教員研修

授業力グレードアップサマーゼミ(5)テーマ『宇宙を題材にした授業を創る』

神奈川県・愛川町教育委員会

概要

全研修を通した趣旨

教員の自主的な研修の場と位置づけ、講義・演習をとおして授業力の向上に資する。

対象

愛川町と清川村の教員(希望者) 58名

期間

平成23年8月3日

構成表

実施日
時間
形式
人数
内容
1
240分
見学
58名
(1)施設見学:ロケットや小惑星探査機はやぶさ等の見学
講義
(2)講義:JAXAの概要及び宇宙教育についての講義
実験
(3)実験:ストローロケットや傘袋ロケット、真空ポンプ等の実験

神奈川県・愛川町教育委員会

第1回目/全1回『研修会記録シート』

実施日
8月3日
合計時間
240分
参加数
58名
時間配分
研修内容
受講者のようす・感想
研修の感想・メモ
見学
(60分)
・M-Vロケットや飛翔体環境試験棟、「はやぶさ」等を、説明と共に見学。
・めったに観ることができない飛翔体環境試験棟に足を踏み入れ、説明を聞くことができてわくわくした。
・専門的な話や裏話はとても楽しくためになった。
・日本の科学技術の底力を知ることができた。
・はやぶさの実物の大きさに接し、こんなに小さいのに宇宙に行って帰ってきたのかと感激した。
・学校からそう遠くないので、遠足等で子どもたちに見学させることも考えたい。
講義
(60分)
・JAXAの概要や宇宙教育についての講義。
・「宇宙教育」という言葉を初めて聞いた。様々な角度から宇宙を教材として扱えることを学べた。
・宇宙を身近に感じることができた。総合的な学習の時間に環境問題を、宇宙を切り口に行いたい。
・宇宙は、理科だけではなく、食育にも使えることがわかった。
・宇宙から観た地球の様子を題材に、水や空気の大切さ争うことの空しさを考えさせるなど、道徳の時間に生命尊重や人類愛をテーマに行えそうだ。
・JAXAがどのような機関なのか初めて知った。子どもたちに夢を与えるためにも、学校とJAXAと連携していきたい。
・貴重な映像や写真を駆使した説明が、とてもわかりやすかった。
・学校で子どもたちや保護者を対象に、こうした講義をしていただきたい。
・いただいた宇宙の写真教材をもとに授業を行いたい。
実験・演習
(120分)
・ストローロケットや傘袋ロケットの実験。
・真空ポンプを使った実験。
・地球と月の大きさ比較体験。
・3Dめがねを使った資料観察。
・子どもたちにも体験させたい楽しい実験ばかりだった。
・遠い世界のことと思いがちなロケットもストローや傘袋で身近に感じることができた。
・月と地球と、太陽の大きさや距離について、新たな認識を得た。
・ストローロケットの発射台や真空ポンプなどの実験器具を借りて、学校で実験を行うことを検討したい。

授業の感想・メモ

  • 参加者からとても高い評価を得た有意義な研修会となった。次年度以降もJAXAにお勤めの方々の協力を得て、引き続き研修会を開催させていただきたい。
  • 学習指導要領の改訂に伴う授業時間数の増加等、学校現場は多忙を極める。そのため、なかなかJAXAの教材や人材の有効活用にまで思いが至らない。しかし、こうした研修を積み重ねることで、学校現場とJAXAとの連携を深め、価値ある教育実践を図りたい。

神奈川県・愛川町教育委員会

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