授業連携

飛ぶものを作って飛ばそう!

東京都・利島村立利島小中学校

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概要

<授業を通した指導目標(先生側)>

◎宇宙開発や宇宙科学をテーマとした科学教育活動を行い、科学の楽しさや不思議さにふれ、関心や探求意識を喚起し、子どもたちの豊かな心を育成する。
<授業を通した達成目標(生徒側)>
○「飛ぶ」をテーマに他の生き物の飛ぶ仕組みを知ったり、身近なものを使って飛ぶ仕組みを考えたりする。
○ものづくりや活動を通して、楽しく宇宙のことやロケットの簡単な仕組みを知る。

<対象>

保育園児2名、小学生5名、中学生1名

<期間>

平成19年8月29日

<区分>

科学教室

構成表

実施日
時間
形式
人数
授業内容
1
180分
実験
8名
「飛ぶものを作って飛ばそう!」
○ふわふわスチロール板で飛ぶものを作ろう!
○熱気球を飛ばそう!
○ストローロケットを飛ばそう!
○無重力を知ろう!
講師:遠藤 純夫(JAXA宇宙教育センター 参事)
支援:宮原 有香

第1回目/全1回『授業記録シート』

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
                  
指導上の留意事項
導入
(30分)
生き物の「飛ぶ」

○オオカバマダラやアネハヅルのVTRを見て、人間以外の飛ぶ生き物はどのような飛び方をしているのかを知る
◎生き物の飛ぶ様子の説明
◎機械操作

△先生の説明を聞く
○生き物により、いろいろな飛び方がある事に気がつかせ、その形などに注目させる
展開
(135分)
「飛ぶものをつくろう」

1.ふわふわスチロール板で飛ぶものをつくろう!

2.もっとおおきなものを飛ばそう~みんなで熱気球を飛ばそう!~

3.もっと遠くに飛ばそう~ストローロケットを飛ばそう!~
◎子どもの活動に応じながら適切な助言をする

1.△ふわふわスチロール板を使い、形を工夫しながら凧をつくったり、飛ぶものを作ったりする

△みんなで協力して、ビニールをつなぎ、完成した気球にマジックで絵を描き完成させる

2.◎気球ランチャーにガスをつけ気球を飛ばす

△ビニールを持ち、気球が膨らむまで抑える

△気球の飛ぶ様子を観察する

2.△ストローにつける粘土の量を変えたり、ストローの長さをかえたりして、よく飛ぶストローロケットを考え、作り、飛ばす
2.○熱気球はガスの噴出し部分が熱くなる為、ビニールの持ち方に留意する

3.○ストローロケットは飛ばす前に「3、2、1、0、!」などといった掛け声をかけるなど、約束を決めておきストロー発射時の衝突などに注意する
まとめ
(15分)
宇宙まで飛んでいくとどうなるんだろう?~無重力を知ろう~

○無重力実験のビデオを見ながら無重力状態だと物質や生き物の活動がどうなるかを知る
◎無重力についての説明  
◎機械操作

△先生の説明を聞く

授業の感想・メモ

  • 対象児童生徒の年齢差が大きいため、「活動中心」の授業となった。全員の参加児童が楽しく、また意欲的に「飛ぶ」というテーマに対して、自分なりに考え活動していた。まとめの段階の宇宙の無重力状態ではどのようなことが起こるかというVTRでは、どの児童生徒も強い興味を抱いていた。身近な素材で「飛ぶ」ということを楽しむこと、また宇宙の不思議さを知るという目標は達成できたように思う。本時では、宇宙科学を「楽しむ」「興味をもつ」という下地が児童生徒の中にできた。次回からはその下地をもとに発達段階に応じて活動を絞っていったり、内容を工夫することで更に子どもたちの中に大きな知的好奇心と探究心を養えることが期待される。

東京都・利島村立利島小中学校

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