宇宙を活用した教育実践例

理科 参観日特設授業「飛ぶ科学・七夕への願いを込めて傘袋ロケットを作ろう」

大分県・別府市立境川小学校(3)

  • 小学生
  • 学校教育

概要

大分県・別府市立境川小学校(3)
小学4年生
68名(児童38名 保護者30名)
平成22年7月8日
理科 参観日特設授業
「飛ぶ科学・七夕への願いを込めて傘袋ロケットを作ろう」

1学期末参観日として、身の回りに身近にあるものを使って飛ぶ科学を学習した。第1部はクイズを通して人類が空を飛んだ歴史を知る学習。第2部は親子で傘袋ロケットを作り、飛ばす体験学習を考えました。

2学期に行う4年生「とじこめた空気や水をおしてみよう」の導入につなげる予定です。
1)JAXA指導教材 78716 指導ガイド【飛ぶ科学】 -いろいろなロケット かさ袋ロケットで宇宙に行こう-
  指導ガイド飛ぶ科学 いろいろなロケット かさ袋ロケットで宇宙に行こう

(2)ロケットの映像
・H2Bロケットによる国際宇宙ステーション補給機HTV実証打ち上げ映像
・金星探査機「あかつき PLANET-C」打ち上げ映像

(3)NASA image 国際宇宙ステーションの画像
   JAXA image H2Bロケット打ち上げの画像

(4)ライト兄弟初飛行の画像
a 導入教材として
d その他
導入教材として、ロケット打ち上げ映像や画像を用いました。

親子でものづくり体験をさせるため、JAXA教材の「傘袋ロケットを作って飛ばそう」を、七夕時期、願いを込めて飛ばすこととしました。
 
※ 指導計画
題材:七夕飾りや自分の思いや願いを書いた傘袋ロケットを作り、夢に向かって飛ばそう。
目標:「飛ぶ科学」を身近にあるもので体験させるため、傘袋と紙コップを材料として傘袋ロケットを作り、飛ぶように工夫する。傘袋ロケットに自分の思いや願いを表現することができる。
1.導入 「飛ぶ科学」への意欲づけ。
 H2Bロケットによる国際宇宙ステーションHTV補給機打ち上げ映像を視聴させ、ロケットが飛ぶ様子を体験させる。

【クイズを通して、人類が空を飛んだ歴史を知ろう】
人類は飛ぶことはできない。「人が空を飛びたいというあごがれ」が、科学を発展させてきた。今では飛行機に乗ることで、遠く離れた国へ行くことができる。クイズをもとに、人類が空を飛ぶようになった歴史を知ろう。
※プレゼンテーションソフトにて画像や映像を提示する。クイズは4択
 クイズ1:人類が初めて飛行機に乗って空を飛んだのは今からおよそ何年前か。
 クイズ2:地上から何キロメートルから宇宙と呼んでいるか。
 クイズ3:ロケットが飛ぶ速さは、1秒間に学校からどこまで進むか。

2.親子ものづくり活動
【親子で傘袋ロケットを作ろう】
傘袋ロケットをデモンストレーションとして飛ばす。作り方の手順を紹介し、作り始める。
※作り方の手順がわからないときは近くの教師に質問する。
※安全に気をつけて、親子で相談して傘袋を作るようにうながす。
※完成したら、教師のところへ持ってきてチェックする。
※合格したら傘袋ロケットを七夕飾りで飾ったり願い事を書いたりする。(飾りすぎると空気抵抗が増え飛び難くなるが、いろいろと挑戦させる)

3.夢がかなうように飛ばす活動
【自分の夢や願いなど、思いを込めて作った傘袋ロケットを飛ばそう!】
飛ばす前に、重心の位置を踏まえた持ち方など、傘袋ロケットをより遠くに飛ばすことができるコツをつかませるため、2,3回飛ばす練習をさせる。
※坂袋ロケットを飛ばす子、拾う子のペアを決めて、カウントダウンで一斉に飛ばす。
飛ぶ科学を歴史として知るためにクイズを行いました。
「地上から何キロメートルを宇宙と呼ぶのでしょう?」というクイズに対して、「100キロメートル以上からを宇宙といわれています。」答えを発表した際、「100キロメートル!遠いなぁ」などつぶやいていました。

傘袋ロケットのものづくり体験では、傘袋が完成したあとに七夕飾りを作りました。ロケットの後部に「こより」で短冊をつけ始めました。飛ばすと、なかなか飛びませんでした。

試行錯誤をしている中、ある子が、「ひもではなく、紙を直接ロケットの貼るとよく飛ぶようになった。」とアイデアを出します。「ロケットの後ろの部分に何かをつけると、空気がうまく流れないから飛ばない。本物のロケットにも、後ろの部分は何も付いていない。」と気づきがありました。

ロケット後部にこよりで短冊をつけたい子は、力いっぱい投げて飛ばしていました。

授業・活動後の先生のご感想、ご要望など

  • 導入でロケットの映像を視聴しイメージをつかむことは、その後のものづくり活動に有効であると感じました。ロケット打ち上げ映像は、ものづくりの際、問題解決を行うにあたり、考えの根拠となるべく視聴教材となったと感じます。

    梅雨時期ということで、お店には傘袋をよく見かけます。特別な教材を準備せずとも、身近にあるものを使ってものづくりができる「傘袋ロケット」は、家庭でも簡単にもう一度工作ができるだろうと思います。子どもの遊びの時間で傘袋ロケットを作り、自分なりの工夫ができたらと思いました。

授業の様子

授業の様子1
授業の様子2
授業の様子3
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