授業連携

かさ袋ロケットを飛ばそう

岐阜県・大垣市立南小学校

  • 小学校
  • 小4
  • 理科

概要

全授業を通した指導目標

宇宙に興味をもつと共に,空気の力を利用したかさ袋ロケットの仕組みを知り,どうすれば真っ直ぐに長距離を飛行することができるのかを考えながら作成をする。

対象

小学4年生 2クラス 55名

授業連携日

2018年9月21日

科目・単元

理科・とじこめた空気と水

授業連携

授業連携前

理科「夏の空」の学習内容を基に,宇宙に興味がもてるようにする。

 
下矢印

授業連携日

2018年9月21日

時間配分 学習内容・活動 児童・生徒の様子 教師の役割・活動
導入
(10分)
○JAXAの紹介。 ・JAXAでは,どのような仕事をしているのか,プレゼンテーション画像を見ながら,興味をもって話を聞いていた。 ・中秋の名月の前であったため,事前に中秋の名月の話をした。
・事前にJAXAの日本名を伝えたことで,宇宙に関わる仕事をしていることを理解できるようにした。
展開
(70分)
○宇宙の話
・地上からどの高さから「宇宙」というのか。
・夏の星「夏の大三角」の3つの星の距離関係について
・地球,月,惑星の規模
・宇宙の広さ
・ロケットの仕組み


○かさ袋ロケットの仕組み
・必要な物は何か
・どのようなことを工夫すれば真っ直ぐ遠く飛ぶようになるのか。
・「宇宙の高さ」の定義は,想像よりも低いことに驚いていた。
・「夏の大三角」では,地上からは近く見えていても,実はとても距離が離れていることに驚いていた。
・太陽,月,恒星の輝きは,数分前や何年も前の光が届いていることを知り,壮大な宇宙の広さに感動していた。

・ロケットは,いつ・どこの海に落ちるかを計算して作られていることに驚いていた。
・どのように作るとよいのか,真剣に話を聞いていた。
・試行錯誤しながら,大変意欲的にかさ袋ロケットを作成していた。
・子どもたちの活動の様子をカメラで記録した。








・かさ袋ロケットの作成に必要なものを事前に準備した。
・かさ袋に空気が入れられない子どもへの補助をした。
・実際に飛ばしている子どもの安全確認を行った。
まとめ
(10分)
○真っ直ぐ遠くまで飛んだロケットのポイント
○感想とお礼の言葉
・おもりや羽の付け方を工夫することによって,飛び方が変わることを理解していた。
・よく飛ぶロケットも,さらに手を加えることで,さらによく飛ぶようになる話を聞き,また作ってみたいという意欲をもった。
・まとめとお礼を話す場を設定し,進行した。

講師:松原 理(JAXA宇宙教育センター)

下矢印

授業連携後

理科「とじこめた空気と水」の学習とかさ袋ロケットのしくみを関連付け,おもりや羽の付け方を工夫して,真っ直ぐに長距離を飛ぶロケットを作る。

授業の感想・メモ

  • 宇宙の規模について,プレゼンテーション画像を通して話をしてくださったことで,宇宙の規模の大きさを実感することができた。
    また,「夏の大三角」や「中秋の名月」など,理科で学習したことを基に話をしてくださったことで,より関心を高めることができた。
  • 「かさ袋ロケット」づくりでは,細かな作り方があるのではなく,工夫するで成功につながるということが,試行錯誤しようとする意欲につながった。途中,休憩時間を取ってくださったことで,子どもたちの集中力が持続した。
    また,予定よりも長い時間の実施になったが,子どもの満足感があったため,90分間必要であると感じた。
 
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