授業連携

エネルギーを効率よく利用するためにはどのような工夫をすればよいだろうか

長野県・下諏訪町立下諏訪社中学校

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  • 総合的な学習の時間

概要

<全授業を通した指導目標>

エネルギーの効率の良い利用のための着眼点を知り、宇宙エレベーターやエコカーの製作の見通しをもつこと。
先行研究をもとにした創意工夫、またその考察の手法や考え方を身につけること。

<対象>

中学1~3年生 25名

<期間>

平成28年5月18日~6月24日

<区分>

総合学習の時間

構成表

実施日
時間
形式
人数
授業内容
1
5月18日
100分
授業・実験
25名
コンデンサーとモーターで動く車の模型(ミニ四駆)に出会い、ギヤ比やタイヤの径によって、速度と力強さが変わることを知る(前半)
ミニ四駆を組み立てる(後半)
2
5月24日
100分
実験
25名
コンデンサーにためた電気を効率良く利用し、一定の電気で長距離を走るための工夫を予想し、実験を行い、レポートにまとめる
仲間のレポートや、自分の実験結果を基に、より効率よく走るための工夫を考え、改良し、実験を行いレポートにまとめる
3
6月9日
100分
実験
25名
コンデンサーにためた電気を効率良く利用し、一定の電気で長距離を走るための工夫を予想し、実験を行い、レポートにまとめる
仲間のレポートや、自分の実験結果を基に、より効率よく走るための工夫を考え、改良し、実験を行いレポートにまとめる
4
100分
実験・講義
25名
改良をした模型を用い、どの班の模型が最も長距離を走れるか、走り比べを行う
ものづくりと宇宙開発という視点で、JAXAの講師の先生や企業の方から講評と評価をいただく
講師:清水 幸夫(JAXA宇宙教育センター)

第4回目/全4回『授業記録シート』

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
導入
(10分)
・前回のレポート内容を共有し、参考になった他のグループのレポートに、評価点を与える
・より効率よくエネルギーを活用する方法を予想し、ポイントを必要に応じて部品に交換する
◎レポートをコピーしたものを班ごとに配布し、生徒の評価を基に各グループにポイントを加点する
△他のグループの実験内容を参考に、今回の改良の方向性を考えていた
展開
(60分)
・時間内により長い距離を走ることを目指し、走り比べ(コンテスト)を行う
△より好成績を残そうと、最後まで改良や調整を行う姿がみられた
△高性能のモーターに変更したからといって、思うように結果が伸びないことに驚く生徒もいた
△軸受けの変更等、要所の部品の変更を行い、加工の精度を上げると結果が伸びることに気づいた生徒もいた
まとめ
(30分)
・JAXAの講師の方に評価と講評、ものづくりと宇宙開発についてお話をいただく
△自分達の実験結果が、宇宙エレベーターの開発やエコカーの開発に役立っていることに気づいた様子だった

授業の感想・メモ

  • 速いモーターが必ずしも高性能とは限らないことや、先行研究をいかした改良を加える必要性など、生徒に投げかけていただきながらお話いただき、生徒達は次への見通しを持てた様子でした。
    また、イオンエンジンなどの専門的なお話に興味をもった生徒もいました。

長野県・下諏訪町立下諏訪社中学校

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