「みんなで皆既月食を観察しよう」キャンペーンとは

JAXA宇宙教育センターでは、皆既月食の観察を通して、月や太陽などの天体にもっと興味をもってもらおうと、『みんなで皆既月食を観察しよう』キャンペーンを行います。

10月8日に起こる皆既月食を観察し、写真を撮ったりスケッチをしたりして投稿してください。
ご投稿いただいた画像は本ウェブサイト上でご紹介いたします。

皆さまからの月食画像のご投稿をお待ちしております。


※前回のキャンペーン時にご投稿いただいた写真をこちらからご覧いただくことができます。

※観察や写真撮影の方法やポイントについては、テキスト教材をご覧下さい。

月食の仕組みと、日食との違い

2012年5月、日本の多くの地域で観測することができた金環日食は太陽が欠けていく現象でした。今回の皆既月食は月が欠けていく現象です。それぞれの現象が起こる理由はどう違うのでしょうか。
月食は太陽の光を地球が遮り、できた影の中を月が通過することによって起こります。
完全に太陽の光が遮られてしまう部分を通過する際は皆既月食に、部分的に太陽の光が遮られる部分を通過する際は部分月食になります。

一方、日食は太陽の光を月が遮り、地球に月の影ができることによって起こります。
完全に太陽の光が遮られてしまう所からは皆既日食を、部分的に太陽の光が遮られる所からは部分日食を観察することができます。
皆既月食の際、月は地球の影に入りますが、完全に見えなくなってしまうわけではなく、赤銅色(しゃくどういろ)と呼ばれる鈍い赤色に見えます。

これは地球に大気層があるためで、大気によって太陽光線がわずかに屈折して影の部分に入り込むためです。この時、青い光は大気中で散乱し、残りの赤い光が月に届くのです。

月食を観察できる時間帯

下の図は、満月が地球の影を通過する様子の説明図です
今回の月食は18時14分過ぎに部分食が始まります。月は次第に細くなり、月の全体が地球の本影に入る19時24分過ぎに皆既食となり赤銅色の満月が現れます。皆既食は20時24分まで続きます。

  部分食の始まり : 18時14分
  皆既食の始まり : 19時24分
  皆既食の最大  : 19時54分
  皆既食の終わり : 20時24分
  部分食の終わり : 21時34分
10月8日の月の位置や、食の状態は、下記のリンクから確認できます。
リンク :国立天文台ウェブサイト 皆既月食 2014年10月8日

月食の様子を記録しよう

月の模様を目安にして、スケッチ用紙に赤やオレンジ、黒や灰色などの色を使って月の変化を記録しましょう。
例えば月の模様をウサギに見立てて、ウサギのシルエットを目安にすると月が欠けていく様子を描き易いです。
 ・足元が欠けてきた・・・・
 ・臼が影に入った・・・
 ・体と耳の先、顔の一部も影に入った・・・・
などなど。

時間の経過がわかるように時刻も一緒に記録すると、後で月食の様子を見るときに役に立ちます。
月の模様は世界のどこから見ても同じです。日本ではこの模様を「餅をつくウサギ」と見立てています。
世界の他の国では何に見立てているのでしょうか。
世界中で月の模様が同じなのは、月の自転と地球の周りを回る公転の周期が一致しているためで、地球からはいつも同じ月の面(月の表面)が見えているからなのです。

<参考> 三日月と月食の違い

日常に起こっている月の満ち欠けと月食、何が違うのでしょうか。
月の満ち欠けは太陽と月の位置関係によって、太陽光を反射して光っている部分と影になる部分の見え方が変化することによって起こります。


月の半分にはいつも太陽の光が当たっていますので、欠けた月の両端を結ぶと、必ず月の中心を通過します。
一方、月食は丸い地球の影の中に月が入っていく現象ですので、月の欠け方は月の中心を通る線とは無関係です。

お問い合わせ先

宇宙航空研究開発機構 宇宙教育センター

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