教員研修

半日研修会理科部会テーマ『宇宙から見た地球で、空気の学習』

神奈川県・神奈川県私立小学校協会

概要

全研修を通した趣旨

対象

私立小学校理科担当教員 20名  

期間

平成21年4月17日

構成表

実施日
時間
形式
人数
内容
1
90分
講義
20名
1.JAXA宇宙教育センターの取り組み紹介
2.地球観測衛星「だいち」の写真・・・典型的な映像、大気の様子がわかる映像
3.対比して月観測衛星「かぐや」の映像・・・地球の出、地球の入、地平線
4.演示実験
(1)空気の成分(酸素)・・・ペットボトルに携帯懐炉
(2)空気の圧力・・・空き缶を真空にして凹む実験
(3)真空の不思議・・・風船、圧力計、水の沸騰、マシュマロ
5.学習指導要領改訂のポイントまとめ

神奈川県・神奈川県私立小学校協会

第1回目/全1回『研修会記録シート』

実施日
4月21日
合計時間
90分
参加数
20名
時間配分
研修内容
受講者のようす・感想
研修の感想・メモ
演習
(40分)
ヘッドアースモデルという天体の学習方法について、部会メンバーが発表した。体を使って、また理科室を太陽系に見立てて月の満ち欠けや星の動きについて理解する方法である。これについて、中村日出夫先生からご指導と講評をいただいた。
参加者全員で実習し、中村先生も参加者と楽しく体験された。大変すばらしい方法で、JAXAの教材として応募されてはどうかとお褒めの言葉をいただいた。
わかりやすい解説と実習で、ヘッドアースモデルの理論を習得した。今後授業用のワークシートなども紹介してより深めていくことが肝要。
講義
(30分)
JAXAの活動及び「かぐや」からの映像などを紹介していただいた。また、「とびだす大地」などの教材や日食観測のにかかわる「木漏れ日を撮ろう」などの取り組みを教えていただいた。さらには、月を調べる意義についても理解を深めた。
すばらしい画像は、写真のセミプロと言われる方も惹きつけた。7月の日食は是非学校でも指導し、観測を楽しませたい。
ヘッドアースモデルと日食観測がうまく結びついた。いい流れであった。
演習
(30分)
大気圧の考え方の1つとして真空状態を作って物が変化する様子を調べる方法を数点、身近な素材を使って実演された。種の飛び方が飛行体の構造を考える基礎になるなど、自然を調べ知り、それが科学を作ることになる楽しさとすばらしさを子どもたちに広めようというご提案をいただいた。
通常の状態と真空状態のマシュマロの比較実験は興味を持った。生物の多様性と生き方、繁栄の仕方が私たちの科学と結びついていることをもっと意識して、あるいは教材化していくと面白いと感じた。
中村先生の穏やかな語りや興味深いJAXAの活動報告によって、参加者みんなが充実した時間を共有することができた。

神奈川県・神奈川県私立小学校協会

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