授業連携

無重力状態について学ぶ

群馬県・群馬県立前橋女子高等学校

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概要

<全授業を通した指導目標>

高校では扱わない宇宙開発に関する意義や現状、そして無重量状態について学習・体験を行う。
この講座のねらいは、宇宙開発に関する研究あるいは研究者に接することで、興味・関心をもたせるとともに、宇宙開発をはじめとする最先端の研究や科学技術を身近なものとしてとらえさせ、研究や科学技術に関わる分野を将来の進路として意識させることである。
また、最先端の研究や科学技術を理解させるためには高校で学習する基礎・基本がいかに大切であるかを認識させ、高校での学習意欲をさらに喚起させたい。

<対象>

高校1、2年生 30名

<期間>

平成20年12月7日~平成20年12月21日

<区分>

SPP(サイエンス・パートナーシップ・プロジェクト)

構成表

実施日
時間
形式
人数
授業内容
1
12月7日
240分
講義
21名
「無重力実験の話」
講師:高沖 宗夫
(有人宇宙環境利用ミッション本部宇宙環境利用センター  主幹研究員)
見学
筑波宇宙センター 施設見学
支援:岸 詔子・宮原 有香
2
360分
実験
21名
簡易落下実験装置を使った落下実験
指導:高沖 宗夫
(有人宇宙環境利用ミッション本部宇宙環境利用センター  主幹研究員)
支援:藤沢 宏美

第2回目/全2回『授業記録シート』

<今回の授業の指導目標>
自分たちで考案・作成した落下装置を実際に落下させ、無重量状態を間接的に体験する。また、それを改良し、より効果的な結果を得られるための工夫を施していくことを体験する。

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
導入
(30分)
・落下実験事前準備
◎事前に落下塔を作成しておく

△各班の落下装置を完成させ、落下塔にセットできるように準備する
・落下装置は生徒自らで考案・作成させる
展開
(300分)
・落下塔による落下実験
◎落下塔の使用方法・パソコンによるビデオの取り込み、ビデオの再生の方法を生徒に指導する

△落下塔・パソコンによるビデオの取り込み、ビデオの再生の方法を覚え、各班ごとに落下実験を行う

△再度落下させることができる装置については改良・工夫を加え、再実験を行う
・結果を予想させ、実験結果をふまえて考察させる

・実験を安全に行うことに注意を払う

・講師に積極的に質問させ、さまざまなアドバイスをしてもらうよう促す
まとめ
(30分)
・講師の考案・作成した落下装置による落下実験
◎講師・支援者の補助を行う

△講師の考案・作成した落下装置の落下を観察し、仕組みを理解する

授業の感想・メモ

  • 実際に自分たちで考案した装置で実験を行い、結果が予想と異なったり、うまくいかなかったりと、改めて実験・研究の難しさを感じたようであった。それと同時に実験・研究の楽しさも体験することができた。日常では手に届くとは思っていなかった宇宙についても身近なものとして感じることができ、さらに自身での無重力体験や宇宙飛行士の体験談・宇宙食などますます興味が深まったようである。

群馬県・群馬県立前橋女子高等学校

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