宇宙を活用した教育実践例

星空観察

鹿児島県・出水市立東出水小学校(2)

  • 小学生
  • 学校教育

概要

鹿児島県・出水市立東出水小学校(2)
全学年
110名
平成25年1月17日
理科
4年:月や星の動き
4年:冬の星座
6年:月と太陽と月の形
星空を観察する単元は、非常に難しいという声をよく聞く。学校の授業で指導しても、家庭により観察しにくい場所や事情もあるからだ。
そこで、学校と鹿児島市立科学館とが協力し、観望会を企画した。科学館が持つ、移動式プラネタリウムを利用し、実際の星空観望会とあわせて具体的に星の動きや、惑星の様子などを児童に説明しながら、さらに、惑星や冬の大三角などの観望会を行い、児童に本物の星空に触れる機会を作った。
・発展教材として
・復習させる学習内容として
小学校6年の教科書には、地球から太陽までの距離や月と地球の大きさなどが記載されている。
また、中学校でも天体単元に興味がもてない生徒も見られることからスケーリングを通して興味をもって授業に臨めるようにしたい。
鹿児島市立科学館より、移動式プラネタリウム「ほしたまご」を運んでいただき、東出水小学校の体育館で設置した。
初めてプラネタリウムを見る子どもたちも多く、美しい星空に大きな歓声を上げていた。
また、実際の星空観察では、はじめに冬の大三角の観察を行った。
また、天体望遠鏡を使って、木星の観察を行うこともできた。
初めて見る生の木星に、学年を問わず大きな感激の声を上げていた。
7時過ぎには、月も昇りはじめ、月の観察も行った。
クレーターの様子や月の動きに、わかっているはずの子どもたちも大きな歓声を上げていた。

授業・活動後の先生のご感想、ご要望など

  • 本物がもつ実感をともなった体験は、何にも代えがたいものがあると実感した。
    望遠鏡をのぞき込む児童の姿は、とても生き生きとしており、繰り返し何度も望遠鏡のファインダーをのぞき込む姿を見ることができた。
    移動式プラネタリウムは、雨天の場合でも星空を疑似体験できるという良さがある。多くの子どもたちが、プラネタリウムを見たことがなく、初めての体験であったようだ。
    今回の観望会では、110名という予想を遙かに超える人数が集まったが、多くの喜びの声や表情を見ることができ、疲れも吹っ飛んでしまった。

授業の様子

授業の様子1
授業の様子2
授業の様子3
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