宇宙を活用した教育実践例

総合的な学習の時間を核とした横浜の時間

神奈川県・横浜市立永谷小学校(3)

  • 小学生
  • 学校教育

概要

神奈川県・横浜市立永谷小学校(3)
小学6年生
27名
平成24年5月~平成25年3月
総合的な学習の時間を核とした横浜の時間
(国語・・・随筆、討論会、社会・・・国際協力、理科・・・月と太陽、道徳・・・向上心、体育・・・体つくり運動)等
1.金環日食関連資料・・・ピンホールでの日食観察
2.傘袋ロケット、ホバークラフト、空力翼艇、卵落下カプセル
3.JAXA ロケットや人工衛星、惑星に関するDVD
4.ミッションX
多くは学校教員対象の資料DVDとコズミックカレッジでの技術を活用させていただきました。
・導入教材として
・発展教材として
今回も前年度に投稿した実践と同様に宇宙を総合的な学習の時間の軸に据え、子どもの興味・関心にしたがって、さまざまな切り口から宇宙教材を使用させていただきました。また、理科については、教科の単元の中でも積極的に扱い、月と太陽の発展としてさまざまな惑星についても触れています(詳しくは「神奈川県・横浜市立永谷小学校(1)」のページに記載)。
ページ下部に指導案のpdfあり。
 今年度も宇宙に関するイベントが多くあった年でもあり、子どもたちは大変意欲的に学習に取り組み、自分たちから調べたりしていました。教室には週刊で宇宙ニュースの掲示も始まり、ドラゴンのISSへのドッキング成功や、星出飛行士の帰還など、子どもたちから話をしてくることもありました。
 また、今年度は体育の体つくり運動と関連付けてミッションXにも参加しました(詳しくは「神奈川県・横浜市立永谷小学校(2)」のページに記載)。漠然と自分の体力を高めるのではなく、宇宙という今年一年のテーマのもとで、楽しく取り組めたのは良かったようです。また、保護者からも「子どもが具体的な夢をもつことになった」という話も聞かれ、キャリア教育としても有効だと改めて感じました。

授業・活動後の先生のご感想、ご要望など

  •  1年を通して取り組むことの良さを実感しました。今年は6年生に教えるだけでなく、学びを6年生自身が1年生に伝えることで、異学年間での交流も魅力的となり、子どもたち自身も宇宙に強い関心をもったようでした。また、私自身も他のクラスで出前講座を持つなど、「宇宙の先生」というイメージをもってもらえたことで、学校内での総合的な学習の時間の進展にもつながったように思います。
     今年度は前年度までの理科中心から、キャリア教育や体育といった他分野での関連付けを図ってきましたが、今後も子どもたちが興味をもつようであれば、今度は社会科などの人文分野での宇宙教育も模索してみたいなと考えています。
     ミッションXについては来年度も実施が決まったそうなので、幅広い学校で行われ、日本の中でも大会などが実現できるとより一層、盛り上がるのではないかと思います。
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