授業連携

宇宙における動物実験について

神奈川県・神奈川県立弥栄高等学校

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概要

<全授業を通した指導目標>

(1)自然科学のおもしろさを体得させる。
(2)宇宙に関する研究活動とはどのようなものかを理解させる。    
(3)将来の夢の実現へ向けて計画を立てさせる。
(4)高校での学びを再認識させる。

<対象>

高校1年生 16名

<期間>

平成27年10月8日~10月15日

<区分>

理数科集中講義(先端技術体験)

構成表

実施日
時間
形式
人数
授業内容
1
180分
講義・実験
20名
植物の光屈性についての実験
2
180分
講義・見学
16名
JAXA訪問時の講義及び見学
講師:黒谷 明美(JAXA 学際科学研究系)
3
90分
授業
16名
講義内容の振り返りとレポート作成

第1回目/全3回『授業記録シート』

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
導入
(15分)
・植物の屈性に関する基礎的な内容の学習
◎ 講義形式で植物の屈性とオーキシンの関係について学習する。
生物を科目として学習していない生徒が対象なので、分かりやすく細かな説明をする。
展開
(150分)
・光屈性の観察実験
△ カイワレダイコンの苗を用いて、植物の光屈性を確認する実験をおこなう。カイワレダイコンの苗をダンボールで囲い、横から蛍光灯を照射して光屈性を誘導する。いくつかの班に分け、赤、青、緑、透明のビニールを用いて色の違う環境をつくる。30分ごとに苗の角度を測り、光の色と屈性の関係についてのデータをとる。
まとめ
(15分)
・実験結果のまとめ
△ 各班のデータをまとめ、時間と屈曲角度との関係をグラフにする。分かったことをや実験の工夫についてまとめる。

授業の感想・メモ

  • 期待された結果が得られなかったが、失敗したことに対する考察ができたので、理数科学的思考力を高めることはできたかと思う。
  • 光屈性という現象に対する知識、理解は深めることができた。

第2回目/全3回『授業記録シート』

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
導入
(15分)
(於 学校)
体験学習の心構え
◎見学に当たり、どういった視点で見学すべきか
講義の内容の予想など
想像したこともない、また想像しにくい講義の内容や、見学場所なので、なるべく先入観は持たせないようにした
展開
(150分)
講義 宇宙での動物実験について




施設見学 
△◎講義受講




△◎見学
まとめ
(15分)
(於 学校)
体験学習の振り返りとレポート作成の指示
◎レポート作成の注意点の指示
単なる事実の羅列だけでなく、どのような視点で見学してきたか、どのような考察をしたかなどを理論立てて書くよう指示する

授業の感想・メモ

  • 知識不足のために理解できない部分もあったが、映像など取り入れてくださったので、なんとか理解していたようです。もっとJAXAの活動についても事前に指導しておけば、見学の際に理解が深まったと思いました。こちらの指導不足でした。

第3回目/全3回『授業記録シート』

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
導入
(5分)
レポート作成ガイダンス
◎ レポートの作成時の注意
生物を科目として学習していない生徒が対象なので、講義内容を振り返りながら、不足している知識を補ぎなう。
展開
(70分)
レポート作成
△ レポートの作成
単なる事実の羅列だけでなく、どのような視点で見学してきたか、どのような考察をしたかなどを理論立てて書かせる
まとめ
(15分)
レポートの発表
△ お互いのレポートの発表
◎ 評価・講評

授業の感想・メモ

  • 生物の授業をやっていないため、どうしても講義内容の箇条書きになりがちでした。しかし、真剣に講義を聞いてきていた様子は良く反映されているレポートになっていました。言語活動、表現力を身に着けさせる機会にもなりました。

神奈川県・神奈川県立弥栄高等学校

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