教員研修

枚方市教育研究会小学校理科班 1月班会テーマ『”「はやぶさ」・宇宙へ夢をのせて”をテーマとした研究授業ならびに講演会』

大阪府・枚方市教育委員会

概要

全研修を通した趣旨

小惑星探査機「はやぶさ」が、「イトカワ」へ着陸し地球へ帰還したミッションを題材とした研究授業を見、さらに宇宙授業や「はやぶさ」のミッションについての講演を聞き、宇宙授業の意義・目的・授業方法などを研修する。

対象

枚方市内の小学校教員 120名

期間

平成23年1月26日

構成表

実施日
時間
形式
人数
内容
1
180分
授業
120名
”はやぶさと見る宇宙”の研究授業
 (枚方市立伊加賀小学校6年生児童33名、授業者:鈴木夏子)
講演
”宇宙授業で子どもたちに夢をー新学習指導要領と宇宙授業ー”
 講師:中村 日出夫
(JAXA宇宙教育センター センター長)
”「はやぶさ」・奇跡の帰還を成し遂げたもの”
 講師:西山 和孝
(JAXA宇宙科学研究所宇宙輸送工学研究系 准教授)

大阪府・枚方市教育委員会

第1回目/全1回『研修会記録シート』

実施日
1月26日
合計時間
180分
参加数
120名
時間配分
研修内容
受講者のようす・感想
研修の感想・メモ
研究授業
(45分)
「はやぶさ」の発射から地球への帰還にいたるミッションを題材とした”宇宙授業”

(参加児童:6年生 33名)
・ただ情報として「はやぶさ」の一連のミッションを見せるのではなく、映像はもちろん、クイズ形式にするなどいろんな工夫で子どもたちが興味をもって「はやぶさ」のミッションについて知ることができるように準備されたすばらしい授業でした。
・「はやぶさ」について詳しく知らなかったのですが、最後の燃え尽きるシーンでぐっときました。
「はやぶさ」の旅の様子や、宇宙の大きさを児童がイメージできやすいようにと、模型などの具体物や映像を用いた。児童の理解を助ける上で、効果的だった。
講演1
(60分)
”宇宙授業で子どもたちに
夢をー新学習指導要領と
宇宙授業ー”
・4月から始まる新学習指導要領の説明で、「生きる力を育む」「言語表現能力を重視した理科」といった理科の役割などがわかってよかったです。
・JAXAの宇宙教育の話を聞き、大変意義深く思いました。自らの生命の源である地球や、宇宙への関心を抱くよい機会になりました。
・「科学リテラシー」のお話が大変参考になりました。
理科教育の目的や宇宙教育の意義などを広い視野からお話していただき、宇宙教育のみならず教育そのものを大きくとらえ直すことができました。とても有意義な、いいお話でした。
講演2
(60分)
”「はやぶさ」・奇跡の帰還を成し遂げたもの”
・大学の講義のようでイオンエンジンなどの説明では少し難しいところもありましたが、全体的には具体性があり、わかりやすかったです。
・宇宙を身近に感じることができました。
・西山准教授がこられたのに、驚きました。次は、もっと専門的な内容を聞いてみたいです。アブレータの中味とか。
はやぶさ」のミッションに直接携わってこられたかたのお話だけに、説得力があり、また、テレビや本などでは語れない「生の声」が聞けてよかったです。イオンエンジンなどの運航で疑問だったこともだいぶ解決できました。

授業の感想・メモ

  • 地球への帰還を成し遂げた「はやぶさ」のミッションには、とても感動しました。ただ、今回の「はやぶさ」のミッションようなことでは、”学ばないと、本当の深い感動は生まれない”とも思いました。そこで、この感動をぜひ子どもたちに伝えたいと思い、「小学校理科班」のメンバーの力を結集して、宇宙授業作りに取り組みました。また、授業後にJAXAの方にご講演いただくことで、今回の宇宙授業をより深く捉えることができました。

大阪府・枚方市教育委員会

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