<全授業を通した指導目標>
○宇宙での水の循環について学び、水の大切さを感じ、身近な川(環境)の大切さや川と人とのくらし(防災)に目を向けて
これからの持続可能な地球環境を考えていく素地をつくる。
○無重力での様子や、研究に興味をもち、身の回りの自然や科学技術への関心を高める。
<対象>
小学5年生 40名
<期間>
平成26年11月13日、平成27年3月5日
<区分>
- 教科 (理科)
授業連携
岡山県・赤磐市立磐梨小学校、豊田小学校
○宇宙での水の循環について学び、水の大切さを感じ、身近な川(環境)の大切さや川と人とのくらし(防災)に目を向けて
これからの持続可能な地球環境を考えていく素地をつくる。
○無重力での様子や、研究に興味をもち、身の回りの自然や科学技術への関心を高める。
小学5年生 40名
平成26年11月13日、平成27年3月5日
回 |
実施日 |
時間 |
形式 |
人数 |
授業内容 |
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1
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90分
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講義・授業
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40名
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・宇宙の話を聞く(地球と宇宙の大気や水の循環の違い)
講師:小口 美津夫(JAXA 研究開発本部) |
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・現在の治水の状況を提示する。 ・「自然環境を守る」「生活を守る」という二つの立場で、意見を交換したり討論したりする。 ・自分なりに環境を守るためにしたいことを考える。 |
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2
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90分
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講義
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40名
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・5年生の学習を振り返る。(担当)
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・宇宙の話を聞く(宇宙の大気や水の循環の違い、無重力での物体や生物の様子、メダカの性質、落下装置での実験等) 講師:黒谷明美(JAXA 宇宙科学研究所 学際科学研究系 |
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・今日の学習を振り返る(興味をもったこと、驚いたこと、はじめて知ったこと等)。 |
岡山県・赤磐市立磐梨小学校、豊田小学校
【単元構想】
5年生 宿泊研修(渋川青年の家)での、地引き網体験により、海や川についての環境について学んでいる。地引き網の漁獲量が昔に比べて少なくなってきていることから、川や海が汚れていること、自分たちの住んでいる家から出る水が川を経由し、海へきていることなどから、自然環境を大切にすることの大切さを学んでいる。
<連携授業前>
5年生理科『流れる水のはたらき』
○「浸食」「運搬」「堆積」の働きを知る。
○どんな時に働きが大きくなるのかを調べる
1.傾きを大きくすると「浸食」「運搬」の働きは大きくなるのだろうか
2.水の量を多くすると「浸食」「運搬」の働きは大きくなるのだろうか
3.どんな場所に土砂は「堆積」するのだろうか
○身近な川の様子を調べよう(上・中・下流の川幅、水量、石の形や大きさなど)
○身近な川にも「浸食」「運搬」「堆積」の働きはあるのだろうか(現地調査)
1.浮きを流してカーブの内と外の流れの速さを比べよう
2.カーブの川底の形(深さ)を調べよう
3.水中観察用の箱めがねを使って「運搬」の様子を観察しよう(カーブの内外で比べる)
4.川原やがけはどんな所(カーブのどちら側)にできているか観察しよう
5.生活に生かすため、安全のためにどの様な工夫がされているか調べよう
○災害を防ぐ工夫や環境に配慮した川づくりを調べる
自分は環境と安全のどちらをより大切にしたいか考えをもつ
<連携授業>
○JAXAの先生の話を聞いて、地球環境の素晴らしさ(特に水に関して)を知る
環境を守る、ヒトの生活を守るという2つの立場に立って意見を発表したり、質問したりする。
<連携授業後>
○私たちの考えるより良い未来の川を絵や言葉で表し、意見を交流する
川に関して、災害と環境についての自分の意見をまとめる
時間配分 |
学習内容 |
◎教師の活動 △生徒の活動 |
指導上の留意事項 |
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導入 (10分) |
JAXAについて、講師について紹介 理科という教科についての話 |
△JAXAの服の格好良さに感動していた。 △楽しい学習が始まりそうだという児童のわくわく感が感じられた。話をしっかり聞いていた。 |
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展開 (55分) |
地球環境と宇宙環境の大きな違いについて話を聞いたり、実験を見せてもらったりする。 ・大気について (宇宙空間ではどうなるかを真空 実験で知る。) ・水について (宇宙での水の循環をろ過装置を見せてもらいながら知る。) ・中での植物や魚の様子をビデオで見せてもらう。 |
△真空中では物がふくらむことを目の前で見て、驚いていた。 △宇宙へ行ったらヒトや乗り物などはどうなるのか、興味をもって話を聞いていた。 |
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まとめ (25分) |
現在の治水の状況を確認し、「自然環境を守る」「生活を守る」という二つの立場で、意見を交換したり討論したりする。 |
△自分の考えを根拠に、回りの児童に分かり易く説明しようと努力していた。 △友だちの意見に反応して、詳しく尋ね直したり、反論したりして学習を深めることができていた。 ◎2つの立場を尊重し、どちらにも助けとなる写真や考えを用意し、児童の考えの深まりを促すようにした。 |
時間配分 |
学習内容 |
◎教師の活動 △生徒の活動 |
指導上の留意事項 |
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導入 (5分) |
JAXAについて、講師について紹介 5年生で習った理科の学習内容を振り返る |
◎植物の発芽と成長、ヒトや魚の生命誕生、ふりこなどの学習を振り返る。 △楽しい学習が始まりそうだというわくわく感が児童から感じられた。 |
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展開 (80分) |
地球環境と宇宙環境の大きな違い について話を聞いたり、映像を見せてもらったりする。 ・大気について ・重力について (無重力での様々な様子の動画を見せてもらいながら知る。) ・実際に無重力状態にする落下装置での実験を見る。結果を動画で確かめる。さらに、なぜ、炎の形が丸くなるのかについて説明を聞く。 ・宇宙での生活について話を聞く |
△無重力や無重量という言葉を聞き、興味を膨らませていた。 △メダカの地上での様子や宇宙での様子を記録した動画を興味深く見ていた。 △無重力とは、物体が落下している時に起こることを知り、宇宙空間でのカエルの様子から、カエルが無重力を感じて(落下していると感じて)体を伸ばしていることを理解していた。 △目の前で行った実験の記録動画を興味深く見ていた。さらに、なぜ炎が丸くなるかについて考えることができていた。 ◎児童がイメージしにくい場合に、補足説明をする。 |
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まとめ (5分) |
今日の学習をして、気になったことや疑問に思ったこと、感想などを発表する。 |
△ISSから見た地球や宇宙の様子の美しさ、ダイナミックさに感動し、宇宙への関心を高めていた。 △授業で感じたことや疑問に思ったことを意欲的に発表する児童の様子が見られた。 |
岡山県・赤磐市立磐梨小学校、豊田小学校