授業連携

宇宙に夢中

千葉県・千葉大学附属千葉中学校

  • 中学校
  • 中1
  • 中2
  • 中3
  • 総合的な学習の時間

概要

<全授業を通した指導目標>

・自分でテーマを見つけ、目的を定め、自分なりの方法で追究する自主的な学習(問題解決的な学習)である。
・広い視野でろいろな角度からテーマを探し(問題発見力)、学習計画を立て(構築力)、実際に追究し(情報収集力や収集のためのスキル)、まとめ・発表する(表現力)などを身につけていく学習である。普段の教科の学習との関連も意識し、必要ならばその学習も深める。
・学習の目的・価値を明確にする。どのような形がゴールであるのか、自分自身の生活や生き方にとって、また、周囲の人や社会にとってどのような価値があり、周りの人に対してどのような貢献ができるのか考える。
・外部の人との関わりや体験的な活動を取り入れ、単に調べたものをまとめるだけの学習に終わらないようにする。
・「共生」とは、これから21世紀を生きていくあなた達にはとても大切な考えであり、地球の課題でもある。このことも意識してテーマや目的をはっきりさせる。

<対象>

中学1~3年生 24名

<期間>

平成21年6月3日~平成21年12月2日

<区分>

総合学習の時間

構成表

実施日
時間
形式
人数
授業内容
01
6月3日
授業
24名
身近な天体 天体観測の方法 望遠鏡について
02
6月12日
授業
24名
身近な天体 月から学ぶ(1)月探査の最前線
03
6月23日
授業
24名
身近な天体 月から学ぶ(2)(「ザ・ムーン」視聴)
04
6月24日
見学
24名
校外学習(筑波宇宙センター施設見学)
05
6月30日
授業
24名
校外学習まとめ。 七夕飾り作り
06
7月8日
授業
24名
ガリレオプロジェクト(望遠鏡作成+観察練習)
07
7月14日
授業
24名
7/22日食について、テーマ案提出、ガリレオP
08
講義
24名
『宇宙開発の最前線』
講師:内木 悟
(JAXAシステムズエンジニアリング推進室 企画グループ長)
09
9月16日
授業
24名
宇宙飛行市について「宇宙飛行市最終先行VTR」
10
9月30日
講義
24名
『宇宙飛行士とその仕事~ISSを中心として~』
講師:松本 潤
(JAXA有人宇宙環境利用ミッション本部 有人宇宙技術部 有人宇宙技術開発グループ 主任開発員)
11
10月6日
見学
24名
校外学習(筑波宇宙センター 宇宙飛行市模擬訓練)
12
講義
24名
『宇宙飛行士とその仕事 ~ ISSを中心として~』
講師:千葉 丈久
(JAXA有人宇宙ミッション本部 有人宇宙技術部 有人宇宙開発グループ 主任開発員)
支援:宮原 有香
13
講義
24名
『地球外生命体の可能性について』
講師:黒谷 明美
(JAXA宇宙科学研究本部 宇宙環境利用科学研究系 准教授)
支援:宮原 有香
14
11月4日
授業
24名
追究活動。テーマ検討、決定。
15
11月11日
授業
24名
追究活動
16
11月20日
授業
24名
追究活動
17
11月24日
授業
24名
まとめ
18
11月25日
授業
24名
まとめ。ゼミ内の発表。
19
11月27日
授業
24名
まとめ。発表内容の修正とリハーサル
20
11月28日
授業
24名
共生発表会
21
12月2日
授業
24名
学習の振り返り

第8回目/全21回『授業記録シート』

<今回の授業の指導目標>

・「宇宙開発の最前線」について、実際に最前線で活躍されている研究員を講師に招き、講義を聴き、生徒の興味・関心を高める。
・宇宙に関わる仕事についている方とその仕事について知る。
・広い視野でろいろな角度からテーマを探す。
・宇宙開発の最先端の内容を知り、課題追求のための情報収集をする。

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
導入
(5分)
「宇宙開発の最前線」についてJAXAの方に話を聞こう。
◎講師を紹介する。
講師:内木 悟(JAXAシステムズエンジニアリング推進室 企画グループ長)
準備するもの
・マイク
・パソコン
・スピーカー
・プロジェクター
・スクリーン
展開
(70分)
・宇宙と空の境目は?
・無重量とはどんな状態か?
 スペースシャトルはずっと無重量
 時速3万km(秒速8km)
・真空、視界、無重量、熱放射、放射線
・ロケットとジェット機の違い
 ロケット打ち上げの精度=ゴルフでたとえると毎回ホールインワン(200ヤードで2?の誤差)
・HTVの説明
・HIIBロケットの説明
・ロケットの運搬について
・様々な人工衛星について
 農業への貢献→作物の様子がわかる
 漁業への貢献→魚群がわかる
 地球環境への貢献→CO2観測
△講師の話を聞く

◎記録(写真)をとる
プロジェクター・スクリーンの調整。マイクの音量調整。
まとめ
(15分)
「宇宙開発の最前線」についてJAXAの方に質問をしよう。
△講師へ質問をする

△ワークシートに活動をまとめる

△謝辞

授業の感想・メモ

    以下に生徒から出た質問と感想を掲載する
  • スペースシャトルの緊急時の着地の場所は決まっているのか。また、不時着はできるのか。(中3男)
  • ISS内部では誰が記録の写真やビデオを撮っているのか。(中3男)
  • ロケットとスペースデブリへの対策はどうなっているのか。(中1男)

第12回目/全21回『授業記録シート』

<今回の授業の指導目標>

・「宇宙飛行士とその仕事」について、実際に最前線で活躍されている研究員を講師に招き、講義を聴き、生徒の興味・関心を高める。
・宇宙に関わる仕事についている方とその仕事について知る。
・広い視野でろいろな角度からテーマを探す。
・宇宙飛行士とその仕事の最先端の内容を知り、課題追求のための情報収集をする。

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
導入
(5分)
「宇宙飛行士とその仕事」について、JAXAの方に話を聞こう。
◎講師を紹介する。
講師:内木 悟
(JAXAシステムズエンジニアリング推進室 企画グループ長)
準備するもの
・マイク
・パソコン
・スピーカー
・プロジェクター
・スクリーン
展開
(70分)
・宇宙飛行士になるには・・
 応募条件について
 訓練について
・地上での仕事は・・・
 確認試験について
・ISSでの仕事は・・・
 各種の実験について
 骨量減少予防対策実験
 氷の結晶成長実験
 生物形態形成と重力影響について
 「きぼう」について
・ISSでの生活は・・・
 食事について
 (実物提示 宇宙パン)
 トイレについて
 水の利用について
 着替えについて
△講師の話を聞く

◎記録(写真)をとる
プロジェクター・スクリーンの調整。マイクの音量調整。
まとめ
(15分)
「宇宙飛行士とその仕事」について疑問点を質問しよう。
△講師へ質問をする
生徒 スペースシャトルのドッキングで失敗することはあるのか?
講師 地上で訓練をたくさん受けており、失敗することがないように備えている。

△ワークシートに活動をまとめる

△謝辞

授業の感想・メモ

    以下に生徒の感想を掲載する。(抜粋)
  • 今回の講義でISSでの仕事内容や、仕組みについてわかった。共生発表会ではISSについての発表を行うので、もっと詳しく調べたい。(中3男)
  • ISS内部でのことは本で読んで知ってはいたが、実際にその意味がやっとわかったというものがあった。水なしで使えるシャンプーやトイレなど発見があって面白かった。(中3男)
  • 若田さんがずっと同じ下着を着ているとか、今まで聞いたことのない話も聞けてとても面白かったです。(中2男)

第13回目/全21回『授業記録シート』

<今回の授業の指導目標>

・「地球外生命体」について、実際に最前線で活躍されている研究員を講師に招き、講義を聴き、生徒の興味・関心を高める。
・宇宙に関わる仕事についている方とその仕事について知る。
・広い視野でろいろな角度からテーマを探す。
・地球外生命体の最先端の内容を知り、課題追求のための情報収集をする。

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
導入
(5分)
「地球外生命体」についてJAXAの方に話を聞こう。
◎講師を紹介する。
講師:黒谷明美
(JAXA宇宙科学研究本部宇宙環境利用科学研究系 准教授)
準備するもの
・マイク
・パソコン
・スピーカー
・プロジェクター
・スクリーン
展開
(70分)
・地球外生命体とは・・・
 そもそも生命とは
 宇宙生物学について
 
・太陽系の惑星には地球外生命体がいるか・・・
 火星からのいん石についての話
 木星の衛星(エウロパ)と氷の話
 土星の衛星(タイタン)の海と川の話

・太陽系外での地球外生命体の可能性・・・
 地球と同じ規模、条件の星をさがす

・「知的」であるならば・・・
 パイオニア計画、ボイジャー計画など
 手紙とゴールデンレコードの話
△講師の話を聞く

◎記録(写真)をとる
プロジェクター・スクリーンの調整。マイクの音量調整。
まとめ
(15分)
「地球外生命体」について、説明から生じた疑問点を質問しよう。
△講師へ質問をする

△ワークシートに活動をまとめる

△謝辞

授業の感想・メモ

    以下に当日受講した生徒の感想を掲載する(抜粋)
  • いろいろと参考になった。宇宙人へのメッセージの話は初めて聞いたので面白かった。(中3男)
  • 宇宙人がいるか、いないかというのは難しい問題であるが、自分はいると信じ続けたい。(中3男)
  • 家に帰って、ゴールデンレコードの中身についてまた聞いてみようと思う。(中3男)

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