちらでは「宇宙を教育に利用するためのワークショップ」(SEEC:Space Exploration Education Conference)が開かれています。
このワークショップは『宇宙教育』に携わる学校の先生や大学などの教育関係者が全米から集まり、
他国からも参加者がやって来ます。今年は2013年2月7~9日の日程で開催され、今年で19回目となります。

宇宙教育センターはSEECで発表を希望する方を公募して、日本で宇宙を素材とした教育活動を行っている先生を派遣し、
発表のサポートなどを行っています。今年のSEEC2013では3人の先生が日頃の教育活動の成果を発表します。


その発表のため、私たちは2月3日からヒューストンに入って準備しています。3日は午後に着いたので、飛行機11時間の
長旅と時差15時間の違いに慣れるため3日はホテルで体をならし、4日から本格的に準備開始です。
発表で使う教材などの荷物はあらかじめJAXAのヒューストン駐在員事務所に送っていたので4日は早速荷ほどきし、
物品の確認や本番用のセッティングなどを行いました。

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ヒューストン駐在員事務所の入り口で記念にパチリ。


そして、本日5日はヒューストン駐在員事務所のスタッフにも参加してもらいながら、英語での発表練習です。
先生たちは慣れない英語での発表に緊張しながらも、今までの練習の成果を出し、迫る本番に向けて真剣に
取り組んでいました。練習に参加したJAXAスタッフも意見や改善策などを出し合い、より良い発表のために
一緒に考えました。


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練習の風景。
自分の発表だけではなく、お互いの発表内容を見ながら、発表の順番など、全体の流れなども考えます。


SEECでの発表は最終日の2月9日ですが、練習も兼ねて、明日は現地にある小学校で子供たち向けに
授業を行います。 その授業の様子はまた明日、報告しますね。

では、また明日~。

2011年02月08日

SEEC2011レポート Day1 〜出発、ヒューストン到着〜

菊池です。
宇宙教育テレビでは、いつも皆さんのコメントを紹介させていただいておりますが、こうしてブログでの登場はずいぶん久しぶりとなります。

宇宙教育センターに赴任にして早くも2年半が経ちましたが、この度初めて海外出張に行ってきましたので、その様子をお届けしたいと思います。

今回私が参加したのは、「宇宙を教育に利用するためのワークショップ」、通称SEEC(シークと読みます:Space Exploration Education Conference)です。アメリカNASAのジョンソン宇宙センターがあるヒューストンで開催されるこの大会は、宇宙教育(Space Education)に携わる学校の先生や、大学等の教育関係者が全米から集まる年に一度の大会で、日本をはじめ他国からも参加しています。

 過去のSEEC2010のようすはこちら

今回、90分間のJAXAセッションとして、公募により選ばれた3名の中学校・高校の先生が、日本代表として発表してくれましたが、たくさんのハプニングもありましたので、周辺の様子とともに紹介したいと思います。

2/1火曜日、夕方に成田空港を出発。
今回JAXAからも数名の支援スタッフが参加しましたが、3人の先生方とお会いするのは12月中旬に東京で実施した事前説明会以来です。事前説明会では日本語でのプレゼンを行い、それから約1ヶ月半の間で現地での英語プレゼンや本番用の配布物の準備などをしてもらいました。

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約12時間のフライトでヒューストンに到着。私も初ヒューストンだったため、かなりテンションがあがっていたのですが、最初の印象は「寒い!」という一つ。そう、アメリカでは南部に位置するヒューストンはこの時期でも比較的暖かい地域なのですが、なんとちょうど寒波に遭遇してしまったのです。これがこの後、私たち一行を大変な目に・・・

さて、まずはレンタカーで約1時間、会場近くのホテルまで走りました。当然左ハンドル、右車線のアメリカの交通ルール。英語のナビにも戸惑いつつ、途中何度かUターンを繰り返しながら到着。その後、今回発表で使用する荷物を預けてあったJAXAヒューストン駐在事務所を訪問し、所長や関係者に挨拶した後、荷物の確認を行いました。
JAXAヒューストン駐在事務所は、主にISS計画やNASAでの日本人宇宙飛行士の訓練などのサポートをする場所です。

ここで、早速英語でのプレゼン練習をされる先生も。飛行機の中で覚えてきたはずの発表原稿が、いざ実践してみるとなかなか英語では出てこないとのことで、何度も繰り返し練習されていました。
時差もあり長かった1日の最後は、メキシコ料理で明日以降の体力を蓄えました。

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次回は、2日目現地中学校での発表を紹介します。

2010年09月08日

日本の先生たちヒューストンで大活躍-来年に向けて-【SEEC2010 ご報告3】

だいぶ間が空いてしまいましたが、昨年のSEECのご報告の続きです。

セッションの合間に参加するNASA見学ツアーも楽しみの一つ。アポロ宇宙船を月に打ち上げた世界最大のサターンVロケットや、実際に使われたというアポロ時代の管制室、そして宇宙飛行士が訓練している大きなプールもありました。ワークショップの参加者たちにとって、普段は入ることのできない施設まで見れるというのが大きな特典です。

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写真に収めるのが大変なほど巨大なサターンVロケット

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宇宙飛行士が実際に訓練していた訓練用プール

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ISS(国際宇宙ステーション)を運用中の管制室

2日目の授業もたくさん参加者が来てくれて、先生方は昨日の経験もあってか授業はスムーズに進み大成功でした。2日間にわたる発表も無事に済み、先生方もほっとしたようです。帰国前日の夜は、JAXAのヒューストン事務所主催の懇親会があり、宇宙飛行士や宇宙飛行士候補の方々も参加して、中華料理を食べながら色々なお話が聞けて、本当に楽しい会でした。先生方がこれらの経験をどのように子供たちに伝え、それに子供たちがどう反応するのかとても楽しみです。

(3)この経験をよりたくさんの人へ
今年も盛況だった「宇宙を教育に利用するためのワークショップ」。ぜひ来年も、先生方といっしょに参加したいと思います。国が違っても、英語がうまく話せなくても、そこは同じ学校の先生同士。実演や熱意できちんとコミュニケーションはできます。ご興味のある全国の先生、来年はぜひ申し込んでみては。

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2010年03月15日

日本の先生たちヒューストンで大活躍-いよいよ発表当日-【SEEC2010 ご報告2】

2月5日。最初の授業の日です。
早めに昼食を済ませ教室で準備していると、待ちきれないかのようにちらほら参加者がのぞきに来ます。
申込者が多かった日本のセッションには、ネット中継用のTVカメラも入って、緊張感が高まります。


12時45分。
教室に入りきらない人が集まるほど満員御礼の中、いよいよ授業の始まりです。はじめに宇宙教育センターの室長からJAXAでの宇宙教育の取り組みについて説明があって、続いて先生方の発表。

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教室いっぱいの参加者を前にいよいよ授業開始


一人目は、北海道の宮の森中学校から参加された森山先生。
太陽に見立てたライトと地球儀を使って、地上からみた太陽の日周運動の実験です。地球儀の上に観測者の「ピカチユー」を置くと、みんな大喜び。雰囲気も一気に和みます。
次に参加者が地球儀の好きな場所を選んで、太陽の見える方向を透明半球の上にシールで貼っていきます。場所によって太陽の動きが違うのに、透明半球を平面地図の上に置き、地図をグーっと曲げて見せると、シールの列はすべて平行に。太陽の日周運動を理解するために良く考えられた授業に参加者たちも感心していました。
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森山先生(宮の森中学校)の太陽の見え方の実演


二人目は、東京の九段中等教育学校から参加された安川先生。
出発当日の授業でヒューストンに行くことをはじめて生徒たちに明かしたという先生は、着物など日本の文化も紹介しながら、玉ねぎの皮を再利用した染色の実験をしました。
玉ねぎの皮とクエン酸を入れた容器に熱湯を注ぎ、輪ゴムを使って日本の伝統美「しぼり」の細工を施した布を浸して、待つこと3分。お湯から取り出した布を今度は水が入ったバケツで洗います。広げてみると、きれいな花模様に。参加者たちも、自分が染めた柄の布を、大切そうに持ち帰っていました。
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安川先生(九段中等教育学校)の玉ねぎの皮を使った染色の実演


三人目は、三重の城東中学校から参加された藤山先生。
地元伊賀の伝統工芸の技術「くみひも」を授業に取り入れているという先生は、ご自身もくみひもと繭の糸取りの名人。
映像で自ら糸取りをしているところを紹介すると、生徒たちが作ったくみひも台を配って、参加者たちがくみひもの実演です。意外にも器用に編んでいくアメリカの先生たちにはびっくりです。短い時間に10cm近くの長さにまでなっている人もいました。参加した先生たちは日本の伝統工芸の技術をどのように授業に活用しているのか、興味津々だったようです。

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藤山先生(城東中学校)のくみひもの実演


セッションに参加した方々には、宇宙教育センターの紹介資料や野口宇宙飛行士と山崎宇宙飛行士のミッションパッチだけでなく、くみひもの小物と染色に使うミョウバンもお土産に。授業にすぐ使える実験に、みなさん満足そうにみえました。


では、続き(NASAツアー見学など)については、次回のブログでご紹介します☆

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2010年03月12日

日本の先生たちヒューストンで大活躍-NASAの拠点に世界の先生たちが集合-【SEEC2010 ご報告1】

こんにちは。宇宙教育センターの松岡です。
今回は、アメリカのヒューストンで開催されたワークショップの報告です。


日本との時差15時間。
「宇宙を教育に利用するためのワークショップ(Space Exploration Educators Conference)」がアメリカ航空宇宙局(NASA)の有人宇宙飛行の拠点、ジョンソン宇宙センターのあるヒューストンで開催されました。
今回は、日本全国の学校から選ばれた3人の先生方といっしょに出席してきました。


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有人宇宙飛行の中心地NASAジョンソン宇宙センター(JSC)


このワークショップの目的は、宇宙ミッションで得られた成果を幅広く教育に利用してもらって、宇宙科学や宇宙開発への理解をより深めてもらうこと。今年で16回目となります。
全米だけでなく、ヨーロッパやカナダからもたくさんの教育関係者が参加するこの会議に、JAXAは今回が6回目の参加です。
セッション名は「日本の宇宙教育(Space Education in Japan)」。
日本のセッションは毎年好評で、今年は90分間の授業枠を2つももらっていて、ネットで生中継もされます。


2月2日。
出発の日です。日本からのフライトは約12時間かかります。
定刻通りにヒューストンのジョージ・ブッシュ国際空港に着くも、入国審査に長打の列。
米国は相変わらずチェックが厳しい。それもなんとか無事クリアして早速、車2台に分乗してホテルまで移動です。
少し休憩して、夕食は定番となったアジア料理のレストランに。先生方もだいぶお疲れのようです。


翌日は、朝早くからJAXAのヒューストン事務所で日本から送った実験機材がちゃんと届いているかを確認したりと、疲れていてもやはり授業に熱心な日本の先生たちは発表の準備に余念がありません。
一通り準備が済むと、事務所の職員を前に少し緊張しながら発表のリハーサルです。
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発表準備(左)とリハーサルの様子(右)


2月4日。
ワークショップの初日です。先生方が初回の参加者向けオリエンテーションに出席している間、私たちは、NASAの教育担当と打ち合わせしていました。
さすが、宇宙を教育に活用することが盛んな米国だけあって、その遠隔授業の設備や全米に展開しているネットワークの充実振りには驚きです。午後からは先生方と合流して、私たちもセッションに参加しました。

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NASA教育担当との打ち合わせの様子


では、続き(当日の様子など)は次回のブログでご紹介します。


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