宇宙を活用した教育実践例

日食特設授業

大分県・別府市立境川小学校(1)

  • 小学生
  • 学校教育

概要

大分県・別府市立境川小学校(1)
小学4~6年生
250名
2012年5月7日~5月11日
日食に備えて太陽を観察する際の安全指導 日食特設授業
JAXA宇宙教育センターより提供を受けた金環日食観測パンフレット「木もれ日を撮ろう」を使用
・発展として
・習得させる学習内容として
 大分県別府市は、部分日食の観測になる地域になるが、月と太陽というふだん当たり前にあるものゆえに、関心が低い対象を、天体現象をもとに月と太陽を観察することは不思議や楽しみがあることを知ったようだ。興味関心を持たせた上で、安全指導に重点を置いた。JAXA宇宙教育センターから提供していただいた「木漏れ日で太陽を見よう」パンフレットには、観察についての安全指導の用紙が添付されていた。「どうして間違った方法で観察してはいけないか」ということを、自由に意見を出させ安全な観察方法の技術を共有した。練習として、晴れた日に日食めがねで太陽を観察させた。日食めがねを通して見えた太陽の形に感動し、ずっと観察したいと空を眺めていた児童もいた。
 5月21日の日食当日、別府市はあいにくの空模様で日食を観察することができなかった。雨の中、朝早くから親子で観察をするために広場で願っていた児童、テレビニュースを見てきた児童などがいた。「先生、今日は見られなかったね」と、朝多くの児童から声かけをもらった。

授業・活動後の先生のご感想、ご要望など

  • 「次見えるのは何十年後」という言葉に児童は興味を持っていた。私たち人間の時間ものさしではとても長い時間だが、宇宙にとってもは一瞬のことで、それだけ宇宙は広い空間だという、宇宙の広さについて実感させるためのまとめの授業を行った。金星の太陽面通過現象などもあるため、金環日食で学習した安全指導は今後の太陽観察に活かしていきたい。また、「日食についての話題を提供していただき、親子で同じ時間を過ごすよい機会になりました。」とある保護者からの感想もいただいた。

授業の様子

授業の様子1
授業の様子2
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