授業連携

宇宙について知ろう

徳島県・阿南市立橘小学校

  • 小学校
  • 小4
  • 小5
  • 小6
  • 理科

概要

<全授業を通した指導目標>

月や太陽、星々への学習に興味関心をもたせるとともに、JAXAの研究担当者から話を聞くことによって、日常から空を観察したりインターネットや資料を調べるなど、宇宙や天体に親しみをもたせる。

<対象>

小学4~6年生 65名

<期間>

平成27年7月8日~12月22日

<区分>

教科 (理科(夏の夜空、月や星、冬の夜空))

構成表

実施日
時間
形式
人数
授業内容
1
7月8日、10日、14日
45分
授業
19名
知っている星について話し合い、夏の夜空を観察しようとする意欲をもつ。(夏の大三角やさそり座など)   
星座早見の使い方や、夜空の観察の仕方を話し合う。観察等を通して、星には色や明るさに違いがあることを知る。
(各回45分授業)
2
9月8日、9日、15日、16日、18日、25日
45分
授業
19名
月がいつ、どんな形で出ているか、月は動くのかなど、月について知っていることを話し合う。
月の観察の仕方を話し合い、昼間に出ている月の形や動き方を観察する。 
星が時間とともに動く様子を観察する。 
(9月15日は90分授業、それ以外は45分授業)
※10月5日 科学センター学習:デジタルプラネタリウム 90分 月の動き・星の動き
3
90分
講義
65名
宇宙の様子、太陽系の惑星や太陽・地球・月の関係についてJAXAの研究担当者の話を聞く。
太陽・地球・月の距離や大きさ、位置関係についてモデルを使って考える。 
JAXAやNASAの最新の研究開発について話を聞く。  
講師:片山 保宏(JAXA 宇宙探査イノベーションハブ)
4
12月18日、22日
45分
授業
19名
JAXA連携授業に参加した感想を話し合う。
冬の夜空に関心をもち、オリオン座や冬の大三角など、星の様子と動き方を観察する。
(各回45分授業)

第3回目/全4回『授業記録シート

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
導入
(15分)
講師 片山保宏先生のプロフィール
・略歴を聞く。
・JAXAについて知る。
・現在携わっている研究内容について聞く。    
◎講師プロフィールを紹介
△阿南市出身で、親しみを感じた。
△衛星の画像が橘小学校までズームアップしたことに驚いている。
△画像から地形分類する仕事について聞く。 
展開
(55分)
○プレゼンを見て,宇宙(太陽系)の様子について知る。
・太陽系惑星の位置関係・大きさ
・太陽・地球・月の関係・大きさ・距離
・月の表面(陰から見える模様) 
・月から見た地球の姿
○球体モデルを使った活動をする。 
・地球と月の大きさ
・太陽と地球の距離
・地球と月の距離
○月面基地について話を聞く。
・月面に残された足跡
△スライドが鮮明で分かりやすく、興味をもって聞くことができた。
△月の表面が何に見えるかについて、自分の知識や想像力を働かせて発言した。
△球体モデルを使ったクイズ形式の活動に、代表児童5名が参加した。
△地球をもとにした月の大きさや太陽と地球、地球と月の距離をを考えるクイズでは、実際の大きさや距離を知って驚く声があちこちから聞こえた。
△アポロ11号の業績について話を聞く
まとめ
(20分)
JAXAやNASAの最新の研究開発について(探査機の着陸メカニズム) 
△探査機の着陸メカニズムの様子を映像で見てとても興味深く鑑賞することができた。
△積極的に自分の疑問を質問できた。

授業の感想・メモ

  • 会場が体育館で大変寒かったが、児童は最後まで興味深く授業に参加することができた。JAXAやNASA提供の画像や映像が美しく分かりやすいことも、興味関心を高めた。4年生児童の感想には、「ぼくは『あかつき』を応援しています。また、一番おもしろかったのは、NASAの火星着陸機がエアバックで着陸する話でした。本当にエアバックが破裂しないか心配していたけれど、これほど耐久性があるとは思いませんでした。」と言う内容のものがあり、宇宙や天体に興味のある児童はもちろん、あまり関心のなかった児童にとっても大変魅力的な時間となっていた。宇宙への興味が広がり、日常でも夜空の観察が主体的にできるといいと思った。
授業の様子1

徳島県・阿南市立橘小学校

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